( 亜光将軍 作画引用元 原泰久先生 作 キングダム第972話)
予想の前に、少し亜光将軍について…。
前回の考察編でも書きましたが、亜光将軍、真の漢であり、ここまで潔よい武将は、キングダム作中の中でもなかなか居ませんでした。
キングダムは歴史を題材にした作品ですが、その中でも、オリジナルキャラクターという立場でありながら、完全に史実ネームドのキャラクターたちよりも、武将としての在り方が、際立っていた漢だったと思います。
今までの数あるキングダムの戦闘シーンの中でも、彼ほど読者を熱く滾らせる男は居なかったんじゃないでしょうか?
当ブログでも何度も書いてきましたが、朱海平原戦にて、尭雲と馬南慈の直接戦闘で、たった一人で連中を抑止していただけでなく、反撃すらやってのけたことで、実質、亜光将軍が単独武力最強なのではないか?などという仮説で、なんども考察を重ねてきたことでしょう。
そう、神(作者)様とて、亜光将軍が強すぎるが為に、秦軍全体を戦略レベル、戦術レベルで、グダグダにするでもない限り、死なせることが出来なかった。。
そう脳内補完するくらいでないと、いまでも現実的に亜光将軍の死を受け入れることが出来ない思いが致します。。
亜光将軍は『…青歌の武力に対抗できなかった我ら将校の責任だ。』とおっしゃっていましたが。。
秦軍の80%は借り物の東北軍で、屈強な亜光兵とて、精々2,000人足らずしか、随伴出来ないデバフからはじまり…、
しかも、その東北軍と一度も合同演習すらすることなく、合流後、すぐに戦闘を開始しているわけですから、実際、今の秦軍は、まともな軍事訓練すらすることなく、ぶっつけ本番で合戦を始めている訳です。
これじゃあ、亜光や倉央がいくら頑張って、将校としての実力を発揮しようにも、流石に無理があり過ぎませんかね??
とは言え、しかしまあ…、
それと同時に、ここまで大ポカを重ねて続けてしまい、最早、“何処が名将なのか全く分からなくなってしまった史実キャラクター”の李牧と…、
そんな李牧と違って、“まだそんなに李牧ほど汚れてはいない”ハズの司馬尚に対して…、
今後も、キングダムが歴史バトル漫画として存続させるために、この二人に、敵としての何かしらの格付けを、与えてやんねーと、マズかったという背景も理解できます。。
そう、亜光将軍を討つでもないと、李牧と司馬尚は、番吾戦で勝つとは言え、手柄らしい手柄など、何も残らなかった。
いや?
別に私は、今さら亜光将軍の最後に、何かアヤを付ける心算など毛頭無いです。
消耗した先の結果とはいえ、まさしく趙軍武力筆頭の司馬尚との真向勝負で武将として、彼が最後を迎えたのは、これで良かったとも私も考えています。
むしろ、そのためにも今戦では、趙軍の主力が青歌軍で、李牧は脇役になって静観しているくらいで、やはりヨカッタと思う。
それこそ、今更、精々フテイみたいな小物しかいない李牧の手の者に、亜光将軍が破れなどしたら、噴飯モノもいいトコロだからだ。
そして―、
最早、キングダム番吾編は、、もう見るべきものが残っていないだろう。。
亜光の最後が描かれたら、もうこれ以上の劇的な出来事など、ある訳ないじゃないですか?
例えばですよ?
今更、フテイのお仕事などどうでもよくないですか?
どうせ、100%失敗するに決まってるんですから。
他に何か、期待できる予想があるとしたら、キタリと壁が合体し、即時受精&2秒で着床。ヒョウ公の様に戦場で出産されて、戦場で無双するゼロ歳児、転生亜光の爆誕ぐらいしか、思いつきません。。
そう、転生亜光なら生後3分もあれば、フテイ程度を素手で撲殺するくらい造作もないハズです。
ほら、転生モノ、流行ってるじゃないですか、ここ数年。。
いや、真面目に予想するとしたら、手遅れ王賁がいつ出てくるかくらいか?
ではでは、今週もキングダム予想を進めていきたいと思います。。
キングダムネタバレ-王賁、対司馬尚戦力兼総大将代理で参戦
亜花錦にとっては元上司。
王賁にとっては、数々の薫陶を授けてくれた父親の右腕。
どちらも亜光にとっては縁の深いモノがある二人。。
王翦は倉央と共に、後方退避しましたが、、。
こうなったといっても、当然、前線の王翦兵まで一緒に逃げればよいという話になる訳じゃありません。
王翦を逃がすために、余計に奮戦する必要があります。
既に、朱色平原戦で死んでしまった麻紘、そして、亜光を欠いた王翦軍。。
ここからは、倉央と田里弥の大覚醒を得るまでが、次戦の邯鄲包囲戦までに、王翦軍勝利の為には必然となってくるのですが…、
対カン・サロ軍への抑止を作戦展開している田里弥が、無事に生き残ることが出来るのか?
同じく重症を負いながらも、最前線にる糸凌が生還できるかも、これからの王翦軍の軍力保存に重要にとって重要な問題になってきます。
しかし、それらの各論よりも重要になってくるのは、何よりも司馬尚の動きです。
司馬尚抑止にでた亜光ですが、、。
非常に残念ながら、今回、司馬尚の前に出るや否や、あまりに早期に決着を見た、司馬尚と亜光の戦い。
我々は、消耗した亜光では、僅か一合たりとも司馬尚を抑止出来なかったなどと云う、余りに悔しい現実を突きつけられた訳なのです。
でなんで、倉央にしても王翦にしても…、
せっかく、亜光を犠牲したと言っても、恐ろしいことに、ココからソッコーで、司馬尚本人と、なんか名前忘れたけど、その側近のやたら仕切ってくるジジイが、王翦を狩りに襲ってくるんですよね。。
あーでも、こう考えると、また改めてイライラしてきた。。
できたら、亜光に司馬尚の片腕ぐらいは折らせるとか、亜光が振るった矛の斬撃余波で、なんか名前忘れたけど、やたら仕切ってくる司馬尚の側近ジジイが真っ二つになるとか、それぐらい在ってもヨカッタだろ原先生!!
あー、次回以降の予想を書くつもりだったけど、なんか、今更、思いだし怒りが湧いて来たわ。。
そう! でなんで…、
先ずは、何よりも王翦が逃げ切るためには、フテイのお仕事とか以前に、亜光と戦っても、何故かダメージノーカンでピンピンしとる司馬尚の抑止を実現せねば、どーにもならん状況であるのが分かります。。。
だから、なーオイ??
そろそろ、いい加減に、早く出て来てよ王賁!!
お前の親父さ?
今回、包囲までされていても、なんか、考えが在って静観しているみたいな、振りしていたクセに、実は倉央に怒鳴られて、そこから子供扱い同然に連れてかれるとか、結局、エエかっこしとるだけで何も考えとらんかったような総大将だったワケよ!?
マジで、最早、王翦など、首が採られて総崩れになるくらいなら、いるだけ邪魔な存在も同然なわけで、秦軍的には、もう死ななければそれでよくて、早く家に帰れ!な状態なワケよ?
その為、今の秦軍は亜光を失っただけでなく、王翦も逃亡して、現場の総大将が居なくなったも同然なので、司馬尚を止めうる亜光の武力と、現場の兵を王翦並みに統率することが出来る奴がいないと、その王翦を逃がすことも、司馬尚を食い止めることも出来ない状況になっていることが分かります。
でなんで、ここからは王翦が居なくなった後の、秦軍の士気の総崩れ防止&司馬尚の武力抑止可能が両立することが可能な人材の登場が必要となれば、ヤハリ王賁早う来い早う来いって、読者としてもそうなるし、予想としても、この先、キングダム描きづらいと思います。。
ただ、倉央も王翦逃がすために居なくなっていますので、この点は、亜華錦に活躍してもらわないと、王賁とてカナリキツイ状況なのも事実。
一応、楽彰もカナリ亜光に痛めつけられている事も考慮に入れれば、王賁が登場して、ようやくやる気出した玉鳳軍も奮戦し始めてくれる可能性もあるので、ある程度、秦軍が撤退の体制が整うまで、全軍を持ちこたえさせる等の努力を見せてくれるのではないかと予想します。
キングダムネタバレ-どうでもイイ、フテイのお仕事。
どうせ、大方、逃げる王翦を捉える為に、最速雁門馬で、フテイが追撃態勢を整えてスタンバイしてましたって事でしょう。。
正直、ここまで来たら、李牧にとって、確実に王翦を討つ、あるいは捕える以上に、重要な事って、もう何も無いでしょう。。
青歌軍を信頼して、敢えて追加戦力にフテイとその軍3万規模を温存させていた理由は何か?となれば、逃亡した王翦を確実に捉える以外、答えがなかなか見つからないです。。
しかし、それだとどうでしょう?
仮に、李牧の手の者として、フテイによる王翦狩りが成功したとして、それだと、司馬尚と青歌に散々苦労させといて、自分が美味しいところを掻っ攫うみたいで、それはそれで、なんぼ青歌の連中がお人好しであったとしても、後で大きな恨みを買いそうな気がします。。
でも、この心配は無用だと思われます。
何故なら、どうせ1000%失敗するからです。
ま、王翦がここで死なないのは歴史がそうだからというのもありますが、このように必ず失敗する作戦に抜擢されるあたりのトコロに、フテイが、どれだけ李牧に厚い信頼を寄せられているか、如実に、双方の信頼関係を物語っているような気がします。
正しく“類は友を呼ぶ”と云いましょうか??
流石、コノ部下を選ぶアノ上司。
アノ三大天に選ばれる、コノ腰巾着と云ったトコロです。
そして、ある意味で見ものになるかもしれません。
これだけ趙軍にとって一気に有利な状況に傾いた今、逆に、これで、しゃしゃり出てきたフテイが王翦を逃してしまえば、どうなることやら??
青歌軍から見れば?
司馬尚からしてみれば?
『アレだけ、青歌軍に犠牲を出させておいて、何しゃしゃり出てきて、王翦を取り逃がしてくれてんだよ!?』
普通に考えてみて、青果軍からしてみれば、こんな腹立たしい気持ちになるのも仕方がないんじゃないか??
いや、王翦追撃に李牧がフテイを投入してきたとして、それは100万%で失敗することが確定しているのですから、ぶっちゃけ、『司馬尚以上に、王翦を更に追い詰めた恐るべき男フテイ』みたいな感じには、ゼッタイならずに…、
実際には、司馬尚の手柄を横取りしようとして、そのお陰で、寧ろ、王翦を取り逃がしてしまい、カン・サロにトイレでボコボコにされるフテイというのが、実際の落としドコロなのではないかと予想します。。
一応、僕の予想としては、王賁は対司馬昭抑止と王翦に残された全軍指揮の為に、王翦が陣取っていた本軍同士の主戦場に現れると考えているので、王翦を追撃するフテイにとっても、この点、遊撃軍である王賁が出てこないという、非常に、幸運に恵まれた状況になるかとは思います。
しかし、さらに重要なのはソコです。
倉央が王翦の側にいるという状況を加味しても、李信、王賁クラスの最強レベルの戦力が、王翦の側にいないというオイシイ状況であるにも関わらず、フテイはやはり失敗していまうと云うのが、李牧師匠の一番弟子である、フテイ兄のハズすことのできない、仕事大一番となってくることは間違いありません。。
李牧『李信は右翼に張り付けたまま、遊撃軍の王賁も亜光に代わって中央戦地に来たものの、王翦は単騎で逃げざるを得ない状況です。行きなさいフテイ、雁門場でいけば確実に王翦を捕えることが出来ます。』
フテイ『はい、わかりました李牧さま。』
で、カイネにエエかっこのセリフと共に絡んでから、現場に向かうフテイ。。
で、一時間後。。。
李牧『(ニコッ)フテイ、お疲れ様♡ さ、王翦は今、何処に捕えて来たのです??』
フテイ『に……、、、逃げられました。』
李牧『え?』
フテイ『に……、、、逃げられました。』
李牧『そ、それは…、李信や羌瘣が妨害に出て来たのですか??』
フテイ『え、いや、あの…、』
李牧『…じゃあ、王賁や亜華錦が出て来たのですか? それならまぁ、、』
フテイ『あー、まぁ、その、、お、王賁も、亜華錦も、…来ませんでした、、。』
李牧『え、ええええええ?? (;・∀・)…ま、まさかアナタ? あの状況で、ほぼ無防備の王翦を取り逃がしたと云うのですか!? な、何でそんなバカな事に?? いや、それよりマズイです! 後で、司馬尚やカン・サロなんて言われるか!?(汗)』
フテイ『ファッ!? ええええええッ!?』
李牧((;´∀`))ガクガクガクガクガク
フテイ((;´Д`))プルプルプルプルプル
司馬尚に激詰めされる未来を案じて、狼狽する二人。。
合戦が終わって、本陣に戻ってくる司馬尚たち。
司馬尚『李牧は何処に行った?』
カイネ『え?さ、さあ? 厠に行ったきり、それから私は見てませんが。。』
ガタンゴトン…、
ガタンゴトン…、
王翦を取り逃がしたミスともなれば、司馬尚の激怒を恐れた李牧とフテイは、夜行に乗り込み作品から姿を消すしかないでしょう。。
そう、亜光が戦死を遂げたトコロで、亜光自身が語っていたように、実際それが、李牧とその一味が、優秀であったなどという話には決して繋がらない。。
後は、本当に頼む王翦。
どうせアンタは助かるんだから、頼むから、みんな大好きだった亜光が命を懸けたぐらいに相当する、名将として、復活を遂げてくれ。。
これはマジな願いだ。。
もう、開戦以前からヌケヌケの設定で、明らか秦軍に本気出させない、マトモな作戦すら立てられなかった番吾戦は諦めるしかない。。
亜光が死んでしまった今、番吾戦キングダムは、言っちゃ悪いが、後は消化試合みたいな感じになっちまったよ。。
まあ、前半で書いたけど、王翦はアレだけど、王賁の活躍次第では、亜光の死も無駄ではないかもしれない。。
其処だけは期待を捨てずに、休載期間を待とう。。
- キングダムネタバレ最新792話 以上 ―
次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。
皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。