( 扉絵 作画引用:原泰久先生 作 キングダム第689話 )
お喋り肉饅頭のせいで全く話が進まない。
信も信で、こんなヤツ説得する必要なんて微塵もなくて、語るに足るような相手でもないだろう。
岳白公の剣を使った戦い方も、るろ○に剣心の四乃森 蒼紫と、まァ全く一緒。
神(作者)様的に、それが元ネタなのかもしれない。
仮にそうだとしても、元ネタが美形キャラだけに、完全下位互換だこの偽仏。
信には『しゃべってないで、サッサと殺してやって。』と言いたくなるないようでしたよ、今回。
ましてや、合併号乗り越えて之っすよ。
しかも、来週は休載だし。
休載…、
ハァ、また休載か…。
もう、作品の内容よりも、何でこんなにお休みの方が多すぎるのかが、気になってくるんだけど。
キングダムネタバレ-我呂へのダメ出しが酷い。
扉絵の兵士たち。
崖下なので、彼らは羌瘣隊の皆さんでしょうか?
乱戦シーンは、兵員が多いので確かに描くのは大変そうです。
特に、放射線で突進感をだしてくれているので、合併号明けで、神(作者)様、気合はいっているな!などと、思ってしまいました。
この時は…。
信と岳白公の戦闘は続きます。
躍動感ある動きの信と、サイドステップを踏む岳白公。
一撃を止めた岳白公は、ここで蹴りを信に見舞います。
続けて、攻撃を放つ信ですが、ここでも剣での受けと同時に、イイ確度のハイキックを放つ岳白公。
二度続けて同じ攻撃を受けた信ですが、この岳白の戦い方の変化について周囲で見ていた崇原が気づきます。
同時に、岳白公の動きに間が空けば、側近軍の閃叫の騎馬兵まで信を襲います。
どうやら、我呂たち騎兵団でも、この連中を持て余してしまうようです。
ってゆうか、我呂たちめっちゃ少なくない??
騎馬隊なら、『助けて楚水さ~ん!どこにいるの~!?』などと呼んでみたくなります。
そして、この状況なので、崇原としては、なんとは歩兵隊のみでも信の援護に回りたいところです。
敵兵が一騎打ちに乱入するならと、飛信隊側の歩兵も、勝負関係なしに岳白公の周囲に侵入してきます。
しかし、流石にここはモブの運命。
俊敏なる岳白公の剣の餌食されてしまいます。
崇原『ひるむな、とるぞ!!』
仲間に続いて、岳白公に向い、突撃体制をとる崇原。
信『止めろ崇原!お前にまで死なれちゃ、この先、隊がやっていけねェ!!』
崇原『その前に、お前が今死ねば、飛信隊はここで終わるんだぞ!』
信『だから援護に回って助けろ、あとは俺がこいつをぶった斬る。』
さすがに、ここで統制なき乱戦になってしまう前に、信が崇原を制止しました。
ここで双方、戦いの流れが一旦止まった様子が見られます。
だもんだから…、
肉饅頭が、勝手に再びお喋りを始めてしまいました。
キングダムネタバレ-今週もスピーチが多い岳白公
岳白公『フッ、随分と隊内の情が熱いのだな…、(中略)…戦場での“結束”“友情”そういう快楽が在るからこそ隊は成長する。』などと。
尾平『快楽?』
せっかくここで信がスルーしているのに、尾平が聞き返してしまったので、岳白公はさらに続けます。
岳白公『そう、快楽ですよ…、(以下略)』
だめだ、聞くに堪えねェ。(笑)
岳白公にとっては、これは娯楽かもしれないが、読者にとっては全校集会で聞かされる校長先生のスピーチ以下だよ。
完全に偽仏の説教タイムじゃねーか。
コイツの言っていることはペラッペラ。
内容的にも、キングダム序盤で王弟生協(成蟜)や、合従軍編でのマンゴー(万極)、ついでに政と呂不韋の舌戦でのやり取りで、すでに読者的には腹一杯の内容だよ。
多分に、岳白公の口から聞かされるにしても、読者的には『お前に天下論や国家観なんか求めてねーよ。』といったところが率直な所ではないでしょうか。
信が、岳白公の語るに足りぬ様を見て、がっかりしているのがよく分かります。
信『やっぱりてめェには、がっかりだ岳白。人のこと侵略者と言う割には、お前から“怒り”を感じなかった。』
『俺たちが侵略者っつーのは否定しねェよ、まさにその通りだ…、だがお前みたいに能天気に戦ってねェよ!』
ここで啖呵を切った信、ですが…、
しかし、その分また岳白が、喋り返してきます。
もうだめだ。
『頼むよ信、そいつに何か言い返すのもう辞めてよ。』と心の底からお願いしたくなりました。
いや、マジで会話が不毛だから。(泣)
結局、ここで岳白は信に言い返されただけ、自分の戦歴と謎の扈輒語りを交え、「私は世の中を受け入れました。」という個人の感想を述べ、再度、信に戦闘を仕掛け始めました。
もう、この内容の部分は、つまんないので割愛します。
我呂まで崇原にダメ出しされるほど、弱いコトになってきているのが悲惨だからです。
何でいつの間に岳雷さんまで、消息を絶っているんだよ。
個人的に、何故、神(作者)様が折角の史実キャラである扈輒さん本人に全くのスポットを当てずに、こんな急造オリキャラ描画のために力を注いでいるのかが全く分かりません。
どれだけフィクションといっても、そこは最低限歴史漫画なのですから、歴史上の事実や英雄達がどう演出されて物語が展開されていくのかが、歴史漫画読者にとってのツボとなる部分であるハズなのですが…、
最近のキングダムはこの岳白公に焦点を当てすぎているがために、そもそも中華戦国時代を描いた作品なのかどうかすら、全く分からなくなってきています。
そうこうしているうちに、再び信の苦戦が酷くなってきて、岳白は『深く考えて一緒、私も大いなる営みの一部』などと語りだし、少し自分に酔い始めています。
まあ事実、信が苦戦している以上は、岳白さん、強いは強いんだと思います。
でもどうなんでしょう?
今後も、このノリで、ホウケンや李牧の強さを超える敵を、神(作者)様は長期連載の中で、量産することが出来るのでしょうか?
戦いの動機など中身も伴った状態で?
カナリしんどいでしょうよ。
それこそ更なる秦軍側の“サゲ要素”が無くては成立しません。
そのウチ、酷いハンデで戦闘をせざると得ない、秦軍キャラが増えてこないか心配です。
極端な例だと、食中毒に罹った状態で戦わなくてはならない王賁や、虫歯で矛を持つ手に力が入らない状態で戦う信などが描かれてもおかしくないでしょう。
信『(岳白を)認めねェ!』
岳白『こういう場合、どちらが正しいかの決め方をしっていますか?』
信『勝った方に決まっている!』
岳白『その通りです!』
うん、いままでのページ要らんくない!?
キングダムネタバレ-岳白の拳法
武器は防御用途に徹し、拳と蹴りでダメージを与える。
そんな描写が見開き分2ページにも渡って続きます。
今週の後半から、岳白の動きは上記の形に徹しているのですが、これって致命的な弱点がある戦闘方法です。
それは、1人の相手を仕留めるのに、時間がかかりすぎるという点です。
こんなん、普通に信側が集団戦法を仕掛けてきたら負けます。
しかも、信は、キングダム連載初期の政暗殺編で、堅仙や号馬などの体術の達人集団である暗殺者達を難なく惨殺しまくっているのに、どこに岳白公に後れを取る要素があるのでしょう?
しかしながら、何故か一歩的に岳白公にボコられまくる我らが信。
それと同時に勝負の心配よりも、依然、不可解な気持ちだけが、一方的に膨らんでいくのが大多数の読者ではないでしょうか?
信『くッ、クソ!奴の剣術で守られたら俺の刃は届かねェ、かといって拳や蹴りじゃ勝ち目がねェし…。』
信は弱気にこそなってはいませんが、ここは岳白公を倒すためには思案が必要です。
上記の通り、岳白公の動きは、ここに来て一定のパターンに固定化されています。
剣をずっとピュンピュン振り回しているのは、間合い取りと受けの予備動作の為でしょうか?
ここで信は、何かに気づき始めます。
今なら岳白公は剣で受けて、蹴りで応酬してくることが分かっています。
ならば、信もまた後の先を取ることが可能!
尾平に目配せした後に、飛び出す信。
岳白公の動きは完全に予想通り、咄嗟に、剣で岳白公の脚を受け止めた信。
信の腕も自分の刃を当てたために、けっこうザックリ切り込み入っていますが、岳白公の脚には直に剣が食い込んでいます。
岳白公の脚を止めた信は、尾平に呼びかけ、尾平と昂君が即座に王騎将軍の矛を投げます。
やはり巨漢戦士は脚部破壊がセオリーだ。
次週、脚のケガをした岳白公…、
『フフフ、やはり私の脚を破壊しに来ましたね。こんなこともあろうかと…、』などと言って、あらかじめ用意していたキャタピラを装備して、ガンタンクの姿になってまで戦うとか勘弁してくれよ。
頼むし、再来週で成仏して。
― キングダムネタバレ最新689話 以上 ―
次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。
皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。