( 岳白公(※弓矢兄弟の的) 作画引用:原泰久先生 作 キングダム第678話 )
毎回以上に秦軍サゲがひどすぎる。苦笑
いや、ここまで秦軍の損害が大きい戦いはキングダムが始まって以来ではないでしょうか。
一番酷かったのは、開戦時は桓騎中央軍が8万(参照:676話ラスト)で始まった戦いだったのが、今回で何故か、桓騎軍は全軍で8万という規模に修正されていることです。
一体、何があったんや?
いきなり桓騎中央軍で4万もの兵が消滅したんか!?
神(作者)様が連休中に『もっと、少なくした方がヤバい感じが出ていいかな?』とか思いついて修正したのでしょうか。
どっちにしてもテキトー過ぎんだろ。
そして、桓騎が一番やる気がねーwww
ではでは、今週のキングダムも振り返っていきましょう。
目次【本記事の内容】
1.キングダムネタバレ-馬印さんっていうんだね。
今週の冒頭は、飛信隊に摩論からの伝令がやってきた直後の回想からスタート。
確かに、スグに出立して、戦況は道中話すってことでしたよね。
で、摩論の使者が話す、開戦配置を見てビックリしましたよ。(笑)
右翼軍、雷土さん、兵力2万
中央軍、黒桜さんとリン玉さんで、兵力4万
左翼軍、王賁率いる玉鳳とその他寄せ集めで兵力2万
って、ちょちょッちょッ!?
え~? 前回まで桓騎ファミリーで固める中央軍だけで8万みたいに描いてたんやん~。(汗)
という事で、秦軍はコチョウさんの手ではなく、あっさり神(作者)様の手によって兵数処理を掛けられて、イキナリの大ピンチの様相を呈しています。
摩論の使者の話でも、各所で敗戦がつづいていることが分かっており、この時点からの昨日でも、中央軍が分断され、本陣すら危うかったことが語られています。
しかも、使者の話では、大将の桓騎すらどこなのか分からない程の不利な戦況みたいです。
で、それはそれで飛信隊の合流先である左軍の玉鳳の様子も気になります。
信が使者に聞いてみたところ、その左軍の損害もことさら激しいようで、曰く、『やられ過ぎてどうなっているか分からん―。』というレベルであることが語られます。
正直、軍としての固まりすら粉砕されて、どれくらい兵力が生きのこっているかも計測不明の状態であることまで語られています。
王賁が生きているかどうかも分からない状態ですが、飛信隊はその一番酷い戦地である左翼の影丘に向うことになります。
一応、ここで桓騎軍の使者から、摩論からの伝言が伝えられます。
一瞬、間を置いて、使者が語りだしたのは…?
使者『大紳士、摩論です。二ィ』
信 『てめェ!ふざけてんのかぶっ殺すぞ!!(怒)』
使者『すまん💦まず絶対にやれと言われていて…。』
…とまあ、今回の話の中で、唯一ホッコリさせてもらえた場面です。
黒羊戦の頃は、信に向って処刑するだの、腕を切り落とすだの言っていた彼ですが、ここに来てキングダムの脇役特有の愛着感がでてきましたよ、彼。(笑)
で、そして、摩論の具体的な伝令内容はというと、この苛烈な戦況を覆せるのは左翼戦線だけであるという事。
そして、影丘は敵軍から見ても“絶対に抜かれない”と信じている場所であるがゆえに、ある種の隙があることが言い伝えられます。
河了貂としても、摩論の伝令の意味は分かるモノの、じゃあ実際にどうしろってんだよ!?的な感じでしょうか。
飛信隊が、必ず影丘を抜いて、コチョウ本軍を脅かすことが言い渡され、河了貂の心配を置いて、信はこれを快諾。
信『桓騎と摩論に伝えとけハゲ伝令。』と口悪く返事をします。
ここで、“ハゲ伝令”と言われたことがカンに障ったのか?
すかさず、『俺は摩論一家の馬院だ!』と名乗る使者さんですが、最後の最後で名前が明らかになりました。
うーん、今回は桓騎軍かなり苦戦しているので、ここで馬印さんが殉職されたら、ちょっと可哀そうな気がします。
2.キングダムネタバレ-まったくやる気なしのお頭
一方、現在において、ようやく秦軍の大将である桓騎の姿が描き出されました。
確かに、馬印さんが言っていたように、本陣がヤバかったとのことからなのか?
恐らく戦地からかなり離れた森の中に、およそ本陣とはいいがたい、簡素な天幕を張っただけの休憩所!?
そんな場所に桓騎はいました。
しかも、桓騎の他には、参謀とかじゃなくて、桓騎の身の回りの世話をするためだけの女の子数名しかいません。
いや、マジでピクニックでもしに来ているみたいです。
つーか、女の子らもこんな劣勢で、下手しても下手しなくても、桓騎と一緒に趙軍に殺されてしまうかもしれない恐怖の中、桓騎の身の回りのお世話にをするなんて、思ってもみなかったでしょう。
軍属でもなさそうな女の子たちですから、『もう早く帰りてーよ…。』などと思っているかもしれないです。
で、そんな桓騎の前に摩論が登場。
実際に、今回は合戦の指揮とっているのは摩論なので、各地の戦況を報告しに来たようです。
先日、分断された中央軍、敵は数の少ないリン玉の部隊を殲滅に出てきている様子が語られます。
黒桜も陣地に攻撃を受け、軽い負傷を負っています。
同時に右翼の雷土も奮戦しているものの、既に右翼軍自体がボロボロの様です。
ここまで摩論の報告を聞き取って、落ち着いて飲み物に口をつける桓騎。
『―で、他には?』と、摩論の言外に対して、さらなる情報を求めます。
摩論『言い知せが1つ、飛信隊が左翼に入ったと、私の予想より半日近く早く到着しました。』
摩論としても、今まで敵の目に触れてこなかった部隊である飛信隊、もしも今から戦況を打破できる可能性があるとしたら、そこに賭けるしかなさそうです。
桓騎はただ短く、『フッ。』と薄笑いを浮かべるのみ。
今回の戦は、基本的に摩論が戦線の指揮を執っているのは、これまで語られてきた通りですが、飛信隊の投入に関してのみは、どうやら桓騎の意向が加わっていることが読み取れます。
この点、桓騎の薄笑いは、絶~対に勝利への確信とかではないことくらい、キングダム読者であれば、理解できることかと思われます。
むしろ、これって『飛信隊もココで早く死んでしまえwww』みたいな意味での微笑なんじゃないでしょうか?
いずれにせよ、ここまで来たら、桓騎がまともに戦って勝つ気が無いのは明白です。
桓騎としても、『だいだい、勝手に六将とか言ってっけど、俺は中華統一とか興味ねーから。あーマジムカつく。』とかそんな気分で戦っているのでしょうか?
今戦でまだ全く描かれていない、ゼノウ一家やオギコ、それとも全く軍団の影すら描かれていない楊端和軍との連動など、まだ桓騎の隠し玉が残っているという事ならばいいのですが、この点、次回に向けたさらなる予想で楽しみたいトコロです。
3.キングダムネタバレ-不自然なまでに弱い玉鳳
王賁が“かませ”にされている様でこれは残念です。
飛信隊が到着した先の影丘。
そこでは、信たちが到着した先で、すでに粉砕されて部隊の跡形も全くない状態で、打ち倒された敗残兵たちが個別にトドメを刺されまくっているトコロでした。
どう見ても合戦後の後処理。
田永が『あの玉鳳が、ぜ、全滅?そんなバカな…。』と驚愕している様子です。
地形の全貌こそ明かされていませんが、大まかに見てみると、飛信隊が到着した地点が崖になっていて、趙軍側の陣地も広い範囲で、高所になっている様子が分かります。
必然、攻める側がその間の低地から正面攻撃することになるワケですが、どうやら敵側の台地がかなり広い範囲で高所を確保することになる形状の地形の為に、殆ど城攻めをしているような形になってしまう地形であることが読み取れます。
確かに、これは攻める側にとっては厳しい地形ですね。
信が前方に何かを発見。
同じく、趙軍も飛信隊の到着を確認しました。
趙軍側に陣取っているのは、三白公が一人、岳白公でした。
なんでしょう?
この様子を見ると、趙軍全軍24万というのもハリボテみたいな数字であるように、感じるのは私だけでしょうか?
兵力はアホ程ある趙軍ですが、地形的にも有利であるがために、こんな風に、お互いに目視できるような距離に大将が陣取っている辺りの“ユル設定”が秦軍の勝機に繋がるのかもしれません。
今回の秦軍サゲも酷いですが、弓矢兄弟が頑張ればどうにでも出来そうな気がしてきました。
なので、な~んとなく岳白公が死ぬ様が想像出来てきました。
王騎将軍ほどのイメージとは少し違い、風貌からもおっとりとした印象の敬語で話す岳白公。
岳白公『おやおや、また死体が増えて後処理が大変ですね。』と、参上した飛信隊をみて語り始めます。
そして、コチョウさんの顔にもくっついていましたが、岳白公も額と顎に宝石かピアスが何かがインプラントされています。
飛信隊は作戦とか兵力関係なく、この二つのピアスを弓矢兄弟が打ち抜けばいいんじゃないか?
“ブスッ!“
”ドヒュ!”
それで、この戦は終了なんじゃないか!?
そんなぞんざいな想像を搔き立ててくれる顔をしている岳白公。
やはり、キングダムらしく敵軍は大軍でアゲアゲにして、趙軍が勝てるはずの戦だけど、何故か大将が狩られる体にもつれ込んで、秦軍勝利という“型”がここでも見えてしまったような気がします。
で、肝心の玉鳳と王賁はどうなったのでしょう?
河了貂が信に慎重を期するよう進言しようとした先、信がここでも何かを発見しました。
曰く、『玉鳳は全滅していねェ!』
趙軍側の崖の下に引き付けられて、背後を包囲されている玉鳳。
王賁はというと、今回の扱いは特に酷いです。
具体的な経緯も抜きに、イキナリ気絶した状態で登場。
番陽が『賁様!』と繰り返し叫び、『目を開けて下さい!』と呼びかけています。
現場としても、王賁が気絶っつーか、単純にダメージが大きすぎて戦闘不能の状態で倒れています。
そこに、番陽たち最後に残った側近が、円陣を組んで辛うじて持ちこたえている状態で描かれ始めました。
魏火龍戦やら尭雲軍戦で、あれほど臨機応変な兵団運用を見せていた王賁が、最初から危険な地形であると分かっていたハズの今戦で、何がどういう経緯でここまでボロボロにされたのかが理解できないのですが、兎に角、今回の王賁の扱いが酷いという事だけは分かります。
地形に加えて敵の兵力が大きすぎて、王賁たちも敵わないのは分かるのですが、あの王賁が撤退やら後退の判断すら出来兼ねるほどの状況になるというのもかなり想像しにくいです。
桓騎からの厳命があったという事もありえますが、これも、当事者が王賁だけに、上官の一面的な命令に拘束されるがまま、軍力の保全も出来ない将軍となるのも無理があるように思えます。
ましてや、亜花錦や関常もいるのに…?
そんな中、一人の玉鳳兵士が、飛信隊の援軍に気が付きます。
飛信隊でも、僅かながらに、まだ戦闘を継続している集団が複数いるのを確認することができたようです。
また、既に敵の包囲に掛かっているので、飛信隊の手前にも趙軍がいる状態になっています。
この中から、どうやって友軍の救出を図るのか?
その時、奇跡的にこの広大な戦場で、信の目は王賁の所在を掴みました。
信『左奥に王賁がいる、行くぞ!』
飛信隊はまだ全軍が到着していませんが、趙軍も援軍の登場に隊形を整えているワケでもありません。
信のこの一瞬の判断が、王賁を救い、左軍に勝利を呼び込むのでしょうか。
― キングダムネタバレ最新678話 以上 ―
次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。
皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。