( 守兵不在?の赤麗城 作画引用:原泰久先生 作 キングダム第712話)
赤麗はほぼ間違いなく空城でしょう。
なんなら李牧としては、宜安ですらほとんど防衛戦らしい戦いなく陥落させるつもりだと予想します。
李牧の作戦は自軍の情報を一切与えない事。
何故なら李牧にとっては、これは守る為の戦いではなく秦軍を狩る為の戦いだからです。
でなんで、宜安や赤麗そのものがどうなろうとどうでもイイ。
秦軍に、膨らまし切った風船ガムの如く、閼与から宜安まで伸びきった進軍経路を作らせて助ける事も逃げる事も出来なくさせること。
山岳地帯に入った秦軍の皆様は、もう既に李牧の予想通りの行動規制にハマった状態。
まぁ、そもそも、なんでこんな李牧の都合に合わせた進軍を王翦と桓騎がやっているのか未だに謎なんですがね。
趙王の退路遮断という、邯鄲を落とした後の取らぬ狸の皮算用が出陣理由の王翦。
アーンド!
あくまでも、その取らぬ狸の皮算用に過ぎぬ懸念に対して、現状の14万人から、当初の予定動員数が現状の二倍以上と云うスーパードンブリ勘定を以て大戦略などと宣う昌平君。
もうコレは、王翦と昌平君が二人揃って内部から秦軍に大打撃を与えて、さっそうと裏切る準備をしとるだけなんじゃないか?
そういう斜め下の予想が頭をもたげてきてなりません。笑笑
2人ともわざと秦軍が負けるようにしとるだろ!笑笑
ではでは今週のキングダムも振り返って行きましょう!
キングダムネタバレ 落としても痛くも痒くもなんともない宜安
閼与の王翦ファミリー。
北上した合流軍は14万人と報告を受けます。
田里弥『やってやれぬ数字ではない。ただし当初予定の半分以下、際同どい戦いになってしまった…。』
だったら最初の倍以上の戦力は何を想定して集めた動員数なんだ?
イキナリ突っ込みを入れたいモードから今週もキングダムはじまります。
倉央が自ら1万を率いて援軍を希望しますが、王翦は待てと命令します。
はい、ここで今戦及び今年までもが、予想通りに動かぬ王翦ということで確定いたしましたw
つーか、様子を見るも見ないも、軍団が復活したたらスグに出陣するって話しだったじゃねーかよ?
それも本軍が閼与で半数になってからの判断であって、さらにその後の援軍20万すら1/4になっているワケだから、そもそも当初の動員計画もなにもあったもんじゃねーだろ!
そんなアホアホな状態で、桓騎軍は秦軍未踏の趙東北部へと侵攻していきましたww
これ、先に考察を言っちゃうと、趙軍にとって宜安など他の拠点から離れていて、別に敵に陥落されたところで痛くも痒くもなんともないような所なんだと思います。
だいたい、作品を読んでいて改めて不可解だと思う所は、王翦も蒙恬も河了貂も田里弥も…。
ロクに宜安周辺の地理やら兵力やら綿密に調査しているわけではありませんよね。
多少事前に報告を得た描写があったのですが、その調査内容も徹底的なレベル自信があるわけでもないがかかわらずにですよ?
何を根拠に14万人で陥落できると?
更に云うと、陥落した後も周辺一帯を維持できると判断できたのでしょう?
当初の目的の通り、宜安を北辺にしてそのまま王都圏丸ごと包囲するのが目的なら、その包囲戦線にどれだけ維持兵力が必要なのか?
それとも既に趙軍には残存兵力など殆ど残ってないとの算定で決戦判断を下したのでしょう?
いろんな意味でグダグダ過ぎますな。
で、秦軍中の現場はどうでしょう?
おもむろに飛信隊の尾平が状況の変化に気が付いてきます。
尾平『なんか景色が変わってきたな、山々がだいぶ険しく、ちょっとす涼しくなってきた。』
河了貂『この辺りは視界が悪い、奇襲があるとしたらこの辺だぞ!特に右方には植巴という小都市がある。警戒しろ!!』
険しい山々なんぞ、それこそ雁門騎馬隊にとってオイシイ地形設定ですね。
雁門騎馬隊が強くなるとすると、シュンスイやカイネはともかく、その結果としてフテイまでが調子に乗って迫って来るかもしれません。
なんだか想像するとイライラきます。
羌礼がふと、空を見上げてみると彼女には昼間なのに星が見えるそうです。
それも不吉な星の並びで。
さて、同時に他所でも羌礼と同じ不安を感じ取っている従軍者が出て参りました。
壁軍に派遣されているナジャラ族の勇者たちです。
族長のイアリエなる者が壁に進言します。
曰く―、
『嫌な風がずっと吹いている。閼与を出た時から占いも良くない。このまま進むと全員無事には帰れないよ。』
壁『なッ!なんてことを言うんだ!』
などとマジレスする壁にイアリエ族長はナイス提案。
壁に、従軍している長老と一緒に、ナジャラ族の魔払いの儀式に参加するよう要請しています。
壁『え?長老? 魔払い??』
一方、飛信隊を率いる信―、
『ん?』
ナジャラ族『アンミノサン!!』
ナジャラ族『亜!!』
ナジャラ族『アンミノサン!!』
ナジャラ族『亜!!』
ナジャラ族『コマ―!!』
ナジャラ族の皆さんは、『アンミノサン』と言っていますが、ついつい『アミノ酸?』それとも『あの、皆さん?』などと言っているように訳してしましそうです。(笑)
信『ギャハハハハハ!何やってんだよ壁~~ww』
信に儀式参加の様子を発見されてしまった壁。
壁『笑うな!これはナジャラ族の神聖な儀式なんだぞ!』と、真面目な壁はここでも丁寧なマジレスを信に示します。(笑)
ナジャラ族『壁将軍!まだ終わってないよ!集中!!』
ナジャラ族『将軍集中!!』
注意を促される壁。
河了貂まで『ちょっと何やってんの!行軍が乱れて…、へッ壁!? 何やってんの!?』とビックリです。
しかし―、
羌瘣『そんなに笑うな、アレはちゃんとした魔除けの祭りだ。』
羌礼『何なら隊長も入れてもらってこい。この戦なんか怖いぞ。』
と極めて冷静なリアクションを示す羌族二人。
ナジャラ族に対して敬意すら感じさせてくれます。
羌礼に参加を提案された信ですが、魔除けなどではなく自分たちの力で敵の抵抗を打ち砕くとの心意気を語ります。
とは言え、ギリギリのトコロの運の重要さも語る羌礼。
羌礼も、小気味の良さですっかり飛信隊に居場所を構えたものと思わせてくれます。
さて、運の良さ以上に、今は行軍中の敵襲に備えるを一番と考えるのが河了貂です。
未踏の地で、どの程度の趙軍の抵抗を受けるのか?臨戦態勢で進む必要があると語ります。
河了貂の言う通り、趙北部に深く入った桓騎連合軍は敵の急襲に備えながら、さらに東に進み―
その結果、河了貂たちは警戒しつつも、桓騎軍は宜安まであと2日程度の距離まで接近することに成功します。
しかし、安堵することなく、斥候を放っていた河了貂。
那貴を中心とした斥候部隊が先行しています。
ヤバそうな案件は必ず自ら動く那貴。
慎重に動く彼らとは別に、道中、趙軍の斥候殺しに狩られるリン玉隊斥候の姿を目の当たりしてしまいます。
那貴『ようやくか…。』
“斥候が狩られている”この情報を河了貂に伝えるよう部下に託し、自身はさらに先行して情報を探ります。
キングダムネタバレ-赤麗攻撃の為の軍議
摩論『正に奇跡!』
ご満悦の摩論ですが、どうやら合従軍時の秦軍みたく途中のどこの城も籠城して迎撃には出てこなかったようです。
お陰でほぼ無傷行軍の成功を果たした秦軍。
秦軍の諸将から見れば、敵が連携して防衛線を張る前に速やかに侵攻を果たせたかのように見えます。
河了貂の分析でも、恐らく敵は本当に手出しができなかっただけある以上に、仮にそれが敵の作戦であったとしても秦軍が無傷の大軍である以上、それも失策であったと論じます。
ただ一つの問題を残して―。
それは繰り出した斥候がほぼ全員狩に遭っていて、情報が全く手に入っていないこと。
これはどうやら飛信隊だけではなく桓騎軍や蒙恬軍も同じ状況の様です。
河了貂や摩論たちは無傷の秦軍を喜んでいますが、情報がここまで遮断されている時点で、かなりリスクが拡大していませんかね?
斥候が狩られまくっている時点で、“敵側に見せたくない何か”が在ることは確実なのですが、どうやら摩論も河了貂も、そこまで考えが及ばないようです。
さて、このように行軍を進めた進軍ですが、ここからは具体的に宜安をどうやって攻略するかについて軍議が進んでいきます。
宜安のすぐ近くには赤麗なる小城が存在していて、先ずは本命の宜安陥落の前に、このあまりに近接した小城だけは落としておかなくてはなりません。
これは蒙恬も同意見で、摩論としても野営のままで宜安を落とすより効率的であると賛成します。
河了貂の提案で、宜安本戦の前に軍力全体を温存すべく、飛信隊独力での攻略を提案します。
しかし、コレに待てを掛けたのが蒙恬です。
この点は河了貂と違い、飛信隊ではなく壁将軍に赤麗の攻略を頼めないかと返してきました。
その理由は、軍の特性。
楽華軍と飛信隊は独立遊軍としての特性が強く、斥候情報が封じられた今の現状となっていては、二軍とも温存しておいた方が賢明であるとするのが理由です。
一瞬戸惑う壁ですが―、
これに快く承諾を示す壁。
寧ろ、正攻法を頼む攻城戦では壁軍なら楽華軍と飛信隊よりも上手いと自信を示します。
そして―、
赤麗城攻撃の当日。
壁軍は赤麗を包囲します。
壁軍の外周で赤麗を傍じる羌瘣と羌礼。
羌礼『ん?何じゃあの城は…?』
どうもようすがオカシイです。
そりゃそうでしょうね。
壁軍がこれだけ接近しているのに、城壁には誰一人として姿を現していないのですから。
空城にして、秦軍の占領後に燃やすとかですかね。(笑)
― キングダムネタバレ最新712話 以上 ―
次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。
皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。