( 雷土 作画引用:原泰久先生 作 キングダム第676話 )
今回の兵力差は三倍。
いくら趙を強く見せなあかんからと言っても、今回も大きく差をデカくしましたね~。(笑)
こんだけの兵力と民間人が、この狭い王都圏にひしめいているのであれば、別に無理攻めしなくても、今度こそ、王都圏を正攻法で兵糧攻めしたら勝てそうな気もします。
すっぽり、北方も囲んで、穀倉地帯焼き払うとか?
んでも、秦軍は15年で六国制覇を成し遂げなきゃいけませんので、そんなノンビリとした方法はおいといて、サクッと敵の武将殺しまくって、一気に敵国王都の制圧を目指すワケですね。
今回のお話しの中心は、桓騎ですが、本人、一言も喋ってないのに、なんでこんなにカッコよく感じるのでしょう!
雷土さんは、昔話なんか語っちゃってますが、これがお約束死亡フラグで死なないでくださいね?
ではでは、今回もキングダム本編を振り返っていきましょう。
目次【本記事の内容】
1.キングダムネタバレ-今のところ連携の無い王翦軍
逃げ惑う、趙国王都圏の住民達。
秦軍が閉まって来ているもんですから、てんやわんやです。
なんだか合従軍編でも、逃げまくっていた秦国の民衆がいましたが、ほとんど意趣返しみたいな感じになっています。
いや、実際に秦が彼らから奪った領土には、鄴を中心として、ドゥンドゥンと秦人が移り住んできているワケですから、ホントに意趣返しと言えるかもしれません。
いっそのこと、町や城ごと秦に寝返ってもおかしくは無いくらいの状況なんですが、基本、キングダムの住人たちは、普通に逃げているあたりマジメなんでしょうか。
で、王翦軍の本陣です。
マジメと言えば、王翦軍の田里弥です。
どうやら田里弥が中心になって、軍議を進めているようです
扈輒軍15万出陣が桓騎軍に向けて立った報告をここで発表しています。
倉央『ハッハ、やはりな桓騎軍は前に出すぎていた。我らにとっては好都合だ。』
というコトで、前回に、摩論が語っていたように、扈輒が出てガラアキになったと思われる王都の前の、平陽、武城に到達するべく、期待を膨らませます。
既に、鄴攻め後に、復活を遂げた亜光もノリノリです。
しかし、そこにチョット待ったをかける男、田里弥。
田里弥『まて亜光、これはそんなに単純な話ではないぞ。』
というコトで、実は、扈輒軍が出払ったとは言え、平陽・武城の前は、必ずしもガラ空きというワケでも無いようです。
それなりに防衛線があるので、相当の損耗を考慮に入れなければなりません。
そして、扈輒軍そのものにも警戒が必要です、彼らとして、現段階においては、必ずしも桓騎狙いとは限らないので、平陽・武城に王翦軍が接近したのを見計らって、挟撃して来る可能性があるコトを、ここで示唆します。
亜光が、桓騎軍の様子を気にしていますが、こちらも今は単に、扈輒軍の迎撃態勢に入っている様子が語られているだけで、何処まで桓騎が、本気で扈輒軍と戦うかまでは、田里弥も見抜けているワケではありません。
普通に考えて。扈輒軍が接近したら流石に後退するだろう。という読みを吐露しています。
実際に、田里弥からすれば、桓騎軍が現時点で、しかも、影丘という不利な地形が重なる戦場で、扈輒軍と戦うメリットがありません。
それならば、寧ろ、扈輒軍をおびき出し。さらに王翦軍に平陽・武城を攻めさせて、取って返して王翦軍と戦った、扈輒の背後を狙うんじゃないのか?というのが田里弥の見立てであったりします。
さてさて、この場面からも分かる通り、六大将軍っつても、横の連携なんかは、今んトコロはゼロで戦っているワケですね。
個人的には、ソッチのほうに驚いています。
王翦としてはどう出るか?
王翦『しばし、このまま桓騎の動きを見る。』
というコトで、あっさりと王翦自身が、田里弥の読み以上に、『それ(桓騎の考えが)が、まだ分からぬ。』というコトを認めてしまいました。
これは、カナリ意外も意外でしたね。
個人的には“元白老コンビ”ということで、ある種の“阿吽の呼吸”に似た、連携作戦を勝手に期待してしまっていたので。苦笑
いや、マジで僕だけでは無しに、『桓騎と王翦には、ソコんトコ期待していたんだよ~。💦』という読者様、けっこう居たんじゃないじゃないかと思います。
しかしながら、ここにきて、王翦程の人物ですら、桓騎をこう評しています。
王翦『私をもってしても、考えがハッキリと読み取れぬ男、それが桓騎だ。』
うーん、策士家としては、これは最高のホメ言葉なんじゃないでしょうか!?
実際、後述しますが桓騎、ガップリと扈輒軍と対陣するワケなので、田里弥の読みとは全く違った顛末になるワケですからね。
それにしても、ますます桓騎と王翦、白老軍副将時代に、どんな感じの交流だったのか、謎に拍車が掛かります。
ある暮れの近い夜、大きな白い袋を背負った白老蒙驁将軍が、王翦の家にやって来て、袋の中から、捕獲されたての縄でグルグルになった若い盗賊を取り出した…。
ドサッ!
桓騎『フガフガッ!?』
白老『フォ、王翦?コイツと最強の軍団を作り上げるのじゃ。』
それが桓騎だった!
王翦『…。』
とかいう…、そうゆう話ではないですよね。
2.キングダムネタバレ-李白と公孫龍で扈輒アゲ
李白に公孫龍!?
久しぶりです。
すっかり古参キャラの登場には、少しうれしくなります。
公孫龍に至っては、バジオウに右手を切り落とされたのですが、将軍としては健在なのでしょうか?
なんか平服っぽいんで、実は引退してて今は文官やっているとかだったら驚きです。
さて、李白のほうですが、平陽・武城付近の領域強化に出陣する直前だったようです、もともと李牧が居た頃から強化されていた地域なので、おそらく、今となっても現場ではカクカイの指示などではなく、李白らのベテラン武将と李牧との間に残された作戦方針に従って対策が取られているに違いありません。
だって、そういう風に考えでもしなかったら、何で、李牧が居らんのにこんな秦軍が苦戦しとんねん!?って、気になって仕方がないですよね。(泣)
さて、そんな二人ですが、こちらでも桓騎軍と扈輒軍が接近しつつある情報が降りてきているようです。
戦線に向かう、李白に桓騎の恐ろしさの再確認を促す、公孫龍ですが、ここでそれに反して、扈輒将軍への信頼で答えたの李白です。
李白『秦軍こそ扈輒将軍を侮っている。』
でも、んんん( ,,`・ω・´)?
李白、チョット待って待って。
多分、まだ誰も秦将が扈輒将軍をどうこう語った場面は出て来てないよ?とフォローを入れたくなります。
実際に、摩論なんかビビりまくってますやん。(笑)
これは多分、アレでしょうね。
李白も非常に久々の出番だったので、かなりテンションが高まり過ぎたみたいな感じでしょうね。恐らく。
気持ちは分かる気がします。
“守備の李白”なのに、既に気持ちが非常にアグレッシブになっているのが気の毒です。
秦軍がここで迫ってきているので、仕方がありません。
しかし、ここでの李白の語り口には、非常に情報源としてはありがたいですね。
彼は、扈輒将軍が元々は対燕戦線で非常に大きな武功を挙げた、烈将であったと明言しています。
曰く、『戦線で荒れ狂った烈将』とのことで…、待機しか無かった鄴攻め編とは真逆の印象ですね。
李牧のように、後方で指揮を執るコトで戦果を挙げる武将というコトではなく、本来は大将自ら最前線に躍り出て活躍する武将とか、そういう話なのでしょうか?
しかし、だったら、逆に桓騎とは相性最悪なんじゃないか?とも思います。(笑)
桓騎に捕まり、扈輒が“胡蝶”のカッコさせられて、『オラ!?“鬼〇の刃”のセリフなんか言ってみろww』などとイジメに遭わないか非常に心配になってきます。
守護神なのに、本来は攻撃的プレイヤー…、キャプテン翼にも例えたら“若島津君”みたいな将軍だと言えましょう。
3.キングダムネタバレ-肚を括る桓騎軍首脳
桓騎軍中央軍
扈輒軍軍影確認の報告にビビる摩論。
依然、退却論を提する彼ですが、お頭からは、ただ“任せる。”と言われたきりの状態です。
タダでさえ、目前の敵と接戦だった状態に、扈輒軍15万が合流してしまう状況が迫ってきました。
リン玉さんに、黒桜姐さんもいます。
摩論を中心に、もう軍議にならぬ軍議を開いているワケですが、作戦を考えるのは、今回の摩論一人のようです。
鄴攻め編のトキでもそうでしたが、この人、かなり気苦労が多いですよね。(汗)
そりゃ、桓騎のコト、少しくらい睨んでやりたくもなるでしょう。
しか~し、桓騎軍の“頭脳”が摩論だとしたら、桓騎軍の“マインド”を象徴する男もここにいるコトを忘れてはいけません。
『ウダウダ言ってねーで、さっさと腹くくって作戦考えろ!』
摩論に激を飛ばしたのは雷土でした。
兵力の大きな違いに落胆する摩論に対して、これまでの戦績でも、このくらいの戦力差がある戦闘でも、何度も勝ってきた桓騎軍。
しかし、摩論の危惧するところは、既に奇襲の通じるレベルの規模でななくなっている点にあります。
一見、摩論の意見は正論のように感じるトコロではあるのですが、ここでも雷土は一喝します。
雷土『じゃかあしい!それでもお前ら桓騎一家か!!』
ここで首脳一同の空気が変わったのが明らかになります。
そして、最近になって気がついたコトを語り出す雷土。
六大将軍という秦軍の頂点に到達しても何も変わらない桓騎の姿と、
そして、今飲んでいる、上等な酒は、昔に桓騎軍を結成したころに呑んだ安酒と比べて大して旨くも無いコトを。
リン玉が今の自分たちには“渇き”が無いコトを挙げ、雷土もそれに同意します。
雷土『ああそうだ、何も持っていなかった俺たちは今結構手に入れちまってる…。』
故に、摩論が今“あわくっている”のであると。
しかし、そんな自分達にくらべて桓騎はどうでしょう?
六将になってもなお、イカれた戦いぶりです。
否、前にも増してもと言っていいでしょう。
そして、当初の桓騎軍が結成された目的も、“理解できない桓騎が面白くて側で見てたいから”自分達はアイツの下についたんだろう?と、自分達の原点に立ち返ります。
また、ろくに作戦んも立っていないのですが、そのまま右翼の配置に着く雷土。
そして、最後に伝えます。
『おー、そうだこの際、この戦終わったらお頭に聞いてみようぜ、たらふく酒を飲ませて酔わせてよー? 何でずっとそんなに乾いてんだって?』
『一体、桓騎は何と戦ってんだろーな?』
うーん、読者の気持ちを完全代弁してくれた雷土。
有り難い。
でも、これ桓騎の内面に触れる前に、君が死亡するアレじゃないですよね?💦
なんで、急にこんなイイ事を言い出すんだよーーー!!
対陣した、扈輒軍は近隣軍を糾合してか24万!!
桓騎軍は8万。
えッ?8万って、少なっ!?
― キングダムネタバレ最新676話 以上 ―
次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。
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