( 李牧さん 作画引用元 原泰久先生 作 キングダム第974話)
いや、身柄の安全の確保された王翦のことなんか、もうどーでもいいんだわ。
司馬尚と相対して、勝負の場と死に場所を与えられた、亜光と田里弥は、まだ救われるにしても、これ、もう可哀そうなの、糸凌さん一人じゃねーか、、。
そしてだ?
何回も書いているけど、コレで結局、秦軍が最大に損耗したのは、もともと他所の別軍団である、いままで戦線が与えられなかった東北軍の皆さんであって、鄴方面の秦軍本来の主力部隊は無傷同然なのに、何を勝ったつもりで騒いでいるんだ、李牧とその側近の皆さん??
それだけじゃないんですわ、今週の李牧さんの
温存していたフテイとその軍も、大本命にして、作戦の大詰である、王翦確保に投入するでなく、今更、どうにでも料理可能な、王翦軍残置モブ兵の掃討に投入。
いや?李牧さん、モブ兵狩りって、ホントにそれ今やる事ですか??
なんか?
例えて言えば、これから戦争が始まる国で、脱出の為に飛行機に乗る直前に、ラーメン食べたくなって乗り遅れてしまうくらい、おバカで間抜けな事を仕出かしてしまっているのに、李牧もフテイも何故気が付かないのでしょう??
周りのモブ将軍に『王翦の首があるとないとじゃ全然違う!』などとダメ出しするくらいなら、司馬尚が本陣落とした時点で、サッサと自からフテイと温存兵を動員するでもして、王翦獲りに行けば、完全勝利だったのに、なんで、呑気にモブ兵狩りなんてしているのでしょう??
まったく意味が分かりません。
ここでこそ李牧さん?貴方自身が人生の勝負を賭けなきゃいけないトコロなのに、ホントにそんな事に、虎の子にしておいた直下軍を投入するでいいんですか!?
フテイもフテイで、ここで王翦を襲って、登場した亜花錦とバチバチ遣り合うでもしたら、取り逃がしをしてカッコは付かぬ結果になるのは確かなのだが…、
李牧もフテイも、今やるべきことをやらないで、ココから人生、滑り落ちていく結果になるって、余りにも寒過ぎるだろう??
いや?
ぶっちゃけ言いますとね?
フテイが王翦を討ちに行って、そこで失敗する様を笑ってやろうという、意地悪を楽しみに待っていたのですが、今週、キングダムを開いてみたら…、
結果は、まさしく予想の斜め上の展開に。
なんと!?
一番の大詰で、かつ最重要の大仕事を、失敗どころか、最初から取組みもせずに完全スルーを仕出かす李牧さん。
ヤル事やって、それで上手くいかなかったとかなら分かるんですが、今週の李牧さん、とうとう自ら着手すべきことをやらずに、人生転がり落ちていくわけです。
しかも…、
ここから、人生の坂道を転がり始めるのが李牧さんだけなら、まだイイのですが…、
これじゃあ、今回の“見送り三振”で、最早、『青果は今後戦わなくてもよい!』ドコロか!?青歌の連中を滅亡へと導いてしまうことになりかねませんか??
あと、王翦?
復活の道筋について思案とか、言っているけど、それ家に帰って、何で自分が負けたのか?という検証と、まだ、戦っている飛信隊と楊端和軍の撤収が終わってからやれ!?
戦の検証はおろか、撤収さえ終わっていないのに何が復活だ?
アホか。
お前も、李牧さん以上に、今やるべき事を完全に履き違えているぞ??
ではでは今週もキングダム本編を振り返ります。
キングダムネタバレ-李牧さん、それを世間では“油断”だと云うんだよ?
王翦が敗走。
李牧さんの本陣に司馬尚軍の知らせが入ります。
つまりは、趙軍の実質的勝利が、明確になった知らせなのですが…、
さすが、李牧さんの側近モブ将校たち。
去年の桓騎軍に続き、早々と大勝利だとわき立ちます。
しかし、この様子に、李牧さんはぴしゃりと一言。
李牧さん『王翦の首は!?』
趙軍の総指令としては、当然ですね。
司馬尚軍が包囲こそしておりますが、秦軍とて必死こいて、王翦を逃がすはずなので、この点は、入念には入念を重ねて、王翦の首を取らなくてはなりません。
趙軍としては、当然、国境まで何重にも軍を展開して退路遮断しているワケですが、王翦の姿を現認し、射程距離内と止めている今、李牧さんが『ここで討つ方が確実です。』と仰るとおり、何よりも王翦の首を取ることが戦果として重要なのは納得する所です。
さらに李牧さんは、続けます。
李牧さん『勝ちは確定しましたが、王翦の首を取るか否かの違いはことさら大きい。』
曰く、桓騎につづき王翦をロストすれば、いよいよ秦の中華統一に向けた武力は砕け散るからです。
李牧さん『頼みますよ、司馬尚青果兵。ここで確実に王翦の首を獲れば、二度と青歌が出陣するようなことにはなりません。』
( ,,`・ω・´)ンンン?
あの李牧さん??
王翦の首を取る事まで、司馬尚たち青果軍だけに一任するのですか??
えっと? それじゃあ、アナタの近くにいる腰巾着じゃなかった、、懐刀のフテイさんは、一体何のために待機指定というのでしょう??
はて?王翦の首を確実に取る事以上に、無傷のフテイ軍4万を待機させる理由とは一体何なのか??
戦闘で勝利したとはいえ、正面戦闘で疲弊し、司馬尚本人含め、指揮官自らが乱戦を重ねてきた今の青歌軍に、確実なレベルで、王翦の首を要求するのは、流石に、予断が大きく残る判断になるワケですし…、
李牧さん程の方であれば、合戦の勝利と、その後の王翦確保の作戦立は、当然、切り分けた工程による、二段構えにされているものだと、私は考えていたのですが…、
どうやら、李牧さんの目には、あの王翦の首以上の狙いに備えて、無傷のフテイ軍4万を投入する計画があるのかもしれません。
アレだけ、王翦の首を確実にとる重要性を歌っていながら、、その点、乱戦で疲弊した司馬尚と青果軍に、そこまでのハードルを要求する李牧さん。
認識している目的の重要性と、その為の手段が非常に不釣り合いな、期待の仕方をしている李牧さんの行動が気になる所ですが、引き続き、この乱戦を見守って参りましょう。。
キングダムネタバレ-亜花錦登場
田里弥の決死の殿のお陰で、背後まで迫っていた司馬尚とは距離をとれた王翦と倉央ですが。。
青果兵の回り込みが早すぎて、振り切れません。
最早、倉央の兵も削られ過ぎて、全体の瓦解も時間の問題となってきています。。
しかし―、
倉央がどうにか乱戦を切り抜けた矢先。。
左前方、大きく迂回してきた青果騎馬軍団のおよそ300騎が、十分な加速をつけて迫ってくる、様子が目に飛び込んできます。
隙間を掻い潜る余地もないほどの、敵の密集騎馬戦隊。
倉央『(田里弥すまぬ!王翦様を守り切れなかった。。)』
覚悟を決めたその時。。
一瞬で、青歌軍騎馬兵の首をまとめて跳ね飛ばして、亜花錦が登場。
迂回して包囲してきたハズの、青果騎馬兵団の更に、外枠から、コレを急襲。
予想せぬ攻撃を喰らった青歌軍は、大混乱の様子ですが、どうやら、亜花錦は、王賁に王翦の救援を命じられてから、出番を伺っていたようです。
倉央『亜花錦…、亜華錦か!?なぜこんなトコロに!?』
亜花錦『ギギ、若君に王翦様を救えと放たれてきた、だが、着いたころにはもう、絶対絶命の状況だったので、中には入らず、脱出の助けになるよう、外で張っていた…、そしたらまさに間一髪。この働きは高値がついて然るべきでは王翦様。ギャギャギャ!』
そして、この場を預かり、王翦と倉央を先に急がせる亜花錦。
司馬尚こそ止めるのは無理でも、奴が来るまでの間くらいなら、時間稼ぎは出来ると明言します。
で、亜花錦ならではの歯に衣着せぬ物言いで、王翦を励ます亜華錦。
亜花錦『今回は見事な負けっぷりだ、だがあんたが死ななけれ根は残る。根が残れば復活する、その為に皆が犠牲になっているのだ!!落ち込むのは分かるが確りしろ王翦様!!あんたにはまだこの先…、』
と、激励を重ねているトコロに…、
王翦『亜花錦如きが誰にモノを言っている、沈黙しているのは復活への道筋について思考を巡らせているからだ。』
突如、目覚めたように意気高く啖呵切った王翦。。
亜花錦『ギギ、その意気だ!』
漸く、意図をもって主体的に退却に取り掛かり出した王翦が描かれます。。
うーーーーーん?
これは何?
この王翦はどうしてたの??
もしかして、先週まで目を閉じずに気絶していたとか、何かですかね??
亜光と倉央が、司馬尚、カン・サロと相対している間から、ず~~~~っと、沈黙していた王翦ですが、もしかして、その間、青歌兵に完全包囲されるまでの間、ずっと、目の前の対策も考えずに、そんな先の“復活への道筋”とやらを考えていたというのでしょうか??
いや?
いずれにしても、そんなん今考えることじゃないだろう。。。
つーか、敗戦の要因について何も整理していないし、総大将なのに、全軍の撤収作戦すら放棄しているような王翦が、まともなリベンジ作戦なんて構築できるワケがないじゃないですか。。
何度も書くが、倉央と亜光が、必死こいて自分の目の前まで、司馬尚討ちに戻ってきてくれたのに…、
それに呼応して、周囲の友軍を適切に運用せずに、目の前に司馬尚の動きだけしか見ていなくて、知らない間に、モブの青歌兵に本陣ごと背後まで包囲されるという、一番致命的なミスをしたのは、王翦様アナタ自身にほかならないからです。。
王翦様?
亜花錦に言われて、ムカッと来るのは仕方がないのですが、大口叩くなら、ヤル事やってからにしましょうよ??
キングダムネタバレ-自分で言った事を忘れる李牧さん
倉央『ああ、これが敗戦の光景か。。すまぬ糸凌、お前もこの中に。。糸凌…。』
いままで、勝利の戦しかしてこなかった王翦軍の将校、倉央。
始めてみる光景に愕然とします。
一方…、
最早、倉央と遠く離れた糸凌は、、なんとか生き残っていました。。
王翦、倉央が逃げおおせたかは、もう、知る由もありません。
馬の背中に、力なく倒れ込む糸凌。
糸凌『倉央様…。』
側近の仲間は、早々と討たれ…、ただ一人、青歌兵の包囲に残される糸凌。
恐らく、秦将の上級将校としての待遇から、趙軍の捕虜となることも予想されますが、この後の、彼女の運命については、強く危惧する所ではあります。
で―、
ここで、趙軍総司令、李牧さんの最後の一手が下されます。
待機していたフテイ軍4万による、王翦軍掃討作戦。。
それは徹底的に行われたと…、残された王翦兵には、投降か死の二択のみ。
こうして王翦軍は壊滅しました。。
(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン♪
流石、二段構えの作戦の李牧さん。
こうして、真っ向勝負で披露した司馬尚に代わり、徹底して王翦軍を掃討と見事な作戦であります。。って、、、。
ええええええええええええ!?(笑)
いやいやいやいやいやいやいやいやいや!?
そんな、指揮官全員を失って、後でどうとでもなる、一般兵掃討って、そんなに重要ですか李牧さん???
李信を釣りに、自ら囮になるくらいの行動力があるなら、其処は、初動として一番重要な王翦狩りを頑張れば、良かったんじゃないのでしょうか??
冒頭で、『王翦の首がめちゃくちゃ大事です!』と言っていたのはいいのですが、それ結局、李牧さんは自分で言っといて、必要なこと後回しにしちゃうって、カナリ痛いと思いますよ、、。(汗)
つーか、李牧さんにとって、鄴攻め編で散々やられた王翦の首って、そんな程度の価値しかない首だったんですか??
いずれにしても、冒頭で部下に求めた注意喚起の内容と、李牧さんが自身が出してる指揮の内容が乖離し過ぎていて…、
これはもう李牧さん、油断とかそんなレベルの話ではなくて、結局、勝って一番浮足立っていたのは、彼なのではないかと、心配になってきます。
しかも、王翦を逃したら逃したで、それ、司馬尚と青果軍の責任になるんですよね?コレ。。
というか、秦と全く国境を接しておらず、つい最近まで、日和見を決め込んでいた司馬尚と青果の連中が、李牧さんと同程度の重要度で、王翦の首の価値を理解している訳がありません。(笑)
当然、王翦軍掃討にも、リソース配分が必要なのは分かります。
しかし、李牧さんもフテイも、司馬尚が亜光と倉央らと相対している間に、後々、逃げる王翦を相手どる準備をするための時間は在ったハズなのですが…、
王翦獲りまで全て司馬尚と青歌軍だけに任せて、そのバックアップに、李牧さんからは、全く部隊を出さずに、かつ何も手を打たないというは、流石に、手抜きが過ぎると思います。
なんと、これがフテイの運用方法とは…、
いや?しかしまあ、ある意味これも人生でしょうか?
フテイも李牧さんも、最後の最後まで、王翦獲りに動いてみて、やるだけやって失敗して…、
李牧『青果軍の皆さんがあそこまで頑張って、王翦を追い詰めてくれたのですが、最後の最後で、王翦を見失ってしまいました。』とかなら、李牧さんとフテイは失敗に対して批判はされても、やるだけのことはやった事実は残るのですが…、
逆に、今回の場合は、最後まで、李牧さんとフテイは、無様な姿こそ残しませんでしたが、一番重要な大詰で、やるべき事をやらずに、みすみす一番大きい戦果を取り逃がしたという話になります。
今日の李牧師匠が教えてくれた教訓…、
李牧師匠『失敗を恐れずに行動しましょう。』
多分、それを“俺から学べ“と、李牧師匠は仰っておられるのだと、私は理解しました。
- キングダムネタバレ最新794話 以上 ―
次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。
皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。