( 桓騎 作画引用:原泰久先生 作 キングダム第676話 )
当初15万の扈輒軍団が、途中で合流した部隊や、それまで桓騎軍と戦っていた前衛部隊と合流して…、
結果、総勢24万の大軍団になってしまいました。
迎え撃つ桓騎中央軍は総勢8万人。
摩論の言う通り、奇襲やだまし討ちが通用するような戦闘でもない限り、兵力差がそのまま軍の優劣になって桓騎軍に襲いかかってくる状況です。
とは言え桓騎本人にとってみれば、この状況は分かった上で作出された状況。
いや、むしろ望んだ上で作り上げられた舞台と言えるかもしれません。
今のところ、王翦たちの言動を見る限り、桓騎軍と王翦軍の間の連携がないのが明らかになっているので、ここからは純粋に桓騎本人の差配に全てがかかってきます。
それでは早速、来週のキングダム予想に入っていきましょう。
目次【本記事の内容】
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- 1.キングダムネタバレ-両軍の備え
- 1-1.ネタバレ予想 武将の差
- 1-2.ネネタバレ予想-地形、包囲か各個撃破か?
- 1-2.ネタバレ予想 両大将の狙い。
- 2.キングダムネタバレ-桓騎側のリスク
- 2-1.ネタバレ予想-雷土の危機
- 2-2.ネタバレ予想-李牧が桓騎の弱点を教えている?
1.キングダムネタバレ-両軍の備え
残念なことに、これが毎回明らかにされてこないんですよね、キングダム。(笑)
とりあえず扈輒軍24万、桓騎軍8万ってことで、兵力差だけは明らかになってるんですが、問題はその軍備の内容です。
あと、扈輒軍側はどうか分かりませんが、桓騎軍は現在のところ、中央軍の8万以外に、左右に両翼展している友軍が存在しているので、そこは計算に入れるべきですよね。
特に、同時並行して攻略を進めている影丘には王賁がいるので、そこは絶対鍵になってくるのは間違いないでしょう。
1-1.ネタバレ予想 武将の差
雷土を始め桓騎軍のメンバーはお馴染みのメンツです。
今回、六大将軍に昇格したとは言え、飛信隊や楽華軍のように、何か新キャラが登場したわけでも、大きく部隊が拡充されたような様子は描かれておりません。
まぁ、むしろ彼らの特性を考えれば、新参者や途中加入部隊の参入は、非常に相性の悪い結果を生みそうなので、このままでいたほうが、都合が良いのかもしれません。
ん?あれ?
じゃあ、桓騎軍はどうやって損耗し兵を補充しているのでしょうか?
中華全国の盗賊ネットワークでも活かして、盗賊社会から、桓騎軍に対する就職斡旋活動でもしているわけでしょうか?
扈輒軍との戦いを予想したいだけなのに、新しい謎が浮上してきてしまいました…。
それかもしや、最初は普通に募兵されてきた一般人たちが、桓騎軍たちの中で交流を重ねるうちに、どんどん感化してガラが悪くなっていくのかもしれません。
いつか神(作者)が明らかにしてくれることを祈るばかりです。
はい、話がかなり逸れましたが、ここは武将の話ですね。
桓騎軍は、お馴染みのメンバーですが、雷土さん初め、今の階級こそ不明ですが、ほぼ将軍クラスの実力を持っていると考えて良いでしょう。
王翦軍で言えば、亜光、田里弥、倉央らのポジション人材なのですからこれは間違いないかと。
さらに軍議にこそは参加しませんが、ゼノウ一家みたいな必殺部隊もあるわけなのと、黒羊戦で見せたように、たとえ敵軍に粉砕されて、バラバラになってからでも…、
なんやかんやでゲリラ戦で戦果を残すなどの、敵にとっては質の悪いほどのしぶとさを見せます。
黒桜さんや摩論の部隊などは、何か決定打のある強さなどは描かれておりませんが、両者とも対紀彗戦で見せたように、的確に地形を抑えていく判断力や、戦場の空気を読む経験値があるという面をみても、実力ある将軍と言うには十分な役者ではないのかと思います。
対して、三白公はどうでしょうか?
彼らがどんな能力を持っているにしても、全軍24万に対して、将軍クラスの指揮官が3人しかいない…?
いや、流石にそんなはずは無いのですが、もし実際そうだったら、これはどう考えても問題ではないでしょうか?
明らかに人材が足りていません。
単に、神(作者)が描いていない将軍や上級武官がいるはずなのですが、先の対戦で金毛さん初め、優秀な武将が死にすぎて三人しか残ってないなんて事は無いでしょうか?
だったら、公孫龍も李白と喋ってないで、手伝ってやれよと言いたくなるのですが、まぁ、指揮系統やら配置の問題ですそういうわけにもいかんのでしょう。
漫画の作者である、神にとってキャラクターの作り込みが、どれだけ大変かなど、言うに及ばぬことだとは思うのですが、虎白公などは、どう見ても舜水樹の顔を簡易流用しただけだし…、
それこそ三国志や西遊記みたいに、敵の人材群をデブ・チブ・ノッポの3人組と言うように、小さくまとめざるを得なかった神(作者)の事情が垣間見見えてなりません。
しかも、この点、逆に見れば趙軍にとってみても24万と言う数の大きさは、デメリットも抱えているはずなんですよね。
また、今王都圏に結集している兵隊のほとんどが、もともとは、秦が鄴攻めを完遂する以前は、それぞれ遼陽周辺やら、列尾やら、全く違う駐屯部隊から無理やり撤収して、王都軍編集された部隊です。
そのため必ずしも、扈輒と三白公との連動のために、ここ1年半の間で訓練が完了できているかと言えばかなり疑問が残ります。
でなんでいい所、本当に扈輒と三白公の手足のように動ける軍団と言えば、本軍の15万がやっとではないでしょうか?
いや、それでも15万に対し将軍が3人ていうのは少なすぎますけどね。
てなんで、作品の表現上、将軍9の人材の厚みと言う意味では、桓騎軍のほうに分があるのではないでしょうか?
1-2.ネタバレ予想-地形、包囲か各個撃破か?
扈輒軍が数の優位で戦闘を進めたいのなら、やはりここは包囲陣形を展開していくのではないでしょうか?
なんとなく地形も見る限り、森や林の点在する程度の平地のようなので、影丘との距離関係は別として、地理に関しては趙軍に分がありそうです。
しかもホームグラウンドですし。
しかしこの点も、桓騎本人からしてみれば分かっていたコトです。
実際のこの場の作戦展開に関しては、摩論に丸投げしている様子から見ても、そもそも桓騎は今のこの平地で、何か戦果を期待しているわけではなさそうに思えてきます。
でなんで、次回の直近の対策に関して言えば、桓騎ではなく、摩論や現場のスタッフたちが扈輒軍に対してどのような応酬を見せるのかが山場になると思われます。
1-3.ネタバレ予想➂ 両大将の狙い。
おそらくなのですが、これは扈輒も桓騎も一緒だと思います。
お互いの敵の大将軍の首を落とすこと。
ここに戦略目的も今後への影響力も集約されていると思います。
まず、扈輒としては、今回のように桓騎軍を接敵寸前の合戦直前まで、捕捉したのですから、ここで仕留める気満々です。
田里弥が予想したコトに反して、しっかり足を止めて桓騎軍を討つつもりなので、その分、王翦軍が武城・平陽をそのまま攻略してしまう分のリスクについては、切り捨てた形になっています。
でなんで、むしろ極めて短期決戦を実現する必要が出てきます。
その為には、兵力を活かして一気に桓騎軍を圧殺しつつ、その上、逃げ場所も防いで大将の桓騎を討ちとるつもりではないでしょうか?
676話で登場した李白の言では、扈輒将軍、敵から“鬼”と恐れられていた烈将というのは、どうも額面通り捉えると、状況によっては、王騎将軍や麃公将軍のように、自ら先陣を切って戦うコトのできる武将ではないかと推察します。
恐らく、ここぞというキメ場所を見切ったならば、その行動は迷いなく桓騎の所在をついてくる可能性が高いでしょう。
対して桓騎はどうか?
恐らくですが、上記の扈輒軍の実情と王翦軍の配置関係を活かして、扈輒軍を自ら短期決戦へと、作戦の指向性を徐々に誘導していくのではないでしょうか?
禍燐風の言い方をすれば、扈輒軍は“早漏気味”に桓騎軍に襲い掛かってくるだろうと。
いずれにしても、今の形は、桓騎によって、本来、武城・平陽の強大な軍事拠点を背後に持っていた扈輒軍本軍が、野戦に引きづり出されてきた状態です。
しかも、その扈輒大将軍は、李牧失脚後においての、唯一無二の趙の防衛力の総指揮官です。
この時点においての、その首の価値は殊更高いものになりましょう。
桓騎からすれば、扈輒ぶっ殺したら、それだけで、武城・平陽を落とすのが一気に楽になると考えているように思えてなりません。
合わせて、貫通が極めて困難である影丘を玉鳳軍に攻略を命じており、王賁本人が理解しているように、ややもすれば、影丘突破を成功した折には、扈輒軍本軍の背後を急襲できる余地を残しての中央軍開戦となっている状況です。
扈輒軍にとってみれば、突破されるハズのない影丘からの背後急襲をされるわけですから、このあたりがどの様に描かれるのかで山場が盛り上がるか楽しみです。
いっそのことですよ?
本編でも上記でも、桓騎は現在の戦場を摩論に丸投げして、天幕に撤収したワケですが…、実は、ここで精兵部隊(ゼノウ一家orオギコ特戦隊?)を伴って、玉鳳軍と合流に向かっているとかではないでしょうか!?
いや?実際に、王賁と桓騎がどんな掛け合いするのかは見て見たいというのも、気持ちとしてはアリます。(笑)
いるハズの桓騎が居らず、扈輒も三白公も、包囲した秦軍本陣を空振りしまくった挙句、集合離散を繰り返しては、指揮官を狩りまくってくる桓騎軍によって、ストレスが頂点に達したトキに…、
抜けぬハズの影丘が抜かれた報が入り、気づいた時には、玉鳳軍が背後に…!?
そして、背後の玉鳳への対応に気を奪われている間に、突如、不敵な笑みを浮かべたアイツが…!?
『…よォ、趙の総大将w』
扈輒『き、貴様は!?』
オギコ『オギコだよ~♪』
桓騎『クククw』
…ってゆうのは、かなり都合のイイ妄想なんですが、いずれにしても、桓騎は敵の期待する作戦を先読みして、“それ”に乗るしかない誘導線を敷いて、喜んで飛び込んできた連中を局地的に包囲してしまうのが得意な戦術なのではないかと私は見ました。
実際に対玄峰の爺様にも、対慶舎戦でも、自分の本軍や飛信隊も完全にその導線つくりの囮でした。
しかも、今は六大将軍と来たものですから、自分以外の囮軍団なんて作りたい放題です。
桓騎の強みは敵に対する残忍さなんかもよりも、作戦の為なら、自軍の兵士をいくらでも殺してしまえる冷酷さに在るのかもしれません。
そして、同時に、玄峰の爺様を殺ったときも、合従軍編で成カイ張唐将軍と共に成カイを仕留めたときでも、最期の詰めには自分で戦地に踏み込むだけの度胸も有ります。
でなんでこの戦、桓騎も味方が捕捉できないくらい動いて、趙軍も、桓騎の考えがよく分からんままに、目先の戦果を積み上げるまま行動などしていったらカナリ縺れます。
2.キングダムネタバレ-桓騎側のリスク
2-1.ネタバレ予想-雷土の危機
これは、いくら何でも、次回にスグってコトにはならないと思いますが、雷土が死んでしまわないか心配ですね。
急に、思い出話なんかし始めたので。
しかし、読者様からのコメントにも頂いたのですが、史実として桓騎の退場が近づいてきているとするならば、その仲間である桓騎軍のメンバーも、それに応じて、徐々に退場をさせていくための仕込も必要であるのは確かなので…、
雷土じゃなくても平陽戦…、桓騎軍の誰かが退場するかもしれないという危機感は、どうしても拭いきるコトができません。
2-2.ネタバレ予想-李牧が桓騎の弱点を教えている?
まあ、これも、どうせだったら李牧が自分で桓騎を撃退する史実見せ場があるので、ワザワザ扈輒さんに情報提供しているとは思えないんですが…、
桓騎にとって致命的要因となる要素としては、“李牧が黒羊戦で見抜いた桓騎の弱点”が一番きになる部分になって来るでしょう。
まあ、それが無くて無事、桓騎が勝ったとしても、扈輒さん的には、『李牧のクッソ野郎ォォ!それ、先に言えよォォォ!』って話になりそうです。
― キングダムネタバレ最新676話 以上 ―
次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。
皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。