(馬南慈軍の挟撃網 作画引用:原泰久先生 作 キングダム第599話 )
マジで河了貂よかった。
彼女、このまま王翦に吠えるだけの引き立て役で鄴攻めが終わるのかと心配したが、最後はきっちり仕事してくれました。
いや、それ以上に河了貂に続き番陽、おまけに段茶さんまでの見せ場を作っただけでなく、先週から続く亜花錦の連続攻撃で馬南慈の退路を防ぎ、結果、追撃戦どころか挟撃戦に持ち込んでの14日目の撤収。
見せ場も尺を使うテンポもホントに小気味のよかった顛末でした。
正直、これまでの細かいツッコミどころがどうでもよくなるぐらいの魅せる回だったなぁ。とう気がします。
しかしながら、今回のキングダム。前半、中盤とアゲアゲで、羌瘣がピクッとして、バッと飛び起きたとき、みなさん「あっ…。(察し)」ってなったと思います。
火を囲んで、秦軍右翼の勝報を知る蒙恬とその部下たち。
いまから食事ってトコロなのですが、蒙恬が席を外します。
食糧難だけど良かった、ウサギ獲れるんだ…。などと考えずにはいられないのですが、もう嫌な予感しかしないので、小ネタなどよりも先の展開のほうが気になります。
蒙恬の副官である、コゼン副長…。
陣を出る蒙恬の機嫌を見て取った彼と側近の皆さん。みんな仲良く、信、王賁、蒙恬という若手傑物と同時代に生きている実感の談議の感慨に耽るとか…。あの?多分、それホントにヤバいヤツだと思います。
それ、完全に悪魔を呼ぶ儀式になっちゃってるから!
3人とも話スグに辞めろやぁ、今すぐ逃げろやぁぁ!!
これもう第137話の雰囲気と完全にアレやんかぁぁぁ!?
クッソ、気にはなっていたけど、来週アイツかよ。と思ってラストページめくったら居た。
ん?ってゆうか、蒙恬陣営と飛信隊陣営の間ってどれくらい離れてるのでしょう?
久々の登場で、龐煖の武神センサーってカナリ劣化したのでしょうか?
もしかしたら、ウサギの丸焼きの匂いに釣られて出てきただけの、別の武神である可能性もあるかもしれません。
映画が好調で、神(作者)の気分やらテンションが上がってるのかもしれませんが、今週も原先生マジで凄いわ。
だって、たった1話分の話の中で、上げて上げて上げて最後に見事に落としにかかりましたね。
キングダム読者の全員、勝利の余韻から一気に覚まされた。
キングダムネタバレ-秦軍右翼の総攻撃
正直、前回のキングダムネタバレ予想で心配していた部分がすべて予想を上回る形で、河了貂がカバーしてくれていたのが凄かったです。
さらに、那貴一家と亜花錦小隊のポジショナルプレーの華麗さには目を奪われました。
最後に龐煖登場で心が折られたにも関わらず、冒頭から読み直すと再び熱いです。
まず、結果的に今回のキングダム、藺相如の二つ目の遺言が何であるかは、完全にお預けになりました。
まあ、連休含んであれだけ引っ張ったのになんだったのか?という、ジワっとした部分もあるのですが、趙峩龍が後を託した堯雲自身の出番も完全に話の流れ的にお預けなので、これは致し方ないトコロでしょう。
もっとも、その重要論点のお預けがあったとしても、問題にならないぐらいにスッキリと纏め上げた感がある14日目のラスト回であったと言えます。
今わの際の趙峩龍から堯雲の名を絞り出した趙峩龍の最後を、信は確りと見届けました。
この点、信にとっても趙峩龍は彼の記憶の中に納まる特別な敵の一人になりました。
キングダム考察-インターセプト那貴
ここからの流れが圧巻です。
まず、意外にもが趙峩龍の死は、ある種の大将軍級の殉死精神を側近に宿らせています。
ここで殉死精神が宿り昂った敵兵に、那貴一家の伏兵をぶつけてくるのが効果的でした。
マジで那貴、あんた最高だぁ!
キングダムネタバレ-河了貂の見せ場
これは前回のキングダムネタバレでも考察していたように、ここから先の追撃戦の移行へどう繋げるかが大きな課題だったのですが、神(作者)はこの点、前回のまでの各武将のポジショニングを大きく生かして、結果的に、河了貂の指揮と亜光軍の連動性をもって追撃戦どころか、ほとんど包囲に近いような挟撃戦に移行して、私の予想をはるかに上回る形で、14日目の戦術ネタを収束したのに驚かされました。
まず、予想を上回ったポイントが3点。
まず第一に、河了貂が本陣を捨てると当時に、趙峩龍軍の残党などは早急に捨ていて、即座に両サイドの友軍への救援行動に切り換えたこと。
第二に、上記の救援においては信・楚水の先行組が亜光軍の挟撃に向かい、河了貂・渕さんの後衛組が玉鳳隊の防御へ回るという形で、増援が目的別の兵種分離が松左危機の時点ですでに完了していたこと。
さらに、第三に段茶さんのキャラチェンジ。
これらの点が有効に働きました。
キングダム考察-謎多き武将、段茶さん
戦況によってキャラチェンする男。
そんな隠し玉をもっていたなんて予想不可能です。
しかし、もしかすると彼が河了貂達と飛信隊の天幕で会議に赴く途中、尾平を相手にヤケにオラついていた場面あたりからその燐片は容易されていたのかもしれません。(558話参照)
そして、亜花錦に嫌がらせされている馬南慈なのですが、何故かこの二人、怒るとメチャクチャ怖い近所のおじさんと、彼に構ってもらいたくて悪戯を仕掛ける小学生に見えるのは何故でしょう?
この時点で、多分、お互いにどっちかが先に死んだら、異様に号泣するような関係性が芽生えているような気がします。
キングダム考察-楽華隊と龐煖
正直、ビックリです。
それでいて、陸仙も蒙恬もその場を離れて、ろくに戦えるメンツなどいないコゼン副長らの目の前に現れたコイツは何なのか?
もしかして、たまたまニアミスになった蒙恬を狙っていたのか?
それならそうと、龐煖の存在に気が付いていなかった蒙恬ですが、これまでと龐煖と違って、必ずしも個人武力の強いヤツを狙うことが目的で動いているのでは無くて、別の目的、それこそ李牧と何かコンタクトがあった上での行動なのか?
ただ単に、今は若手の中で蒙恬が一番元気だから狙ったのか?
心して次週のキングダムを待ちたいと思います。
キングダムネタバレ第599話右翼の風向き考察 以上
次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。
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Twitter:しんいち ダム垢(@takikomigohande)
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