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キングダムネタバレ最新第649話 考察 昌平君がテキトーに見える

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(  昌平君 作画引用:原泰久先生 作 キングダム第649話 )



戦略を単純兵力のみでしか構成しないから今回のようなお粗末な話になる…。

まあ、秦魏VS楚の展開そのものは、すでに前回の記事で紹介したように、史実上の既成事実なのでそれ自体には驚きません。

なので、当ブログで予想の焦点にしていたのは、秦魏が楚と開戦するに足る理由付けの部分でした。

また、秦魏同盟というタイトルは表面上確かにインパクトはありますが、史実的にはどちらかと言えば楚の李園の立場に立った側のエピソードです。

秦にとってみれば、本来、列国攻略という本筋からみれば“脇道”に過ぎない程度の出来事だと思うのですが、それをわざわざストーリーの本筋に持ってくるだけの背景作りも気になるトコロでした。

この点、今回のキングダムで扉ページを飾った昌平君から説明がもたらされましたがどうでしょう?

ぶっちゃけ蓋を開けてみたら、秦魏同盟、これって単なる昌平君の思い付きでしかないんじゃないでしょうか…。

キングダムの秦軍は史実より弱い設定になっているハズなのに、こんな風に当初から予定にない戦争を自分たちから仕掛ける余力がどこにあるんだろう?

相変わらず、キングダムの秦国は強国なのか弱国なのか?国力の位置づけがあまりにもマイルドすぎて分かりません。

基本的には当ブログでは、神(作者)の設定である…、“列国の中では比較的強いほうの主人公国だけれども、史実よりは明らかに弱い秦国”…という前提に乗っかって考察を進めてはいるのですがね…、

なので、その余白感を考慮に入れて考察をすすめてみると、昌平君の戦略策定がさらに輪をかけてユルユルなっていくのが気になってきます。

まず、邯鄲を攻略するために趙国王都圏が敵兵力でひしめいているという事が課題ならば、昌平君が最初に検討するべきは王都圏封鎖による弱耗戦略でしょう。

ぶっちゃけ、鄴攻めで王翦が急遽代案で鄴を包囲した時などよりもはるかに容易にかつ入念な準備を持って実行できる状況が揃っていますよね。

それなりに弱らせてから戦うとか工夫の仕方はあるのですが、昌平君も王翦も自軍兵力の劣っていることが分かってきている敵を相手に、何を単純な力攻めを繰り返しているんでしょうか?

2人とも軍略の天才じゃなかったんですか??

この点、史実だと鄴、遼陽に加えて閼与も陥落させているので、王都邯鄲を三方向から包囲しておくことが出来ていたのですが…、

これだと“キングダムの王翦≦史実の王翦”の評価は免れません。

また、史実でも秦軍が邯鄲を包囲したことは、白起の時代(今の趙軍よりもはるかに強力)などで過去の戦歴もあるハズなのに、こういった部分も作品ではワザワザ乖離させているようです。

そもそも今回の話は戦略を立てる前の情報収集の部分でも秦軍はコケています。

史実よりも戦力が弱いんだから、そこは一層入念にやれよと言いたいです。

直近の連載での秦軍は、趙国内の政変で登場王の死や遊興王が即位、李牧が即日斬首になるなどの超重要極秘情報を何故かリアルタイムで取得していたほどの情報力を持つ異常なほど優秀な軍隊でした。

モサドかお前ら!?と個人的にはめっちゃ驚きましたよ。

しかし、それほどの洗練された情報伝達技術を持つハズの秦軍が、何故か趙王都軍の兵力配置すら全く把握できていないのが謎です。

どうやら昌平君と王翦が部下の能力を活かしきれていないようです。

相も変わらず、キングダムの秦は何故かこんなに弱いだけじゃなくてバカなのか??(笑)

これからも新たなる大戦を開始する前に、兵力が無い兵糧が無いだのと、毎回毎回、必要以上の“秦軍下げ“から物語を導入しなければ、何も始まらないのかもしれません。

そして今回の本題でもある秦魏同盟についてです。

趙攻略の布石として魏と同盟を結び、什虎なる戦略拠点を楚から奪って魏に割譲するというプランもどうなんでしょう?

詳しくは後述しますが、ここでもキングダム作中の設定にあえて乗っかって考えてみつつ現状の秦と魏の立場にとって鑑みれば…、

楚の前線拠点を自分たちから攻略することはリソース分配の面でメリットが少ないです。

だいたい趙を攻撃するための同盟期間の3年間って一体なんなんでしょう?

文脈的には昌平君が魏に申し入れた内容のようですが、この時点でもうカナリおかしいコト言ってます。

この人自身、鄴攻めの開戦前夜に自分から大王政に向かって「鄴さえ陥落できたら後は3年で邯鄲を陥落できる。」(参照:495話)とか言っていたのに、なんで今から邯鄲を攻撃するための更なる別の準備期間を3年間も設けなきゃいけないんだよ!?

ただでさえ、李牧が司馬尚を仲間にして戻ってくることで昌平君の“3年で邯鄲陥落計画”は失敗するんだから、神(作者)はこれ以上、昌平君に何を求めているんでしょうか?

長い休載期間が明けたのはよかったですが、これに加えて先月の約一月半の構想期間があったにもかかわらず…、いきなり戦略方面の面白さに関してはキングダムがコケてしまった感が滲み出てきています。

いろいろ前段で書いてしまいましたが、ここから今週の本編を振り返っていきましょう。

キングダムネタバレ-あまりにも小さすぎる鄴の戦略的効果

王翦率いる対邯鄲戦線。

信がそれなりに頑張っている体で描かれていますが、もうイキナリこの全体図からして秦軍のやる気がありません…。

(  趙軍大防衛戦 作画引用:原泰久先生 作 キングダム第649話 )

何の戦略意図も無く、ダラダラと邯鄲目指して横一列の単純前進って…、

明らかにテキトー過ぎでしょうよ!!

飛信隊内の軍議で、敵兵の多さとコチョウ将軍を始めとした趙将の非凡さが語られていますが、ホントにこの戦線を王翦が指揮しているのかと疑ってしまいます。

上述の通り、昌平君の目算では鄴を陥落させたら邯鄲は三年で陥落できるという話でした…。

そして、史実通り王翦が鄴と遼陽に加えて王都圏の北方の閼与も陥落させているとしたら、王翦軍は邯鄲軍を三方から円周包囲する事ができます。

秦軍としては、単純に王都圏を外周攻囲するだけで、攻撃線を内側に集中させることが出来き、尚且つ邯鄲を外部から遮断して補給と連絡を断つコトも可能です。

逆に邯鄲側の防衛軍は兵力を外に向かって散逸させる形になるので、ナンボ秦軍が弱い設定であると言っても、王翦や昌平君は普通に作戦を進めるだけで、それこそ決戦前にある程度は敵を弱体化させることも可能です。

ってゆうか、邯鄲を包囲するために鄴攻め終了以降も兵力と住民を送り込んでいたんじゃなかったのかよ!?

神(作者)としては、単純に話の盛り上げドコロはココじゃないってのは分かるのですが、いくら何でも現状の王翦の邯鄲攻略作戦の描き方が雑過ぎます。

信と河了貂がこれ以上は他の戦線から戦力を誘致することは不可能であると騒いでいますが、下手をすれば魏が黄河を渡ってせっかく陥落させた鄴さえ奪われ兼ねない事態に進展する恐れがあるとも言っています。

オイオイオイオイ…?

鄴って“完璧な城“じゃなかったんですか?(参照:512話)

鄴って“攻め落せぬ城“じゃなかったんですか??(参照:512話)

ジャンプみたいに強敵が味方になった瞬間に何故か一気に弱体化している有名なアレと一緒で、秦軍が手にした瞬間に不落の城であった鄴が一気にタダの普通の城扱いにされているのは一体どういうコトなのでしょうか??

秦軍が鄴を奪取したらしたで、何一つとして戦略拠点として機能しとらんやないか~い!!

読者が『長い長い!!』と言いながら付き合ってきた、三年余りに渡る鄴陥落の戦略効果がコレだけって、いくら何でもおかしくないですか?(笑)

ここまで来たら、もう昌平君と神(作者)自身が『やってみたけど“鄴攻め”って、あんまり意味が無かったよね。』と言っているようようなもんだと思います。

連載再会の冒頭でこれなんですから、この先の展開がどうなるかについても心配になってきます…。

河了貂曰く―、『咸陽の本営からずっと指示が来ていない…、』

『きっと、昌平君(先生)が今、大きな手を考えているハズだ。』

キングダムネタバレ-思い付きで同盟を持ち出す昌平君

鄴を陥落させても、有効活用する術を見出せなかった昌平君。

しかし、頼りにするハズだった鄴が役に立たないコトに気が付いたこの天才軍師は流石です!

『だったら鄴に隣接する魏国と仲良くすればいいんじゃん!!』と同盟案を発案します。

考えようによっては魏はキングダム中で最強の国家であると言えます。

歴史物語なのに、国王である景ビン王以外のキャラクターが、全て作者オリジナルの創作人物である国なんて他に在りますか!?

秦とは合従軍編を除いて、直接殆ど戦っていない燕ですら劇辛さんとか居たんですよ!?(笑)

山陽戦で蒙驁と戦ったのが廉頗であるのも創作戦記だったワケですが、何一つ現実上の強さの取っ掛かりである実名武将が全く存在しないのが魏だったりします。

これは、逆に捉えれば魏の強さは神(作者)の胸三寸だけで如何様にも表現が可能であるというコトでもあります。

この点、呉鳳明は既にオーバーテクノロジー武将として作中で表現されています。

今回再登場したバーサーカー乱美伯などとも一緒にいるので、昌平君もコイツ等ならなんとかしてくれるかもと期待しているのかもしれません。

秦国本営でも、昌平君の魏との同盟案に関しては、嬴政の口から先の見えた同盟関係であるコトが端的に説明されています。

政曰く―、

『我々が魏と組めば趙を討ちやすくなる、だが趙を亡ぼした後は魏だ。それは魏も重々承知のハズ…。』

『そんな自分の首を絞めるほどの同盟を受けるほど、あの国は愚かではないぞ。』と言っています。

そして、この政の問い掛けに対して端的に昌平君が答えています。

『条件次第かと…。』

今回のキングダム本編では、昌平君が示したであろう条件次第なる内容が、相手国である魏の王宮にまで届けられた様子までが描かれています。

魏の王都である大梁。

呉鳳明が前線から帰還してきました。

どうやら王都からの直々の招集であったようです。

その召還の目的については、道中の間に鳳明自身が、秦からの同盟申込みがあったコトに関する招集であるコトを確認しています。

同盟の期間は三年。

即座に、『否』との回答を周囲に宣言する鳳明。

王宮には月華広なる宰相と、玻璃とう名の軍師が新キャラとして待機しています。

ここで鳳明としては議論を終了するつもりだったのでしょう。

しかし、鳳明の答えを待ってから思いがけなく、玻璃の口から面白い条件が同盟に付随して秦から提案されているコトが告げられます。

その条件とは、“什虎なる城を魏の与える”とのコト。

城の譲渡を条件に同盟?

うーん?コレだけだと秦趙同盟のトキの呂不韋の掛け合いの二番煎じみたいな話になってしまうのですが、どうやら鳳明の様子を見ているとそれだけの話ではないようです。

什虎という城は、確かに魏、秦、韓、楚との国境地帯に建設された一帯の、最大かつ不落の要地ではあるらしいのですが…、それが魏の手に渡るというのなら、玻璃にとっては少し話が変わってくると言えるほどの破格の最重要地であるようなのです。

しかし、この点で鳳明もまた、中華屈指の最重要地であるという玻璃の意見には同意しつつも、秦軍の提言はバカげた意見であると言っています。

何故ならば、そもそも什虎なる地は、秦国の領地ではなく、現在は楚が支配下に置いている要地であるからです。

つまり、秦軍の申し出は、三年同盟の対価として、秦軍・魏軍で共闘して什虎城を陥落させ、それをそのまま魏の渡すと言ってきているワケです。

先ほどは『否』と即答した鳳明…、言葉を留めて考えるモードへと顔つきが変わって来ています。

まあ彼自身、最低でも来週の木曜日まで一週間時間があるのでじっくり考えたいトコロでしょう。

今回の昌平君の発案ですが、史実の魏の国力に照らし合わせて考えてみたら、魏にとっては大きなお世話もいいトコロだと思います。

ぶっちゃけ、秦が攻略した直後の鄴ですが、もともとは魏の支配していた城で、遡ること僅か2、3年前に自力で領土を維持できなくなった魏国自らが趙に対して割譲してしまったような城だったりしています。

有り体に言うと、今の魏に新しい領土を与えてやってもそれを維持する国力が無いというのが実情でしょう。

事実からの推測でしかないのですが、よしんば秦が楚から什虎を奪って魏がその地を統治下に置いたとしても、今度は南面して楚の侵攻を止める役を秦から押し付けられる体になるのでは、魏にとってみれば大きなデメリットも伴うからです。

一見、得しているように見えて秦の衛星国家になれとか言われているようなもんじゃないですかね?

また、逆にあくまでもキングダムとしての魏は史実程の弱国ではない設定を貫くのであればどうでしょう?

その場合でも魏の降ってわいた話として、秦の誘いに乗って什虎を占領した先の戦略的な活用目的が無ければ、どちらせよ殆ど意味がない延命施策でしかなくなってしまうと思います。

この点でも正直言うと、呉鳳明も実はあまり李牧と変わらないキャラポジションと言いますか、秦と敵対したトコロで、彼自身は法家でもなければ儒家でもないワケで…、

別に他国から領土を確保したトコロで、キングダムの嬴政との対立軸の中で、民衆や人材を糾合出来る要素が何一つ見られないのが指導者として致命的なんですよね。

廉頗の命を救ったりして、人間としてはメチャクチャいい人なんだけれども景ビン王自身もこれは一緒…。

そして、コレはもうトドメなんですけど、魏に関しては何となくモブ兵力は多そうに描くという誤魔化しは効いても…、

上述のように、もう全員がオリジナルキャラしかいない…、歴史上のリーダーが完全枯渇しているって意味では、歴史漫画としては完全に終わった連中だと思うんですよ…。

これ以上、魏を延命させても、もう歴史漫画の要素が限りなくゼロに近づいて、ファンタジー要素の方が強くなるくらいなら、私はいっそやんわりとフェードアウトさせていってやった方が、歴史漫画としての扱いではホントの親切になるんじゃないかと思うワケです。

端的に言えば、歴史漫画なのに史実キャラが居ないような国に領土を持たせても意味なくない??ってところでしょうか。

また翻って秦軍の立場から見ても、趙方面でダラダラと消耗戦をさせながら、楚と二面作戦を展開するってどうなんでしょう?

現状の昌平君の作戦は、対趙戦については決め手は何も見出せないが、李牧が居ないウチにとりあえず派兵しているだけの状態であるようにしか見えません。

なので、せめて対楚戦は展開されるに従い、対趙戦線は一時的に鎮静化が図られるとは思いますが…、

その反面で、単純に、そもそも当初から計画していなかった対楚方面の戦を、突発的に戦略に組み込むという流れ自体が極めて危険な悪手であるように思えてなりません。

だから頼むぞ蒙武…、最近の昌平君はチョットおかしい…。

せめて現場の指揮で、秦軍のダメージを最小限に留めてもらえるかは君に掛かっている。

他にも強みがありそうな点を挙げれば、とりあえず、秦軍側としても魏にあっさりと提案できちゃうくらいの話なんだから、実は秦軍側による什虎の対楚分析がバッチリなのかもしれない…。

一旦は来週に対楚情報が解禁になるかもしれないので、そう考えれば秦魏同盟編はそれほど話を長く引っ張らないやもしれないので、まずはそちらの評価を吟味してから判断するしかないだろう…。

― キングダムネタバレ最新649話 以上 ―

次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。

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