( 田里弥将軍 作画引用元 原泰久先生 作 キングダム第973話)
王賁が中央軍に参戦しても、いまさらもう手遅れ・・。
ええ、普通に考えたら、まァそうなりますよね。(汗)
王翦、最初から最後まで、今回は本当に何もしないし、戦闘を部下に任せるのは良いにしても、何も作戦考えていなかったのと、引き際すら自分で判断できないってゆう…、
そう!
これは、司馬尚もそうなんですけど、総大将なのに、何故か、自分で“決断”する事を放棄した総大将同士が指揮しているという…、
前代未聞の実質総大将不在の謎の戦に、我々は、キングダムで目の当たりに、してしまったわけです。
いや、すいません。。
僕も言い方を変えているだけで、結局、今回もまた、番吾の戦も、“保育園児サッカー”の再現と何も変わらなかったわけですよね、、。
亜光と田里弥が死んでしまったことがショックとして大きく、戦の実態について、つい忘れてしまいそうになります。
しかし、こうして、彼らが死んでしまった戦の内容が、あり得ねーほど、雑な展開の中で発生してしまった事を考えると、至極、残念でしかたがありません。。
無念。。
いや、しかし。
秦軍とて、ある意味これからです。。
番吾の戦、歴史的には秦軍の大敗であるのは間違い無いのですが、誰が、秦軍を指揮して負けたのかは、特段、明確では無く、別に王翦も楊端和などの史実キャラクターが、ここで死ぬことは無いのも確かなのを考えると…、
キングダム李牧とキングダム司馬尚の人生は、亜光&田里弥の打倒までがピークで、あとは坂を転がり続けるだけの顛末が待っています。
そう!!
キングダム李牧は、桓騎を討って、今回、亜光と田里弥を倒した前回の時点で、完全に人生のピークを過ぎてしまったと読み取るのも、紛れもない事実なワケです。
しかし、それでもキングダム李牧はまだいいです。
史実李牧と違って、キングダム李牧の彼は、連載初期から、史実龐煖の手柄を全部横取りさせてもらって、王騎将軍や、麃公将軍との戦い、合唱軍動員等で、実績を残す事が出来たのですから。。(※史実龐煖がキングダムを読んだら、絶対にシクシク泣くと思う。)
一番、地獄が待っているのは、その経歴詐称キャラであり、かつ、数々の趙の領土を地獄に落とし込んで来た実績さえ持つ、李牧の口車に乗った青歌です。
もともと王都邯鄲に信用を持たず、反目していた設定である、彼らは、そのまま秦趙戦争に参加さえしなければ、秦に滅ぼされるドコロか、功績ある民として、無事、傘下地域として繁栄しつづける事も可能だったでしょう。
しかも、付和雷同で、秦趙戦争に首を突っ込んだものだから、領主司馬尚も一切、責任をとらないときたもんだ。。
では、キングダム李牧とキングダム司馬尚の転落人生は、何処から始まるのか??
次回、、、。
李牧が誇る最大の腹心である、あの男の登場から…、もとい! あの男が登場して、大失敗をやらかすことから、彼らの転落人生がスタートします。。
ではでは、今回もキングダム予想を進めて参ります。
キングダムネタバレ-司馬尚、王翦を討ち漏らす。
田里弥とその指揮下軍団の奮戦により、王翦は司馬尚とカン・サロからの追撃から、当面逃れる事に成功します。
勿論、田里弥軍の殿により、倉央の部隊が、全面突破に集中することが出来たが故の結果です。
本作で描かれた範囲は少ないモノの、亜光兵の奮戦が在ったことも忘れてはなりません。
前線に残された、秦軍の皆さんも奮戦もあるでしょう。
しかし、この点、彼らの扱いは非常に残酷なものとなる事が予想されます。
実質、その構成員の80以上である、ほとんどの方が、実際の、王翦軍、楊端和軍とは、全く違う所属である、東北軍から編成された人員なので、ほぼ確実に、最前線に取り残されて、6万人以上の将兵が、李牧軍・青歌軍に屠られてしまう結果になるでしょう。
秦軍中央軍からは、これで指揮官は誰もいなくなるのですから、もうどうしようもありません。
関常や亜花錦は、比較的、後方に居る為に、なんとか脱出の余地が残されていることが分かります。。
もしかしたら、旧亜光軍の将兵が玉鳳軍に合流して、飛信隊で云う我呂や岳雷さんや、今の亜花錦とのような立ち位置の仲間が加わり、弱体化した王翦軍に代わって、活躍する等の結果がみれるかもしれません。
が、それも相当先の話。。
取りも直さず、今は、とにかく王翦が逃げ切らねばなりません。
この点、キングダム的には、秦軍のほとんどの構成員が、東北軍兵士で、鄴方面であった、元来の王翦軍、楊端和軍兵力は、ほぼ使われずに次戦以降の温存状態に在ったことが不幸中の幸いになります。
有り体に云えば、今後、二度と描く必要ののない、秦軍東北方面軍の皆さんを犠牲に、王翦を逃がす感じです。
いや?
それ言ったら、最初から王翦たちは、番吾にベストメンバーで動員掛けていたら、亜光も田里弥も、全力で戦えた事になるので…、なんというか、どっちにしても皮肉な結果になってしまった事がよく分かります。
で、実際、倉央が先頭になって逃亡する、王翦の撤退戦ですが、、
恐らく、やや方向で健在となっている、玉鳳軍が、コレを大いに助ける形になるのではないでしょうか?
前回で、右翼の本陣を出た、王賁とて、いきなり倉央と王翦を、この混戦の中で、見つけ出すのは不可能でしょうから…、
今のところ、伝令等を通して所在を確認する事が出来、かつ、中央軍で、唯一、まとまった秦軍戦力として機能している玉鳳軍、関常の下に行くしかないと考えられます。。
そうして、敗戦が確定してから、王賁合流にて、後から本気を出すことが可能になった玉鳳軍。
目の前の楽彰軍を一気に粉砕!!
…こそは難しいでしょうが、コレを大いに無力化する所までは持っていきそうな気がします。
特に、関常が目で捉えている、青歌第二将 楽彰に注目ですね。
王賁が彼を屠れば、もう青歌はたったのニ戦で、手駒の殆どを喪失してしまい…、戦力としては今後どうよ?ってレベルになりゃしませんかね??
そして、その楽彰自身もですよ?
ここでこそ、今は完全に優勢に傾いた戦況だからこそ、最早、自分の命を賭けるまでも無いと、判断して、司馬尚とカン・サロの補助としては奮戦するものの…、王賁合流後の玉鳳軍と、命を賭けてまで付き合うみたいな。リスクは犯せないと思うんですよ。
ベストコンディションの王賁と戦ったら、多分、楽彰、全身穴だらけになってしまいます。
楽彰は、亜光に左目を潰されたことも在り、青歌軍の動きは、逃げる王翦打ち取りの方向に、間延びするように流れます。
そして、王賁加入により、玉鳳軍はより横撃を強め、同時に、青歌軍に対しては、背面攻撃に近い形で展開される位置関係で、攻撃展開されるので、一時的にでも、王賁が戦況を把握するまでの間が作られるでしょう。
先行していたハズの、亜花錦の動きがどうなっているのかも気になりますが…、
例えば、王賁が楽彰を狙おうとしていた矢先に…、
亜花錦『ギャギャギャ!若は先に、行くギャーー!!』などと登場して、王賁を王翦の下に、先行させる役を買って出るなどの展開もあるやもしれません。
まあ、いずれにしても、今まで亜花錦は何しとってん?という部分は残りますがね。
で―、
前回の田里弥の奮戦と、玉鳳軍の時間差本気モードで、前は司馬尚・カンサロが防がれえて、方向で楽彰が封じられて、王翦逃げ切ります。。
王賁が楽彰はじめ、他、司馬尚らとやり合うとかは、もうどうでもいいというか、王翦逃がしが秦軍の至上課題になるので、最早、重要な見せ場にもならんでしょう。
王賁がサクッと楽彰倒して、司馬尚に絡んで、追撃を遅れさせる等の状況が作れたら熱いですが、王賁自身も番吾から逃げないと、国境のとどく安全圏まで、王翦も逃げられないので、あまり期待は出来んでしょう。
キングダムネタバレ-フテイ派遣で、李牧の人生終了。
李牧としては、桓騎に続いて、王翦の首も絶対に取りたい、ハズなので、司馬尚が戦に勝つも、王翦を取り逃がした歳のバックアップとして、残りの李牧軍を待機させていたとしても可笑しくないです。
で、その“詰め”の一手に、温存していた武将こそが。。。
フテイとなりましょう。。
いや??
ホントに良かったんですか、李牧さん??
宜安戦のクライマックスで、有能新人バフージの動きを、見てなかったのですか!?
今なら、まだ1週間あります!!
フテイをバフージと交代させて、確実に王翦を討取るために準備する時間は、まだ在りますよ??(笑)
うーん?
しかし、それだと、対楊端和戦線の持ち場が、白ナス、骨珉伯、フテイの特大お荷物を、バナージたった一人で支えなくてはならなくなるので、李牧さんも、結局は大詰をフテイに託さなくてはならなかったのが運の尽きと言えるのかもしれません。。
まあ、司馬尚は亜光を討取り、王翦を敗走させただけで、十分な手柄と言えるでしょうが、あんだけ余裕ブッこいて、自軍の兵力4万を待機させていた、李牧&フテイが王翦取り逃がしたとあれば、面目丸つぶれもいい所です。
しかし、この大詰で李牧さんは、大失敗を仕出かします。
李牧さん『いえ、フテイにはこの後やってもらう事が在ります。』(参照:第789話)
フテイを使うくらいなら、ここでこそ、せめて自分自身で、お得意のワープを活かして、自ら直下兵を動員してでも、確実に王翦取りに動けばいいワケです。
ここ一番の大詰である王翦獲りを、ああして、フテイ一人に任せてしまうという、悪手中の悪手をここで選択してしまう李牧さん。。
つまり、次に発生するであろう、強制イベント、フテイの王翦エラーこそが、李牧の武将人生を終わらせる、自ら下した、究極の一手であることに、既に皆様もお気づきかと思います。
すでに冒頭で書きましたとおり、今が李牧と司馬尚の人生のピークであることは間違いありません。
で、あとは転がり落ちるだけなのですが、、その原因こそ、一番重要な、王翦確保の任務を、あろうことか、フテイに任せてしまったというのが、人選眼に乏しい、キングダム李牧のキングダム李牧たる所以なのではないかと、我ながら納得してしまう予想です。
青歌軍の奮戦も犠牲も、フテイたった一人の王翦エラーで、全て台無し。(笑)
別に、フテイが王賁にボコボコにされなくても、『三大天に俺はなる!』などと豪語してたけど、その後、目標に見合う努力を、何もしてこなかった男が、何もしてこなかったなりのミスを起こして、王翦が逃げて復活を遂げ…、
巡り巡って、趙と李牧が滅亡するとは、なんと乙なキングダムの楽しみ方でしょう。。
三大天になるドコロか、李牧と趙を滅ぼす一番の原因にもなる男、フテイ。
良かったじゃねーか、フテイ。
三大天にはなれなくても、李牧と共に、趙に対して、最も大きな損害を加えた武将として、秦軍から絶賛される未来が、キミを待っているぞ!
- キングダムネタバレ最新794話 以上 ―
次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。
皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。