( ホントに置いてあった饅頭 作画引用:原泰久先生 作 キングダム第679話 )
もうここまで出張ってきた以上、信の相手としてそれなりに設定の肉付けが必要になってきた饅頭将軍…。
肉が着いたら肉饅頭といっていいだろう。
そいえば、コイツの本陣…。
信に饅頭饅頭言われる前から、普通に机いっぱいにご馳走がならんでいたり、近くに饅頭が盛られているような描写がなかったか?
あながち信が饅頭呼ばわりしているのが間違ってもいないライフスタイルじゃないか岳白公。
『No饅頭 Nolife』がコイツのキャッチなのかもしれない…。
って、ことはなんだ?
饅頭のバリエーションに合わせた、数々の奥義やら戦闘スタイルやら有力配下が隠されているとか、そういう話にも広がってしまうとか勘弁してくれよ。
また、それはそうと、どうなんだろう?
焼饅頭、蒸し饅頭、葛饅頭、酒饅頭、栗饅頭、そば饅頭、温泉饅頭…、
これから先、キングダムファンは暮らしの中で、何か“まんじゅう”と名の付くものを見かけるたびに、岳白公を連想することになりそうじゃないか?
もう、影丘戦に関しては、コレから先“饅頭”という単語しか頭に残らなさそうだ。
こんな奴の死にざまなんかよりも、読者的には圧倒的に雷土の安否の方が気になる局面です。
ではでは、今週もキングダムネタバレ予想を進めてまいりましょう。
キングダムネタバレ-幻惑戦闘の正体と対策
岳白公の飛信隊を翻弄した幻惑戦闘。
これが超スピードのなせる業なのか?
それとも相手の錯覚や死角を計算した、歩法技術なのか?
これは、読者の中でも非常に見解が分かれるところでしょう。
バトル漫画あるあるの“気を消す”とかなら、もう別に真面目に予想するのがバカバカしくなってくるって話なのですが、この点もどうなんでしょう。
こと体術や戦闘技法という話であれば、一瞬の出来事とはいえ、羌瘣と同等の力を持つ羌礼も、岳白公の動きを見切れなかったことにも脅威を感じます。
で、あるならば、この点で深堀すると、岳白公の動きの正体は、求道者の系列である羌瘣らの奥義のそれとは、全く違った技術体系からの、戦闘技法、あるいは、外部的なギミックが隠されている可能性が高いでしょう。
実際、この饅頭、別にだれも聞いてもいないのに、『邯鄲にこもってひたすらに戦闘の研究と修練に明け暮れていた。』と、ヒントを与えてくれいます。
多分に、キングダム世界の中では“最新鋭の戦闘技法だぞッ♪“ってことを誇示しているのかもしれません。
まあ、確かに飛信隊の特性を考えれば、信を仕留めたら飛信隊は終わるって部分は間違ってはいないので、もしも、現状作中の様に…、
この岳白公の戦闘方法が、“乱戦の中での隠密性を高め、効率的に標的武将に接近して仕留める。”というコンセプトのものであった場合は、それなりに飛信隊にとってはピンチと言えなくもない…。
といった状況が描けるのかもしれません。
ただし、上記のようなコンセプトが岳白公戦術だったとしたら、羌瘣と羌礼の方が一枚二枚どころか数百枚の単位で上手だと思いますし、日常的にその羌瘣と剣戟稽古(※しかも真剣でw)をやっている信に、いまさら“気配断ち”とか“目くらまし”が通用するとも思えません。
実際に、信は乱戦に突入する前に、初見で岳白公の動きに気が付いていましたからね。(参照:685話「何やっている、そこにいるぞ」のシーン)
でなんで、ぶっちゃけ言うとですよ。
よく考えたら、岳白公の動きの正体なんて正直どうでもよくて、信本人が、685話のように岳白公の動きが見切れるんだったら、視界の邪魔になる敵味方を信たちから遠ざけて、純粋な一騎打ちに持ち込んだら、信は余裕で勝てるんじゃないですかね。
岳白公の動きの正体っても、なんとなく685話の様態を見てみると、岳白公が打撃で吹き飛ばした複数の敵兵体で、後続の視界を防ぎ、その間に、少しでも早く移動するとか、その程度の話なのではないかと予想します。
事実、岳白公が動くと同時に、すぐさま一緒に研究と修練をやっていた“閃叫”の連中も動いているので、岳白公の計算の部分は、どれだけ、自分と敵武将を巻き込んだ、乱戦に持ち込めるかが、彼の勝負のカギになっていると推測します。
神(作者)様としては、岳白公にそれなりに活躍させたいと考えたら、少なくとも羌礼と弓矢兄弟の出番を無くさせる工夫をしなければなりません。
普通に考えてコイツ等が活躍すればするほど、武将単位で始末つけまくって戦線がサクサク終了していくハズなので…。
そのウチですよ?
仁&淡『食中毒で動けませ~ん。』
みたいな理由で、飛信隊が戦力調整がされてしまわないか心配なくらいです。
キングダムネタバレ-岳白公の正体と饅頭の歴史について
ここからは岳白公自身の設定と正体について論究します。
単純に言ってしまえば、当然、史実キャラではなく、完全な神(作者)様の捜索キャラなのですが、よくよく吟味すれば、ホント、ハリボテみたいにスカスカのキャラクターです。
当ブログでも、偽仏と表現していましたが、どことなく仏教徒みたいな聖人っぽいイメージを醸しながらも、この時代の中国には、仏教文化は伝来しておらず…、
影丘趙軍の本陣に饅頭を描き込んで、岳白公本人にも饅頭呼ばわりさせていますが、この点の歴史考証においても、中国戦国時代に於いて饅頭が存在していたという設定は少しオカシイです。
三国志が好きな人には有名な話ですが、もともと饅頭が発明された経緯は、ココから数百年後に、諸葛孔明が氾濫した川を鎮めるために、人の頭を模して小麦粉を練ったものの固まりを、捧げたものが始まりとかじゃなかったでしたっけ?
まァ、もちろん娯楽漫画のコンナ小さな部分にまで、マジレスしても仕方がないのですが。
すいません。
正直言って、いまの影丘戦、これくらいしかイジる部分が無いですよ。(笑)
この点、信が急に作中で“歴史上の相違”に気が付いて、我に返ったらどうなるでしょう…?
作品世界の根幹にかかわる大改変に、物語のメスが入るかもしれません。
作品の中で時空が歪むんじゃないでしょうか。
ギュユユユユゥン!!(時空が歪む音)
信『はッ?そういえば、さっき俺、饅頭とか言ったけど、そもそも“マンジュウ”って一体何だ? ここは何処だッ!? “マンジュウ野郎”とは一体何だ? 俺は誰と戦っている??』
岳白公『フッ、よくぞ気づいた、我は神(作者)の分身、歴史修正の代行者なり…、貴様らは全て、仏である私の掌の上で踊っていたに過ぎぬのだ。』
信『そんな…、俺たちは神(作者)と戦っていたのか…、いや、戦わされていたのか、そんなの勝てるわけがない…。』
などと言い、もしかすると、再び朱海平原戦で、羌瘣が“呼び戻しの術”を使ったトキのような精神世界描写が再現されるかもしれません。
これだと、もう間違いなく信の大ピンチですよね。
キングダムネタバレ-拷問比べ
桓騎軍の古参ということで、拷問には慣れているハズです。
雷土さん。
まあ、拷問をする側、見ている側という意味ではそうですよね。
雷土側は既に腹が座っているからいいんですよ。
扈輒さん相手に、特にビビっているワケでも無いので。
気になる部分は寧ろコチョウさんのほうで、敵の総大将なのに、見せ場が拷問ってどうなの?って部分です。
李白がそれとなしに公孫龍に、扈輒サンの恐ろしさを語っていましたが、それで読者が期待した扈輒サンの強さって、あくまでも戦場での強さの事だと思うんですよね。
え?神(作者)が扈輒サンに期待してた部分ってそこ(拷問)!?っていう、ズレた感じがどうしても拭えません。
でなんで、この点からも神(作者)が扈輒サンと雷土を使った演出の先に、桓騎がどう立ち回るかまでを描き出そうとしているのか?
扈輒サンにこのまま戦場での活躍を与えないと仮定したら、先々一連の顛末として、桓騎の奥の手がどう出るかまでの予想に繋がるような気がします。
扈輒サンとしても、現状、前線上で三白公による戦果が出ており、龍白公こそ戦死しましたが、雷土を捕らえたので、趙軍左翼の戦いは終わったワケですよね。
でなんで、扈輒サン本人はもう、戦場に出る必要もないのは必然です。
しかし、本戦では、桓騎とて今の戦場での戦果そのモノは全く、どうでもイイ目標であったとしたら、桓騎としても扈輒が戦線に躍り出ているかどうかも含めてどうでもイイ部分と推測することができます。
そして、結果的に、このまま扈輒サンの脇に侍る、砂鬼一家の廉価版みたいな連中が雷土を〆るのかもしれません。
雷土はその際も、桓騎の真意をオギコから聞かされているので、ブレることなく、扈輒さんと対峙するでしょうが、拷問がクライマックスになってきたころに「ククク、バーカw」と啖呵を切った頃合いに…、
戦場の背後にあるはずの、平陽城が陥落したとの報が入り。
扈輒&竜布『ファッ!?』
と、驚くとかが今戦の顛末になるのではないでしょうかね?
そして、これまであれやこれやと、王都の守護神だの、現趙軍総司令だの言われてきた扈輒さんですが、結局、具体的には何が強いのか全く分からないまま、後は桓騎のイイなりにされて死亡…、とか。
これなら、まあまあイイ感じに最近のキングダムにちょうどイイくらいの“粗さ”で終戦をむかえるんじゃないでしょうか。