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キングダム王都奪還編

キングダム第22話 盟 考察

投稿日:7月 29, 2019 更新日:

(信 作画引用:原泰久先生 作 キングダム第22話から)

前回の21話で政の中華統一の“路”がキングダム誌上で初めて明言され、それを最初に聞かされたキングダムキャラが楊端和でした。

この時点で秦王政の“路”である中華統一の理想が、一番の側近である昌文君などが知っていたのかどうかは描かれていませんが、この時期、昌文君の副官であった壁が全く何も政の胸中を知らなかった様子を見ると、政としてもこの場面が来るまでまだ誰にも、その理想を語っていなかったのかもしれません。

キングダム考察-振り返って分かる政の魅力

史実的に考えると、政が野心を抱こうがそうでなかろうが、この時期の秦国の勢力を考えてみれば、実力的には中華統一を狙えて当然ぐらいの大国になっていたので、楊端和が「え?昭王の頃からそのつもりだったんじゃないの?」などと、冷静に返してきた可能性も否定できません。

まあ、後のに出てくるキングダム内での昭王も実際に中華統一狙っていたのは事実なので、この第22話を改めて読んでみると壁が「そんなコト(中華統一)が出来るわけが…、」などと言っているあたり、自分の国の歴史ぐらいしっかり勉強して来いと言いたくなってきます。

この第22話では、前回の話で山の民に捕縛され、信、河了貂、壁の三人が首を跳ねられる準備をした状態で引き出されているのですが、まあ、政が言い出した内容の大きさに、三人ともビビっています。

三人とも内心で「頼むから山の王を刺激するようなコト言わないでくれ!」と思っていたのかどうかはともかく、中華統一の構想について語られ、その結果、全土の民にかつてない国の広がりを見せるとう展望が語られます。

正直、このセリフが楊端和の心根の琴線に触れることになるのですが、別にこの政の話って、別に楊端和に対して利益誘導したわけでもなく、同時に自分の理想を押し付けた訳でもありません。

後半戦のキングダムでも王建王との会談でも、対話と展望の共有という結果て一国、一群のリーダーが“降る”という描写があり、それらはキングダムの作中の中でも、最強クラスの胸アツ場面です。

そして、そこには一貫してブレない政の姿があるわけです。

考察ポイント-連載後期との連動性

キングダム王都奪還編の終局で、王騎将軍もまた昭王の夢追い人の目ではないと断じているあたり、政のキャラ根本である“重くしっかりとした路”(参照:45話)の説得力こそが初期キングダムの読者の心を捕えてはなさなかったポイントだったと思います。

まあ、そんな魅力もこの時期の大衆は、全くキングダムの魅力として気が付いていなくてヤンジャンでも人気低迷していた時期なんですがね。

李牧や龐煖に対する信は剣で相手を折ることでしか凄さを表現できませんが、政は剣で戦いうではなく、その理想追求をあくまでも現実的スタンスで貫いていく姿がカッコいいのであって、制約の多い現代人の胸を打つ要因になっています。

また、今振り返って改めて考察として見て取れるコトがあります。

連載から、十年以上が経過した中で、楊端和との会談で統一の理想と展望が語られ、そのさらに先に呂不韋との舌戦を経て、後の王建王との会談のあった488話で法治国家構想が語られるまでの経緯があるワケです。

この一連の様子からも共通して見いだせるのは、政としても、呂不韋や李牧などと言った連中に対しては、全く中華統一という構想に対しては何も語っていないことです。

冒頭で記したとおり昌文君などにも語っていないであろう様子とも符合しますが、政は楊端和や王建王などといった、王者にしかその自身の構想を語っていません。

端的に言えば語っても無駄なヤツは無視ってことなのだと思うのですが、例え昌文君のような味方であったとしても、実力や器の上で、語るに足りる人間以外には大望など口にするのものではないといった無駄口の少なさが政の魅力であるとも言えます。

同時にキングダム王都奪還編の終局で、王騎将軍もまた昭王の夢追い人の目ではないと断じているあたり、政のキャラ根本である“重くしっかりとした路”(参照:45話)の説得力こそが初期キングダムの読者の心を捕えてはなさなかったポイントだったと思います。

キングダム考察-楊端和の初顔出し

政の言葉に胸を撃たれ、刹那に自信の記憶に回帰する楊端和。

コリーン♪と鈴と鈴みたいなんを鳴らす爺ィが側近として二人一組で出てきます。

キングダムの世界では、数多くの名コンビが誕生してきています。もはやキングダム名物といっても過言ではありません。

ここでもよく振り返ってみると、そのキングダム作品での初めてのコンビキャラってこの山の民の元老であるこの二匹の爺ィだったったりするので驚きです。しかも回想シーンから…。

何気に、この爺たち、こんな前から登場しているのですが、まだキャラの名前が無いんですよね。

何故、秦を獲らない?と問う楊端和ですが、そこに慎重さを促す爺ィ達。数百年ぶりに山界を束ねる王が出てきたと皆が喜んでいる…。とか言っていますが、この幼女にしか見えない楊端和に、君達は一体何をされたの?って訊くのは野暮でしょうか?

そんな疑問は置いといて、楊端和の感性にとっては、自分たちの屈強さに反して国が狭隘さが増していく中で、和”でも“戦争”でも世界を広げる切っ掛けを欲していたのは事実であり、爺ィの怨念なんかで世界が広がるかよ?といった本音もあったのではないかと考えます。

そして、どの位の間、楊端和が政の言葉と自分の想いに耽っていたのかはわかりません。

仮面の下の表情を明かさない、楊端和を差し置いて、回想の爺ィ達がこの会談の場にまで出てきました。

殺される準備万端の信、河了貂、壁ですが、楊端和の判断を仰ぐことなく、爺ィが勝手に死刑を執行しようとします。

この第22話では全くセリフの無かった河了貂が真っ先に首を跳ねられる寸前で、既に執行人が剣を振りかぶって飛び掛かっているのですが…、

次ページで見事に信が捕縛器具を抜け出して、執行人を蹴り飛ばして貂を助けます。

考察ポイント-漂との特訓スキル

貂がいつ間に抜け抱出した?と驚いていますが、信曰く、縄抜けの術も漂と特訓済みであったと語られますが、初期のキングダムでは信にとって“ジャンプ斬り“と同じくらいの威力のカードであった“漂と特訓済みスキル”が今では懐かしいコマンドであったなと思い返されます。

そして、また驚くべきことに、この“漂と特訓済みスキル”ってこの後の、キングダム山陽編で輪虎とラストバトルを演じる頃になるまで、信の切り札としてストックされていることが分かっています。

漂が亡くなって以降、それほど先まで漂との特訓が信を支えていたという事実も、キングダムを振り返って噛みしめることが出来る感動です。

キングダム考察-信の名演説

信って別に学問を習った経歴のあるキャラクターではないんですが、この後の連載でもカナリ名演説が多い登場人物であったりします。

そして、その信の初めての演説というか、図らずも大勢の人前で自分の意見を語って聞かせる場面がこの第22話の後半で描かれています。

上述の通り、捕縛装置を抜け出した信ですが、まるっきりの丸腰です。

楊端和がそのままどうする?と問うたところで、素直に「別にどうもしねェ」とありのまま答えるあたり、この時点ではまだ展開が読めませんでした。

剣を奪って戦ってもいいという覚悟は本物だったかもしれませんが、バジオウやタジフをみているとあまり戦いたくないと率直な感想も言葉にできる反面、この当時の信がバジオウを戦っても勝てるワケがないので、素直に自分の実力含めての答えであれば、尚のコト信はバカではなかったというコトになります。

この点、神(作者)としても信がこの時点で、自分の戦闘力を過信させていなかったのかどうか設定上の真意が今でも気になる所です。

考察ポイント-信の説得力

信としても楊端和が地平の言葉を話すのが分かっているので、ここからは勝手に話し始めます。

というのも、政と楊端和だけで会話が継続していたのであれば、信が口を差しはさむ余地などありませんでしたが、先に手下が話の割って入ってきたのは、山の民側の爺ィ達であったところ、結果的に自然な導入になっていることが分かります。

信の話は説得というより、楊端和に向かってに仮面大将のオッサン呼ばわりに始まり、「お礼に地平の美女を送ってもらえばいい」などと言った、映画では割愛された名セリフなど原作ならではの名セリフが印象的です。

正直、主演の山崎さんが、キングダム原作を好きすぎて、上記のセリフをアリのまま再現していただけたら素晴らしかったのですが、流石にこの点は世間の表情を見たと思われます。

さて、ここで信の平地の言葉であるはずの彼の意見ですが、山界民の言葉しかしらない楊端和以外の山の民一同にまでどうして伝わったのでしょう?

おそらく、単に信の雰囲気だけで伝わったと脳内補完する以外に、もう一つ理由があげられます。

それは、やはり先立った漂との思いを背負って走り出した信だからこそ、言葉を超えた説得力が宿っていたのだと私は考えます。

信から語られれた彼らへのメッセージは、一番の無念は夢見たものが幻であったならば…、「お前らが死んだ奴らのコトを思うのなら、奴らの夢見たものを現実に変えてやれよ!」

政は、「お前にしては上出来だ。」と評しましたが、恐らく信でなければこうはならなかったと確信していることでしょう。

キングダム考察-盟の確立




ここらか政が改めて、話します。

先ずは、自信の王としての弱さを認めて、その上で自身の構想が空虚な世迷い事ではない“路”として自身の意図を再確認します。

そして、図らずも信が説得力で裏付けしてくれた山の民が長年眠らせてきた国の広がりの願いを即座に拾い上げ、山界との同盟の復活を申し出ます。

「山の民の戦士の戦いは手荒い、王宮が血の海になるがいいか?」

と答える楊端和に、そうやって奪われた経緯と覚悟で返す政。

恨み言しか言わない爺ィの口答えに黙れと怒鳴った楊端和が仮面を外しました。

そして決断した彼女の動きは迅速でした。

即座に周囲の山から戦士を招集して、王都咸陽目指して出陣開始です。

キングダム第22話 盟 考察 以上

次回の考察⇒【キングダム第23話 太子の座 考察】

次回もキングダム王都奪還編の考察をすすめていきたいと思います。

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