(李牧 :原泰久先生 作 キングダム第726話)
桓騎が闇夜に乗じて行動するのまでは見通せた李牧。
ただなんとなく危険だなと思ったのが。
李牧は、桓騎が闇夜に隠れて行動するのは逃亡であるためと予測しているのに対して、
おそらく多分というか、ほぼ間違いなく。
桓騎は攻める気満々ですよねコレきっと?
しかも、李牧的には『もしかして逆に攻めてくるかもしんないかな?』みたいな判断の余地が残っているような意味でもなくて…、
『アイツ等絶対絶命なんだから、少しでも夜暗いうちに逃げまくるに決まってんでしょ!』
『じゃあそれ、いつ逃げるの? 今でしょ!!』(※林修風)
いや、まじでホントにこれくらいの強固な思い込みで、ここからの展開を想定しているんじゃないでしょうか?
この点、馬南慈を包囲戦の終局で敢えて動かさなかったのも、ここからの追撃戦を想定しての判断なのかもしれません。
ただ、桓騎とてここまで秦国国境を大きく超えて趙国領内に侵入してきているワケですから、単純に逃げたトコロで、背後から追撃を受けまくって無事に逃げ切れるとも考えておらんでしょう。
なので、ここは逆に闇夜に乗じるのは単に逃げおおせるだけの算段ではなく、摩論に語っていたように、羌瘣よろしく盗賊のスキルを発動させて、李牧軍陣内に部隊ゴトもぐりこむだのして、重要将校の首を搔っ切るとかやってくれるかもしれません。
それか、李牧の裏を抜いて宜安城に一気に接近するとかだったらアツいです!
それとも翌朝になった李牧が、桓騎が逃げたと勝手に思い込み、馬南慈や舜水樹らの強軍を思いっきり遠くの関係ない地域に、派遣して空振りをかますとまでも面白い!
ではでは来週のキングダムを予想してまいりたいと思います。
キングダムネタバレ‐包囲を抜けた桓騎軍の行動
726話ラストのキングダム、桓騎も本陣と共に行動して、このまま李牧軍包囲を無事に突破できるか?という間際で終わりましたが…、
ここから後の具体的な動きが気になります。
攻めるにしても逃げるにしても、味方の飛信隊と楽華軍とは連携や連絡が取れる位置関係にもありません。
壁軍とてなんとか無事に脱出するでしょうが、もはや戦闘規模としては脱落扱いと考えておかしくないほどの部隊損壊を被っているものと予想します。
そして、予想するのは辛いですが、おそらく殆どモブ扱いでもあった風ハンさんと秦北東軍の皆さんは、ここでの捨て石要素のほうが大きくて、逃げ切れる可能性はカナリ乏しいのではないかと予想します。
一番真面目に戦っていた人たちなのですが、これが桓騎軍なのですから、どうしようもありません。エグエグッ(´;ω;`)ウウウッ。
でなんで、桓騎軍、ここからはほぼ単独で好き勝手に行動するんじゃないでしょうか?
多分、そーなると思います。
桓騎自身が自慢しているように、元盗賊としての強みをもっているのは、あくまでも元盗賊である桓騎軍本軍のメンバーに限っての話だからです。
なので、盗賊としてのスキルや共通認識を持たない、飛信隊や楽華軍、壁軍が近くにいたとしても、ここからの彼ら独自の作戦行動に、飛信隊などの他の部隊は付いてくることが出来ません。
とは言え、そういった味方の動きを利用することも忘れない桓騎なので、壁軍や運よく風ハンさんが生き残ったとして、彼らを李牧の目を欺くために利用するくらいのことはやってのけるかもしれません。
夜が明けてから、馬南慈と舜水樹の強軍が必死こいて追撃しまくっていた敵の部隊が、実は壁軍だった…。
敵将を捕虜にしてみた結果…、
馬南慈・馬風慈親子『お前かよ~!』
壁『す、スイマセン…。』
ぐらいの引っ掛けとかなら平気で恒騎は壁さんを利用するくらいなんてコトも無いハズです。
そして、王翦以上に苛烈な囮役を任されるとういう、“深紅の壁伝説”が更新されるのも、また楽しみな部分ではあります。(笑)
それはそうと話を戻すと、李牧の部隊包囲を抜けることが出来たとして、ここから桓騎はどういう風に動くのでしょうか?
一度、李牧の視界が及ばない距離まで、後退するのでしょうか?
このまま闇夜に紛れて攻撃を加える心算なら、陥落させた赤麗城に戻るとは考えにくいです。
なんとか逃げ延びた飛信隊や楽華軍の連中が赤麗に戻ったトコロで、『あれ? 桓騎の本軍は戻ってこねーの?』とかいう、味方にとっても不思議な状況になるやもです。
李牧も李牧で、ここまで秦軍に大打撃を与えたのですから、このまま宜安城の引き返すといった話にはならんでしょう。
なにより冒頭のとおり、李牧の頭の中は桓騎軍を追撃する気マンマンなので、『明日は思いきり追撃するために、みんなしっかり休んどいて~。』が次の命令だったら、李牧の脳内があまりに"お花畑”すぎて爆笑してしまいます。
ただし、これはあながち本当にあり得るかもしれません。
李牧が前回のラストで、敢えて自軍最強戦力である馬南慈軍を投入しなかったのは、追撃作戦を効率化するために、ワザと恒騎軍をほおって置いたのかもしれないからです。
あるいは李牧自身、桓騎が自負している夜間の盗賊の強みに関して、その強みを正確に理解していない部分も多きと思います。
まあ、有体に云えば、これも趙軍の誇る伝統芸…、
いや、国技といってもイイ…、
“油断”に他ならないのですがね。(笑)
恐らく李牧の脳内では…、
夜間に恒騎が闇夜に紛れて逃走しても、趙国内の動きでしかも軍を伴っての行軍なら大して逃げられない。
少数なら、自軍からも追跡部隊を出せる。
追跡を重ね、夜明け毎に馬南慈軍ら強軍の追撃を後方からお見舞いしてやれ。
などと考えているものと予想します。
なので、この思考バイアスの観点から、李牧がさらにコチョウさんクラスの油断を発動して、桓騎の戦場離脱を見た後の彼が…、
今の宜安までの道を遮る包囲陣形を、解いて翌日以降の追撃発進形態で、配置を変えるなどのミスを重ねる可能性もあります。
まあ、李牧には悪いですが、桓騎に見せ場を作るためには、31万人包囲という、ここまで大風呂敷を広げた結果からも、相当大きなミスを犯してもらう必要があります。
キングダムネタバレ‐桓騎の攻撃目標
まあ、申し訳ないが李牧が油断してミスるのはいつものことなので、その上で、桓騎が何処に攻撃の矛先として狙っているかが問題です。
夜襲、ソレも一体何を?
個人的にはやっぱり宜安落としかな?と予想し期待します。(笑)
陣内に侵入しての武将狩りも予想してみたのですが、正直、恒騎軍の精鋭とは言え、31万人規模の野営軍の侵入して、ピンポイントで武将を狩り殺すのは流石に厳しいと思ったのと…、
それが可能なら、むしろ漫画的にも、羌瘣と羌礼が暗殺者として直接暗躍させたほうが遥かに面白みが出てきます。
あと恒騎軍は、あくまでも元盗賊の集団という設定であって、必ずしも暗殺のプロってワケではないですからね。
でなんで、ここは李牧の思い込み大ミス+桓騎軍の隠密行動とう二つの要因の上に、闇夜に紛れて背後に回った恒騎軍に宜安を陥落させてしまう結果を予想してみました。
その後、番吾に拠点を移した李牧軍と、陸の孤島に孤立した宜安を拠点にした恒騎軍が戦闘を継続することになるのではないでしょうか?
史実的には、桓騎も宜安までは勝っているようです。
なので、宜安陥落という桓騎の最後の大活躍も、李牧による歴史的油断による人災だったことがキングダムで明かされるという顛末を味わうのも、なかなか歴史モノ絵巻の鑑賞として、なかなかオツなモノではないでしょうか。(笑)
李牧『また、油断しちゃいましたよ~ww。』
桓騎『クククッ、ったくテメェは、油断に手足が生えたような男だな。(笑)』
― キングダムネタバレそれ最新726話 以上 ―
次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。
皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。