( 王翦 作画引用元 原泰久先生 作 キングダム789話)
王翦が流石に何も撤退ラインを決めていないなんて事はないとは信じたい。
でも、どうやら、ことキングダム世界の王翦に関しては、その点はなーんも準備も心構えも抱いていないような気がする。
現実的に考えて、確かに敵の事前情報が限られた状態で、開戦に至る事はあり得るでしょう。
でなんで、普通は一定の損害が出るなり、余りにも想定外の状況に陥ったら、それ以上に損害が大きくならないように、延いては次回の戦闘の立て直し、再起が少しでも担保されるように、予め戦の撤退ラインを決めて置く…。
攻めに出てきた側の王翦の立場なら、そういった撤退戦の準備も想定して置いて然るべきだと思います。
なんで、司馬尚の前に亜光と倉央が対峙して、戦闘もいよいよ佳境になった今のキングダムのタイミングでこんな水を差すような事を書いたのかと言えば…、
身も蓋もありませんが、ここで亜光と倉央が司馬尚に屠られてしまえば王翦終わりになる可能が在るからです。
まァ、もちろん、歴史的に司馬尚も王翦もここで死なないことは確定しているのですが…、
ココまで司馬尚とその軍に肉迫されて、しかも士気の維持のために、後退も出来ないと来れば、神(作者)様も撤退戦を描くのに若干でも、その繋ぎになるバッファが必要になってくると思われます。
結論から申し上げますと、亜光さん、ここで退場する可能性が高いんじゃないでしょうか?
正直言って、亜光クラスの武将が死ぬでもなく、ただ秦兵が多数損耗しただけで、武将首がゼロだったら、李牧さん・司馬尚さんの手柄として、別に自慢できるモノも何も残らんですし…、
逆に言うと、亜光(倉央も)は命を賭けて、王賁が王翦本陣に介入してくるまでの時間を稼ぐなどしてくれないと、カン・サロやフテイが次工程を仕掛けて来た時に、いよいよ王翦は対処できなくなる可能性が拡大していきます。
そして…、
亜光の奮戦と進退を賭けることで、これまで度々に渡り、亜光から薫陶を受けてきた王賁が、ようやく王翦軍に加入して、親子で邯鄲を墜とす戦いへと展開が繋がるなどと予想することも可能です。
いや?
まじで、ここは今回の予想編は、一切のオフザケ無しで書きたいと思います。
で、神(作者)様だって、そんな、伝説巨人 亜光の最後をキチンと描き切る事が出来るのか?
もしそうなったら、我々がそれをどうやって受け止める事が出来るのか?
正直、私にとっては、松左ロスや岳雷ロス以上の対衝撃準備が必要のような気がしてなりません。
まるで波動砲発射寸前のような緊張感を私は覚えています。
沖田艦長『次回キングダム掲載1209600秒(2週間)前…、総員(読者全員)対ショック、対閃光防御。』
(スチャ…、読者全員が遮光ゴーグルをつけて休載2週間ヤンジャン購入を待機)
勿論!!
亜光砲を喰らうのは読者だけでなく、司馬尚本人も喰らうわけなので、趙軍が勝利するとは言え、亜光と真向戦う司馬尚とて無事では済みません。
迎撃を果たした亜光砲によって、間違いなく司馬尚の左半身は消し飛び瀕死の重傷を負います。
司馬尚『な、なんだと?』
※瀕死の状態で亜光砲を放ち、司馬尚の左半身と同じく青歌軍の左半分を消滅させた亜光。
亜光『ハア、ハア…。』
倉央『や、やったぜ、亜光!!』
司馬尚『み、見事だ…。しかし貴様ら、、。私が、ヒーリング龐煖の二号機であることを忘れているようだなァ!!』
倉央・田里弥『な、なィ!?』(富樫&虎丸 風)
司馬尚『はあああああああああああああ!!』
…ゾリュッ!!
司馬尚『ゼエ…、ゼェッ…。』
※残りの体力を使い、左半身を再生した司馬尚。
亜光『む…、無念。。』バタン…。
亜光砲で、全生命力を使い果たして、倒れる亜光さん。
倉央・田里弥『亜光ーーー!!』(富樫&虎丸 風)
カン・サロ『フッ、テメ―らもう終わりだよww』
司馬尚『くッ…、なんとか身体を再生させたが、お陰で自慢のチンポが小さくなってしまった。もともと俺はめちゃクチャデカいチンポの持ち主だったのに、亜光砲で吹っ飛ばされて、少ない体力で無理に再生させられたお陰で、めっきりとチンポが小さくなってしまった。俺をココまでの目に遭わせるとは、実に見事な男だ、この亜光とやら。。』
カン・サロ『はッ!まったくもってそうであります。』(※王騎と一緒にいた頃の、初期の騰みたく。)
『もともと司馬尚様は、めちゃクチャデカいチンポの持ち主でしたが、亜光将軍の見事な戦いが原因で、小さくなってしまいました。いやはや、これは仕方がない事であります。実に、敵ながらアッパレ!!これぞ正しく名誉の負傷!!この小さなチンコこそ、名将亜光に勝った動かぬ証拠であり、アッパレペニスと云うべき、中華全土最強チンコなのであります!!(もともと小さかったけど、そういう事にしといたほうが良いよね…。)』
そして…、
青歌軍の皆がここまで苦労しなくちゃならないのは、アレもコレもそれも何もかも皆、青歌の疫病神 李牧さんの杜撰な丸投げ作戦のお陰です。
次戦の邯鄲迎撃戦のトキには間違いなく…、
司馬尚はフリーザみたいなサイボーグになって参戦せねばならない羽目になることが間違い無いでしょう。
キングダムネタバレ-ここまでリスクを背負う司馬尚の参戦理由は?
心優しき巨人、司馬尚さん。
そんな彼が、平和であった青歌を、秦軍との泥沼戦闘に巻き込んでしまったのは…、
ある詐欺師との交流を、ちょっとした心の隙間から許してしまった事が、全ての始まりでした。。
匿名証言 ※プライバシー保護の為、仮名にて、音声も変更されています。
ピン・サロ氏 『ええ、当時の事はハッキリ覚えています。最初、青歌城の前に、アイツが段ボールの中に入って、犬のぬいぐるみを着て、座ってたんですよ…。
で、ずっとコッチを見てました。。
僕は、絶対に怪しいと思ったから、城主に「放っといた方がいいですよ。」と言ったんですけど。ウチの城主、めちゃクチャ優しい人でね~…。「可哀そうじゃん、ご飯食べさせてやんなよ。」って、アイツを城の中に招き入れちゃったんスわ。』
で、司馬尚と、その詐欺師との出会いから、三年。。。
青歌を戦乱から守る事が至上命題であった城主 司馬尚は…、
青歌の防衛とは全くカスリもしない、番吾なる北方の地で、秦の最強魔人、亜光と真向から勝負しなければならない状況になってしまいました。。
司馬尚さん…、
某詐欺師から見れば、司馬尚が王翦を討ってくれれば、自分とその配下の雁門軍は、番吾の防御に徹するだけで、損害を最小限に抑える事が出来ますし。。
仮に、青歌軍が大きく損耗したとしても、元々、大いなる大趙帝国の本営の邯鄲である意向に背き、全く従う事が無かった地方軍閥である彼らを、秦軍との戦いで弱体化させて、邯鄲の言う事に従わざるを得ない状況にまで追い込む事が出来ます。
詐欺師○○『趙王様とカクカイの旦那~。邯鄲のすぐ近くにも関わらず、全く言う事を聞かねー、生意気な青歌の連中を、王翦と戦わせて弱体化させて来やしたぜ。げっへっへっへっへッww』
カクカイ『でかしたぞ○○! 秦軍を撃退して、尚且つ、簡単に従わぬ、赤麗、宜安、番吾に続き、あの青歌の地方貴族共をよくぞ弱体化させて、邯鄲の力が強まるようにしてくれたわ。これからも、趙の他の地域はどうでもいいから、邯鄲だけは大丈夫なように、秦軍が他連中と戦うように、頑張るのじゃわい!』
詐欺師 李牧『ははァ!これからもカクカイ様の仰せの通りに、この李牧は、邯鄲と自分の地元の為に、頑張ります!(うわ~、でも秦軍と戦える奴、もう司馬尚以外に誰も居ねーから、まじでヤベー、俺、もう絶対に自分で戦いたくねーもん。)』
はい、イキナリ本編の予想から話を逸らしてしましたが、、。
政治的に考えれば、秦軍と邯鄲とその他の趙地方領主の立場って、マジに、上記のような関係だと思うんスわ。。
李牧さんのやっている事って、表面上は趙全土の為に戦っているように見えはしますが…、
その実情を鑑みれば、単に…。
邯鄲の統治とは直接関係のない地方都市と秦軍を戦わせて、遊牧王&カクカイ政権を少しでも延命させるために暗躍する、趙の民衆にとって悪魔みたいな人物と言う事も出来るワケです。
で、それを司馬尚に当てはめてみると…、、。
李牧さんの唆しによって、青歌に密集して領土防衛に徹すれば、十全の戦力として力を発揮したであろう、上和龍とジ・アガを死亡させてしまい、、。
楽彰も戦闘で片目を無くし、元気なのはカン・サロだけになった上に、、、。
しまいにゃ、亜光+倉央という秦軍最強クラスのユニットと、領主自らが戦闘せねばならん羽目になっているワケです。
どう考えても、趙軍内のリスク配分(利権配分)がおかし過ぎませんか?
これ強いて例えて言うと、WBC問題(ワールドベースボールクラシック)みたいな感じじゃないですかね??
日本企業はWBCの大会運営に、めちゃクチャ、スポンサー料払っとるのに、何も米国WBC社から、スポンサー権利や商品化権が認められていないという話がありましたが。。
青歌軍…、ここまで全員が王翦軍に身体を張って、甚大なる損害は在ったとしても、彼らって、結果として何一つ受け取ることが出来る利益が無いんですよね。
そう、何一つも無いんです。。(汗)
これ、下手しゃ、司馬尚だって臣下に報いるものが何も用意できない訳で、彼の青歌内での進退に関わる問題にも発展しかねないワケです。
まあ、勿論。
司馬尚がここで勝って、朝廷邯鄲の心象を良くして、何処か李牧さんみたく、爵位と何処かしら領土を封じられる等といった事は十分あり得ますが。。
その褒章の結果、司馬尚は、拡大した領土と立場との引き換えとして、一番大好きだった、青歌以外の領土と民を守る事に時間とリソースを今後も取られる事になる。。
例えば、秦軍から取り返した、狼孟やら、閼与付近の領土防衛を命じられたとして…、
それって、司馬尚と青歌軍にとって本当に嬉しい事なの??
しかも、連載当初よりも、既に、国土の半分を喪失した趙にそんな褒美を与える余裕なんて何処にあるのか??
趙が、この戦争の勝利を、何処に落としどころをもって行くか?
当面、秦軍を遠ざける以外のメリットが何処にあるのか??
李牧さんには、こうして、邯鄲以外の趙領土を犠牲にする以外の、戦略が無かったであろうことは、十分に理解できるのですが…、
亜光と戦う司馬尚本人を見てて、ますます彼が今回の戦闘に参加した理由が分からなくなってきました。。
王翦が『やはり俺が勝った。』と言い切る程の武人亜光。
司馬尚本人が自分の武力に絶対の自信があることも理解できますし…、その反面で、李牧に何を唆されて、青歌と自分を危険にさらす事になったのか??
亜光に勝ったとしても、司馬尚とて無事で済むとは思うなよ!!と私は言いたい。
キングダムネタバレ-で結局、司馬尚VS亜光の行方は??
いや、まあそりゃ、史実キャラ+初登場バトルの二重補正で司馬尚が勝つでしょう。
私が問題といるのは、オリジナルキャラクターとして、ここまで有力に育ってくれた亜光さんの最後です。。
勿論…、
単純に、作中で秦軍最強クラスの武力を持つ亜光が、蒙武のように、ようやく本気で戦える相手に巡り合って、戦う事が出来る事自体に、喜びと楽しみを覚えた読者さんも多い事でしょう。
また、ある意味、司馬尚本人が本陣にいる王翦を討つことが出来ないくらいまで、ダメージを与えても、それはそれで亜光の勝ちとも言えるワケです。
そう、例えその命が尽きるとも、王翦を守ることが出来れば、亜光の勝利。
今現在…、、。
カン・サロは田里弥とその軍がその死闘で抑え、司馬尚に対しては、亜光と倉央の二枚のカードで対峙している訳なので、王翦とて自信を崩す理由が無い訳です。
現状のパワーバランスは結構いい感に保たれているように見えますが、もしもコレで、司馬尚VS亜光・倉央が戦って、司馬尚が余りにも余裕な状態で勝ってしまったら…、
『尭雲・馬南慈を一人で凌いだ亜光が何で??』と流石に読者も、今までの作品への想いの積み重ねに対して、めちゃクチャ白けてしまいます。
しかも、倉央がバックアップしている状態です。。
亜光とて、楽彰軍とのダメージが蓄積しているのは分かりますが、、。
王翦本軍との接敵から、休憩無しで闘い続けて本陣に来た司馬尚が、ほぼノーダメ設定というのも、リアリティ放棄もいいトコロです。
でなんで…、
必ず亜光は司馬尚対して、王翦の首を取る事が出来ないレベルの消耗と怪我をもたらしてくれた上で、王賁の登場へと繋げてくれるでしょう。。
で、そんでもって、神(作者)様とフテイには悪いですけど。。
亜光が作品退場の瀬戸際を賭けて激闘を繰り広げてくれた後に…、
今更、フテイの『やってもらう事』など描かれても、蛇足となる可能が極めて高い事も申し添えておきます。
亜光の進退の後に、フテイの出番とか描かれても…、
そんなん、まるで、家族や親友と一年を締めくくる最高級のディナーを食べた直後に、職場で一番嫌いな上司からの手作り料理を提供されるようなもんじゃないですか!?
マジで、フテイにとってハードル上げ過ぎだし、本人の為にもならんような気がするんですよ。。
なのでせめて、フテイはまた今度、活躍する機会など、幾らでもあるのですから、フテイがなんか仕事するにしても、今戦の最大級の見せ場の後に、茶を濁すようなレベルの仕事はなるべくさせてやらんようにしてやって欲しい。
例えば、司馬尚が消耗して、秦軍の緊張感が切れた後に、毎度のワープでフテイが出来てて追撃戦を仕掛ける…。
こういうのは流石に、読者の多くが『(またか)はァ…。』となると思います。
まァ、まだ、王賁が未投入なので、秦軍の保険はのこっていますがネ。。
- キングダムネタバレ最新790話 以上 ―
次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。
皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。