( 作画引用:原泰久先生 作 キングダム第699話)
少し早いですが、おめでとうございます。
次回はキングダム連載700回!!
巻頭カラーで皆様も楽しみなトコロでしょう。
その記念すべき第700回はどうなることやら?
扈輒単独撃破で勢いに乗るって邯鄲に迫る桓騎が…、
カクカイと遊牧王(幽繆王)をしこたまビビらせて、ガタガタブルブルと両者が失禁。
煌びやかな王宮でズボンがホカホカとずぶ濡れになる忘れられない記念回なるやもしれません。
李牧カムバックに至るまで話は進みますかね?
ではでは、今週もキングダム予想を進めて参ります。
キングダムネタバレ-信と語る理想と現実
そういえば盟友とは言え、嬴政は信にどうやって列国制覇を成し遂げ、法治国家体制を敷いていくかなどの具体論までは共有していませんでしたね。
信も信で、今の嬴政になんて語り掛けるべきなんでしょう?
嬴政も嬴政で、難しいこと信に相談してもリアクション期待できないでしょうし。
折角の強敵(?)に打ち勝ったにもかかわらず、なんとも素直に喜べない状態の二人。
とは言え、流石に桓騎の陰口を叩いて終わりなんてことは無いはずです。
本来だったら、この平陽戦。
嬴政も桓騎を激賞して、昌平君が評価するように『あの大軍をよくぞこれだけの寡兵で打ち破った!』と評価しつつ…、
今回、せっかく大将軍になったのに、何もしていなかった王翦と楊端和に『お前ら一体何しとったんじゃ!?』と叱責して、他の友軍にも奮起を促すぐらいの事をしてもおかしくありませんでした。
既に、コメントでもいただいているのですが、少なくとも史実の嬴政と桓騎の関係でいけば、上記のような様態が妥当ではないでしょうか。
しかしながら、キングダム作中では、この点で、六大将軍の暴走という形で、問題提起されてきているので、この点で、どう落としどころを回収していくのかが予想の方向性になってきそうです。
今回、699話の最後に、信が嬴政に語り掛けてきて、どんな話の内容になっていくのかも、その着地点の方向性に掛かってくるかもしれません。
桓騎のような実力があるけど、癖が強すぎて暴走する武将と、嬴政はどうやって折合いをつければいいのか?
大王として桓騎をどうすればコントロールすることが出来るのか?
このように、桓騎に対するリーダーとしての力量という点で、嬴政は真向から悩んでいるのかもしれません。
しかし、史実的に、中央集権体制による、大王の実権集約化に成功している嬴政と、それを周辺立法で支える法治国家秦というお国柄であれば…、
本来、部下の暴走なんて問題自体が起こりえる訳がないのですが、神(作者)様的に、ここはリーダー論で物語を表現していきたいのかもしれません。
でなんで多分ですよ?
信がここで出てきたのは、空席である最後の六大将軍の席に信が早く就いて、実力で桓騎と並んで『アイツに無茶苦茶させない。』などと嬴政に誓うとかでしょうかね。
ただそうなると、桓騎が六大将軍であり続ける限り、戦争の自由を手にしているわけですから、並ぶだけじゃ意味が無さそうです。
それこそ、信が桓騎を追い抜いて、桓騎を降格させてもいいくらいの勢いが必要です。
少し前の信なら、普通にこんな威勢のイイ事言いそうです。
しかし、この流れだと、タダの立身出世物語の域を出ないというか、踊る大捜査線の「正しいことをしたければ、偉くなれ」と変わらん話になるので、今更キングダムでそれ必要か?という気もしてきます。
読者的にも『信も嬴政も、まだそんな目標設定の話をしているの?』って話でしょう。
これじゃあ、タダの徳治主義の人治国家&放置国家やろが。
何も成長しとらんし、現実から何も学んでおらんです。
最悪、いくら漫画だからと言っても、そーゆーのに意味が無いから、秦という国家と始皇帝嬴政の出現に歴史的意味が見出されたという、史実上のロマンすら没却してしまう恐れがあります。
でなんで、ここは信が嬴政になにか語って励ましてやるような流れではなく、嬴政自身が現実を受け止めて決意を新たにする方向の方が建設的です。
ここから大王側も腰を据えて、現実路線で戦争と統治を見つめ直す描写が増えれば、より作品に深みが増すかと思います。
特に、六大将軍制度に関しては、大将軍全員を制御しつつ、かつ、効率的に運用していけるよう、真向からキチンと軍制度改革を実行する必要があります。
以前から当ブログでも指摘してきたように、旧六大将軍制度との実情の違いや問題点を整理して、地道に制度の改善を重ねていくしかありません。
今回の平陽戦にしたって、そもそも王翦軍と楊端和軍が連動していたら、最初から桓騎だって無茶な作戦を展開する必要も無かったワケです。
その点まで考慮すると、果たして桓騎だけでなく、王翦も楊端和も六大将軍として能力的に相応しいかのレベルで再検討する余地があります。
嬴政にしたって、彼が大王の立場として桓騎に責任追及する必要があったことは十分理解できるのですが…、
それだったら、その反面で、大王側の陣営自身にも至らなかった点が多々あることを認めていかなければ、これはフェアではありません。
それこそ、大王という最高責任者の立場を持つ以上、基本的には、桓騎と違って、上位から注意してくれる人間がいない訳です。
そういう意味でも、私は、“大王自身も法の下に位置される意味“が出てくると考えます。
キングダムネタバレ-郭開ビビらす桓騎
キングダムのカクカイなら、もう史実無視して、李牧がカムバックしてくる前に邯鄲を明け渡して試合終了とか、普通にやってくれそうです。
単に、自分の地位が惜しいだけであって、別に遊牧王(幽繆王)に忠誠を誓っているワケでもありません。
なんか、桓騎の前に跪いて、彼のブーツ底を自ら舐めまわして服従させられているとか、滅茶苦茶似合いませんかね?
学校一のもの凄くタチの悪いヤンキーが、クラス一番の陰キャラを徹底的にイジメ倒している情景と、もの凄く合致しそうです。
とは言え、そこに真面目なクラス委員長の李牧が戻ってきて…、
李牧『イジメはいけません。絶対にダメです!!』
と云う話でもないのですね…。
寧ろ、桓騎と李牧が一緒になって、カクカイを袋叩きにするでもいい気がします。
状況からも単純に考えて、趙軍総司令だった扈輒が死んで李牧もいないとくれば、趙軍の指揮系統は今現在ガタガタ極まる状態でしょう。
李白や公孫龍が頑張るのでしょうか?
桓騎軍とて、今は損害を回復しきっていないので、その間になんとか、立て直しを図る必要があります。
しかし、カクカイが趙軍を立て直し…?
一体、どうやってやるのでしょう?
しかも、桓騎軍だけでなく、王翦軍も楊端和軍も控えているのに…。
よく言われる例ですが、無能が頑張ろうとするほど、却って事態は悪化します。
というか、カクカイはアレで卑怯で嫌なヤツなのですが、実は文官としては優秀なヤツと思わせてくれるフシもあります。
でなんで、ここは上手く責任を逃れつつ、フェードアウトすることくらい造作もないかもしれません。
『ぜーんぶ悪いのは扈輒将軍。』程度のことは平然と言ってのけるでしょう。
その為に、朝廷での責任者不在状態が発生し、なし崩し的に李牧カムバックの機運が高まっていくのは間違いありません。
しかし、個人的に楽しみな予想は、別の方向にあったりします。
カクカイ自身が、これまでの防衛戦績について、李牧の作戦をパクっただけなのに、まるで自分が立案したかのように、振舞っていたからです。(笑)
その為に、上記の予想に反して、これらの因果でカクカイがフェードアウトしたくても出来ない流れが発生するのも十分考えられます。
むしろそっちの方が面白そうです。(笑)
李牧派大臣A『もうこうなったら、李牧様みたく宰相様にご出陣願うしかありませんなw』
李牧派大臣B『よッ天才軍師w 今こそ陣頭指揮オナシャスww』
カクカイ『オォ…、オッケー…。(汗)俺が桓騎をボッコボコにしてやんよ。でも、ちょっと今めっちゃ忙しいし、予定見て行けたら行くわ。』
…という流れでいいですし。
若しくは、最前線においても同じです。
隠れていた李牧派の武官が、カクカイが標的になるように、徹底して桓騎軍を挑発するとかやってほしいです。
李牧派武官A『(^^)/桓騎のザコ野郎~w カクカイさんがお前殺すってよww ゲラゲラゲラ。』
李牧派武官B『オイ桓騎ィ~!?手前ェカクカイさんにビビってんじゃねえぞ! ゼノウ一家のバカヤローww』
李牧派武官C『桓騎、お前死んだな? カクカイさんに狙われてっから終わりだよw 桓騎軍弱すぎww』
李牧派武官D『カクカイさんがお待ちだぞ!さっさと邯鄲に攻めて来いや!!』
李牧派武官E『カクカイさん来る前に逃げんなよ…!』
李牧派武官F『さーせん?カクカイの領土だけを攻撃してください。』
李牧派武官G『カクカイの住所、電話番号、家族構成、勤務先、通帳とクレジットカード、暗証番号はコレです!』
李牧派武官H『カクカイさん、テーブル1番にご指名はいりました~!』
李牧派武官I『じれったい!俺、カクカイと戦いたい雰囲気にしてきます。』
李牧派武官J『カクカイの実家にオレオレ詐欺やってきたw』
李牧派武官K『各界のカクカイに招集かけてみます。』
李牧派武官L『カクカイがカクカイである為に』
李牧派武官M『角さん!助さん!?懲らしめてやりなさい。』
…、
……。
と、まあ…、こんな風に。
なんとか李牧を虐めた報いを、桓騎の手で晴らしてもらえる方向に誘導されていきませんかね?
これ多分、李牧が嘉太子の王位継承失敗時に、都落ちをしたときから、この一年近く、多くのキングダムファンが期待していたところだと思うのですよ。
みーんな、李牧を追い出してしまった因果応報劇を見たいと思います。苦笑
― キングダムネタバレ最新700話 以上 ―
次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。
皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。