( ポツーンと本陣 作画引用:原泰久先生 作 キングダム第690話 )
休載あけたらマジでどうした?
今回はめちゃくちゃ見どころが多かったですわ。
色々な面白かったポイントはあるけど、個人的に一番アツかったのは、亜花錦が敵の本陣急襲を成功させたことですね。
前回までの記事でも、亜花錦だったらやってくれそうだけど、森林の中から敵本陣の位置を割り出すのは難しそうだし、期待し過ぎかと思っていましたが…!?
いや、もう今回、神出鬼没っつーか、キミは軍神やぞ亜花錦!(笑)
あ、でもゴメン。
岳白公には、最後までそこまで愛着感じなかった。
でも、短い間だったけどお疲れ様。
今からホントに仏様になって成仏してね。
合掌
キングダムネタバレ-成仏岳白公
はい、岳白公死にました。
信が再び手にした、王騎将軍の矛。
足をケガさせられて避ける、ではなく、受けるとなればタダの武器じゃあ止めれません。
剣ごと叩き切られて決着です。
自分を討てて最高か?今際に聞く岳白公に…、
『ああ、そうだな。』と答える信。
ソレでいい…、と言って息絶えた、岳白公をみて、『よくねえよ、バカ。』と信は答え直します。
戦争であっても、人を殺していい気分になれる訳がない。
でも、最後に岳白公が喜びそうな、答えを聞かせてやった信に主人公の余裕を感じさせます。
しかし…、
ここで岳白公の死に、落胆するでなく、逆に激高してより強襲を重ねてくる閃叫の皆さんたち。
多勢に無勢の飛信隊では、これは持て余すかもしれません。
ただ、信が岳白公を討ったことで、飛信隊側の勢いが増しているのは確かなので、崇原に干斗らが奮戦を続けます。
何気に、王騎将軍の矛の立掛器になっていた尾平が完全に丸腰になっていて、慌てているのが笑えます。
行けッ!尾平!!今こそ君の奥義“死んだふり”を炸裂させる時だッ…!
などとも思ったのですが、ココは昂君が尾平の槍をすぐに手渡してくれます。
皆と同じく奮戦する我呂ですが、ここで異変に気が付きます。
左方、森の奥から敵援軍が到着し始めました。
全軍騎馬で一気に攻め立てて来ています。
亜花錦はどうしとったんだ!?と、ここでは非常に心配になります。
この、敵の後軍連中を森の後ろで横撃にて妨害しとったんじゃないのか?と思ったのですが、彼の出番がこのまま無いなんてことはあり得ません。
岳白公を打ち取ることが精一杯だった信とその一団ですが、このまま敵の援軍騎馬部隊に突撃されたら、ひとたまりもありません。
しかーし!
ここで、間一髪の羌瘣隊登場です。
関常に、押し出される形になった羌瘣隊が、羌礼も伴って参上してきました。
羌瘣『あの軍は引き受ける、その間にこの場を整理しろ!』
我呂に引き受けを伝え、羌礼も信周辺の手伝いに向かわせる羌瘣。
礼ちゃん『いつも通り、人使いがあらいなぁ~、瘣姉。』
今戦もギリギリのトコロで戦っているハズなのに、余裕の礼ちゃんです。
で、信のトコロに到着するや否や…、
羌礼『ギャハハハ、隊長ボロボロじゃな、弱いな大丈夫か?』
信 『うるせェ!』
オイオイ、そんなん言うたんなや。
それだったら、お前が岳白公に不意を突かれて崖下に落とされなんだら、もっと余裕で勝てただろうが。(笑)
昂君が『何わらってるの!?』と突っ込んでますが、こういう細かい描写を重ねて、このまま彼女に意見できるのは、羌瘣を除いて昂君だけという形になっていくのでしょうかね。
キングダムネタバレ-掃討戦
岳白公軍の反撃戦に見えて、ここからは実質的には掃討戦になっていきます。
まず、信たち一団に接近した敵援軍ですが、これには上記のとおり羌瘣が当たります。
趙軍側の兵力は勝っているので、力で押し流して羌瘣隊ごと信たちも崖下に押し落とそうとしています。
これに対して羌瘣、敵軍の意図を汲んで、錐型で対処します。
敵軍の力点を左右に流す意図です。
点の勝負で挑んだら羌瘣が問題なく勝つでしょう。
敵軍としても、数の優位を頼んで最初から、迂回包囲してきたら羌瘣も対処に困ったでしょうが…、
ここは援軍の初動自体が完全に後手なので、急いで出てきて場当たり的に体当たりするしか方法が無かったのでしょう。
毎回最後の最後まで、“大軍の有利性を全く生かせていない大軍“で終わる趙軍の伝統芸能の業を今回も鑑賞させていただきました。
しかし、この場の羌瘣隊も名前付きの側近が増えて随分と頼もしく見えて来ましたね。
羌瘣個人頼みだけでなく、川歳、山能、南陳の中央先端を担う武将に加え、彼らの両サイドにて、田典と田掘という武将もまた、うまく敵の流れを左右に分断すべく配置決定されていることが分かります。
非常に緊迫感ある描写ですが、南陳さん、どうしたんですか?落ち着いて下さい。
彼の場合、過剰に羌瘣の要望に応えようとし過ぎて、早死にしたりしないか心配です。ってゆーか羌瘣隊、かなりの規模でこんな連中がいるのが容易に想像できてしまいます。(笑)
趙軍側はどうあっても混乱しています。
そんな中、本陣には岳白公討ち死にの報がもたらされます。
岳白公の軍師を務めていた側近の方の名前は、紀章ということが分かりましたが、どうやら岳白公が単独行動をするのは慣れていたのか、慌てている様子はありません。
しかし…、
紀章『何をやっているのだ将軍、あなたは!』などと言っているのはどうなんでしょう。
最初、大物ぶって『こまったお人だw』とか言っていたのに、殺られた殺られたで責任転嫁しているように見えてしまいます。
岳白軍に限った話ではないですが、キングダムでは将軍自身が駒の動きをして、軍を動かす責任者が側近である軍師であるのは、割と普通にあったりするのですが、岳白さんと紀章さんの組み合わせは、この点カナリ微妙だったみたいですね。
岳白も紀章も揃って、自軍の配置や全体像をよく分かってない上に、地形一つの要因でトップと副官の二人が揃って安心して滞陣していたりと、両者とも緊張感と視点に差が殆ど無かったのが、見て取れます。
そもそもこんな逃げ場の全くない場所を本陣にしたのはどっちなのでしょう?間も無くこの点の裏目が明確に出てきます。
岳白の死を伏せたまま、戦闘を継続し、飛信隊を軍勢のまま揉みつぶそうと画策しますが…、そこに亜花錦参上。
不敵な笑みと共に…、
亜花錦『ギ』
彼の急襲によってあっけなく岳白軍本陣陥落。
それにしても飛信隊の後方援護で無しに、森林の中で、突如、本陣急襲へと戦術目的を変更した亜花錦はスゴイです。
羌瘣隊の動きやなど見切れるとも思えませんし、『飛信隊がどうなろうと本陣落としたほうが早くね?』とでも思考を咄嗟に切り替えたのでしょうか?
仮にそこに思い至ったとしても、あの森林地帯の中から、岳白本陣の位置を正確に見切ってしまうのも至難の業でしょう。
左側面の山から出てきた時に、視認していた記憶だけで位置関係を把握し、急襲を成功させたと考えるのが妥当でしょうか?
ただし辛口で言えば、最悪、李牧だけじゃなく、亜花錦までワープしてきたように見えなくもないのが玉に傷か…。
いや、しかしそれでも、自陣営なのに森林に入られただけで、亜花錦の所在をロストする趙軍、飛信隊や亜花錦隊が上がってきていても、何故か岳白公への援護にしか動かない後軍連中のノンビリさなど…、
この趙軍側のお花畑感を以ってすれば、亜花錦がワープではなく自力で接敵できたのも当然かもしれない。
その後は、指揮官を失った趙軍なので、飛信隊一同に狩られまくり、しまいにゃ岳白公の首を田有に晒されて試合終了。
崖上の旗が倒されていくのを見た、河了貂はじめ飛信隊本陣、飛信隊による影丘攻略が成った瞬間でした。
…長かった、とくに合併と休載のお陰で。
飛信隊が一日で落とした影丘ですが、その陰に玉鳳の力があった事を信は忘れていません。
羌瘣もまた総力戦でギリギリの攻めだったと述べます。
そして、本陣では番陽さんも河了貂に、歓喜の意を伝えようとしますが…、
ここで次工程まで考え付くのが河了貂。
『喜ぶのはここまで!』とピシャリと一言。
飛信隊で残兵力数のまとめ直しを図ると同時に、番陽さんにも、玉鳳隊の再編成を促します。
那貴を通じて、岳白公残軍の動きを把握し、一息の後に影丘を抜き、扈輒本陣への急襲を実行に移します。
キングダムネタバレ-本陣孤立の扈輒さん
岳白公の敗報にどよめくモブ将たち。
モブ①『まずいぞ、中央軍・左翼軍ともに大いに押し込んでて今、本陣は手薄だ!!』
だからヤバいってのはわかるのですが、それだったら本陣を本軍と足並みをそろえて前進できない理由でもあるのでしょうか?
接近してくる飛信隊の規模は、報告では約3千~5千程度。
しかも、かなり手負いの軍であることは間違いありません。
でなんで、虎白公軍から残置していた5千をそのまま北上させるで十分対処できると判断したのが扈輒さんでした。
この指示のとおり、飛信隊迎撃に向った、残置軍5千。
そのまま本陣は、丸裸でポツーン…。
桓騎はこの本陣ポツーンを狙っていたのがバレバレとは言え、それだったら、扈輒さんは、何故、雷土虐めなんかに夢中になってて、本陣ポツーンに気が付かないのでしょうか?
上記のとおり、本陣を虎白公軍に寄せるだけで、どうにでも危機回避できる状況だと思うのですが?
ってゆーか、お前らどう見ても絶対に全軍24万人も居ないだろう!
何でそんな全体図がスカスカやねん。
合併と休載が多すぎて、夏休みと勘違いした趙兵たちが帰っちゃったのかな?
― キングダムネタバレ最新690話 以上 ―
次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。
皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。