( 将軍なのに、未だに独立遊軍の気分のまま持ち場を離れる癖が抜けない李信将軍 作画引用元 原泰久先生 作 キングダム796話)
此度の第二次趙北部攻略戦、大敗に終わりました。
落ち込む秦国首脳の面々…。
ですが…、、。
いや?
あの??
皆さん、落ち込んでるところ、大変申し訳ございませんが、、。
これ、別に、惜しい戦でも何でも無くないですか?
逆に、昌平君に聞きたいのですが、最初から、作戦を立てる上で、何を勝利への要因として戦争を計画することが出来たのか、まったく意味わかりません。
宜安戦で桓騎軍だけを逐次投入して、今度は、李牧さんが待ち受けていると分かった上での、二次派兵。。
宜安戦を生き延びた、李信と蒙恬の情報を精査したら、青歌軍という新勢力とて、間違いなく、それなりの情報収集と対策が取れたはずです。
李信や蒙恬、桓騎軍が戦う以前にも、カン・サロとジ・アガに東北軍まで、思いっきり撃退されとったやないですか。
しかし―、
その青歌軍と対峙した王翦軍が、何故にして、今回、完全な未知の敵軍と戦って負けざるを得なかったみたいな顛末になっているのでしょう?
コレは、ちょっと意味が分かりません。
宜安戦での反省やら、そこで既に得られていたハズの青歌軍の情報を何も精査しないまま、昌平君達は、王翦軍・楊端和軍を再投入したってことになりゃしませんかね??
倉央が、『王翦様は単純戦闘にもっていかれたから負けた。敗因はコレに尽きる―。』的な事を言っていましたが…、
コレも『ホントにそうか?』と、倉央に反論を唱えたくなります。
地下道掘ったり、砦を仕込んだり、本来、追いかけてかどうかすら怪しい、亜光や飛信隊の前に囮として出て来たり、司馬尚が王翦本陣を落とした後も、何故か、王翦本人を放ったらかしにしてモブ兵狩りなんかに専念していた…、
そんな李牧さんの方が、どう考えても、何千倍も運要素マシマシで、何万倍も複雑な敵の行動分岐計算が必要な作戦を展開しているじゃないですか…。
いや、この点は、合戦に身を投じていて、李牧さんの作戦の全容が見える立場に無かったのだから、仕方がないかもしれません。
寧ろ…、倉央としては、こんな陳腐な、李牧さんが、運要素のみ展開していた作戦なんかで、王翦が負けてしまった事などは、一生知らない方が幸せなのかもしれません。
ではでは、今回も、キングダム本編について振り返って参りましょう。。
キングダムネタバレ-キタリと壁さん、合体せず。
えーっと、キタリと壁さん。
はい、今回は、別に彼らは 合体せずに話が終わりました。
まァ、それでよかったと思います。
今、合体したら、多分つーか絶対、壁さん体力が無くなって死亡するに決まっているので。
で、はい。
どうやって壁さんは助かったのでしょう?
キタリとメラ族の一団に合流を果たした壁さん。
そして以外にも、捕虜となった仲間も、まだまだ生き残っています。
なんと、壁さんと行動を共にしていたナジャラ族の方も無事です。
戦闘で壁さんを守っていたナジャラ族の皆さんですが、地平の言語の違いなどから、捕まってからは、相当、難儀した事でしょう。
捕虜となった生活の後は、逆に、壁さんに守ってもらっていたと語ります。
さて、ここからは城からの脱出と、戦場からの逃避行です。
ギリギリまで城壁を持ち場として守っていた猿手族ですが。
城門の開閉装置を趙軍に奪還され為、早々と城門が閉じられます。
しかし、間一髪でキタリ達は城門を通過。
あと一瞬でも遅れていたら、彼らは袋のネズミでした。。
城外に出たメラ族と猿手族。
ここで漸く、楊端和から撤退の報せがもたらされます。
同時に、秦軍が負けたことも。
『看守たちの話は本当であったのか…。』
落胆を深める壁さん達ですが、ソコに、李牧さんの放った趙の援軍が襲来。
先ずは、感傷に浸るより脱出が促されます。。
はい、李牧さんの放った5千の援軍。。
見事、空振りに終わりました。
それこそ、趙軍が全力で追撃に掛かってくれたら、飛信隊も玉鳳軍もマジにヤバかったのですが…。
ソコは、秦軍に勝つことに慣れていなかった為か李牧さん?
浮足立って、余計な事に兵力を分散してしまい、大いに秦軍の逃亡の助けになった事に、感謝の意を表したいトコロです。
趙軍の裏手ではありますが、どこか余裕感も出てきたキタリの一団。
壁さんが、キタリの胴体に腕を回すのを照れて、ナジャラ族が冷かします。
ナジャラ『キタリのエロい体にムラムラして恥ずかしいってよ。』
恥ずかしさにキレるキタリ。
アカン…、これはもう和みモードだ…。
骨珉伯とのバトルもなく、戦線はココで終了。
そうして、なんやかんやで、楊端和をはじめ、飛信隊と玉鳳軍等も、特に撤退戦にかんして描かれることなく、秦軍の敗走劇は終了。
そうして、その実情は、秦国王宮へと次々と報告が入っていきました。
キングダムネタバレ-本気で勝てると思っていたのか?
第二次趙北部攻略戦失敗。
その現実に落ち込む嬴政。
昌文君。
李斯、介億。
そして、昌平君の面々。
全員、沈痛な面持ちで、誰も言葉を発することが出来ない程の、王宮の雰囲気は凍り付いてしまいました。
いや?
でも、ちょっと待って下さいよ??
冒頭でも書きましたけど…、昌平君??
アナタたい、逆に言えば、そんなに大きく落ち込むほど、この第二次趙北部攻略戦に、自信と共に期待するべき要素を保持していたのですか?
普通に考えたら、嬴政も昌平君も、寧ろ『ああ~、ヤッパリ負けっちゃったか~。』みたいな感じで終わるようなレベルの着想と準備で開始したのが、この趙北部戦略だったハズです。
秦軍が桓騎の活躍で…、
邯鄲まで目前と迫った中で…、『趙王が北に逃げるかもしれないし、先に宜安攻めようぜ?』という、非常に不確か且つ目的と、仮にそんな事態になったとしても、後から十分に代用策を用意可能な話に、当初、まったく予定にはなかった戦争を仕掛ける事を決定した秦軍首脳一同。
距離も地形も、敵軍の規模すら不明確で、且つ、途中、何度でも作戦続行に支障がある大破と中破を被りながらも…、
何故か、『李牧や趙軍は、秦軍の侵攻に対して何も準備していないハズ。』という、謎の前提条件で、続行された宜安戦。
そして―、
その宜安戦でこっぴどくやられた飛信隊と楽華軍、狼孟で、カン・サロとジ・アガに撃退されて、どうにか逃げ帰った東北軍。
前回の敗戦で得た、青歌軍に対する実践情報も在ったにもかかわらず、青歌に対して、何の調査も対策も立てずに、発案された第二次趙北部攻略戦。
昌平君は、実際、この程度の準備しかしていなかったにもかかわらず、一体、どこに勝利の要因を見出していたのか、まったく理解できません。
恐らくですが、嬴政含めて、『自分達の一体何が問題だったのか?』すら、よく分かっていない状況だと思います。
もう、自分達が考えても、よく分からんから、とりあえず『李牧スゲー』となっている状態なのかと分析します。
キングダムネタバレ-倉央の離脱
司馬尚軍から敗走中、その日の夜。
王翦の天幕の近くで、寝そべりをかます倉央。
王賁が近寄ってきます。
総大将 王翦への心配など無用と、互いに語る倉央と王賁ですが…、ココで倉央は、今回の戦を総括します。
倉央『単純な戦いに李牧がはめ込んだ、コレに尽きると思われる。』
倉央曰く、王翦は“複雑な戦でこそ強みを増す、朱色平原はその最たるもの、そうなると李牧はかなわぬと察して、複雑さと作る要因となる、飛信隊と玉鳳を封じて、イキナリ勝負に出た。”
この様に語ります。
まァ…、倉央がこう言いたい気持ちは、物凄く分かるのですが…。
冒頭でも書いたとおり、事実は真逆で、李牧の方が、遥かに多くの、ややこしくて、実に無駄な動きをしまくっていたと感じるのは私だけでしょうか??
しかも―、
亜光軍の横の森に、李牧が出てきた最初の動きから、『亜光、それは誘いだ。』と王翦本人は李牧の意図が分かっていたのですから…、
あのまま、亜光や飛信隊が反応しても『貴様ら持ち場に戻れ!』とばかりに、援軍を出して後、叱責するなり、単純に、軌道修正可能なタイミングで、王翦自身が何もしなかったのが悪いだけだと思います。
だいたいの話、亜光の死にケチをつける訳ではありませんが…、
戦場の端っこに出てきた李牧を、ワザワザ亜光の視界に入れる為に、一軍の大将である亜光が、部隊最前線の右端にいた事にしたのも不自然極まりないです。
普通、あんな森の端っこに出て来ても、軍団中央に居る亜光に、全く李牧は気づかれずに作戦失敗に終わったのが関の山だったハズです。
その後も、亜光が李信に『李牧を追え』などと指示を出したり…、
李信も李信で、軍人なのに亜光に云われるがまま、宜安戦に続いて、今回もまた、“自分の持ち場を守らない”という…、謎の行為を未だに繰り返すんですよ。
もう、将軍になった身分なのに、未だに、独立友軍の気分で居る李信って、ヤッパリどうかしているんですよ。
亜光にしたって『いや、お前? 確かに俺、李牧を追いかけろ云うたけど、何も右翼全体を預かる将軍のお前自身で行けなんて云うてへんやん? 普通、ソコは信頼する部下に任せるやん? ダブルビームライフル兄弟とか、普通にお前より身軽で、且つ、異常に殺傷能力がめちゃクチャ高いヤツ居るやん?? つーか、お前将軍なんやろ? 何で未だに1000人隊長と同じ動きしか出来んねん??』とまあ、これくらい言っても許される話だと思います。
それこそ李信、本来は、銃殺刑や最大級の軍紀違反を、またもや李信は繰り返してしまっている訳ですよね?
王翦も、番吾戦始める前に、李信に、“勝手に持ち場を離れるな!”という、至極、当たり前の事を守らせるのを、忘れていたのが一番の敗因だったのではないでしょうか?
そして―、
そういう李信のあり得ない行動を含めて、余りにも運要素の積み重ねで結果を出した、李牧の作戦の方が、どう考えても“単純な戦いの”ソレでは無いような気がしてならないのですが…、
まァ、最前線で戦闘していた、倉央には、この様な考察に至ったのは仕方がないのかもしれません。
で、今後、王翦軍を支えることができるのは、彼1人になったわけですが…、ここで倉央、突如、これからは自分ではなく、王賁が王翦を支えていくべきだと語り出す始末。。
倉央『自分がここまでですわ、ちょいとばかし1つやることがありますので。』
あー、多分。。シリョウさんの安否に関わることなどではないでしょうか?
私、個人としてはそれでいいと思うし、探しに行ってやれとは思う。
- キングダムネタバレ最新797話 以上 ―
次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。
皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。