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キングダムネタバレ最新第653話 共闘せよ 考察 録嗚未いい仕事

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(  録嗚未 作画引用:原泰久先生 作 キングダム第653話 )



今週は録嗚未がいい仕事してます。

週末のネタバレ予想編でも後述したいのですが、再配置のなされた直後の今の局面、秦軍側には録嗚未に非常に大きな期待がかかって来ています。

さて、先週では魏軍の登場に際して、取り急ぎ千斗雲を戦線から退かせて、魏軍の抑えに向かわせただけが寿胡王の対処の様にもみえましたが…、

あのまま両軍が噛み合った状態からの早期決着にはなりませんでした。

ここで一度、乱戦を解いての仕切り直し。

もともと蒙毅も蒙武を下らせたかった状況であるコトとも相まって、楚軍と秦軍の双方が一旦は引き下がることと相成りました。

これまでの展開が援軍の投入合戦で、戦局スピードが非常に速かったので、このまま秦軍・魏軍が一気に勝負を持っていくものかと期待しましたが、そこには待ったを掛けた寿胡王。

秦軍側の本営もまた、まだまだ実戦において自信の無さが残る蒙毅という点も見逃せません。

そして、今回の一番の特徴は魏軍が7万という兵力が公表された点と、同時に新キャラ将軍が多数投入されている点ですね。

彼らを正式に物語に投入させるという意味でも、神(作者)としてはココで一旦の仕切り直しが必要だったという感じでしょうか?

それでは早速、今回も内容を振り返っていきましょう。

キングダムネタバレ-配置換えと新キャラ投入

生き生きとした顔の寿胡王。

配置換えを発令して、全軍に合戦を解くための銅鑼を鳴らさせます。

“厳命の銅鑼”と呼称しているように、什虎4将にとっては彼らの中では、命令系統の最上位に分類される号令であるコトが伺えます。

反応する満羽、玄右、千斗雲。

援軍である項翼と白麗には、本陣から伝令が駆けつけます。

先週の予想編で若干、懸念していたトコロですが、項翼が『あ⁈んだ偉そーに。』などと悪態をついていますが…、

いやいや、そういうトコロがお前らの急所だろ!?

脇役が、『いや、あっちの方が偉いぞ多分。』などとナイスなフォローを入れていますが、何気に、楚軍は今回の戦で、この名もなき項翼軍のモブ兵に命を救われたと言っても過言ではありません。

そして、当ブログで予想していた重要部分なのですが、ここから両軍の足並み勝負が描かれる事になっていきます。

予想を上回る反応をした部分としても、今回になって、寿胡王のほうから先んじて『楚軍として一体となって戦う』旨の申し出をしてきたのは、然るべき指令であったと評価できます。

同じくこのトキに、什虎本陣からの伝令を受け取った白麗の反応は、即座に伝令了解の旨を返答しています。

彼のモノローグで『亡国の王族にして大軍師寿胡王…、その力みせてもらおうか。』などと噛みしめているあたり、どうやら寿胡王の名はそれなりに有名のようです。

このあたり、他国の蒙毅や鳳明の側にもどれくらい敵の情報があるのかは気になるトコロ。

什虎軍が離れていく様子を察した秦将としても、ここは追撃を仕掛けずに、同じく自軍も配置換えを要する方向で動きを見せます。

一度、仕切り直した両陣営。

見開きで全軍の配置図が展開されます。

楚軍が11万で、秦軍5万と魏軍7万の連合。

ここで何より、最も大きな情報となったのは魏軍にイキナリ新キャラ将軍が投入されていたことですね。

蒙毅の本陣に、同盟受託の挨拶にやってきた荀詠さんが魏軍の本陣前面に配置されているだけではなく、彼の両サイドに龍范、馬介なる将軍が配置されています。

乱美伯は最右翼に配置されていますよね。

何となく、魏軍は鳳明を含めてカナリ男前を揃えてきてますね。

禍燐が控えていたら、鳳明、荀詠、龍范の三人は全力で捕虜にされてしまったかもしれません。

また、真面目な話で吟味してみると、両軍の全体像では、両軍とも同じ属性の武将同士が戦うように配置されていることが分かります。

先ず、蒙武VS満羽の右端が総大将兼パワーファイト属性で分かりやすいです。

続いて、騰VS項翼は剣撃による速攻部隊対決。

最中央の千斗雲VS録嗚未・乱美伯は、斬込み隊長ナンバーワン決定戦。

白麗VS荀詠・龍范はビジュアルバトル。

玄右VS馬介は陰キャ(暗そうな奴)同士…。

なんかコレでもか!ってくらい分かりやいマッチアップ設定です。

前回までのプロレス展開に引き続いて、キャラ立てこそそこまで被りませんが、何かキン肉マン悪魔騎士編の六人構成が、どこか作品に投影されている様にも見えるのは私だけでしょうか?

また、彼らの背後の本陣を守る、寿胡王、鳳明、蒙毅の三人の軍師も、こうして見比べてみると特徴的です。

寿胡王は大軍師設定で…、

鳳明は同じ大軍師である霊鳳を二年の歳月を経て追い抜いたハズの大軍師設定…、

蕞攻防戦での実況解説の実績はあるモノの、実戦軍師はほぼこれが最初の蒙毅さん…?

先々、蒙毅の機転が炸裂して寿胡王が驚いて死ぬというオチも隠されているのではないか?などといった予想とか、この全軍展開図を眺めるだけでも、多数の予想や想像が捗る思いが致します。(笑)

各本陣の号令で動き出した各軍。

各々が最前線から激突し始めます。

今回のキングダムの前半で、一番重要な部分になったのは、神(作者)自らが、秦魏連合軍を“急造同盟軍”と定義づけしたトコロです。

本編の戦況ナレーションにおきまして、『秦・魏軍は急造連合軍である、故になるべくお互いの戦場が重ならないぬよう対局から挟撃にでた。』と解説されています。

当ブログの予想では、むしろ楚軍の方こそ、什虎4将の本国への忠誠心の無さと、援軍である項翼の未成熟さが仇となって、楚軍の一体性を阻害するのではないか?

さらに、秦魏連合軍においては、鳳明・蒙武・騰・蒙毅の各陣営トップのコンセンサス共有も比較的早期に形成されている状況も鑑みて…、

両軍の一体性比較に関して論じれば、秦魏連合軍にこそ結果的にでも軍配が上がる展開になるのかと予期してたのですが、現状のキングダム本編を見る限りにおいては、今一歩、秦魏側のほうの足並みの方が、楚軍に劣るような展開になっているコトが分かります…。

とりわけ、その様子が深く描き出されたのが、ここから先の第653話後半の部分と言えるでしょう。

キングダムネタバレ-斬込み隊長ナンバーワン決定戦。

本編ナレーションは続きます。

『楚軍は挟まれぬように各個撃破を狙うコトが定石だが、一つだけ挑発的に中間地に出すぎた軍があった。』

千斗雲の軍です。

今度は真正面から録嗚未の軍が迫ります。

千斗雲『いーよいーよ、先ずは秦軍からね…。』と言って振りぬいた矛が、一度に複数の秦兵を屠ります。

その間、各戦地の武将も、ほぼ同時に戦闘に身を投じていきます。

そして、再び千斗雲の持ち場では、早くも武将同士がお互いの接近を察知することになりました。

千斗雲を捉えたのは録嗚未です。

先んじて仕掛けたのは彼ですが、録嗚未が打ち下ろした矛を真っ向から跳ね上げる千斗雲。

コレだけでも寿胡王が、千斗雲の戦闘力を信じて挑発的布陣を仕掛けている様子が理解できます。

彼を以って、先んじて戦端をコントロールしようとしているのでしょうか?

打ち合った直後に、千斗雲は録嗚未に向かって『ソコソコ強い、楚じゃ千人将くらいなれんじゃウケケw』などと、録嗚未を相手に軽口を連発しています。

ただ、ここまではよかったのですが…、

この“楚軍なら千人将発言”について聞くに、正直、まだ臨武君と同じコト言っているよ。と、読者としては少し落胆せざると得ません。

録嗚未とて、白麗の矢を連続回避しながら臨武君と戦闘していた実績を考慮すれば、楚軍にとって警戒すべき武将です。この態度、ホントに録嗚未の事を知らないのでしょうか?

録嗚未なら楚の千人将などは、既に複数人、首をスッ飛ばしているハズなのですがね、獄千人将とか。(笑)(参照:279話)

臨武君が楚将の位置付け説明で豪語していた時と、ほぼ変わらない態度なのですが、実際のトコロ、そもそも国土が広いからと言って人口が多いワケではありません。

また、単に人口の多いことが、即人材の豊富さに繋がるかと言えばそれも違います。

この点の楚の勘違いはキングダム連載の最後まで続いていくのでしょうか?

まあ、どうせ死にキャラだからいいんですが。(笑)

あと、若干、項翼がいつもより大人しく見えるのは、今は千斗雲がいるからかもしれませんね。

そして、録嗚未が攻撃を畳みかけ、その最中、突如、二人の間に乱美伯が乱入してきます。

録嗚未ごと千斗雲を斬りつける乱美伯。

若干、乱入に驚いた千斗雲ですが、この攻撃を受け止めています。

巻き添えを喰らいかけた録嗚未は、いい迷惑なのですが、戦闘の特質性と言うよりは、単なる神(作者)よるイジリに見えます。

乱美伯指揮下の魏兵が追従してきたところで、それまで物理的距離の在った秦兵と魏兵が皆合。

お互いを目の当たりにして、緊迫感から動きを止めてしまいます。

オイオイオイ??

お互いに槍まで向けてどうするよ??

話は本編から逸れますが、昌平君と呉鳳明としては、防諜目的などがあって、直前まで秦魏同盟の締結を遅らせていたという話なのでしょうか?

軍のトップは秦魏同盟に関知してても、現場の配下は肚落ちしていない。

確かに、そう考えれば、これくらいの摩擦はあっても仕方がなさそうです。

ところが、ここで即座に“喝”を入れたのが録嗚未です。

乱美伯が千斗雲の手を塞いだ瞬間、味方の混乱を察知した刹那、即座に『混乱するなバカ共、秦・魏は味方だ、力を合わせて楚兵を討て!!』と激を発します。

この場面は騰や蒙武よりも、録嗚未であればこそ表現しやすかったと考えます。

また、録嗚未が凄いのは魏兵であっても、その意図がすぐさま浸透したトコロですね。

瞬時に、かつて輪虎が解説してくれた“義兵は生真面目”設定もフィードバックされる場面でもあるワケですが、

いつも大声で人と話す録嗚未の良さがいかん無く発揮された場面でもあったと思います。

この録嗚未の激で、秦魏共に楚兵を討ち出した味方勢。

共闘によって、徐々に全体が前に進軍しだした様子が分かります。

そして、ここで乱美伯も見事に千斗雲を…、

…とはいかずに、真っ向から録嗚未に斬りかかるという、お約束を展開。(笑)

再び神(作者)よるイジリが発動します。

ゴメン、録嗚未…。笑うつもりは一切ないんだが、全部原先生がそう見せているんだ。(汗)

ただし、神(作者)がそういう風にキミを描いている間は、まだ、神(作者)は君のコトを生かしたがっているハズです。

そう考えるのは私だけではないでしょう。

乱美伯による命懸けのボケ。

『オイ# 』

ラストのマジツッコミ。

意図せず寿胡王の挑発を粉砕した録嗚未が、本当にいい仕事してくれました。

― キングダムネタバレ最新650話 以上 ―

次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。

皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。

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