( 羌瘣 作画引用:原泰久先生 作 キングダム )
はい、まだ次のキングダムまで二週間あります。
今週のヤングジャンプに連載の代わりとしてキングダムのクイズ特集がやってましたが、普通に問題集買ってしまっていたので、もう買いませんでした。
来週は、原先生のインタビューらしいですが、こっちは買おうかな。ネタバレの予想に役立ちそうだし。
では、前回の続きです。
キングダムネタバレ-あの伏線どうなった№.2?
ネタバレ検証‐干斗は松左を超えるか?
多分、だれもそこまで彼に期待しているワケではないと思います。
しかし、それが松左への一番の供養になるかと思い書いてみました。
最終戦歴で飛信隊歩兵副長であった松左ですが、別にスグに干斗にその松左の代わりに成れなんて期待しているワケではありません。
見た目上も完全に引き立て路線をひた走るしかない、悲しきチ〇ポヘッド干斗と、その干斗のさらに影のような平来くん、あだ名はもう悪口でしかない豚兄弟のユニットが松左と同じポジションでの活躍を与えられるなんて土台無理な話です。
しかも、崇原の相方も務めるとかさらに無理でしょう。
とは言えですよ? 本来、干斗たちのスペックってものスゴイはずなんです。
飛信隊古参と干斗たちが決定的に違うのは、彼らが参入当初から厳選に厳選を重ねた新兵ってだけでなく、その最初の初陣が鄴攻めですからね。
ただ生き残って帰ってきただけでなく、玉鳳隊と共に“隊の覚醒”まで経験して、すでに熟練兵以上の戦場視野を獲得していて、それこそ松左や崇原が新人兵士相当だった頃の戦歴と比べたら、比較にならんほどの経験値を獲得しているワケですよね。
でなんで神(作者)も彼らの使い方次第では化かすことも可能です。
新人という括りの戦力で考えたらどうしても、弓矢兄弟がこれからは李信軍のダブルビームライフルとして活躍してもらうことを期待しがちなんですが、彼らは単純に別格だし、むしろ“兵力”としての期待というよりか、
私がダブルビームライフルとか例えてしまっているように、どちらかというと実質的には人の形をした“兵器”に対する期待と表現するほうが近いです。
なので、新人たちを軍や部隊としてユニット単位で活躍を描きたいなら、遅かれ早かれ干斗に将校待遇でも与えてやって、それなりの持ち場を持たせてやって欲しいと思うわけです。
そして上記で記した通り、松左を超えるといっても、松左の軍団内のポジションを引き継ぐのは無理なので、次戦では伍長、什長クラスの指揮官待遇ぐらいから実績を積んでもらう必要があります。
飛信隊から李信軍への規模拡大がどの程度の権限拡大につながるかはまだ分かりませんが、“隊”から“軍”への規模拡大であることを想定しつつ、
さらに、休載を挟むことで本編内の時間的な跳躍があった場合、一気に百人隊長クラスの待遇を獲得しているかもしれません。
そして、兵種としては歩兵ですが、現在の飛信隊の書き分けを見てていても騎馬兵種としてや楚水さんや我呂、岳雷などのキャラが充実している反面で、
歩兵の面々は崇原が剣技精鋭なる敵削減部隊を率いる攻勢ポジションを獲得している以外は、実際、松左が担っていた歩兵の後衛代表的なポジションを獲得しているキャラがあまり居ないんですよね。
信の部隊が拡大することによって、どうしてもポジションが増設されることもあって、それなりに出世を果たしているコトも容易に考えられます。
という感じで考えてみたら、干斗たちが活躍するための前提条件の部分は結構揃っているんですよね。
でなんで、あとは神(作者)の絵の入れ方次第です。
例えば、新編では髪型を変える工程を加えるでもすれば、読者の大多数が『誰!?』って思うほどの衝撃を与えることもできるでしょう。
ネタバレ検証‐信の嫁候補に陽ちゃんは再浮上できるか?
信の嫁は誰だ論争における羌瘣派と河了貂派に分かれた問題に対して、穏便なる妥協点として陽ちゃんが信の嫁になるのはどうだろうか?
などと、私自身、以前からこの項を書く前までは考えていました。
実際に、信も相当な爵位を授かっているであろうことと、かつての咸陽で信本人が陽ちゃんの命を助ける活躍までしているだけでなく。
コミックスのおまけ漫画で、陽ちゃんが信との身分の差を超えた恋愛にあこがれる仕込みまでがあったからです。
しかしながらその反面で、ふと気が付いたんですけど、信と政が穴兄弟になるかもしれないのが嫌ですよね。
いや、別に後宮にいるからって政が陽ちゃんを抱いたかどうかはわかりません。
実際に、一度お呼ばれした話がありましたが、あの時は未遂だったハズ。
そして、そもそも一度後宮に入った人間がそう簡単に、外の世界に出れるのかどうかもよくわかりません。
また、そうでなくても政の囲っていた女性の一人をもらい受ける主人公ってどうなんだろう?
陽ちゃんには悪いが、どうしても信がどうしてもモテないから政から一人回してもらったみたいな感じにりゃしませんかね?
なので、この項では信の嫁候補としての陽ちゃん再浮上は消極と解しました。
ネタバレ検証‐蚩尤の新しい祭はどうなる?
できたら祭はもうやらないほうがいい…。
羌瘣がそう思って、幽蓮の死体を隠した配慮もむなしく、音信不通から現蚩尤のロストが発覚。
時期“祭”に向けて準備段階に入った羌識と羌礼。
他の蚩尤族の連中がどんなんか知りませんが、この二人が死亡するか、二人とも死亡して別の全然知らん奴が蚩尤になるのか?
ってゆうか、幽蓮が「実際に際やっても最後に同族同士で残らなかったら、ホンモノの蚩尤になれない。」と解明してしまった以上、もはや選定手順としてはただの欠陥システムでしかない儀式ですよね。
このことを羌瘣は、ババアに伝えていないのでしょうか?
とは言え、効率が悪く、蚩尤選出システムとしても欠陥が大きと分かったところで、蚩尤族の連中がそのことを受け入れて「教えてくれて助かった。次回から祭は取りやめじゃ!」などと言いだすのも想像しにくいですよね…。
まあ、実際にはキングダム本編の話でもなくて、コミックスのおまけ漫画の話に過ぎないので、どうなったのか結局分からず仕舞いになりそうな気もします。
一応、この項について、真面目に考えるとどうでしょう?
羌瘣の活動範囲をだけで判断すると、なんとなく羌瘣やそのほかの蚩尤族は秦国にいるのかな?という感じがします。
そうであったら秦国の力でこの部族社会を物理的にも制圧してもらって強制的に蚩尤族は解散させて、一人一人が秦国の国民として強制加入させられて、勝手な私闘は禁止されるってのが一番、秦の国是にもぴったりなんですが…、
この辺りのことからも、まだなんとなくのレベルなのですが、羌瘣が将軍になって秦国上の武将の立場として自信を再定義していくことと何か関係があるんじゃないかと考えたりしてしまいます。
つまり、羌瘣は単に象姉だったら将軍目指したとか、信の仲間として将軍になりたいとかだけの個人的な話だけではなく、
もっと公的に敷衍させた理由として、秦国の軍事行動に参加する理由付けにとして「もう“祭”みたいな風習、狂った古い文化や集団なんぞぶっ壊してやりたい。」みいなところがあったらこれは本編とも噛み合うような内容になっていくんじゃないかと考えるわけです。
もしも、羌瘣が単に「祭がなくなればいいなぁ」といった程度の願望レベルに過ぎない考えしかないのなら、ぶっちゃけ羌瘣も剣技や戦術が多少冴えるだけの凡人だと思います。
しかし、おぼろげにも国の将軍になるというコトが、幼少時代の信みたいに単なる自己実現の話ではなく、国や地域の統治を進めるための要職であり、政治(政の理念)を実現するための手段(信はその金剛の剣)であるというような感じで現実の役割として理解してているのであれば、それは紛れもなく大将軍への資質へと変わっていくと思うのです。
なので、この項の一応の解としては羌瘣が自身がどの様に問題意識をとらえているのかが重要です。
羌瘣の本当の復讐とは、卑怯な方法で羌象を殺した幽蓮を殺すことなのではなく、狂った風習や狂信を、
さらに括って言い切ってしまえば“古い時代”そのものをこの世から抹殺するのが本当の復讐であると止揚できるかがカギではないかと考えます。
ネタバレ検証‐堯雲のカイネに対する予知夢の実現
バナージ風に言えば、カイネをオカズにした堯雲の夢精…でいいような気もしますが、一応、真面目に考えてみました。
結論から先に書くと、“新しい時代に生きろ。”って話とかではないでしょうか?
堯雲は最終的には趙ガ龍と共に信と王賁に藺相如の遺言と共に、次の時代を切り開くための使命を託して死んでいきました。
これを堯雲的に云うと、彼が藺相如の死後も現役から一線を引きつつ趙に仕えていたのは、単に藺相如が死を禁じたからそうしていたというだけでなく、藺相如が予見した中華統一への決め手となるべき人材として、信、王賁のような自分たちを超える“刃”と巡り合うのをまっていたという別の目的を秘めていたためです。
この点、カイネは比べると酷ですが、藺相如と堯雲のように主従関係以上にどこか理念や大局観の一致で李牧に仕えているワケではありません。
有体にいうと、彼女は単に李牧が好きだから親衛隊をやっているという以上の“何か”を持っていません。
因みにコレはフテイも同じ話ですよね。
堯雲は朱海平原では趙のために戦ったけど、藺相如の一番の部下であった以上は、朱海平原の戦いを知る以前から趙が歴史のなかに飲み込まれる運命であることは心の何処かで覚悟していたかもしれません。
この点で堯雲は藺相如の部下であると同時に、旧三大天の時代と共に自分の人生を定義し切っていた人間で、その時代と一緒に滅ぶ喜びをもっていた人間です。
この点、逆にカイネは人生にまだやり直しがいくらでも効く側の人間です。
また、堯雲と比べたらそこまで忠誠心の一事だけで李牧に肩入れするだけの動機にもならんだろうと考えた感じです。
ネタバレ検証‐やはり六将には誰が収まるのか?
羌瘣が語っていたように、秦以外の敵対六国分の大将軍ってコトで、六大将軍という数字になったのでしょうか?
現状の蒙武に騰から数えて残りの4席…、
先ずは実力と秦国王嬴政との思想上の共鳴性からも楊端和もほぼ決まりでしょう。
で、問題はコレに桓騎と王翦、
そんで信と蒙恬と王賁についでに羌瘣を交えて考えたら3席足んない…って話ですよね。
引き算形式でこの9人がどの様に6人の枠の中に納まるか?ってことなんですが、
引き算で考えると、李牧の敗戦するタイミングを考慮すると、先ず最初に桓騎が候補から脱落すると思います。
で、次に羌瘣なんですが、彼女は別にそもそも大将軍ならなくても良くない?というコトで将軍には成れても、
別に天下の大将軍というポジションに拘るだけの明確な動機がないことから、別にそこまで神(作者)も彼女の設定を深堀しているとも思えません。
まあ、将軍にまでは間違いなく昇格するとは思いますが、大将軍にとなると殆ど李信軍を二つに割るぐらいの大きな衝撃になるので、そこまで考慮すると神(作者)も慎重にならざるを得ないでしょう。
で、残りのポジションなんですが、私は一旦は王翦が大将軍の座に就くものの、歴史上の事実として彼の“引退”を挟んで、そこから若手の3人を割り込ませて六大将軍という事実が完成するって感じじゃないでしょうか?
そして、引退後以降で楚の滅亡戦から李信軍&蒙恬軍の後釜で再出陣するトキの王翦は、実質的には六将よりも更に上位互換の将軍の格が相応しいような気がします。
それか、韓討伐後には、騰が歴史通りみたく行政官としての面を見せ始め、統治者としての姿を優先した結果、大将軍も引退、その結果、蒙武、楊端和、王翦、王賁、蒙恬、李信の六人で確定といった流れもアリかもと考えます。
というか、終ぞキングダムでも三大天が一度に揃うコトが永久に無くなってしまったように、秦でも今さら、同タイミングに同じ地位の将軍を六人揃える必要ってあんのか?という気がします。
本項冒頭の羌瘣を否定するワケではないですが、別に、六国相手に完全なる同時並行で戦争するワケでもないですからね。
徳川四天王だって、確か年齢差も激しくて、四天王が一同揃っていた時期なんか、極めて僅かだったんじゃないのか?
そんなコトを考えると個人的には、もう別に六将という設定に拘るのもだんだんロマンを感じなくなってきた気がします。
ってゆーか、既に三大天とか六将とかのポジション設定に拘って戦っている時点で、古い時代に囚われているんじゃないの?などとは言いすぎでしょうか??
まあ、それが神(作者)の拘りってなら、身も蓋もない話なんですが…、
順番がどうであれ、神(作者)がこの様に、年配の武将の引退も視野にいれてキングダムの連載を進めれば、スライド方式で壁もやがて大将軍になれる!?…って、流石にそんなワケでもないか。(笑)
ネタバレ検証-司馬尚の登場はいつ?どのように?
対趙の戦線が、王都を含めて北方部隊も巻き込むような形になっているので、時間の問題ですよね。
というか、既に趙での制度としての“三大天”が事実上形骸化しているようにも思えてきます。
そういう意味で、司馬尚自身が三大天という地位では動かなかったという事実を考えたら、なかなか物事が分かっている男と言えるかもしれません。(笑)
いや?それか味方を変えれば、鄴が陥落されるまで、自領の青歌の秦軍侵攻の危機に気が付かなかったバカとも取れるのでどうなんでしょうか?
李牧と金毛の会話の内容からも、司馬尚は中央政府を嫌っているということは確かなようなので、少なくとも失脚している期間において、朝廷からの働きかけによって、表舞台に出てくるというコトは先ず考えられません。
そうなると李牧が再度、戦線に舞い戻ってくるコチョウ将軍戦死以降が頃合いと思えてきそうです。
既に読者様からもコメントから頂いている内容なのですが、
特に、李牧VS桓騎戦においての趙側の決め手として、正式に再登場。
桓騎の弱点が何であるかに加えて、秦軍には司馬尚の存在が知られていないという強みと共に出陣させることが趙軍のより大きな強みとして描ける分、神(作者)としても一番描きやすい流れなのではないかと考えられます。
また、対桓騎として出陣という辺りが、自軍領土への引きこもり体質設定の司馬尚と相性が良さそうというか何というか。
6月4日のキングダム再開が何処からやねん、という論点にカナリ影響を受けやすい性質のネタバレ予想です。
また、司馬尚登場の論点を考えるなら、彼個人が登場するかどうかだけでなく、趙の人材層を作品上を見直す機会として捉える必要があります。【もう、完全に手遅れですが…。】
コイツがサッサと出てこないとここからの趙は防衛戦するにしても殆ど無理ゲー状態なのですが、神(作者)が今から、司馬尚とその側近を新キャラの人材層で固めて、売り出すとしたら、それはそれでカナリの準備が必要なハズです。
まさか、いくら何でもまたまた龐煖みたく、三大天という軍のトップの一角なのに、保有戦力は自分個人の武術の腕前だけってことは無いとは思いますが…、
李牧ですら現三大天なのに、慶舎以降はついぞ輪虎や堯雲クラスの人材を幕下に揃えることが出来なかったあたりに、趙の限界が来ていた証拠の様にも思えてきます。
【※まったく論点が違いますが、馬南慈、舜水樹、慶舎の全員を眺めて考えると、李牧陣営は主戦力であった彼らがどうも横に繋がっているような連帯が全く見られないあたりが、どうもその都度毎にキャラクターを追加した感がが否めません。
廉頗四天王や藺家十傑のように、同じ武将の部下同士として一つの戦場で戦って連帯感を深めてきたような一体感や厚みを全く感じられないのが、李牧陣営におけるキャラ構築の失敗原因ではないのだろうか。】
他の残った伏線回収は?
・王翦の野心の正体は?
・王宗家継承問題
・桓騎の内に滾る怒りとは?
・五年で将軍になって政の最初の号令で出陣する将軍になる約束は…。
あたりなんですが、どれもヘビーです。
一つの議題だけで数千字単位で記事を書かなきゃ纏められなそうなネタなのでコイツ等は次回に回します。
― キングダムネタバレ最新642③話 以上 ―
次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。
皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。
Twitter:しんいち ダム垢(@takikomigohande)
前回の予想⇒キングダムネタバレ最新642予想①キングダムはどこから再スタート?
前回の予想⇒キングダムネタバレ最新641予想 論功行賞、信は将軍に他の皆は?
前回の本編⇒キングダムネタバレ最新第641話深刻な問題 考察 信が李信に変信