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キングダムネタバレ第770話 今年の軍力 考察 李牧にとって予想外の行動をすべき

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(  壁 作画引用元 原泰久先生 作 キングダム第770話)



壁さん生きててよかったなぁ。

そしてそのために今まで動かなかった、山の民軍が動いてきたと言う話なのでしょうか?

歴史的な構成上、秦軍でも、主要な史実キャラは死なないとはわかっているものの、こうしてそれぞれ別々に見開きのページで、各軍団のメンツを見ていると、いつ死んでもおかしくないオリジナルキャラクターが結構多いことが読み取れます。

秦軍総大将は王翦で副将は楊端和という事なのは、大きく対趙戦線として変わるものでは無いのですが、王賁の復活がうれしく思いますね。

ほぼ全滅と思しき状態であった玉鳳本体はどのように復活再編成されたことでしょう?かわりに楽華軍はお休みの模様です。

そして今回、秦軍にとっては、2回目の北部戦線進行となりますが、その本営の目的は初回時と同じものではあったとしても、進軍の容体を初回の宜安攻めと見比べてみると、秦軍と超軍ともに、初手から、その在り方が大きく違うことが伺えます。

趙軍の事はまだ本作には描かれていないのですが、秦軍全体が大きく結集することを許している時点で、明らかにギアン戦のトキと、秦軍に相対する姿勢が異なっていることがよくわかります。

李牧としては内地に誘い込んで、まとめて迎撃する算段なのは分ります。

なので、この点で、李牧の思惑外の行動をとってみたらどうなるのか気になります。

例えば、王翦が途中で戦略目的や作戦を変更し、主力を相手にせずに、ほぼノーダメージで途中の拠点を占領し、逆に李牧や趙の本軍を誘き出すとか…、

あるいは、超北部を占領するのが目的ではなしに、全軍で荒らすだけ荒らしまくって秦に撤収するとかすれば、趙での李牧の信用ガタ落ちで草とかになるかもしれません。

これなら、マジで趙国民から見れば、『李牧さま、何のために待機していたの?なんで俺たち助けてくれなかったの??』とかなりませんかね?

何も王翦にしても、待ち受け作戦をしているとわかっている李牧相手に、その思惑のまんまの作戦に乗っかってやる必要などどこにもないのですから。

ではでは、今週もキングダム本編を振り替えで参りましょう。

キングダムネタバレ-狼孟は無事に占領

飛信隊、合計5万の軍勢で無事に狼孟を占領。

合戦の様子すら描かれることがありませんでした。。

で、なんやかんやと咸陽では、初戦の報告で飛信隊を高らかに評価する嬴政と李斯たち。

モブ大臣が、『三万の軍になっても、飛信隊って、何で“隊”を名乗っているの、なぁぜなぜ。』的な事を言いいだしてきたので、嬴政が『王騎に名付けてもらったからやろ。』と答えます。

で、それはそうと、戦果の報告を受けて、早速、昌平君が次工程について論じ始めます。

昌平君『秦北部軍の通過を確認して、本軍が北上してこれと合流します。』

嬴政『いよいよ始まるぞ、第二次趙北部戦略が。。』

と、まあ…。

描かれることすらなかった狼孟戦の結果はこのとおりなのですが、これは趙国サイドから見ると、前年、あれだけ対秦軍討伐に貢献した狼孟が、ものの見事に李牧に見捨てられたワケですよね。

紙面を見る限り、青歌軍こそいなかったものの、カン・サロ軍たちを歓迎した住民たちは、そのまま秦軍に占領されたことになります。

これは、逆から見ると李牧も今戦は博打を打っているような側面があるといいますか、戦力を結集させて秦軍を誘い込むために、初戦の領土は切り売りするリスクを飲まざるを得なかったということなのでしょうか?

なのでこの点、李牧にとって一番痛手になるのは、秦軍がここで進軍を止めてしまうことです。(笑)

“李牧の北部戦略、去年、あれだけ忠誠を尽くしてくれた狼孟の皆さんを見捨てて終了。”となったら、どれだけ趙国民の信頼を喪失することになるでしょう?

そうでなかったとしても…、

赤麗の皆さん含めて、李牧の思い付き戦略の為に、生活の基を奪われた住民が数万単位(キングダムの人口規模だと数十万)は居るはずなのに、何故、李牧が国内で圧倒的に人気が在るのか全く意味が分かりません。

そして、秦本軍を待ち構える李牧…。

なのにその秦軍が、李牧が北方で戦力を結集して一番力を発揮できるハズの、趙軍待機臨界地域を見切って進軍を止めてしまったらどうなるか?

狼孟-閼与という、秦軍北部侵入ルートを秦に開拓させるだけで終わるだけでなく、列尾、太原の南北両都市からドゥンドゥンと兵力・物資を送り込まれて、王都圏邯鄲がより重大な危機を迎える事になったでしょう。

そうなると、李牧としては、秦軍を待ち構えるドコロの話では無くなり、逆に王翦に誘い出される側の立場になって、早晩、詰むぐらいの話だったのではないでしょうか??

ここで、王翦と昌平君が北部戦闘を完了としたら、『李牧はあんなに親切な狼孟の人たちを見捨てて何がしたかったん?』で終わったのに…、これは少しに残念です。

キングダムネタバレ-既に足並みが揃わない秦軍と呑気な李牧。

しかし―、

何度も書きますが、今回は、李牧が北で待ち構えているのが分かっているにも関わらず、やはりというか、結局は、李牧の思惑を裏を掻くどころか、進軍を急ぐ秦軍の姿が描かれ始めます。

モブ伝令『閼与から北上した本軍、すでに祭蛇平原で我々の到着をまっている模様です!』

この伝令を訊き、慌てる北部軍の皆さんですが…、

李信『そんなに慌てるな、こっちは予定通りだ、向こうが勝手に早く来すぎただけだ。』

李信は冷静に部隊を制します。

閼与からの軍という事で、やってきたのは王翦軍で決まりです。

して、そのまま王翦が今戦の総大将になります。

で、今回、この王翦軍、上記の飛信隊との行軍速度の違いからして、早速ダメダメなんですよ。

本軍におくれて集合地点に到着した飛信隊ですが、、。

李信の言葉から察するに、どうやら北部軍は狼孟陥落作戦に関わる行動量を加味しても、予定通りの侵攻速度だったことが分かります。

問題があるのは王翦軍です。

倉央『総大将のいる本軍を待たせるとはいい度胸だな。』

李信『そっちが早く来すぎただけだろうが!』

倉央『ちゃんとした大人なら五日前行動だろ。』

いやいや倉央さん? そんな五分前行動みたいに言われても。(笑)

というか…、

本当に、王翦軍が予定調和に反して、5日も前に趙国内拠点に侵入してきたなら完全にアウトです。

何故なら、今回、李牧が呑気過ぎただけの話で、北部軍20万と楊端和軍が到着する前に、王翦本軍が、各個撃破されていてもおかしくないからです。

李信『ここが合流地点だよな? 王翦軍は何処だ??』

最悪、こうなっていても可笑しくなかったワケですよ。

 

しかし―、

 

李牧さんも情報の扱いが強みとか云うなら、秦軍の侵入経路や行軍速度を予測して、実際の合流までの状況を監視し、必要な段階で合流を妨害する等の施策を打って来るハズなのですが…、

どうやら今回の秦軍は、李牧側から妨害らしい工作を一切受けることなく無事、北部軍と本軍が合流することが出来ました。

キングダムネタバレ-宜安ではなく番吾を狙う

で、そうこうしているうちに、王翦軍だけなしに、楊端和軍と玉鳳軍も合流してきます。

楊端和軍まで来てしまったということは、邯鄲周辺の包囲は、完全にスルーしてきてしまったという事なのでしょうか?

先週の本編では、騰を始めとして鄴を中心に、対趙先生を南北で強化したとの記述があったので、恐らく、そこからの余力として、楊端和軍までの行軍が可能になったものと推察されます。

あの遼陽所属であった犬戎の皆さんも、今回は従軍されていますね。

いつもイヌ(狼)の被り物をしている彼らですが、真剣な顔で楊端和軍に従軍しています。

初登場時からそうですが、ジャンプ古参読者が見たら、誰がどう見ても北斗の拳に出てきた牙一族にしか見えません。

犬戎の皆さんは、決して笑いを取る為にこんな格好をしているワケではないのですが…、

マジに戦っていたとしても、どうしても残念ながらイロ物に見えてしまうのがご愛嬌です。(笑)

 

合流した楊端和軍と玉鳳軍の姿を見て、去年とは大きく違う軍力の規模に、興奮沸き立つ飛信隊の面々。

そこから秦軍は、早速、王翦を中心として幹部級が結集し、軍議が開催されます。

 

…、

 

河了貂『え!? 宜安攻め…、じゃない??』

 

開戦に際して、本営から下されていた各軍の目標は、宜安であったのは間違い無いようなのですが…、ここに来て、王翦が軍議で狙いを明かした先は、その宜安の手前にある、番吾でした。

 

田里弥『我らが宜安を攻めると思っていたということは、李牧もそう思っていると。。』

 

さて、理由は明らかにされていませんが、この、王翦の目標変更自体は、一応のところ良い考えではないでしょうか?

 

本記事前半で書いたとおりの話で、秦軍の全軍結集を許し、恐らく❝待ち❞に徹しているであろう李牧の迎撃ポイント以外の場所で、完全に進軍を止めてしまうのはアリだと思います。

待ちを想定して、それに徹しているハズの李牧の方が、逆に急に動かざるを得ないという状況に持っていくなら、それは、李牧の思考の外で戦う状況作りに資する結果に繋がるからです。

 

しかし―、

 

普通に考えて、李牧とて、宜安の周辺都市である番吾を近接の要と考え、防衛圏内として想定している可能性は十分に在ります。

なので、重要になってくるのは、❝何故、其れが番吾であるのか?❞という理由の部分です。

個人的には、何故、王翦が、目標を宜安から番吾にシフトしたかのか、その明確な理由や、情報の裏付け部分が気になってきます。

王翦側の見通しとして…、迎撃に徹する李牧が宜安を固守する理由や、彼が秦軍の接近を察知してもギリギリまで動いてこない確証など、何か判断材料が揃っているのか?

その他、秦軍側の兵站限界を見極めて番吾を最終目標とした等、何か合理的な理由が在れば、目標を変更すること自体は、決して悪いくない考えだと思います。

しかし、まぁキングダムの話なので、、

実は大した理由など何も無く、王翦的に『何となく儂がそう感じたから。』で終わる話かもしれませんが。。

キングダムネタバレ-復活の壁

一応、気にはなるけど…、

それ程強く再登場を望まれていたホドでもない微妙な男…、壁さん。

何かの土木工事をやらされています。

山の民の占いで、どうにか生存していることが、分かって来た模様。

キメラ族内での占いの儀式で、何度も❝生きている❞との啓示を受けて来たキタリ。

なんだろう?

殆ど壁一人の為に、山の民軍が動員されたような気がしてならないのは、私だけでしょうか?

神(作者)様の意図だけでなく…、

敢えて、秦軍に軍力を結集させた李牧の意図も気になります。

前回の宜安戦の狙いは、桓騎という武将個人を討つのが目的であったのに対して、今度は、少しでも多くの秦兵を損耗させる事が目的なのでしょうか?

― キングダムネタバレそれ最新770話 以上 ―

次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。

皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。

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