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キングダムネタバレ第765話 暗い戦い 考察 姚賈の弁明を完全論破、慌てる李斯を助けたい。

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(  韓非子:作画引用元 原泰久先生 作 キングダム第764話)



もう李斯だめだ…。

部下に舐められまくりのお人好し上司に成り下がっちまったよ。(泣)

姚賈は何か、正論吐いているように見えるけど、こんな言われっぱなしになっちゃあ、マズイ、マズイ、いろいろマズイ。

つーか、そもそも趙以外に他所の国の密偵をやれなんて、李斯は姚賈に命じていたのでしょうか?

李牧陣営の情報は、カクカイ派閥に潜伏中だから分からないと言っていたのは、姚賈自身なのに、後になって、『分かっていたけどスルーした。』とか、あまりにも報告がいい加減すぎます。

自分たちは軍の密偵じゃないから、武将の生き死になど知ったこっちゃない。。

うんうん、まあ、それはセクショナリズムとして姚賈本人がそう思うのは自由だとしても、事実や現状を正確に報告しないのは、やっぱり背任なのですよ。

各種情報の確度の検証、判断材料の取捨選択、状況判断や、施策の優先順位等を判断するのは、あくまで李斯や昌平君がすればいい事であって、それは姚賈が判断する事でも責任を取る事でもありません。

カクカイ陣営に所属しながら、李牧陣営の情報精査が難しいなら、本営大元から、別ルートで李牧陣営の情報網を構築するよう要請するのが、姚賈のあるべき姿です。

勿論、姚賈の職務範囲や権限範囲を全く掌握していない李斯自身も大いに問題です。

更に、重要参考人である韓非子に接触して、自殺ほう助を行った、もしくは、姚賈と韓非子本人との接触現場を現認していない第三者が不在である以上、姚賈は限りなく、自ら韓非子に手を下したと思しき状態なのですが、これも李斯の判断なしに、姚賈の独断で韓非子の息の根を止めたのは、完全に命令違反及び、越権行為を構成します。

端的にいうと、秦が本当に法治国家を目指すなら、最早この際、姚賈が優秀とか無能とか、全く関係ない話であって、処刑しちまうの一択しかないんですよ。

姚賈がなんぼ優秀であったとしても、李斯という上位統括者のコントロールに持て余すなら、害悪にしかなりません。

前回、前々回から何度も、当ブログで記載しています通り、秦は六大将軍制度を採用しているのですから、六大将軍直轄の情報機関を持つべきですし、同時に、本営、直轄の情報機関も育成すべきですが、それを咸陽に居るわけでもない部下の一人に過ぎない姚賈という人間に、任せきりだったのが問題なワケです。

寧ろ、姚賈が凄いんじゃなくて、単純に秦国自体が情弱過ぎるだけの話です。

全然、組織として仕事が成立していないし、法治国家を目指すとか言っているクセに、何で、諜報の仕事がここまで“属人的”になっているのか意味が分かりません。

つーか、姚賈一人が消えたら、諜報の仕事がストップしてしまうなんて、もうそれ国家組織の仕事じゃねーだろ。

皆さんのお勤めの会社だって、普通はそうじゃないでしょう?

仲間が一人死んだら、崩壊する組織って、組織って言えますか??

この点でも、最早、彼の忠誠心以前の問題です。

姚賈クラスの諜報が何人死のうと、それでも持続運営できる諜報体制になっていない時点で、アウトです。

嬴政も、李斯も昌平君も、ダメダメグダグダ!

頼むから落ち着いてくれ李斯。

ではでは、今週もキングダム本編を振り返っていきましょう。

キングダムネタバレ-舐められまくりの李斯

韓非子の死を知って激昂する李斯。

嬴政との会談を後に、至急、再び自分の屋敷に向かいます。

報告員『獄中で毒を仰いで自死したと。。』

李斯の脳裏には、姚賈の姿が浮かびます。

李斯『姚賈、貴様が、、。』

 

横たわる韓非子の姿を目撃する李斯。

刹那、若き日の学生時代の姿、つい先ほどまで、『…歴史に名を刻め、わが友、李斯。』と使命を託したライバルの姿。

 

あまりの衝撃に気を失いそうになる李斯ですが、、。

 

悲しみの傍ら、怒りがこみ上げるととも姚賈の存在を、再び思い起こし、激昂を示します。

 

そして―、

 

厳重な警備の中、閉じ込められた一室で、李斯による姚賈の尋問が開始されます。

 

どうやら予想していましたように、姚賈は逃げずに、敢えて李斯の対応するべき算段、説得、心積もりを抱いていたようです。

 

ではでは、どのような応酬が繰り広げられるでしょう?

これはある意味で、李氏と姚賈の戦いです。

 

李斯『韓非子を殺したのは貴様だな、姚賈、一切言い逃れさせぬぞ!』

腰斬だけではなく、最も苦しい極刑で殺すことを宣言する李斯ですが、、

姚賈『恐れながら、この姚賈、いかなる拷問や極刑も怖くはありません。』

李斯『何ィ!!』

 

初手から、完全に姚賈ペースになってしまって居ます。

 

少なくとも、李斯からの詰問が在ることを予想していのは間違いないので、ここは冷静に対応を進める姚賈。

 

極刑が恐るに足りぬと返されたことで、李斯は早々に言葉を失います。

 

畳みかける姚賈。

『これまで、数多くの同胞達が患者の仕事の最中に敵国に捕まり、拷問の限りを尽くされ絶命しています。今更、この私が何を怯みましょうや。。』

李斯『(同胞?)』

うーん。

狼狽する李斯と比べて、ここで姚賈の態度は、立派に感じます。

多分、ここはかなりの説得力がある反論になっているでしょう。

 

明らかに部下として問題のある行動を起こしている姚賈なのですが、李斯はそのまま姚賈のペースで問答を進めていきます。

 

李斯『姚賈、お前は手下を使って韓非子を獄に移し、毒を飲ませたな!?』

姚賈『毒を流し、自死を進めただけです。殺してはおりません。』

李斯『同じことだ!』

姚賈『私についてよからぬことを吹聴する恐れがあったからです。それは我々の諜報活動を危うくさせます。』

 

ここで、対応を誤る李斯。。

姚賈が独断で韓非子を獄に繋いで、殺害に関与した事実を認めているにも関わらず、そこは全くスルーしてしまいます。

李斯としては、『韓非子とその一派の危険性は、我々上層部が吟味する事であって、貴様が判断する事ではない。』とでも言って、ここで、明確に立場の違いと姚賈の職掌をハッキリさせなかったのが、李斯の会話のマズイところです。

 

李斯『ならば遅かったな、俺は既に韓非子からお前の正体を聞いたぞ。』

単刀直入に、姚賈の背任を追求する心算の李斯は、そのまま姚賈の発した言葉のまま、返答を進めてしまいます。

しかし―、

“当然、李斯が韓非子から自分の正体を明かされている”

これも、姚賈にとってみれば、完全に想定内の反応だったのではないでしょうか??

 

かーなーり、李斯の反応が単純過ぎます。

もしかしたら、韓非子の死亡で李斯が冷静さを失ってしまうことまで、姚賈は計算に入れていたのかもしれません。

 

ただ、この点?

李斯クラスの秦国幹部文官(準丞相)なのに、容疑者の尋問をワザワザ李斯一人で実施するとか?

秘書官、副官などが居て、あらゆる事案を複眼監視する人材など、誰一人として、伴わず行動している点なども、非常に不自然さに感じます。

立場は全然違いますが、主人公であっても、いまは所詮、一将軍に過ぎない李信などでも、脇を固める部下があんなにたくさんいるのに…、

丞相次席である李斯本人が、まるで使い走り側の人間みたく、何故かいつも一人で何でもコソコソやっている姿をみると、『そりゃ手が回らなくて失敗するよな。』などと思わされるようです。

というか…、

軍だけじゃなくて、キングダムの秦って、文事方面でもこんなに脆弱極まりない小国なのか?と、ここでも絶望させられます。

まあ、漫画だから仕方がないと言えば、それまでですが、やっぱりこういう部分ですよ。

キングダムらしいのは。(汗)

 

で、ここからは怒涛の姚賈。

 

李斯はほぼ何も言い返すことも出来ず、どんどん姚賈に丸め込まれていきます。。

 

姚賈『いえ、遅くはありません。聞いたのはまだ、李斯様お一人のハズです。』

李斯『どういう事だ?』

 

姚賈曰く―、

『韓非子から聞いた話は李斯一人の胸にしまい、韓非子は情報機関関与がバレたから自死したことにしといてくれ。』と、逆に指図までしてきたワケです。

 

まあ、完全に上司として舐められ手居るわけですが、、姚賈はこれを、本気だと言います。

しかも、自分の為ではなく、秦国の為と云うのです。

 

ここで、姚賈の大言壮語が炸裂。。

姚賈『今、私を失えば秦の中華統一は10年先送り、もしくは実現せぬことになりますぞ!』

 

 

はい…、

 

 

うぜッーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!

 

 

いや、諜報の仕事が大切なのは十分分かるけど。。

誰も、お前にそこまで責任求めてねーよ。

つーか、、、。

職員一人にそこまで頼らないと成り立たない諜報機関と、そんな諜報機関を頼りにしないといけない国なんて、その時点で、もう詰んでいるよ。。

 

これ、、?

会社で例えたら、少し仕事覚えたての若手3年目とかが、『俺が居ねーと、この部署回んね~!』とかほざいているのと全く同じじゃないですか。

しかも!?

それを、こんないい年したオッサンが語るとか、いくら何でも恥ずかしくないのでしょうか??

多分これ、普通に社会人経験のある方が聞いたら、聞くに堪えなくて、『何言ってんのコイツ?』と、李斯みたいに驚くどころか、普通は困惑するだけだと思います。

 

しかし、悲しいかな、ここでも何故か、マジレスしてしまう李斯。

 

李斯『何をほざく!貴様一人を極刑にすることが、中華統一に関わるなどと!?間者風情が思い上がるのも大概にしろ!?』とマジレスしてします。

 

う、うーん!?

 

いや、上記に書いた通り、李斯がここで、こうやって素直に驚くダケってのも、正直、マズイと思うんですよ。

“間者風情”と罵るのもダメなんですが、李斯が姚賈に求めていたことは、あくまでも“対趙戦線におけるカクカイ陣営を拠点とした情報の収集と攪乱”なワケですから…、

 

姚賈が突然、自分の職務範囲と全く違う、こんな事言い出したら、驚くのは別段仕方がないにしても、ここは冷静になって、『いや?お前に頼んでた仕事、そこまで責任が大きい話じゃねーだろ?』と、落ち着けてやるのが上司の仕事だと思うんですよ。

ゴメン、、、、、。

これ云ったら、キングダムの他のファンに怒られてしまうかもしれんけど。。

サラリーマン経験があることを土台に、キングダムという出世物語を描いている神(作者)様も、、、多分、管理職の仕事までは、やった事ねーんじゃないかと、想像が及んでしまいますツ。

 

李斯も神(作者)様も、本当に部下を管理したことあるなら、絶対に部下との会話は、こうはならないと思います。

もうこの李斯、呂不韋四柱でいた頃の李斯とは、姿が似ているだけの、別人なんじゃねーかとさえ思えてくる。。

ここ、姚賈が墓穴掘った、最大のツッコミ所やで、李斯。

 

そして、ここから更に姚賈の暴走と墓穴掘りはヒートアップしていきます。(笑)

 

姚賈『思い上がりではない、私と同胞は、この六年、命がけで列国中枢に入り込み、秦の為に働いている、その諜報機関を一手に束ねているのが、この姚賈だ!』

そして―、

『情報だけではない、列国が再び合従や同盟を結ばぬよう、内側から朝廷内を割る工作もしている。』

などと云い、秦国丞相次席の李斯が、自分をどう扱うかべきか自明であるとさえ放言してきます。

この後も、散々、強い言葉をつかって、姚賈は李斯を圧倒していきますが、、、。

しかし、コレって、決定的に姚賈が自滅する内容の言葉なのですよ。。

 

李斯『秦の為だと!?お前は今、趙の李牧の“犬”なのであろう!李牧の罠を知りながら桓騎を見殺しにした!』

とっさの李斯の反論に対して、

姚賈『我々は軍の密偵ではない、武将の生き死になど知った事か!確かに李牧が趙北部で何か仕掛けようとしていたのは分かっていた、だが敢えて無視した。漸く李牧陣営の信を得て潜入した、カクカイ陣営をも含め、4重間者だ! しかし、そんな中で李牧の策を探っていては必ず気づかれる。そうなれば全てが泡に消える、そんなバカな真似ができるものか! 李牧には軍の力で勝て!!』

 

いやいや?

バカはお前だ。

そもそも力技だけで、李牧に勝てるなら、諜報はいらん。。

そして―、

李斯から言わせれば、頼んでもいない趙以外の他の国に、諜報リソースである人員と予算を散逸させている暇があるなら、常時、李牧の居場所を捕捉しておくくらいの対趙諜報を完璧に仕上げておけやって話だろーがボケ!!

しかも―、

“私の手者”とか言ってたが、それは本来、お前の為の人員でも予算でもなく、秦国の人員と予算だバカ!!

しかも、その盛大なミスがスタートしていたのは六年も前からだぞ、アホか!!

そもそも国境すら接しているワケでもない、他国にまでリソース諜報リソースを割くぐらいなら、李牧一人を徹底的にマークしとけや!!

そこ心配するのは、お前じゃなくて昌平君の仕事だ!

勿論、嬴政も昌平君も、目を見張るくらい仕事が出来ないバカだってのは重々承知だよ、でも、事実、そうであっても、お前が心配することじゃねー事くらい分かれや姚賈?

『何か冬に宜安まで視察に行ったっぽいよ?』とか、『李牧が下宿している青歌の軍も、城主が死んだとか噂されている割には何か演習してる臭い』とか、『北の情報自体は乏しいけど、商流が邯鄲から北方に流れているのがわかるね。』とか、『李牧が幼女の姿を見てシコシコしている現場を発見しました。』等々、、。

これぐらいの事実報告ぐらいやったら、六国に散っている人員と予算結集したら、絶対に集められたやろ!!

これも完璧に、仕事が出来ねー奴の典型じゃねーか。

アレもコレも何でも中途半端に手を出して、一番優先して終わらせなくちゃいけない課題が出来ねーアホ学生と何が違うんだ。

言い訳にしても酷すぎますよ、姚賈さん??

しかも―、

これ、ちゃんとやってたら、趙国王位継承騒乱の際に、嘉太子と共に、李牧を完全に亡き者にしとくことも可能だった訳ですよ。

(例:李斯の号令で朱凶投入⇒騒乱時に李牧と嘉太子をタコ殴り!)

そして―、

李牧亡きあとは、邯鄲の自治だけ遊牧王とカクカイに認めてやって、傀儡政権にすれば、中華統一が10年遅れるどころか、5年以上早まる所だったわけじゃボケがーーー!!

 

ああああああああああ!

 

前回まで、韓非子と李斯の人情味のある話で、かなり良い話だったが、姚賈の下らねー言い訳と、其れを見抜けず職掌評価も出来てない李斯と、グダグダの秦の体制見てしまったら台無しだよ。

 

ココから先は姚賈が、やれ諜報は影の仕事で賞賛もされないだの、俺たちの戦争を無くしたいだの、排除すべき標的がいたら容赦しないだの、

好き放題いって、このまま黙って李牧の下に帰してくだの、一方的にしゃべくりで終わるキングダム。。

 

こんなの迷う余地ないって、李斯。

 

李斯『ん、分かった。じゃあお前の部下と調査網、別のヤツに引継ぎな。それ、お前個人の資産じゃなくて秦のモノだから。あと、趙に諜報と工作しとけっつたけど、何、関係無い国にまで手を広げてんの? 俺、それ指示した? 指示以外の別の事に、無駄な時間と金と人材使って、元々の任務果たせなかったんだから、お前死刑ね。求めた目的に対して結果未達成で無能だったワケだから。』

 

こういう風に言い切ったらいいと思うんだ!!

 

来週、姚賈をバッサリ逝かせてやって~~~~~!!

 

― キングダムネタバレそれ最新765話 以上 ―

次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。

皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。

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