( 桓騎:作画引用元 原泰久先生 作 キングダム第751話)
先週まで、桓騎は生き残るのではないか?
そんな風に思わせてくれる展開でしたが…、
桓騎自身が先に逝った黒桜を見て、『ちょっとだけ先に行ってろ黒桜、李牧の首をもってスグに行くからな。』と、本人が覚悟を決めているのを見せられると、最早、安易に桓騎が生き残る期待を抱けなくなってしまった実感が、どうしてもこみあげて参ります。
うわー、、、やっぱり我々読者は、ここで、お頭と、お別れなのか??
今一度、覚悟を迫られる思いがします。
その反面で李牧さん…、
上和龍をロストしたことに気が付いているハズなのですが…、
右方の那貴と、正面の桓騎迫られていながら、部下の退避の呼びかけもスルーし続ける李牧さん。
あの??
作品上の演出に過ぎないのかもしれませんが…、
これ、正直、カナリのピンチでもあるのを、ご本人は理解されているのでしょうか?
とっくに桓騎軍が突撃に乗り出しているのに、退避しないならしないで、攻撃命令を出すことも忘れています。
そう!
桓騎たちが絶望的なのは分かるのですが…。
その反面で、李牧軍は李牧軍で、ワリと抜け抜けな部分も垣間見られて、桓騎を討つ上での必殺の体制にも見えないのが悩ましい点です。
つい、数分前まで、桓騎に相当痛い目に遭わされたばかりですよね??
李牧さんは、一体、何をフリーズしているのでしょう?
これはおそらく…、
圧倒的神回が数週間に渡って続いてきた反動が、とうとう李牧にやってきたのかもしれません。
長時間、シリアスな状況にて、桓騎への人間観察をし続けた上に、それ以前の桓騎軍急襲を凌ぎ切った事への、緊張感の緩みが加わり…、
これ以上、マトモな指示出しができなくなった李牧さん。
気絶しているか? それか、どうやらいつもの李牧さんに、戻ってしまったのかもしれません。
キングダム第751話のラストで、部下の呼びかけになにも答えない李牧の心中を代弁すると、おそらく以下のようになるでしょう。
李牧『神(作者)様、聞こえていますか? もう駄目です。シリアスな回が続いたせいで、能力の限界が来ました。部下の呼びかけになんて答えらたらいいか分かりません。お願いします、来週もまた休載にしてください。』
とまァ、冗談で書いた今週の冒頭なんですけど…、
実際に、李牧って、毎回毎回、ホントに下の者に指示出さないですよね~。
よく、趙兵皆さん、これで仕事できるよな??(汗)
キングダムネタバレー李牧、命取りのエエカッコ。
まず、ごめんやけど、李牧…。
桓騎が突撃してきて、その姿を慌てずに見据えている…。
落ち着いてて、カッコ良くは見えるけど、どっちかというと、これは“カッコいい”ではなしに、“エエカッコしい”の部類に値する態度に近いと思います。(;´Д`)
そもそも、前回から何度も言っているように、桓騎と話すのは桓騎軍を壊滅させて捕らえてから、後でいくらでもユックリお話できる事なワケじゃないですか?
アナタがモタモタしてっから、上和龍さんが死んじゃったワケですよ。
『何してくれんの李牧!?』と言ってもいいくらい…、
司馬尚からしてみれば、本当にいい迷惑です。
(※まぁ、ゼノウさんの生死判定を怠って、油断してしまった、上和龍さんが一番悪いのですが。)
あ、ゼノウさんグッジョブです。
『ほら見ろ李牧…、言わんこっちゃない…。』
方々から、そんな読者様の声が聞こえてきそうです。
とは言え…、
桓騎の心証を図るうえで、非常に、有益な会話の引き出し役を買ってでてくれたのは、紛れもなく、この李牧さんのお陰であり…、
圧倒的な神回を演出してくれたことへの感謝の念を隠せないのも事実であります。
うーむ?
これは考えてみると…、
実は、李牧さんは将軍とか総司令官とかのポジションが向いていないだけの話で、普通のいち武官としてキャリアを積んだほうが、強いんじゃないかなどと考えてしまいます。
さて、イキナリ話が逸れてしまったのですが…、
地味に李牧が、またまた局地的な危機に陥ってしまった、コトには変わりがありません。
もちろん、兵力的には李牧が圧倒的に優位です。
この場を部下にまかせて、サッサと後退して、桓騎の包囲を固めてしまえば、李牧の勝利は揺るがぬ事でしょう。
しかし!!
敢えて、この期に及んでも、“エエカッコ”を選択する男、李牧。
ここから乱戦がどう縺れるか、読者的には非常に見ものです。
戦力比較
まず、桓騎軍の方ですが、数は少ないものの、リン玉さんと桓騎本人が健在です。
これに、左方(李牧から見て右方)から那貴が合力します。
そして―、
死んだはずのゼノウさんが、突然復活。
もちろん、既に喰らった斬撃が致命傷なのは間違いなく、上和龍を葬った現在から、スグに限界が来てしまうことで、戦力として数えられるか難しい所です。
この点、あくまでも個人的希望という話に過ぎませんが、少しでも死力の限り、暴れて李牧軍を混乱させて欲しいものです…。
次に、李牧軍の戦力についてです。
上記の通り、李牧軍。兵力で圧倒しているのは、分かるのですが。
問題は、武将がヘボ揃いという点です。
まず、コチラの現場においての最強戦力である上和龍さんがご逝去されました。
最優秀ルーキーのバフージが居るのは非常に心強い点なのですが…、
この点、直近までのゼノウさんとの戦闘で、かなり深いケガを負っていることと、バフージ直下の雁門兵団の損耗が激しいので、李牧としても彼を攻撃防御の駒として起用するのは、カナリ、難しい判断になってくると思います。
で、実際に、李牧が反撃防御の起点として利用できる武将は誰か?
現況見る限り、虎白公とフテイの二人しかいません。
カイネは早く家に帰って寝たほうがイイくらいでしょう。
で、この点、李牧有利要素である、兵力についても、さらに幾分かのデバフが掛かった状態です。
まず、上和龍さんが死んでしまったので、彼の副官が非常に優秀でもないかぎり、青果(青歌)援軍は、見事に機能不全となるでしょう。
これまでにも、キングダム的には、兵力で劣ってても、一騎討で全て問題が解決するのは、周知の事実です。
で、次のデバフ要因なのは、相も変わらず李牧さんが、部下にな~んも指示を出さない問題です。
例え、バフージがいくら優秀でも、こればかりはどうにもなりません。
しかし、一応は、フテイと虎白公が健在なので、最後のここ一番の大勝負は、この二人の働きの如何によって多くが託されることになります。
あの平陽戦の大詰で、扈輒本陣が落とされた一報を聞くなり、何の戦況確認もせずに、圧倒的有利の戦場と、実質副将でもある責任の全てを完全放棄して、邯鄲に帰った趙国一の無責任男! (※植木等風)
その名は、虎白公!!
言わずと知れた、趙軍が誇る永遠の新人士官!
その名は、フテイ!!
がんばれ虎白公!!
まけるなフテイ!!
キミたちの二人の双肩に、李牧と趙国の未来が掛かっている!!
俺たち読者も、キミたち趙軍ことも応援しているぞ!!(笑)
って…、
まぁ、こういう風に虎白公とフテイしか、李牧は頼りにならないと書いてみたら…、なんかやっぱり桓騎軍がマジで勝てそうな気がして来ました。
キングダムネタバレ‐双方戦力の運用方法、展開についての予想。
あ!?
もしかしたらですよ?
李牧的には、実はカッコつける為に、桓騎の前から後退しないんじゃなくて…、
内心、フテイと虎白が頼りになんねーから、引くに引けないのが真実なのではないでしょうか??
そー考えたら…、
最早、フテイと虎白公、存在自体が、李牧にとっての足枷になってて、非常に笑えます。
ゲラゲラゲラ(*^Д^*)wwwww
まぁ、いずれにしてもですよ。
これだけ味方の兵がいながら、命令の起点となるネームド将軍が、虎白公とフテイしかいなくて、事実として、李牧が後退もせずに、指示も出さずに、何故か突っ立ってるだけなのが、なかなかいい塩梅です。
この李牧の態度が、桓騎軍にどれだけ味方してくれるかは、最後の望みを託したいところではあります。
ただし―、
趙軍って、ネームドの武将は、かなりヘボいのは確かなのですが…、
名もなき一般兵と現場を支える中位下位の指揮官さんたちほど、何故か、戦わせてみると、その働きは非常に優秀だったりします。
(※コレだけいるのに、何故か、那貴一家の接近に誰一人気が付かないとか、おかしい部分もありますが。)
つまり―、
コレの意味するところは何でしょう!?
この点、現在、僕は桓騎軍と李牧軍の最後のバトルを予想するうえで…、
この優秀で、数の多い趙一般兵が、どの程度実力を発揮できるかが、非常に重要な勝負の分かれ目になるのではないかと、考えています。
結論を先に書きましょう。
李牧がこのまま、何も指示を出さずに…、
現場の中位下位の指揮官さんたちが、『あー、いつもの事か。もう邪魔なんで、そのまま黙っててくれたらいいです。』などと思って、勝手に判断して動いてくれるなら、李牧軍は優位に展開を進めることが出来るでしょう。
(※参考例:ヘルシングのペンウッド卿とその配下の関係)
もしくは、多少、大枠で李牧が何か指示を出しても、あくまでも具体的に中隊や小隊指揮が中位下位の指揮官さんの働きに委ねられるなら、この場の戦闘は、李牧軍優位に働きます。
しかし―、
この点、逆に、李牧が何も指示を出さない結果、趙軍の現場の具体的な動きに対して、虎白公とフテイがしゃしゃり出て来て、介入してきたらどうなるでしょう?
あの二人が、自分よりも優秀な中位下位指揮官さんに、下手な指示を出すことによって、本来優秀であるハズの、趙軍一般兵の実力が発揮しきれない事になり…、
逆に、李牧の首を、バチクソ絞める事になりゃしませんかね??
例えばですよ?
虎白公『桓騎を殺せー!!』⇒中隊指揮官『はァ?兵力で勝ってんだから、李牧様逃がすの先でしょ。』
フテイ『リン玉…、俺が終わらせてやるよ。』⇒小隊指揮官『アホか。俺たちの持ち場なら、右の小隊(那貴)抑えるのが先だろが。』
などなどこんな風に…。
あの二人なら、コレくらいの事を言いそうじゃないですか?
ものっそい勢いの状況判断ミスをやらかしてくれるとか、普通に期待できませんかね??
ちょっと出典が何か忘れてしまったんですが…、
“優秀な敵よりも、やる気のある無能な味方こそ最も恐れるべき…。”的な原理が、ここ一番で滅茶苦茶働く局面なのではないか??
個人的に、強くそんな気がするんですよ、状況的に。
だから、虎白公とフテイ、大いにがんばってくれたまえッ!
キミたちが頑張れば頑張るほど、一番優秀なハズの、名もなき一般趙兵さんたちの実力が制限されて、桓騎軍優位に働くハズだから!!
そして、李牧も疲れているだろうから、気勢を上げて他部署の仲間にまで指示を出しまくるんだ、虎白公とフテイ!!
複数所属の部隊同士がごっちゃになった今の趙軍で、キミたちが中途半端な指示を出せば出すほど、優秀な中位下位の指揮官さんたちは、『何でお前に指示されなきゃいけねーんだ!(怒)』と思い、やる気が滅茶苦茶削がれるコトでしょうから。
キングダムネタバレ‐結局どうなるのか?司馬尚登場の線、桓騎は死ぬのか生きるのか?
桓騎は、頼んでもいないのに、李牧が自ら勝手にお喋りを始めてしまった事を利用。
戦の勝利よりも、後ででも出来る桓騎とのお喋りを優先してしまった李牧さん。
現在の趙国の制度に疲れていて、恐らく桓騎の自由奔放な生き方に、知らず知らずのうちに李牧も魅了されてしまっていたのか?
桓騎は話術巧みに、アホみたい話を聞くことに気を取られていた上和龍さんを、ゼノウさんで始末して、趙軍の最強戦力を無力化しました。
那貴が来てくれたことは、運の要素ではありますが、桓騎は最初からタダで死ぬつもりは全くありません。
そして李牧師匠ご自身も…、
ミスミス桓騎に反撃の舞台を整えるなんて、一体どういうつもりでしょう?
これは、肥下の戦いという、自信の史実最大の戦果を表現する場面に於いて…、
よもや桓騎を討ち漏らすという、壮大なるオチで、一世一代の渾身の大ボケを読者に披露したいと、李牧さんご自身が、そうお望みなのではないか?
だって、今の李牧軍のメンツで、桓騎の首を落とすに値するキャラクターったら、皆無でしょ?
とか一瞬、そんな風に思ったりもしたのですが、流石にそんなワケは無いので…、
結果として予想出来るのは、先ず、『李牧以外の人間が桓騎の首を取るのはどうなのよ?』という単純な戦果以外の部分に拘った趙軍が後手に回り…、
さらに李牧本人が何も指示を出さないために、フテイと虎白公がしゃしゃり出てきたことで、優秀なハズの趙兵達が、李牧を守るべきか桓騎達を攻めるべきか各自の判断が遅れます。
そして、ゼノウさんが、今しばらく残りの命を振り絞って大暴れしてくれて…、李牧軍もある程度の混乱に至るものと予想。
しかし、その反面で―、
仲間を“家族”とまで言い切った桓騎が、黒桜たちだけを犠牲にして、桓騎一人が恥を忍んでまで生き残るという結果になるのは、やはり何か想像しにくいのも事実です。
では、ここまで来て、桓騎を葬るに値する、状況設定って何がある?と考えたところ…。
ここでようやく、司馬尚さん登場くらいしか無くね?とか、一瞬思ったんですよ。
それこそ、ヒョウ公様のトキみたく…。
しかし―、
司馬尚登場があるにしても、それだったら、李牧が桓騎に頭割られてた時に助けてやれよ?って話なので、やはり、今から司馬尚出すのも難しいとも言えます。
それか、李牧の援軍はまだまだ断続的に駆けつけて来ていて、時間差でバナージがやってくるとかなんとかが、あるのかもしれません。。
でなんで、、、、。
うーーーーーーーーーーーん??
結局、分からんッ!
というか、もうなんか、今更ながら、桓騎の生きざまについて、私如きが、とやかく口を挟むのも烏滸がましいのではないか?という事に気が付いてしましました。
いや、もう桓騎が自分の人生に納得していて、自分が死ぬことなんかまるで恐れていないのだから、それでいいじゃないかという、建設的な諦めの境地も垣間見えてきた思いがします。
すいません、予想ブログとか言ってんのに、この態度は、大変申し訳ございません。
なので、予想ブログとしての結論は残しておきたいので…、一応の顛末の予想を頑張って書いてみます。
上記の予想の続きとして、那貴の乱入が桓騎との合流まで成功すると思われ…、それまでに桓騎の自身も相当の深手を負うと思います。
恐らく、事実としては桓騎は死んで、仲間達と同じ世界に行くのでしょう。
しかし―、
那貴が、桓騎の身柄をダストオフするが如く…、リン玉さんと組んで、最後の最後で、李牧に桓騎の体に触れさせずに、戦場から逃亡…。
もうだんだんと、辺りが暗くなって、森の中やら、川の流れとかに乗って、李牧の手の届かない所に、逃げてしまう…。
リーボック軍。
勝つには勝ったけど、桓騎の生死は確認できず、首も取れなかった。
那貴の登場は、戦で勝つのは無理だったけど、李牧に桓騎の首を取らせないことで、李牧に対して最大級の抵抗を残すという、落し処を付ける役割になるものと予想します。
李牧的には『追う必要はありません。あの傷では絶対に助かりませんから。それより早く、私の方の手当を…。』という形で…、
神(作者)様が司馬尚の登場を見送ったために、桓騎達に顔面をボコボコにされるというオチで帳尻を付けてもらうぐらいで勘弁してもらいましょう。
(※イメージ参考:普段の李牧の顔が、ダブルゼータガンダムみたいに膨れ上がるくらいまで殴られまくる感じ。)
趙軍的にも、“勝つには勝ったけど、なんか悔しィー!!”ぐらいがちょうどイイ落とし処かと考えました。
後はどんな結果が出ても、従容として受け止めることにして、来週まで大人しく待つことにいたします。(泣)
― キングダムネタバレそれ最新751話 以上 ―
次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。
皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。