(桓騎:作画引用元 原泰久先生 作 キングダム第740話)
全軍で肥下に大移動中の李牧軍の皆さん。
李牧自身がそうなのですが、ほぼ全員が正確な情報掌握を怠ったまま、桓騎の挑発と誘導に引っ掛かった形で行動している状況なのは間違いありません。
地元将軍である袁環さんが、ブチ切れて肥下城に向かって猪突猛進するのは、まだ分かるんですよ。
しかし―、
李牧はカナリ立場が違います。
李牧も李牧で、地元の住民たちの彼らが殺されてしまっては、今後、北方地域での地盤において信用を喪失するという謎の心配をしていますが…、
それだったら宜安城を簡単に落とされている時点で、彼は地域の安全保障を軽く見てたことが良く分かります。
既に、城一つ毒物汚染させた上に、北方住民の事を舐め過ぎやろ、李牧さん。
宜安城の住民を少なくしておくのが配慮だと思っているようですが、最初から、宜司平野での包囲戦で余る兵力を、宜安城に配備しておけばよかっただけの話です。
宜安城さえ最初から死守してれば、おのずと疎開先の肥下城の安全は担保できたことは明白です。
これなら仮に、飛信隊と楽華軍が残存戦力で、総力を挙げて宜安城を攻撃してきても先ず落城は果たせません。
その後、宜安城を起点にした援軍と合力して、本来的な籠城戦と援軍の運用で李牧軍は完全勝利できました。
いつもいつも目先の事しか考えない李牧さん。
桓騎が“両者敗北”狙いであると、勝手にミスリードする李牧さん。
朱海平原のときのように、敵の背後を取れるのは自分だけだと思っているのでしょうか??
李牧にワープができるなら、桓騎だって出来るのです。
ではでは、再来週のキングダムネタバレ予想を進めていきます。
キングダムネタバレ‐楽華軍は何処行った??
桓騎と李牧の最終戦闘について予想する前に、先ずは、前回の話において、全く姿が見えなかった楽華軍が何処に行っているのかについて予想します。
この点、蒙恬たちは、大方、袁環さんが発見した、巨大な火の出所に関係して行動しているのではないかと予想できます。
目的は、趙軍をより確実に肥下城へ誘導することなのは間違いないでしょう。
ただ、実際問題、蒙恬たちが肥下城を打ち破って、城内に火を放つことができたか?について考えれば、そこまでは流石に難しいと思います。
脱出も考えなくてはならないので、例えば恐らく、袁環さんたちから見て、肥下城を挟んだ東側に回り込んで、疑似的な火災を演出するぐらいが限界なのではないでしょうか??
ただ、現状、作中の袁環さんや、李牧の慌てぶりを見ていると…、
宜安城と肥下城にはまともな守備兵すらおいておらず、戦地がすぐ近くであるにも関わらず、通常の時期の生活感覚と変わらない危機管理レベルで、肥下城の一般人が生活しているといった様子であることも見て取れます。
これは大いに謎だったりします。
李牧に限らず北方趙人が図太過ぎるのか、平和ボケしているのか分かりませんが、疎開とか言ってる割には、まるで緊張感が無いんですよね。
李牧も袁環さんも、大変大変言っている割には、簡単に桓騎を背後にスルーし過ぎなのも事実です。
でなんで、楽華軍だけで肥下城になだれ込んで城中に火を放つとか、意外にもそれが出来るようなユルユル設定であったりするんじゃないかとも予想できます。
また、もちろん。肥下城とて十万人オーバー収容の巨大城郭なので、それに見合った火災の演出となると、相当な量の燃やす素材や、着火剤、燃料が必要なので、城中の木造建物以外で、それだけの遠くから分かる大きな炎を見せつけようと思うと、これはカナリ難しいです。
移動の道中、そこら辺に落ちている、木の枝やらなんやらを、楽華軍の五千人弱が苦労の末に、かき集め、何とか苦労の末に、この疑似火災を演出できた?? あるいは解体した紅春を燃やした??
う~ん、流石にこれは苦しいのではないでしょうか??
なので、この点からも、李牧軍が本当に肥下城の住民が虐殺に遭っていると思い込ませ、実際に肥下城を包囲させるという、趙軍の間抜様を実現させるために、城の一定の規模を実際に強襲して、火を放つくらいの無理設定を何とか成し遂げたと予想します。
また、あくまでもこの、大量の炎は、趙軍を誘導するための仕込みにすぎませんから、数の少ない桓騎軍としては、この楽華軍の皆さんも、李牧を罠に嵌めた後の、行動に参加してもらう必要があります。
大方、趙軍を誘導する火炎の演出が終わった後に、スグに到着するであろう李牧軍の侵入経路の外枠に移動して、攻撃の手順に従って待機している状態であると予想します。
ザックリいうと、飛信隊と楽華軍で、到着した李牧本陣を包囲して、少数の桓騎本体がゼノウさんの最後の大暴れと共に参入する体制を整えるといった感じです。
キングダムネタバレ‐飛信隊の役割
楽華軍に次いで、桓騎本隊のサポートに徹するのは飛信隊です。
桓騎はこの状況に於いても、李牧に勝つ気マンマンなので、楽華軍共に、先に飛信隊を離脱させる心算など無いでしょう。
あくまでも、自分の目的のために、使い倒す気マンマンだと思います。
それも、いつも以上に、囮やら防壁やら、捨て石みたいなヒデー役割の為の無茶ブリがなされると思います。
この点、飛信隊も楽華軍も、どーやって秦国まで生きて戻るんだ!?という疑問が派生しますが、恐らく、桓騎が李牧を死にかけ寸前まで相当追い込み、例えば全治10か月の重傷を負わせ気絶させるくらいのダメージを与え…、
巻き添えでフテイが死亡する辺りの指揮官喪失も相まり、追跡不可能、もしくは追跡開始が大きく遅れてしまうといった経緯をたどるものと予想します。
さて、そんな飛信隊ですが、宜安城で砂鬼一家が、捕虜であった守備兵を、挑発用のオブジェに仕立て上げた際は、一体何をしていたのでしょう?
桓騎が砂鬼一家に指示を出しているトコロに一緒に居たわけですから、何かしらひと悶着あったのではないかと、想像できますが、事実、砂鬼一家の所業が完成させているあたり、その場は一旦、静観していたのでしょうか?
この点は謎が残ります。
平陽戦では桓騎がやった虐殺はダメで、宜安城では、自分もピンチだから桓騎の成すがままにしておいたという話なら、ヤハリ戦場においては、河了貂や李信よりも桓騎の考えのほうが正しかったという結論になります。
平陽と宜安の虐殺の規模の違いで済む話か?っつたら、微妙な気もするのですが、とは言え実際に、最早、自分の力ではどうしようもない状況を鑑みると、本当に、黙って桓騎のヤル事を見ているしかなったのではないでしょうか?
あるいは、砂鬼一家とも、会話で若干打ち解けたみたいになってたので、日和って死体オブジェ作成を手伝っていた可能性もあります。
また、この点は、単に冗談で書いている部分である反面、けっこう重要な論点であったりもするんじゃないかと予想しています。
何故なら、生き延びることが確定している李信と飛信隊(重要メンバ―が、何人か死亡する可能性はあるが)なだけに、彼に引っ付いて、生存を確保する恒騎軍メンバーが居る可能性があるからです。
それに―、
李信がずっと桓騎軍の人間全員を“好き嫌い”でしか理解していないとしたら、正直、彼は人間的に、なーんにも成長出来ていないってことにもなりゃしませんかね??
これは別に、桓騎軍の残虐行為を容認しろ、とかそーいう話でもないのですが、現在、飛信隊と合流している那貴とその仲間と、それ以外の殆どの桓騎ファミリーが、どう違うかっつったら、結局、それほど大きな差があるようにも思えないんですよね。
特に、桓騎目線で語れば、世の中の連中全員に差がないわけですから。
ココにきて、個人的に予想する桓騎軍メンバーの顛末については、ゼノウは最後の突入で大暴れして命を散らすのではないかと。
また、リン玉さんは、アレだけ語りきってしまった後なだけに、ほぼ確定レベルで死亡フラグが立ってしまったことを認めざるを得ないです。
摩論さんと黒桜さんの2人の生死については、まだまだ余白が大きいですがね。
なんとなくですが、黒桜さんについては、姐さん扱いで部下が必死に逃がそうとするかもしれません。
キングダムネタバレ-総員で肥下を包囲する李牧の背後
今思えば、桓騎軍に落とされた宜安城を、下調べする間がなく、総員で包囲してから攻撃を開始した李牧軍とその皆さん。
多分、今度も、その大慌て振りからも、燃え盛る火の手を見た、袁環さんをはじめ、次々と到着する李牧軍全員が、四方から肥下城を包囲するのだと思います。
そして、ここは神(作者)様の匙加減といいますか、趙軍としては、地元のフィールドであったとしても、森林地帯を避けて全軍が通っていったという理由で、桓騎本隊と飛信隊、他所に隠れている楽華軍は、無事に敵軍をやり過ごし、後からやってきた李牧本隊の背後を確保するというのが大きな流れになるでしょう。
現実的に考えたら、31万人もの大軍の中から、何故、桓騎が李牧の本陣、本隊を捕捉できるのかは完全に謎なのですが、扈輒戦のトキも、そこは一切触れられませんでした。
別にこれは、桓騎側から見た扈輒戦に限らず、李牧自身が麻鉱を捉えたときも同じ話なので、多分、作中でこういう肝心な部分は、一切触れられないものの、なんとな~く肥下城を包囲した李牧が、“ドン!”と背後から桓騎軍が出現して急襲されるのは、キングダム的には普通に起こり得ることだと思います。
李牧軍も、どれだけ急いで肥下城を包囲しても、上記の通り、肝心なところでノンビリ屋の皆さんなので、住民が皆殺しにの目に遭っていると思い込んでいる肥下城の中に突然乱入してみたものの、実際には虐殺など起こっていないのに気が付くのに、相当の時間が掛かるでしょう。
袁環さん『付近で火事が起こされただけ?住民は襲われていない??』
で、流石に31万人全員が、そのまま城内に入れるワケでもないハズなので、外で到着していた李牧に正確な報告がなされるのにも、一定の時間が掛かるでしょう。
そうして、なんやかんやで『住民は無事でしたか! それはよかった…。(ホッ…。)』などと、愚にもつかず、心配事であった“地域の信用”が失われずに済んだことの安心で、緊張感を最大に緩める李牧が描かれることが予想できます。
そして―、
(李牧さん:作画引用元 原泰久先生 作 キングダム第345話)
ここで思わず、人生3度目の『ん?』を吐露する李牧さん…。
桓騎が背後に登場する直前で、『プーーー(笑)』と笑いをこぼす読者が続出するのも間違いないでしょう。
勿論、史実バリアで李牧は生存を果たしますが、“死せる桓騎、生ける李牧を走らせる”みたいな、諸葛孔明VS司馬懿みたいな顛末になったら、これは熱いです。
桓騎の背後奇襲の確度を上げるためにも、ここで、飛信隊も共に突入することになると思います。
これまで何度か書いてきましたが、李牧が生き残る代わりに趙軍では、馬風慈とフーオンに役割を譲ってフテイが死亡する、居るんだか居ないんだか分からない骨珉伯も、消耗用の将軍としてここで死亡するものと予想します。
次に、ゼノウは馬南慈が出てきたトキに最後の力を振り絞って、抑えの役目を果たして逝ってしまうのが役目になるのではと予想。
後で、飛信隊と楽華軍が離脱することも踏まえると、馬南慈が追撃戦出来ないほど、ダメージを受けるか消耗してもらう必要があります。
そんで、河了貂とカイネが絡むとイチイチ面倒くさいです、でなんで神(作者)様、そこはスルーでお願いします。
持ち場が離れている楽彰たち青歌軍は、『何が起こった?』とか言ってるだけで、結局何も動かないで終わる感じでしょうか。
まあ、最終的に、ここまできて、どーやって、李信と蒙恬たちが生存させるかを考えると相当難しい局面ですが、それはそれで、多大な犠牲に、飛信隊と楽華軍が殆ど一から再出発しなければならないほどの、大ダメージを負いつつ、逃避行を続けるドラマが描かれるものと予想。
桓騎がつい、口に出してしまった“復讐”については、ほぼ間違いなく、偲央さんの死に関することであると予想。
ここが桓騎のラストバトルであったとしても、追々、逃げる先で桓騎が顛末を語るのか??
そうなると、ここからの背後奇襲が失敗しても、桓騎が討たれるまでの、砂鬼一家と逃亡に転じるような先の話が描かれるかもしれません。
― キングダムネタバレそれ最新741話 以上 ―
次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。
皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。