( 桓騎:原泰久先生 作 キングダム第725話)
李牧がアホ過ぎて、そのアホをやり込めた程度でドヤ顔している桓騎もどーよ?
といった程度の戦いでしかなかったのではないか??
宜安戦の第一日目。
思えば、関ヶ原の合戦然り―、
ハンニバルの仕掛けたカンネの戦然り、
ほぼ完璧な包囲戦闘が出来たら、李牧の云う『じっくり攻めて~。』なんかじゃなくて、家康もハンニバルも“攻め時”を逃さぬように、一斉に火力を爆上げして、敵さんからみたら『どうしよう!!つーか、どーもできねーよ!!』の状態が出来てしまっているウチに、パニックを起こさせて、行動不能の間に決着を付けるってのが本来の包囲戦闘なんだと思う。
当ブログでも、ここ数週間何度も書いてきたが、李牧は桓騎に時間を与えすぎだった。
飛信隊と楽華軍が離脱した直後から、一気に勝負を仕掛けるべきであると何度も書いたが、ほら言わんこっちゃないという顛末であったwww
相も変わらず、何が三大天じゃ。
カクカイに更迭されて雌伏の2年余り、そして、ギョウ攻編以前の架空キャラとしての李牧と違い、ココからは史実を背景にした李牧が描かれるのかと期待していたが、今まで以上のダメ軍師に成り下がっているぞ。
あれだけ有利な状況ができて、しかも勝手に桓騎が密集を解いた拡散型の陣形を展開して『殺してちょ~だい。』と言っていい✖字型陣形を作ってくれたのに…、
在りもしないこの✖字陣形の強みを読み違えて、「中央部に行くと包囲されるので危険です。」などと宣う李牧は、ハッキリ言ってもう軍に関わる仕事をすること自体辞めたほうがいい。
いや、ほんとマジで、呂不韋に語っていたみたいに、雁門で羊でも飼ってのんびりと暮らすほうが絶対によかったよ。
で、それはそうと桓騎も桓騎。
お前は李牧がアホだったから助かっただけだ。
✖字の足の陣に、騎馬隊なりが殺到して分断しだしたら、今頃、もうお前死んでるよ。
ドヤ顔すんな。
そんな、凡将以下のの2人で繰り広げられた、宜安戦一日目、ココから先はどうなるのか?
日没で撤収を余儀なくされた李牧軍。
一旦、戦線を離れられる桓騎軍。
双方の思惑を基に、次の展開を予想してみます。
キングダムネタバレー夜陰に乗じる宜安城陥落
一番最初に思いついたのは、やはりコレですよね。(笑)
まぁ、趙にとっての北部最大の都市である宜安を陥落させて、占領する規模の軍となると、桓騎本軍からも相当規模の部隊を伴って李牧の目を盗みつつ移動を完了させねばならんワケなので、相当に難易度の高いミッションです。
だがしかし、ココからの桓騎ならばやってのけるでしょう。
なぜならば漫画だから。(笑)
…、
……。
あいや、スイマセン。
見も蓋もないコトを書いてしまいました。
とは言えですよ??
桓騎の出番の最終幕で、彼を一番魅せる方法といったら…、
やはり盗賊の属性に賭けて、夜陰に乗じた城盗りこそが一番アツいですッ!!
でなんでこの項では、大泥棒桓騎が李牧もビックリの、宜安盗りのスジで予想を組み立てていきたいと思います。
①脱走したことを怒られる李信と蒙恬
骨珉伯軍に牽制されていた飛信隊と楽華軍は、戦闘の離脱後どうしているのでしょう?
このまま日没の後に、桓騎本軍と合流できるかも不明です。
しかし―、
桓騎が最初から、宜安城奪取にこの二つの軍の力をアテにしていなければ、それもどーでもいい話です。
お互いに軍の位置の補足くらいはどうにかするかもしれません。
で、李信と蒙恬は呼び出されて、勝手に離脱したことをダメ出しされるやもしれません。
と言うか、桓騎含めコイツ等。
最早、信頼関係やら上下関係も既に微妙で、ホントに軍としての連携が最早可能かどうか疑わしいレベルの状態ではないでしょうか?
李信も蒙恬も桓騎のコトを信頼していないし。
桓騎も桓騎で、彼ら二人の動きを掌握して、その上で利用するだけの器を持ち合わせていません。
このことは、飛信隊と楽華軍が楽彰軍・上和龍軍に穴を空けた際に、桓騎本軍の動きの為の、機会利用としても全くスルーしていていたことからも明白です。
そして―、
普通に考えて軍を脱走するとか、斬首に等しいくらいの話かと思います。
ただしかし―、
それはそれで桓騎が蒙恬と信に対して求めたトコロで、今の状況と、彼らの力関係の上で、桓騎に李信と蒙恬を裁くことが出来る実力があるとも思えないです。
ぶっちゃけ、飛信隊と楽華軍が力を合わせたら、桓騎軍は絶対に負けると思いますw
既に桓騎軍などは、ゼノウ一家と朱摩一家だけ、補足して遠巻きに牽制しといたらどうにでもなる軍隊でしかないように思えてきます。
ただ、それだとキングダムもココから先は話が成り立たないので、テキトーな落としどころが付けられます。
なので―、
桓騎としては、信と蒙恬を呼び出して、『お前ら斬首なw』とテキトーにブラフを掛けるくらいはするでしょう。
そして、結果的にはプレッシャーだけをそれなりに与えて、あとは野戦において対李牧軍の囮を牽制を仕掛ける為に活かすといった処置になるのではないと予想します。
本軍を宜安城奪取に向かわすために。
②夜陰に乗じた移動と、李牧の油断
さて、桓騎が宜安城陥落を成功させる要因を、大きく幾つかに分けて考えてみると、以下の3っつの要因から大きく構成されることが考えられます。
Aー桓騎軍全一家の盗賊属性
Bー飛信隊・楽華軍以下の囮捨て駒利用
C-李牧のミス(地形改変含む)
とりわけ、Cの“李牧のミス”による構成要因は極めて大きいでしょう。
要因配分としてはこれくらいでしょうか??
宜安城奪取=A(5%)+B(5%)+C(90%)
最大の要因としては、やはり李牧が31万人の殆どを野戦に動員していて、宜安規模の城でさえ、ほぼ守備力をカラにしてしまっている事。
で、それでいて一日目で桓騎軍を粉砕できたにも拘わらず、それを取り逃がし、予定に無い二日目で野戦続行をしなければならなくなったこと。
ココからが既に、李牧的にはベジータと一緒で計算外(※客観的にみると誤算)、と言う話なのだと思います。
これから始まる夜間陣営での作戦会議(実質、反省会)で…、
李牧『流石は六大将軍桓騎です、一日では勝負がつきませんでした。』とか、自分のミスを認めず、何故か桓騎が凄かったという話に挿げ替えられて話が進んでいくでしょう。
そして―、
誰よりも反省しない三大天李牧ッ!!
李牧『しかしそれだけの話、数の優位では何も変わりません。』などと愚にも付かないコトを言い出して、明日も野戦続行ありきの作戦を検証。
夜陰に乗じて桓騎軍が趙軍をすり抜ける危険をそのままスルーすることと予想します。
桓騎が夜陰に乗じて、部隊を分散しつつ、31万人もの人数がいる陣営を、無事に後方へ通過することなんて、普通に考えたら無理ポヨですが、全員が盗賊団という、桓騎軍の精鋭共なら、それも可能という話になるでしょう。
桓騎軍の精鋭っつったって、平陽戦以降はその半数以上が咸陽から追加派兵された連中のハズなのですが、そこはおそらく、巴印さんみたいな奴が複数名して、立派な桓騎一家兵として育ててきたのかもしれません。
桓騎兵A『いいっていいって、コレくらい。』
補充兵『え、でもコレって軍規違反じゃ…。』
桓騎兵A『ちげーよ、このまま死体が金持ってても意味ねーだろ。使ってやるほうが供養になんだよ。』
補充兵『確かに…、じゃあ、仕方がないので。』
とか言う感じで尾平を唆した時のように、それまで普通だった一般兵を桓騎軍加入後に、立派なヒャッハー要因に育てていってくれた名もなき桓騎軍教育部隊がいたと想像できます。
そして、神(作者)様としても、桓騎軍がすり抜ける程度の都合に合わせた、地理上の穴、といいますか、一見、今の宜安戦は地平+両脇に森林と山岳地帯という大軍で、進行を完全に蓋することが出来そうな地形に見えますが…、
ここで、李牧が桓騎の行動を捕捉し損ねるくらいの、ミスやら、地形の穴を与えることで、桓騎軍の宜安城急襲プランに成功の裏付けを与えるかもしれません。
そして、作者が地形改変で桓騎に有利補正を与えたとしても、ホームの地形でしてやられたら、李牧、何の言い訳もできないと思うんですよ。
史実のように、桓騎が宜安で勝って、肥下の戦いで敗れるコースを神(作者)様が採用するかまでは分かりませんが。
宜安の一戦だけで、イキナリ桓騎が破れ死亡するのも、正直、李牧の復帰第一戦、さらに、これまでにも大量に伏線が残っている桓騎というキャラクターを葬るには、正直、尺が足りなすぎるように思えてきます。
でなんで、少なくとも桓騎が破れるにしても、李牧の大きなダメージを与えるや、一泡も二泡も吹かせるぐらいじゃないと、読者としてもカナリ物足りない。
頼むから桓騎。
✖字陣形の話はもういいから、そろそろ頼むから読者が『流石!』と思うような李牧の出し抜きを見せてくれ!
次回以降は頼んだぞ!
次週のキングダム?
きゅッ…、休載だと!?
― キングダムネタバレそれ最新725話 以上 ―
次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。
皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。