( 桓騎兵 作画引用:原泰久先生 作 キングダム第696話)
読者の皆様も雷土の逝去に関して、休載を挟んで、少しほとぼりが冷めましたかね?
もう分かっていたことですが、趙軍投稿兵たちの顛末劇です。
もうなんか事務作業みたいに狩られていますね。
本当に十万の首を数えるかどうかは分かりませんが、そんだけの生首だと火にくべるのも一苦労です。
『水分多くて燃えねー。』とかボヤいている桓騎兵が居そうです。
虎白公もさっさと逃げられてよかったことでしょう。
それと当時に送り狼にされた飛信隊ですが、桓騎と摩論に厄介払いされた体なのだと思います。
ではでは今週もキングダム本編を振り返って参りましょう。
キングダムネタバレ-久々の咸陽と邯鄲
勝報を受け取った咸陽。
それまで劣勢報告ばかりを受け取っていた連日なだけに、政も昌文君も一転して驚きの表情です。
昌平君も何が起こったのか分からない様子です。
今回の伝達手段も飛鳥の伝文のようですが、同日の昼間の時点で“全滅の危機に瀕している”との報告があった直後の勝報らしく、誤報すら疑われる状況です。
しかしながら、確認を重ねる情報活動にて、誤報ではないことから、王宮の一同も、ようやく勝利の報告を受け止めるに至った様子です。
歓喜に包まれる王宮の一同。
モブ大臣たちが好き好きに『でかしたぞ桓騎将軍!』だの、『援軍を送ろうと思っていたぞ。』だの言っていますが、どの道、細かい状況報告など大して上がってきていなかったようです。
桓騎が報告をあえて雑いものにしていたのかは分かりませんが、いずれにせよ、王宮のモブ大臣から見ても、相当の度合いで、六将になった途端に、桓騎が本当に好き勝手に戦争を起こしたものと見てとるに足る状況です。
まあ、それでいて勝ったら勝ったで、ろくに検証もしないで『六将復活の成果が出た!』とも喜んでいます。
まあまあ皆さん、昌平君先生としてもまだ何ともコメントできないような状況なんですから、もう少し落ち着きましょうよ。(笑)
どうやら王宮サイドとしても、9日間桓騎軍が苦戦していたという概要しか伝わっておらず、なんとなく飛信隊が中央戦線に投入されたくらいの話しか伝わっていないようです。
結局、検証と次工程立案の為には、昌文君の言う通り戦の詳細がこれから舞い込んでくるのを待たねばなりません。
こう聞くと、まぁ。いろいろ言いたくなりますが、これから桓騎のやってくれることを考えると、王宮にも想像以上驚きの追加報告が上がってくるワケなので、、来週は昌文君あたりが顔芸リアクションで応対することになるでしょう。
そして、ここはとりあえず、先ずは大王様に向って戦勝おめでとうございますという事で、次なる敵の大拠点である、武城・平陽への攻略に入れるようになった旨について、昌文君は語り始めます。
その次にはいよいよ、趙国王都邯鄲へ!
ボルテージが上がる王宮ですが、政は冷静に一言。
『ああ、そうだな…、本当によくやってくれた、六大将軍 桓騎…。』
で、同じ王都でも大問題として伝わったのが邯鄲です。
扈輒将軍死亡。
兵士の大半が降伏。
今更、読者的には、扈輒なんかどうでもいいレベルのクズ将軍だったワケなのですが、あんなポンコツ老害を総大将に任命していたこいつらが、『なぜそうなる!?』とかマジレスしているのがウケます。
そうなるに決まってるだろうが!?(笑)
そして、敗戦おめでと~う! カクカイさん(笑)
ねえ?今どんな気持ち!?
もう李牧の責任にできないよ?
これから一体どうするつもりなの?
さあ、李牧の残したアイデアストックはもうゼロよ。(笑)
同時期に、秦軍サイドの王翦にも桓騎軍戦勝の報は伝わっています。
現段階で何も言葉で言いあらわさない王翦ですが…、これは次工程?
ややもすると総攻撃開始の秒読み段階まで来ている状況とも取れます。
というか?
桓騎軍が自分たちを王翦軍とか名乗っている事とか、王翦が知ったら、どんなリアクションするか見てみたかったのですが、これも回収されるのでしょうか?
真面目な田里弥あたりは猛り狂ってそうな気がします。(笑)
敵味方の各陣営でそれぞれ思惑が交差する中ですが、最後に。
唯一桓騎その人のみが、まだこの平陽戦に幕を下ろしていない様子が描かれます。
摩論『お頭…、本当にやるんですか?(汗)』
キングダムネタバレー厄介払いの飛信隊
既に戦勝を知った飛信隊。
再び伝令の馬印さんがやってきています。
信『何だまたハゲ伝令かよ!?さっき行ったばっかでまた来たのか。』
馬印『うるさい!馬印だ!』
既に舐められまくりの馬印ですが、ここはきっちりお仕事です。
ついさっき、飛信隊は現在地で趙軍の撤収を見送るだけでいいとは伝えたものの、摩論からの再伝令で、飛信隊はより深い逃げた趙軍を追って、平陽城まで見張れとの伝令が成されました。
河了貂もその理由は分かるのですが、さっきまで激戦を重ねてきた飛信隊にとっては、『えッ?今すぐなの?』って話です。
馬印さん的には、飛信隊が大変なのは分かってもいますが、六将命令の絶対性でゴリ押すしかありません。
尾平も『どーすんだよ、信?』とお疲れの様子ですが、どうするもこうするも行かなきゃいけないのは信も分かっているトコロです。
信『六将六将言いやがって、ケガ人はここに置いて、動ける奴だけで行くぞ!』
田永『チッ、なんて人使いが荒いんだ!』
と、いいつつも桓騎軍の命令に素直に対応できる飛信隊。
読者的には、急なこの命令変更は、絶対にこの先繰り広げられる桓騎劇場の為に、飛信隊をこの場から除け者扱いにするための方便というのは分かり切った話なのですが…、
疲労困憊なのに、ここでもある種の追撃戦までやってのける飛信隊が、どこまでも健気にも無垢に見えてしまいます。
命令しているのが桓騎と摩論なだけに。
しかしながら羌瘣だけは、すこし違った反応を見せます。
羌瘣『私はここに残っていいかな?』
河了貂『えッ?何で、それは困るけど、、羌瘣も来てくれないと。』
羌瘣『そっか、そうだよな。』
信『?? どっか怪我でもしてんのか?』
何かの違和感を感じ取ったように、遠くを見て応える羌瘣。
羌瘣『いや…、そうじゃないけど、ただ何か…。』
そうして、結果的に桓騎軍とは物理的にかなりひき離れた位置にまで扈輒軍残党を追う事になる飛信隊。
こうして誰にも邪魔されない桓騎劇場の舞台が完成しつつありました。
キングダムネタバレー桓騎軍の魅力はやっぱりモブキャラ
運動場の全校集会?
とも思しき、趙軍からの投稿兵集団。
桓騎兵『ここまで立て。』
という声に、不意に気が付く一人の趙兵。
みれば、数人ずつが連行されていくではありませんか。
モブ趙兵A『連れていかれた?二十人くらい。』
近くにいた桓騎兵にむかって、
モブ趙兵A『あの、あの連中はどこに?』
モブ桓騎兵『んー?噂じゃー少しずつ解放してやっているらしいぞ。』
モブ徴兵A・B『ええッ!?』
素直に喜びすぎだろ、イイ子かコイツ等(笑)
なんだかメチャクチャ素直に喜んでいるのが、非常に滑稽に見えてくるのは私だけではないハズです。
モブ徴兵A・B・C『も、もう解放してもらえるのか!?』
『よかったww ヤッパリ俺たち王翦軍に投降しておいて本当によかった。(笑)』
『ああ!』
…、
……。
モブ桓騎兵『こいつら、まだ俺たちのこと王翦軍だと思ってんのか…。バカだな。』
同感です。(汗)
なんなんでしょうね?この趙兵のたちの素直過ぎる純粋リアクションは??
ぼったくりバーとか全員が引っ掛かりますよ、絶対。
桓騎系列組織の経営するキャバクラがあったとして…、
店員に扮した桓騎兵『お疲れ様です~w どこかお探しで? 一時間3,000円で飲めるガールズバーなんですけど。(笑)』
趙兵サラリーマン『ええっ! そんだけで本当に女の子付けてくれるの!?』
みたいな感じで…、
こいつら相手に客引きすると、数時間後のお会計がどうなるか容易に想像が着きますよ。
しかしながら、話を本編に戻すと、どうやらこの、趙兵の頭の緩さ加減にあきれている桓騎兵にも、こいつらが本当にどうなるかは分からないようにされているようです。
早すぎる投稿兵の開放に、連中からの逆襲を若干警戒する思惑を示しています。
ここら辺は、桓騎も処刑を粛々と遂行する為に、逆に必要な措置としたワケなのですがね。
連れていかれた趙兵達。
ほどなく歩くと、先導する桓騎兵【※王翦兵と思っている】が交代。
そこからさらに歩かされます。
かなりの距離を歩くものの、秦軍としても、近隣で仲間同士を解放できないだろうと自分を納得させて歩く姿が描かれますが、なんだかこれって、詐欺に引っかかる人が、自分を言い聞かせている様子にも被ってみえてくるようです。
で、ここでさらに安心したのか?
徐々に緊張感が薄らいだせいなのか、安堵の気持ちを表しだすものも出てきました。
仲には解放されたら最前線に戻って、桓騎兵を殺しまくってやる!などと再決心している奴もいるのですが…、
逆に、簡単に桓騎軍を王翦軍と信じるお花畑脳が、よくこんなセリフを吐けるものかと失笑してしまいます。
さて、再び桓騎兵が交代を迎えます。
小高い斜面に沿って、何故か“休憩”の合図も出されます。
モブ桓騎兵『休憩だ~、疲れただろうー。』
趙兵一同『!?』
モブ桓騎兵『少し間を開けて跪け、水やるから下向け。』
趙兵一同『え?ああ。』
モブ桓騎兵『もっと、もっと。』
趙兵一同『ん?』
…、
ドドドンッ!?
……。
はい、全員一斉に首を落とされましたね。
そりゃ、そーなるだろうがよ。(汗)
ということで、ここから同じ手法で、各地で仲間と散り散りにされては順次首を落とされていく趙兵の皆さん。
ホントさ?
全員、こんな素直動く連中だったら、もういっその事、趙を裏切らせる洗脳教室とかにブチ込んだら秦軍は損ゼロで、戦争に勝ててしまうんじゃないだろうか?
結局、残った投降兵が少なくなったところから、まとめて全員斬殺。
最後まで桓騎兵が感情の起伏なく、単純作業として処理していく様がどこか印象的です。
この点、イチイチ“俺ってとても残酷なことやっているだろうw”みたいな感じの、童貞がイキってます感満々で雷土に残虐行為を加えていた扈輒が小物に見えて仕方が在りません。
悪の規模の大小で見比べてみても下記の様になります。
一般桓騎兵 ≧ 趙軍総司令官 扈輒
最終的に全ての捕虜の収容所にて、一斉に投降趙兵が狩られていったのですが、キングダム皆さん予想通りの大虐殺です。
本陣に全工程の報告にきたリン玉さん。
リン玉『摩論、終わったみてえだぞ全部』
摩論はもう頭を抱えて、この先の咸陽からの責任追及の圧力に完全に参っている様子です。
摩論『そうですか…。』
これが平陽戦の最終決着。
史記の記載通りに…、
『斬首十萬』
来週は摩論の狼狽シーンがたくさん見れそうです。
― キングダムネタバレ最新696話 以上 ―
次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。
皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。