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キングダムネタバレ第666話 闇の淵 考察 はやく一騎打ちして。

投稿日:1月 7, 2021 更新日:

(  羌識 作画引用:原泰久先生 作 キングダム第666話 )




新年最初のキングダム。

当ブログもあけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。

羌瘣が復調して新年あけましてボッコボコお説教タイム…?

かと予想してましたがそうでもありません。

河了貂も『識って誰なの?』というコトで。

実際には羌瘣も河了貂や信にそれほど詳しく事態を話していなかったために、ケンカする前に仲間に状況整理というワケですか今回は。

あるいは今までキングダムの単行本を読んだことがない読者の為に、敢えて羌識の解説を踏まえるという神(作者)の配慮回だったのかもしれません。

え?そんな読者いるの?

いるかもしれませんね、新規読者層様とか。

ではでは今年も早速本編を振り返っていきましょう。

キングダムネタバレ-全然回復していない羌瘣。

殆ど瞬間移動してきたみたいに登場してきた羌瘣。

絶好調じゃん!?とか期待した私がバカでした。

羌礼と相対した羌瘣は、その瞬間、今わの際に『必ず次の蚩尤が貴様を殺しに行くぞ!』と言い残して逝った幽蓮の言葉を思い出していました。

蚩尤の掟として羌瘣を始末しに来たというコトを語る羌礼ですが、ホントのトコロはそれだけじゃ無さそうなんですがねェ。

あまりにもやり方が回りくどすぎません?

もう、飛信隊の不調と羌礼の話になって5週話が過ぎたんだよ。

もしかしたら真意とかそういうのではなくて、羌礼も自分でもどうしたらいいのか分からん状況なのかもしれません。

羌瘣の今の不調を見抜いていて、回復を待ってヤルとか言ってますが、殺すだけが目的ならそうはならんでしょう。

あるいは曲がりなりにも蚩尤という地位とプライドにかけて、万全の実力の羌瘣を倒すことを目的としているのでしょうか?

いや?それだったら羌瘣も『ゴメン、まだ調子悪いw』とか言い続けて勝負の延期を重ねつつ、スポイル気味の羌礼をおちょくり続けるでもいいかもしれません。

で、ここは羌瘣も本調子では無いコトを認めた上で、まずは斬り合うでなく、率直に羌礼に話がしたいだけであるコトを告げ“祭”で何があったかを問い始めます。

しかし、同時に羌瘣が羌識の安否について言及したことで、羌礼はストレスが振り切れてしまいます。

多分に『どうなったかぐらい分かるだろうが!!』といった怒気を含んでいるのかもしれません。

白鳳に手を掛けた羌瘣を睨み返して、手を逆取りし小手返しにかけます。

何となく日本の合気柔術みたいな仕手になってますね。

羌瘣も一気に体勢を崩されていますが、一瞬、バキの渋川剛毅先生を思い出しましたよ。(笑)

羌礼が貫手で目を狙ったトコロで羌瘣も反応し始めますが、今回のトコロは羌礼に動きを封じられてしまいました。

先週に颯爽と登場した羌瘣なんですが、う~ん残念。

これは予想以上に羌礼強かったのか?と思い始めたのですが、どうやらここに来て羌礼とて、羌瘣の調子がおかしいのはタダゴトでは無さそうなコトに気がつき始めます。

羌礼『ああー? 何だ瘣姉その様はぁ?』

などと啖呵を切った矢先に、羌瘣の体の中の“気の道”がズタズタであるコトに気がつきます。

羌礼『…禁呪?』

羌瘣も『よせ…礼』

とのことですが…、今の羌礼は“やめろ”などと言われて素直にやめるようなタマではございません。

羌礼『よりによって“呼び戻しの術”を使ったのか!?』

と、信の前で羌瘣が気を使って内緒にしていた術の事実を暴露してしまいます。

羌瘣の手を振り払い『このバカが! あれは成功しようが失敗しようが大幅に寿命をつかうんだぞ!』

河了貂、尾平、田永に我呂、田有に疎水さん、そして、信もポカーンです。

時間差で信が『え?』とか言ってますが、羌瘣もここは困って渋い顔してます。

勿論、読者にとって見れば周知の事実なんですがね。

しかし、ここはどうなんでしょう?

羌礼『ハハ! せっかく外に出て、何やってんだよお前。』

とかなんとか言っちゃってますが、コレって羌礼ピエロですよね。

何、他人の(信と羌瘣)リア充を再確認してんだよ。(笑)

読者的には『ハハ! せっかく蚩尤になったのに、なに道化やってんだよお前。』ってトコロが妥当じゃないでしょうか?

まぁ、とりあえず当面は羌瘣と羌礼の対戦がどうなるかが見ものにはなるのですが、むしろ物語の本筋で行けば、

羌瘣が『あとで説明する、ちゃんと話せば分かるから。』と語り、信が『え?』しか反応せざるを得ないかった後の二人の顛末の方が重要なんじゃないのかとさえ思えてきます。

で、羌礼がピエロなのはそこだけにとどまりません。

あろうことか信にまで絡み始めたようです。(笑)

信が羌瘣に『お前!?俺の為に…?』などと言ったものですから姜礼もこの発言に買い言葉で反応。

羌瘣が信の為に禁呪を使い命を吹き込まれたならば、後で信もぶっ殺す必要があるなどと言い出し始めました。

姜礼『三日待ってやる、三日もあれば私と戦えるくらいまで回復するだろう、三日後に来てお前を殺す。』

『そして、その後隊長もろとも飛信隊にいる奴らを皆殺しにする。』と宣言。

完全に飛信隊に敵対宣言をした挙句、コレこそが蚩尤の真の姿だと語りその場を後にすることになりました。

まぁ、姜礼も大きく出ましたけど…、

信、武神(龐煖)に勝ってるからね。

読者的には、姜礼の啖呵が小物感にあふれてしまってもう、恥ずかしいからやめときなよ?と見ている方が困るレベルじゃないですかね。。

それに何というか、つい最近まで、什虎編でもマンウ―と少年兵が“本来は味方同士なのに殺し合ってしまいましたー的な話でもあったワケで…、

あれ? 神(作者)様??

コレって、キャラクター変えてるだけで結局は同じ話が続いてません!?

しかも、このように考えてみたら、確かに今まで蚩尤制度はエグイとか思ってはいたけれど、

現実社会でも普通に親族間の殺人が不通に溢れているコトを考えれば、まして暗殺者の一族同士が殺し合いするなんて、『まあ、そんなコトもあるだろうね』くらいの話なんじゃないのかという気すらしてきましたよ。

満極が白起によって家族一緒に生き埋めにされたとか、羌瘣がキレたように、黒羊で行われた桓騎軍の一般人への暴力、それこそ女性やおそらく赤子を含む完全無力な人間に対する暴虐などは確かに嫌悪するのは分かります。

しかし、そこから逆算して羌礼の苛立ちの位置づけを考えると、羌礼も羌識も相当な武力を持っているワケなので、別に完全に運命によって一方的に蹂躙されたワケでも無いコトが分かる。

姉妹間の殺人という結果よりも、本当の不幸は、オマケ漫画から一貫して、本人らが蚩尤文化で洗脳を受け入れてしまっているのが本質であって、

なんぼ苦しいとは言っても『自分で選んだ道じゃないか?』という風に、ある意味で自己責任論が介在する余地が残されている側面は否めません。

これが、次週以降の話で、姜象のように規定外に黙認された“掟”(祭の最中に手を組む&羌瘣不在を容認)に翻弄されたワケでもないなら、尚のコト、羌礼は羌瘣にその中途半端な実力ごと蚩尤の自信をへし折ってもらって、あとは認知療法みたいなので時間を掛けて目を覚ましていくしかないでしょう。

そして、何より羌瘣が後述するように“まだ何とか戻れるトコロ”にある訳なので、現時点ではまだ良かったではないのか?

勿論、羌識が死んでしまったのは嫌だが。

個人的には、羌礼と羌識のどっちが好きかっつたら、私は断然、羌識のほうだ。

56巻のオマケ漫画見てみたら、なんだか漂を思い出すくらい思慮があって先を見ているし、恐らく羌礼が白鳳を手にした以降から覚悟を決めていたのではないかと思しきフシもある。

完全に話は脱線するが、羌瘣も幽蓮が死んだのを内緒にするだけじゃなくて、どうせなら蚩尤族の主要なババアを何名か殺しにしてから飛信隊に戻れば良かったのにと思う。

蚩尤族の現役剣士を相手にするのは骨も折れるだろうが、本気で“祭”を無くしたいと願うなら、幽蓮の死体を隠すなどは、その場しのぎに過ぎないコトは明白であったろうに。

この点で実際に羌瘣も今回は妹分との不幸があったにせよ、羌識と羌礼の運命を嘆く割には、もっとやり方があったんじゃないか?などと考えられる余地もあるので、羌礼相手に剣を抜く事態に関しては元より、羌瘣自身もいつかこうなるという覚悟があったのではないかと考えられる。

それこそ、彼女が反蚩尤運動の先頭にたって、何か本気で“祭”を阻止する行動をとっていたワケでもないので。

勿論、羌瘣が羌礼を打ち負かして、ここから目覚めた羌礼と共に、本気で蚩尤文化の根絶を目指して活動するもアリだが、ここら辺は予想編で考えをまとめてみたい。

キングダムネタバレ-一人になるとまたゲロはく羌礼

で、すいません。

話を本編に戻すと、イキりまくる羌礼にブーイングの飛信隊。

特に干斗がブチ切れ、崇原の側近も『やりますか。』とばかりに、この場で羌礼の始末を始末しようと動きを見せ始めます。

しかしながら河了貂がこの動きを止めます。

あくまでも、羌礼の処遇は羌瘣に任せて欲しいと言って。

周囲を嘲笑い、死にたくない人間は三日のウチに姿を消すように警告しながらその場を立ち去る羌礼。

自らを“死をまき散らすただの禍い”とか言っている割には、やはり今回も妙なトコロで親切です。

今回の話の前半のように、ワザワザ羌瘣の回復を待っていたり、そもそも羌瘣と戦いたいならば最初から趙軍に味方する方が話が早いです。

おそらく読者の皆様も気づかれている方も多いとおもいますが、暗に羌瘣ならば自分を止めてくれるとの希望が隠れているような気がしてなりません。

さて、羌礼が羌瘣の内面を垣間見たように、羌瘣もまた組手の結果で羌礼の“中を見た”と語ります。

曰く、『礼は本当に蚩尤になっていて、深い闇の中にいる』

『まだ、何とか戻れるトコロに居ると思う。』

『でも、きっと私を殺したら、退き戻れない闇の底に落ちて、本当に人ではなくなってしまう。』と、羌礼の精神状態を端的に語り始めます。

そうはさせたくない。

その思いから、再び立ち上がる羌瘣ですが勝負は3日後の話です。

尾平と我呂が心配を口にするなか、あと三日間の瞑想で仮繋ぎでも全身の気脈が回復する可能性が高いコトに言及します。

羌瘣『礼を倒す。』

そう決意した先に、最終的に羌礼を殺すコトになる可能性についても羌瘣は覚悟を決めます。

河了貂が羌瘣に寄り添い、羌瘣と羌礼との会話に出てきた識の名について尋ねます。

その女性が羌礼と共に祭に出た者である旨、これまで礼と一緒に育ちながら、祭で命を落とした結果を語る羌瘣。

そして、そんな仲の人間を羌礼が自ら祭で殺してしまった可能性が高いコトを羌瘣は語ります。

一方、飛信隊を離れた羌礼はどうしたのでしょう?

一人で歩を進める中で羌識との思い出を反芻していきます。

最後に彼女を見たのは祭のその日。

脳裏の中で糞ババアが祭の開始を宣言した先で、羌礼は何をみたのか?

思い出しゲロで震える羌礼。

― キングダムネタバレ最新666話 以上 ―

次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。

皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。

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