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キングダムネタバレ最新第642話 第一等の特別功 考察 将軍昇格

投稿日:6月 4, 2020 更新日:

(  第642話扉絵 作画引用:原泰久先生 作 キングダム第642話 )



物語は鄴攻めの終戦から5ケ月進んだ処から、という事で前回から殆ど話が大きくスキップした感じではありませんでしたね。

やはり、論功行賞の晴れの場にて、主人公が将軍に昇格する様はハズすわけにはいかないですかね。

とは言え、まだ作品の雰囲気はギョウ攻め周辺の話を引きずっている状態なので、次週か、さらにその少し先で大きな時間的跳躍があるかもしれませんね。

信は信で山陽戦の論功の時みたく、普段どーりのボロイ服で咸陽に登場。

うん、休載があけてもいつもの信です。

そして、毎度ビックリなのは、合従軍の論功の時もそうでしたが、王翦将軍はこんな公式の場で、しかも大王様の面前でも兜と仮面を被ったままで許されるんですね。(笑)

いや~、オウセンが相手なので、確かに誰も注意できないかもしれませんが、それならば、ここぞとばかりに嬴政様が『オウセン将軍の顔見た~い。』とか言ってくれればよかったのに。

王翦様の困ることろが見てみたかったですよ。

ん?ってゆうか、信が将軍なったのは嬉しいけれど、王翦様たち鄴攻め連合軍の首脳であった、桓騎、楊端和の評価の仕方が非常にアッサリ…ですね。

三人揃って特別大功ってのは分かるんですが、今回のキングダム本編を見る限り、難攻不落の鄴を陥落させたという功績の割には、王翦が大将軍に昇格するっていうトコロは、一旦保留されているように見受けられます。

あと、どうでもいい部分かもしれませんが、桓騎の代理で摩論、楊端和の代理でバジオウが咸陽までやってきています。

普通に考えて、王翦、摩論、バジオウの、この異色な組み合わせの三人は、それぞれ別の集団に分かれて咸陽にまでやってきているとは思うのですが…、

もし、何かの特別な理由があって、この三人が一緒にされて、一つの同じ馬車に乗って咸陽までやってきたかと思うと非常にカオスです。

一つの同じ空間でこの三人が揃うとどんな会話になるのやら?

いや、会話など成立しないでしょうし、知らん間にバジオウと摩論が王翦に洗脳されていて、咸陽につく頃には配下にされてそうな気がします。

あるいは、馬車の中での王翦の洗脳に抗うバジオウがバーサーカーモードに豹変して、摩論が巻き込まれ不幸な事故に大発展する心配もあります。

で、それはそうと、ロゾを討って遼陽占領の決め手になったハズの壁には…、

論功行賞何もなしなんか~い!?(笑)

それでは、そろそろ本編の内容について振り返っていきましょう。

キングダムネタバレ-秦人の大移住

鄴攻め完結から5カ月。

新領土になった、鄴、遼陽、列尾の一帯の領域支配を盤石のものにするべく、秦各地から続々と移民団が送り込まれています。

その規模は、山陽占領時の東群設置の比ではなかったと本編には記載。

どうやら、秦国からの破格の条件指定によって自ら移住を志願した人たちもいれば、事実上強制移住の体で村ごと移された人たちもいるようです。

この点は、なんとなくですが、自分がこのキングダム世界で移住することになるのを想像してみると…、

秦との中央に比較的近い列尾と、遼陽とギョウから少し離れたくらいの後方、中間地域の集落や街であれば、移住するのも悪い気がしないのですが…、

ついこないだまで犬戎軍団の本拠地であった遼陽と、

地図で分かるように殆ど桓騎軍が占領しているのが分かるギョウそのものに移住とかってなると、カナリの恐怖を感じます。

本編では列尾についたら振り分けられるとか、モブキャラが語っていますが、この“移住先ガチャ”、なかなかスリリングです。

なので、強制的に移住されられているのは、秦国内でも何やら理由があって、国からの評価が低い地域に住む住民達が…、

遼陽やらギョウ周辺の最前線、最危険地帯方面などに送り込まれたとかそういうことなのか?

一旦はそのように脳内補完することにしました。

一度、秦国に対する反乱に関わった、アイ国となった太源住民とか、戎テキ公なんかが支配していた、旧多民族社会なんかはこうした機会に強制移住で離散させたほうが国家にとっても好都合ですからね。

何気に、細かいトコロなんですが、キングダムでも秦国が法治国家を国是とした中央集権国家であるという性質を端的に表現した場面だったと思います。

キングダムネタバレ-蒙毅先生の状況解説

蒙毅、コレから先も、ずぅ~とお子様帽子をかぶったままなんでしょうか?

咸陽に来たカリョウテンが蒙毅と再会。

朱海平原戦での報告で昌平君のもとに行くトコロのようです。

蒙毅の口から語られますが、事後の戦局解析がカナリ大変のようです。

また、あれだけの規模の戦争で、かつ戦場自体も広範囲であった為か、各部隊ごとに所々、話に食い違いがあるようです。

その整合のためにも、再三、河了貂も昌平君のもとに登場する事になったようです。

これはアレか、段茶か??

段茶さんなのか??

段茶さんがバナージ軍を相手に何もせんと見送りにして、王翦が死にかけていたことから、存在もしなかった架空の趙軍を相手に「飛信隊の背後を守る為に奮戦していました…。」とかコイてたとしたら…、

うん、もの凄く似合います!

もしくは、「亜光様に代わり亜花錦への指示は私が出していました♪」などと、亜花錦の功績の中にムリクリ自分の存在感をねじ込んで、報告がおかしくなっているなどの顛末も非常に似合います。(笑)

さて、ギョウ攻めの成功によって大きく変更された国境線ですが、この点、蒙毅からカリョウテンに説明が開始されます。

まず、列尾再奪取に向けられた騰軍の隙をついて、魏国が山陽目前に至るまでカナリ侵攻してきていたことに触れられています。

本編では魏の動きについて殆ど触れられていませんでしたが、「やっぱりこうなるよね。」というのは昌平君も覚悟していたことでしょう。

ただ、一時とはいえ騰が不在の間に、魏の侵攻を最小限に止めることができたのは、幸運に頼った部分もあるかと思います。

もしも最終局面でコチョウ趙軍が、秦の援軍が騰であることを知った瞬間に、魏国 呉鳳明の秦国侵攻も考慮して、列尾に踏みとどまっていたとしたら損失はさらに大きかったでしょう。

また元々の話をほじくり返すと、元より列尾駐留軍は、14万規模の大軍団だったのですが、幸運にも何故かコレが4万人まで兵員が消滅していました。

これは10万人も兵士が脱走していたということなのか分かりませんが、そりゃ、コチョウさんも勝手に逃亡するわ…。という僥倖がなければ、まあまあ結構ヤバかった気がします。

新領土であるギョウ一体には、李氏が行政のトップになって新体制を固めにかかっています。

山陽占領時の経験則からより、効率的な秦国化が進んでいることが分かっています。

信やカリョウテンが帰国した以降の、対趙戦線ですが、オウセン軍、カンキ軍、ヨウタンワ軍が殆どそのまま駐留軍として趙王都圏で対峙。

対する趙軍では李牧の投獄状態が続いており、彼の腹心たちの活動で死刑施行が留まっている状況であることが伝わっています。

李牧が投獄で死刑…、なんて信が知ったら「自分との決着以外でアイツが死ぬワケが無い!」とか言いそうなんですが、

この段階ではカリョウテンにまで「死罪になったって噂だけど。」などと断片的に情報が伝わっているくらいなので、軍関係者界隈ではどのような伝聞が飛び交っているか気になるトコロです。

河了貂、蒙毅、そして昌平君の軍師の目から見れば、趙にはさらに攻めドキの局面。なのですが。

興奮気味のカリョウテンに向かって蒙毅さん、とりあえず、まずは手前のイベントをこなしていきましょうと落ち着いて諭します。

延び延びになっていた論功行賞が開始されます。


キングダムネタバレ-論功行賞始まる。

なんとなく、イキナリ信の控室に案内…。

親切にお着替えを進められるも、なぜか信が逆ギレ。(笑)

信『これでいいんだよ!』

そりゃ、王宮仕えのおじさんも「えっ!?」ってなりますわな。

信もかれこれ山陽編と合従軍編で二度の論功行賞を経て、こういったところでも随分と慣れてきた感があります。

ココで政が後ろから、丁寧に「李信」と呼びかけます。

何やら政は政で準備に忙しい状況なので、側近の文官さん達が「大王様、お早く💦」と言って焦っています。

「丞相に殴られる。」とかビビっているくらいですが、おそらく昌文君の方の事でしょう。

いやいやいや、殴るってそれモノ凄いパワハラじゃないですか昌文君(笑)

「いよいよだな」と声を掛ける政ですが、何も意気込むことなく対応する信がなんかもう、今までと全然違います。

キングダムネタバレ-仮面を脱がない王翦と若手三人

そして、場面は論功行賞の式典本番へ。

流石に、最初に大王の面前で評価を賜っていたのは王翦なんですが…、

この人ったら、何でいつも通りの格好なの?

まあ、合掌軍のトキもそうだったんだけどさぁ?(笑)

で、まあ鎧はまあいいよ。

それでも大王様の前で兜も仮面もそのまんまって、流石に誰か注意しなかったの?とか考えてしまいます。

まあ、相手はあの王翦なので、だれも注意できなかったのでしょうが…、

ここで政が読者のために機転を利かせて、「ところで王翦将軍、せっかくの機会だ。そなたの顔をみせてくれないか?」などと爽やか~に聞いてくれたら良かったのですが、もしそうなったら王翦も少し困った顔をしたかもしれません。

いや?逆に平然と無表情で、皆に背を向けたまま、いきなりスポッ!っと兜と仮面を脱いで政だけに顔を見せるというのもアリかもです。

で、こんな荘厳とした式典で摩論さん?

「ククク、すぐに戻れと言われたが十日は羽を伸ばそ!」とか考えていますね。

あの桓騎軍なのに、もの凄いサラリーマン的発想なのが笑えます。

これぞまさしく日本のサラリーマンの伝統芸、経費を使った空出張!

何と悠然で、かつ、なんと姑息であって摩論的なことか。!!(笑)

そして、論功行賞がいよいよ大詰めになってきました。

信と王賁、蒙恬以外にも、彼らの側近であった面子は、今回は王宮の間に詰めることが出来たようです。

番陽なんかは普通にいますね。

飛信隊は河了貂も王宮入りできているので、彼女を端に各中継役を配置して、本殿から咸陽の深部である王宮の外で待機している尾平やら田有たちにも論功行賞の結果が伝わるようにスタンバっています。

最初に、蒙恬が朱海平原左翼で臨時将軍としての功績を評され、次いで王賁が亜光離脱後の右翼の牽引と堯雲撃破の功績を称えられ、蒙恬と共に第一等の特別功と宣言されました。

そして…、

最期に、信が玉鳳隊と同じく右翼の主力を務めぬいたことと、岳嬰、趙峩龍の撃破。

さらに、

秦国の武将の天敵とも言ってよい、三大天龐煖を自らの手で成敗した!!と評価され…、

いや、あのなんつーか、打ち取ったとかじゃなくて言い方がもう成敗ですよ?

皆さん、成敗なんて言葉、普段使います?

職場とか学校で??

もう、おとぎ話のヒーローみたいですよ。それこそ鬼退治とかドラゴン討伐みたいな感じで…。

もう、表彰者さんであるこの爺さんにとってもモノ凄い感動なワケですね。

「なぜか涙がっ」とか言ってますもん。

そ…してっ!!

『この三人を、三人をっ…』

『〝将軍〟に任命するものとする!!』

はい、ついに昇格を確認しましたー。(泣)

うううんんん!!

なんか渕も王宮に入れているし、外で尾平たちも号泣してるよ~。

あれ、羌瘣はドコ行った?ケガでこれなかったのかな??

ポーカーフェイスの王賁を蒙恬が「感動してる王賁?」とか言って弄ってます。(笑)

そして、信は「へへっ」と静かに笑みを見せるのみ。

大人になったな~、信。

― キングダムネタバレ最新642話 以上 ―

次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。

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