( 絶賛暴動中の愚民 作画引用:原泰久先生 作 キングダム第634話 )
戦局はほぼ趙が詰んだので、神(作者)もここからは程よいダメージを趙軍に与えつつ、なんやかんやで李牧は上手く逃げましたの体裁を整えていかなくちゃいけませんね。
鄴陥落後の秦軍の食料も、正直、今はカナリ自由度の高いネタバレ予想をすることが出来ます。
桓騎を包囲していた趙の周辺軍が消えているとか、昔に描いていたものであっても、ある程度は無かったことに出来る様になってきているのが最近のキングダムなので。
もうここまで来たら、別に王翦が499話で昌平君に託した依頼がなんであれ、戦の勝利には関係ありませんよね。
なので少し早いですが、どちらかと言えばここからは、李牧側の立場として、ほぼ負けが決まった状況から、いかに残存将校らを上手く逃がすかが見ものになってくるでしょう。
また、同時に敗戦の原因その物と言える、ワラワラと鄴から出てくる愚民供の面倒というか始末と言ったらいいか、宰相としてどの様にふるまうべきかも李牧は問われています。
この点、いままで一体何をしていたのか分からなかった、鄴城主の趙季伯が生存しているかどうかにも関わってくるかもしれません。
そして、ここで、もう一度王翦が李牧をスカウトしたとしたら、もう部下のほうから「今度こそマジで降伏しろよ!」などと言い出す連中もいるかもしれません。
個人的には、鄴に先行したコトで先に敗戦を悟った李牧が、体よくフテカイ&バナージの四人で王都圏に逃げ戻り、現在、殿で奮闘中の紀彗が取り残されて王翦にテイクオーバーされるネタバレ予想の実現を楽しみしています。
馬呈含めて紀彗軍は過去に喧嘩両成敗の仕置きを喰らっているあたり、別に趙本国に恨みこそあれ、義理を尽くす筋合いなんかは少しも無い連中だったりです。
なので、もし李牧が先行して紀彗を置き去りにして逃げたら、馬呈なんかはどれだけ飛信隊が嫌いであったとしても、それ以上に李牧に恨みを感じるやもしれません。
紀彗&馬呈『永劫の忠誠を誓う!』
王翦『許す。』
なんてやり取りはのネタバレは無いではないでしょうか。
キングダムネタバレ-趙季伯の安否
趙季伯が住民達の狂気の反乱で、まんま鄴の行政府ごと丸焼きにされるなり、囲まれて撲殺されるなりしていたとしたら、鄴は完全に統率喪失して混乱の真っただ中にあるでしょう。
さすがに今さら趙季伯後継者みたいな奴が新キャラで出てきて、城内の収集に努めていくなどといった事態も考えにくいですから、精々、各城内の部隊長レベルでの現場指揮の範囲で動くことが出来ないコトになります。
残った趙兵はそのまま住民達の暴動に巻き込まれるか、職務放棄して少しでも住民達の怒りの槍玉から逃げようとするに違いありません。
こうなると、桓騎も全面の李牧軍だけの動きに対処すればいいだけなので楽チンです。
そして、一方で趙季伯がまだ生存していたらと考えると、李牧軍の到着を見て内側から何か作戦らしき動きを見せるんじゃないだろうか?と警戒しておきたいトコロです。
この点で第634話のラストを見る限り、到着した李牧の姿が見えた瞬間に住民供が出てきてしまった様が描写されていますが、多分、この様子が次週のネタバレ内容の取っ掛かりになりそうな気がします。
何となく、私がそう感じただけの話でしかないんですが、どうも住民達自身が力づくで城門を内部からこじ開けたようには見えない点で気にかかっています。
むしろ、わざわざ李牧が登場してくれてたこのタイミングで、まるで、大きくカイネらの士気を下げさせ、嫌がらせのようにいきなり門が開いた鄴城…。
これ、もう趙季伯さんワザとやってない!?とか内心突っ込みを入れたくなりましたよね、実際。(泣)
あるいは、鄴は大きな城なので、城内に、もともと中央に向かって何重にも城壁で仕切られている作りになっているでしょうから、いくら暴動が起こっていたとしても、簡単には趙季伯の身に住民達の暴力が届くとは思えませんでした。
もしかすると、古代中国の話なので描かれることはないでしょうが、多少民衆を間引くなり見せしめにして、手にかけるでもすれば、あと数日は鄴は持ったのかもしれません。
しかし、そこに登場した趙の朱海平原軍。
ちょ~と、趙季伯をはじめ鄴城内の守備兵の皆さん達が、早漏気味に安心してしまったのかもしれません。
趙季伯「そうか!やっと李牧が来てくれたか!!」
「もうこれで安心じゃ!李牧がくれば桓騎とて城に入ってはこれまい!」
「暴動するクソ愚民などさっさと城から出してしまえ!」
李牧の側近 「李牧様!しろから出てきた住民たちが、我々の方に向かってきます!いかがなさいましょうか!?」
愚民ども『宰相さま~!食料くんろ~♪』
李牧「あんのクッソ爺ィイィ!!!」
と、までネタバレがウマくいくかどうかは分かりませんが…。
いずれにせよ、李牧の立場で考えてみたら、一般領民が混在してくるような戦場でどうやって戦闘するんだよ?って話だと思います。
当然、李牧としても、彼らを裏切り者の非国民とでも断罪して、桓騎軍と一緒に攻撃してしまえとの号令を出せたかもしれませんが、作品とキャラクターの性質上、それは無理だと断言できます。
趙季伯の城主としての最適解は、自ら臨戦態勢で城外の様子も確認できる体制を整えておいて、民衆に自重を促し、李牧到着の報告が到着するなり、城に打って出て桓騎軍を挟撃するコトだったのですが、城内の統率が完全に崩壊してしまいそれどころではありません。
城から趙兵が出てきたら、李牧にとっての援軍ですが、先に出てきたのは住民ども…。
もちろん、趙季伯寄りの立場で考えてみて、先に暴徒と化した住民どもを外に吐き出して、城内の兵士の統制を取り戻すとか、前向きな解釈をする余地もあるでしょうが…、
流石に神(作者)がそこまで趙季伯を気に入る理由もありませんし、今まで何もしてこなかったこの城主にそこまでの配慮があるとも思えません。
なので、有体に言えば住民供を李牧に丸投げしただけの趙季伯さま…。
こうなると鄴の保全を優先すべきか、桓騎軍の攻撃を選択すべきか、住民の保護を取るべきか?
さらに背後の王翦への備えもどうにかしなきゃで、はい、これもう趙軍は戦争ドコロじゃありませんね。(泣)
今から現実的に李牧が出来る事となれば、城保全は自軍がまだ届いていないので無理なので、ゼノウ軍&雷土軍と戦いながらなんとか城門が閉まるのを祈るしかありません。
しかし、収容難民の大多数が城外へ噴出していくために、それもままならないでしょう。
そして、この難民たちが李牧に対して戦闘の邪魔にならないように、順次、遠く離れた場所に移動して待機してくれるなんて都合のいい話も起こるハズがありません。
「宰相さま~!オラたち外に出たかっただけだから、戦の邪魔にならないトコロに今すぐ移動するべ~!」
絶対ナイナイナイナイ!(汗)
百パーセント李牧にとっての障害物にしかならない連中でしょう。
ネタバレ予想としては、こうして李牧軍がゼノウ&雷土の部隊と、住民どもの始末にとらわれている間に、桓騎残りの側近である摩論と黒桜があっさり城内に侵入。
当然、開門に気が付かないで暴動しまくってる住民も残っていて、ロクな迎撃態勢も取れずに趙季伯が桓騎に取っ捕まる。
そして、鄴陥落が李牧に分かって撤退するしかないよな…。ってトコロが大筋のネタバレ予想となりますね。
李牧としても桓騎に捕まった趙季伯へ配慮する余裕などないでしょう。
あるいは、桓騎も王翦の今の秦軍が食料問題の解決の目途が付いていないのが明確である為に、残った住民と趙季伯などは、李牧から食料を献上させる交渉材料として使うというネタバレ予想がなり立ちます。
例えば今ある趙軍の食料と物資を全部置いて、裸で王都に帰れとかいいんじゃないでしょうか?
桓騎軍の『ぎゃははははは~!ゲラゲラゲラゲラ!!』という罵倒が聞こえてきそうです。(/ω\)
実際に李牧のフルチンを見たいという女性ファンは多くいるハズです。
ちなみにフテイのチンチンはメチャクチャ小さいような気がします。
ややもすれば、“チンチン(小4レベル)“ですらなく、まだ“おちんちん(年長さん)“の状態なかもしれません。
先端がドリルのようになっていると思われます、スピード自慢なだけに。
キングダムネタバレ-楊端和とはいつ合流?
食料といえば、もう鄴と遼陽なんかは普通に行き来できてもおかしくありません。
当初は各戦地が趙兵の待機戦力によって遮断されているから連絡は無理だと壁が遼陽で悩んでいましたが、
山の民軍と犬戎軍が連合した状態で、元々は遼陽は治外法権下であったという設定を考慮すれば、遼陽を兵站の発信源にしたらもうこのまま趙国内でズット戦い続けるでいいんじゃないかと思えてきます。
もう、忘れてしまった方もいるかもしれませんが、四次元ポケットみたいな収容能力を発揮していたあの遼陽城です。
秦軍に対しても無尽蔵に食料を提供し続けることが出来る、謎の生産設備を備えていてもおかしくありません。(笑)
楊端和との王翦&桓騎の合流は、楊端和とキタリが第600話で15日の最終決着が勘で分かると言っていただけに、彼女らが合流するつもりであるならば、山の民軍は既に鄴に向かって南下している頃合になろうかとも思われます。
王翦としても予定では、楊端和の軍は遼陽方面軍を阻止するのが目的だったので、単に彼女らが目的を達成したから帰ってきたの体であれば、予想外でも何でもなかったりします。
15日目から数えて既に18日目ですから、おそらく李牧が最後にカッコつけて…、
「見事です王翦。しかし貴方たちには桓騎軍を含めてもう食料がもうありません。」
「それは鄴の食料を自ら燃やしてしまったアナタが一番よく知るハズです。」
とか、最後まで口上戦で粘ろうとしている最中に…、
「ん?」と人生2回目のリアクション。(参照:第346話)
ここで、楊端和が大量の食料を伴って帰着(泣)!!
李牧にとっては、遼陽での敗戦後に列尾に兵力約9万を伴って遁走した舜水樹ですが、彼がどうなったのか彼が把握している様子がありません。
これが、遼陽軍敗戦について、何の申し送りもなく、勝手に列尾で待機しているのだとしたら、ただのアホ話でしかないんですが、今のキングダムを読んでいると、別にそれがオチだったとしても、納得できてしまいそうなのがコワいところです。(苦笑)
朱海平原に残った渕さんと田里弥たちが気になりますが…、
舜水樹の敗戦が初めてここで李牧に判明する形で、鄴攻めが収束するといったネタバレ予想が穏当なトコロでしょうか?
― キングダムネタバレ最新635話 予想 以上 ―
次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。
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Twitter:しんいち ダム垢(@takikomigohande)
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