( 李信さん 作画引用元 原泰久先生 作 キングダム779話)
小さいとは言え、一応はそれなりの建造物ということで、なんで戦場の下調べで、秦軍の誰も気づかなかったのか?というのがあるんですけども。。
実際目の当たりにしてみると、李牧の作戦方針として、“李信に戦わせない”って、それ自体はかなり有効な作戦だと思われます。
李信の実力を認めた上で、なおかつ、合戦における彼の地位が総大将でもないと言う観点から、彼を戦場ののけ者にしてしまうと言う発想はなかなかのものかと思います。
しかし、その反面で―、
ここまで李信を嵌めたなら、明らかに李牧側が兵力で勝る局面なのに、李信を打ち取らなくていいとか、李牧も早速、舐めプを発動してしまっています。
寧ろ李牧さんは―、
あんなにアホ見たいに、分かりやすく先頭で追いかけてくる李信なのですから、そのまま城に誘い込んで、城門を閉じ…、
城内の工作物に火を着けるだの、アホ程高所から矢を浴びせかけるだのしたら、李信の個人武力など関係無く、李信を死に至らしめることが出来たと考えなかったのでしょうかね??
今回の状況、普通に、壁さんが作ったであろう、この土城なら、例えば日本城郭の虎口みたいに使うという発想は、李牧さんに無かったというワケでしょう。
普通に“李信ホイホイ”として活用できたのに、非常に勿体ない限りでございます。
また、一点、李牧側にも大きな穴になりそうなのが…、
もっとすごい城を作ればヨカッタとは言いませんが、マジに河了貂や李信の誇張では無しに、李牧の作った土城…、普通に飛信隊1万で落城できそうな規模であって、李牧が戦死したら意味がないのではとも思わせてくれます。
しかし、当然!!飛信隊側に『こんな城簡単に堕とせるww』と思わせて、釘付けにするのが李牧さんも目論見でもあるので…、
今回出てきた土城には、更に、見せかけ以上の“何か”が、隠れていると考えるべきでしょう。
恐らく、それが壁さんの危惧していた、“仕掛け”なのか?
というか李信?
李牧はキミを釘付けする為に、城壁の上に姿を見せ続けなくてはならん状態であると早く気付いてくれ。
気付いた時点で、弓矢兄弟を連れてきたら、即、問題解決だぞww
飛信隊のモブA『あッ、あれ李牧じゃないか?』
飛信隊のモブB『李牧だッ!』
李信『(小声で:貂、仁と淡連れて呼んでくれ。)』
河了貂『(小声で:え?自分で李牧を打ち取らなくていいの?)』
李信『ああ、“王騎将軍の仇を討つ”とか、俺はそんな小さな事に拘ってねェ。王騎将軍だってきっとそう思っている。ヒョウ公将軍みたく、秦の将軍として、勝つことに集中して、今できる事の最善を尽くすのみだ!』
河了貂『勝つことに集中する、出来る事で最善を尽くす!?確かにその通りだ! さすがだよ信! それでこそ天下の大将軍だ!!今すぐ、仁と淡を呼ぶよ。それまで李牧少しでも長く、李牧が表に立っているよう挑発を続けさせといて!!』
李信『分かった!俺が悔しがっているように演技しとくぜ!!』
…。
……。
仁と淡、スタンバイOK
飛信隊のモブA『あッ、あれ李牧じゃないか?』
飛信隊のモブB『李牧だッ!』
李信『チッ!!』
李牧『彼を早々にこの戦の外にはりつけ…』
ドス!(仁の矢が命中)
李牧『そうしておい…』
ドスドスドス!!(仁の矢が命中)
李牧『狙う首は…』
ドギャァ!!(淡の矢が命中)
いや~~~、毎回毎回、明らかチャンスなのに、ホント、弓矢兄弟の出番が無いですよねェ。
ではでは、キングダム本編振り返っていきましょう。
キングダムネタバレ-李牧追跡から趙中央軍始動まで
前回のラスト、李信が李牧を追跡しつつ、何かを発見するまで…、
局面について、少し時間が登られます。
李牧を射程に捉えた李信。
フテイと打ち合いマス。
剣で間合いに入ったフテイですが、普通に防御する李信。
王騎将軍の矛とという大物武器を、瞬時に取り回す李信の技量にフテイは驚愕します。
追跡先の前方…、
騎馬の一団が出現。
兼半さん『あそこに李牧が居る、前方にでて退路を防ぐぞ!』
楚水さん『兼半!』
どうやら楚水副長が放った早馬隊が李牧を半包囲すため、回り込み成功したようです。
カイネ『回り込まれている!一度乱戦になるぞ!!李牧を守れ!!』
李信の追跡は成功したかに見えるほどです。
一方、玉鳳に預けて来た、主戦場はどうでしょう?
王賁が難なく、戦線を維持している様子が描かれます。
王賁『…そうか。。』
番陽『??』
王賁『この戦場の違和感は、趙の左翼の違和感か。』
王賁は、戦場を見たトキから感じていた違和感の正体に気が付きます。
曰く―、
敵総大将である李牧が窮地に立たされているにもかかわらず、明らかに趙左翼の動きが緩慢で、何も反応していない点です。
追われている李牧が脇を通っているにも関わらず。
ここから、王賁の推察は更に進みます。
趙左翼の緩慢さは何を意味するのか?
趙左翼は最初から、李牧の行動を聞かされていたと考えるのが自然です。
王賁『つまり、今回の逃走劇は李牧の絵図通り。李牧の狙いは最初…?』
王賁が李牧の意図を推し量っているトコロに…。
突如、中央軍方面から、大きな軍の動きの音と、気配が発せられてきます。
番陽『賁様、あの音は…、』
王賁『ああ、趙中央軍が動き始めた。』
動き出したのは、カン・サロとジ・アガの軍です。
既に、楽彰と相対している亜光と、控えていた倉央がコレに備えます。
倉央『やっと来たか、お手並み拝見といこうか、青歌軍』
キングダムネタバレ-李牧の土城
同時刻、李信への追従に、河了貂も動いています。
乱戦の後を追跡する河了貂。
ようやく歩兵団にも追いつきました。
飛信隊の合流が増え始める最中、李牧もまた奮戦します。
しかし、李牧の一団は、亜光攻撃ときからずっと走っているので、徐々に馬足の衰えが見え始めてします。
李牧打ち取りの機会が徐々に迫ってきているようにも、見えますが…、
これ等一連の危機の演出も、全て李牧の計画通りだったということでしょう。
最後に、騎馬へラストスパートを促す李牧。
李牧『…! 行きますよ。』
突如、馬足を上げた李牧。
李信が李牧の先に見たモノは…、突如、現れた小さな土城でした。
一瞬、呆気にとられますが…、スグに気を取り直して、李牧退避の寸前まで追いかける李信。
しかし―、
城に入って、李信に振り向くだけの余裕を見せて、悠々と逃げ込む李牧さん。
李信『ざけんなよ!何だこれは―!!』
城壁からは無情に矢が降り注ぎます。
河了貂『土塁の…、砦だ。』
歩兵団と共に到着した河了貂。
李信『いや…、この砦はそんなにでかくねェ!でかくねェぞ。歩兵らを呼んで四方を囲ませろ!急げ!!』
李信の指示を、到着したばかりの河了貂も理解します。
明らかに急造感バリバリの土城です。
規模も壁の高さも大したことはありません。
また、戦場から大きく離れた現在の追跡地点に、多くの予備兵を割いているとも考えにくいです。
率直に…、
李信も河了貂も、兵一万での砦陥落、及び李牧が自ら逃げ場を失ったものと判断を下しました。。
河了貂『正直、一万いればこの砦は落とせるよ!』
李信『この砦で逃げ切る算段だったんだろうが、俺達が一万を切り崩して追ってくるとは思っていなかった見てェだな!逆に逃げ場が無くなったぞ、李牧は!!』
確かに…。
李牧がここから犬戎軍みたく、地下道を掘って包囲の外に逃げるでもない限り、李牧は物凄く中途半端な籠城策を展開してしまったように見えます。
飛信隊、即座に森の木を切り倒して、梯子の作成に取り掛かります。
準備後の総攻撃に待機を命じる李信、ですが…、
しかし、李牧の備えが“これだけ”ってことはないはずです。
李牧もまた、砦の中で引き続き応戦の準備に取り掛かります。
キングダムネタバレ-李信の退場を実現した李牧
しっかり飛信隊1万に囲まれた李牧砦。
フテイ『この砦じゃゾッとしますね。つーか、飛信隊のサル信…。』
逃走の最中、、何度も李信と打ち合ったフテイが、李信の強さを吐露します。
李牧『それはそうですよ…、李信は気が付けば我々の障壁となり続けてきた男。実に彼は秦の大戦の流を変える重要人物だった。ようやく私は気が付いたのです。彼こそ最も最初に排除すべき存在であったのだと。』
フテイ『だったら、俺の軍3万全てをここに隠しておいて、アイツの首を取ればよかったのに。』
李牧『それでも取れるとは限りません。飛信隊は本当に強いし、信個人もホーケンを打ち取る武の持ち主です。今、彼が秦軍総大将なら、もちろん総力を挙げて狙いますが彼の首自体には一将に過ぎません。』
フテイ『割に合わないってことッスか?』
李牧『その通り。なので…、彼を早々とこの戦の外に貼り付けます。そうしておいて、狙う首はもちろん…、王翦!』
司馬尚『出るぞ。』
(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン♪
ようやく司馬尚が出て来てヨカッタです。
でも李牧さん…?
言うて、飛信隊一万しかいないんですから、ナンボ李信が強いからと言っても、普通にフテイ軍3万、カイネ軍1万、袁環さんからの増援で、砦を起点に多重包囲したら、李信を仕留める確度は劇的に上がるでしょう。
李信や飛信隊古参の強ユニットを敬遠するというアイデア自体は良いので、随伴しているモブ兵隊を地道に削ったら、余裕で勝てませんかね??
もちろん、フテイが言ってることもかなりおかしいですよ。こんな小さな砦で30,000人も兵士を収容できるわけがないので。
ただ、趙の側は兵力だけは、あまりに余ってるほど強みになっているリソースなので、テンがまったくの根拠なく、李牧に援軍が来ないと思ってるところに一網打尽で仕留めるフテイのアイデアは李牧の中途半端な作戦よりも全然いいです。
部下であるフテイが進言してくれた良いアイデアを、即座に却下してしまった李牧さん。
今李牧さんが立っているトコロなら、顔見知りである軍師 河了貂が到着している事も現認できるハズなのに、何を早速、舐めプ発動してるんですか??
それこそ軍師諸共の、一網打尽の機会ではないですか??
今現在、総大将じゃないからと言って、そこは本当に手を抜くところでしょうか??
李信が生きていたら、更に経験値を積んだ彼が、今後も、毎回毎回の戦場に出てくることになるんですよ??
李信一人を死亡させたら、そのめちゃクチャ強い、飛信隊もほぼ完全に無力化できるんですよ??
李牧さん『李信こそ、最初に排除すべき存在であった。』
李牧さん『彼の首自体は、一将に過ぎません。』
いや、このアクセル踏んでんだか、ブレーキ掛けてんだか分からない、指示の中途半端さが、李牧さんの残念な所です。
というか、冒頭で書いた通り、そのまま李信を城の中に誘い込んで後続だけ遮断する準備してたら、それだけで勝負着いたのに…。
“李信ホイホイ”に使ったほうが、絶対にヨカッタと私は思う。
― キングダムネタバレそれ最新779話 以上 ―
次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。
皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。