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キングダムネタバレ最新773話予想 王翦は各個撃破の機会を活かせず、李牧も戦力を逐次投入する泥試合

投稿日:9月 30, 2023 更新日:

( 李牧と王翦  作画引用元 原泰久先生 作 キングダム第770,772話)



李牧さん。

前回のお話での馬南慈との会話で分かるとおり、彼の目的は番吾や宜安の防衛ではなく、趙領土深部に誘い込んで、秦軍に重度の打撃をあたえる事です。

勿論、昌平君も王翦も、趙北部第二戦である今回は、李牧の目的がそうであることは重々承知のだとは思うのですが、既に緒戦の展開から、李牧側から広域展開を仕掛けられている点で、後手になりつつあるような描写で772話が終了していきました。

兵力数で勝るであろう李牧が、熟知したる自国内地形を広域に使用し、結集した秦本軍を包囲戦闘に持ち込む心算であるのは理解できるのですが…、

この点、李牧サイドの広域展開の目的と具体的運用方法が如何なるものかが重要になってきます。

何故なら、包囲作戦の難しい部分は、兵種・兵力配分を間違えて展開してしまうと、単なる戦力分散となってしまい、相対する敵の結集戦力に、散開した友軍が各個撃破されてしまうという重大なリスクを抱えているからです。

仮に、李牧軍側が、単に武将の頭数で兵力を案分して横展開しているだけなら…、

逆に、王翦軍としては、結集したままの局地的な数的有利を発揮して、支城や敵中核部隊の間を分断した後、李牧軍の有力部隊や拠点を各個撃破していけばよい事になります。

でなんで、王翦としては、李牧軍が広域展開しているからと言って、釣られたように一緒になって、無暗やたらと友軍を広げるべきではありません。

この点、秦軍としては、李牧が対桓騎戦のトキの様に、最初から戦力を会戦地に結集させていた訳ではなく…、

王翦・楊端和らの秦軍が、ある要程度、番吾に接近してくるまで、各支城に兵力を待機させていた為に、必然、広域展開とならざるを得なかった点をどの様に活かすかが重要になってきます。

本来、重要な対秦国境要撃拠点で在る筈の狼孟を、完全放置プレイした挙句、全体の数では劣るとは言え、25万人規模の秦軍力結集までを黙認した李牧さん。

普通に考えたら、完全にコレは李牧の舐めプ極まる行為です。

ではでは、ココから先のキングダムネタバレ予想を進めていきたいと思います。

キングダムネタバレ-両軍のゴール設定、李牧本軍は何処にいるのか?

秦軍のゴール設定は番吾の占領です。

なので本来、李牧は、防衛戦闘と割り切って戦いに臨めば、秦軍を撃退するだけで、ゲーム上の勝利を得ることとなります。

しかし―、

この点、李牧の目的は、単純な、番吾・宜安の防衛ではないことが作品の上では明確であります。

その実態は、番吾と宜安を秦軍にチラつかせた、誘い込み撃破であることが作品上の、李牧のゴール設定となっていることが分かるからです。

李牧側としては、これの点でも作品上、秦軍よりも総合兵力が大きく、番吾・宜安という大きな城郭を拠点に持っての応戦ですから…、

事前に自国内に陣地や前線基地を構築し、本軍で王翦軍を塞き止めつつ、索敵外からの友軍包囲で打撃を深める等の作戦が構築出来そうなのですが…、

何故か何故か??

今回は、対桓騎の際の宜安戦とは違い、その対応が随分とノンビリしたものに見えてきます。

何故かと云うと、既に秦軍は、全軍結集を果たして、一団のまま侵攻してきているのに対して、李牧軍側は、秦軍の接近を察知してから、漸く各支城からの出動が始まり、そのまま広く分布するように展開を始めたからです。

この部分だけを見ると…、

いくら司馬尚とその本軍が秘密兵器だからと言っても、これじゃあ、友軍が各個撃破されてしまって、司馬尚投入ドコロの話じゃなくなってしまう可能性すらあります。

しかし、其れともどうなのでしょう?

李牧としては、騰と呉鳳明が戦った著雍戦の時の様に、友軍と地形拠点の連携が何重にも重なり合った、深縦戦略が採用できると踏んでいるのでしょうか??

確かに、これなら李牧が、部隊を広く分散展開している理由として理解することは可能です。

王翦側としても、宜安の手前の番吾を攻める以上、その後方の宜安方面からの援軍や包囲を警戒するのは当然でしょうし…、

番吾に攻撃目標を変更してしまった以上、飛信隊が桓騎軍と共に宜安向って行動を共にした際の、道程や地形把握も、一から検討し直す必要に迫られるでしょう。

とは言えですよ―?

冒頭で書いた通り、今現在の秦軍は、李牧軍よりも先に、全兵力を一か所に結集していて、野戦を実行する上では、局地的に最大戦力を構築していることには変わりが無いわけです。

コレは、今の秦軍側に残された強みであります。

普通、敵軍が戦力を結集出来ないように、アレコレ分断を試み、事前の各個撃破を狙って画策するわけですが…、

今回の李牧にしても、会戦時の戦力差を優位にするための機会は、何度か在ったワケです、しかし、今回は何故か、彼はそれらの全てをスルーしてきました。

この事実を李牧の目から見てみると、どの様に評価するべきなのでしょうか?

①単にいつもの油断なのか?

②秦軍が全軍で結集しても、それを上回る破壊力で一網打尽に出来ると成算しているのか?

③折角、軍力結集に成功しても、王翦は広大な趙北部戦線を警戒して、戦力を分散せざるを得なくなると踏んでいるのか?

例えば、これらの仮説の何れかなのかもしれません。

そう―、

逆に、王翦側の対応として、ここから何が重要になって来るのかと言えば、彼も“仮説”を立てて、李牧側の配置と動き、そして本軍が何処にあるかを予想しているかどうかが重要です。

何よりも、所詮、地の利が相手にある敵地内で、むやみやたらに斥候を放つだけでは、正確な情報など十分に確保できるわけがありません。

飛信隊も、最初の桓騎軍との侵攻で、執拗な斥候狩りに遭って酷い目を見たのを、もう忘れたのでしょうか?(怒)

キングダムネタバレ-李牧に付き合い、軍を広げた時点で秦軍は死亡確定、希望は楊端和軍と玉鳳軍

結論から申し上げますと、もぅ既に秦軍の負けは確定しています。

これは、別に歴史ネタとしてそうだからというワケではなく、王翦軍の諸将である亜光・田里弥・倉央と、飛信隊の両部隊が、李牧軍の展開にそのまま釣られて、薄広げをし始めているからです…。

王翦や河了貂がいるのに、李牧が何の狙いで広域展開しているのか?を鑑みるている様子がゼロです。

有り体に評価すると…、

『斥候を飛ばしてみたら、敵兵が広く展開しているので、自分達もそうしてみた。』ってだけの話ですよね。

これでは秦軍。

折角、無事に戦力を最大級に結集できたという、自分達の強みを自ら手放しているわけです。

まだ、趙軍みたく、後方に頼るべき拠点があるとか、敵を分断した後、徹底的に叩く主力を十分に残しているとかなら分かるんですが…、

今現在の本編描写から推察するに、王翦の下知にしても河了貂の指示にしても、ただ、味方を趙軍の端に合わせる様に、万遍無く薄伸ばしにしているだけなのが問題なんですよ。

コレって、別に、数で劣ることを警戒しての、被包囲対策でも何でも無いですからね。

というかその前に…、

王翦も河了貂も、敵が広範囲に軍を展開しているのを見て取れたなら、逆に、李牧の主力本軍が何処にあるのかを、何故、検証しないのでしょうか?

番吾寄りなのか?

宜安寄りなのか?

其れとも桓騎のトキみたく、大軍を展開できる会戦地が何処かにあるのか?

雁門馬が立体起動戦力を展開できる、警戒すべき山岳・丘陵地帯はどの程度あるのか?

この通り、逆算して見たら、場当たり的に斥候を飛ばす以外にも、事前にオシント水準で情報収集をしつつ、予測できた事が沢山あるでしょう。

壁さんが、『番吾には罠が仕掛けてある!』とか悲観していましたが…、

そりゃ、冷静になって考えてもみりゃ、敵の巨城に強部隊なり防衛兵器なりが仕掛けてあるのは、計略でも何でも無く、至極当然の話です。

例えば、壁さんが殺されるリスクを負って、脱獄を試みて、秦軍に伝えるまでもなく、最初から王翦は総大将の責任として、予想されるリスクに備えておくべきです。

その上で―、

王翦はわざわざそんなモノに付き合ってやる必要は無いわけで、李牧が番吾城を拠点に戦おうと考えても、わざわざ野戦に付き合わざるを得ない状況にまで持ち込んでやるのが、秦軍総大将としての仕事になるワケじゃないですか。

そして―、

自分達秦軍よりも巨大なハズの李牧軍が、今回は、のんびり結集すらしていなかっただけでなく、頼んでもいないのに、逐次投入も同然に、わざわざ薄く分散展開している状況を利用しない理由が分かりません。

今現在でも、索敵を飛ばして敵の本軍級集団が調査範囲で見付からないなら、サッサと先行して、分散した趙散兵を分断して、狩りまくるでいいですし。

狩られまくる趙の小隊・中隊を援護しに釣られて出てきた将校部隊が在れば、それこそ秦の本軍級戦力で各個撃破してしまえばいいと思います。

また、捕獲した敵将を尋問しまくって、可能な限り情報を吐かせる程度のことはやりましょうよ。

そして―、

秦軍を待ち受ける予定であった心算の李牧本軍と、その周辺の強部隊が、結果的に、待ち受けるでなしに、自ら王翦軍・楊端和軍に向って進軍せざるを得ない状況になれば、毎々毎々アドリブに弱い李牧は大ポカをするに違いありません。

李牧の真の相方である桓騎が見せてくれた、あの宜安戦で伝説を残した名人芸…、

“コント:アッチコッチ李牧”の再現です!!

①分散してしまい、王翦の結集戦力に各個撃破される趙の各支城軍

②広域防衛の為、逐次投入される中級部隊

③番吾で待機する李牧、頓減していく広域全兵力に気が付く。

 

李牧『ん?いつの間にか私とカイネだけしか、残っていませんね…??』

司馬尚『……(青歌に帰りてェ)。💦』

 

まあ、ここまでいかなくても、秦軍は軍の結集を保ったまま、①~③の手順を何度か繰り返せば、李牧側は結果的に、急遽、予定してた広域戦を修正して、全軍で王翦軍に会戦を挑むために移動しなければならないか…、

李牧が全軍で移動するのが嫌がるなら、戦力の分散を覚悟して、強部隊を秦本軍に強襲させる等、王翦に動きを誘導される事になります。

しかしながら―、

ここまで書いておいて、王翦も飛信隊も、こうした計画的な軍の運用は決してすることは無いでしょう。

それこそ、聖闘士星矢の黄道十二宮編や、キン肉マン達がウォーズマンの体内で戦った際の黄金マスク編みたく…、

戦略目的も無く、各武将が並列的に会敵し、テンデンバラに戦うヒーローバトルみたいな戦闘になると予想します。

なので―、

王翦・李牧とも、両軍の総大将が揃って決定的な落度を保ったまま開戦してしまうので、今回もまたまた泥仕合になって連載が長引くでしょう。

戦の決着や、壁の救出とかも、多分、来年どころか再来年(2025年)とかになるんじゃないですかね??

唯一救いになりそうなのは…、

楊端和軍と玉鳳軍だけは、今のところ無駄な動きが描かれていないトコロです。

玉鳳軍が今回も咬ませになるのは、流石に可哀そうなのと、秦軍の全部が全部ダメダメだと、撤退すらままならないので、せめて今回は殿戦含めて、総大将である親父の尻拭いをしてやる…、

ヤングケアラー 王賁の活躍と…。

飛信隊みたく薄横展開をさせずに、バジオウ・シュンメン・タジフの強ユニットを結集先行させている…、

サボりの女王 楊端和が、フテイ&舜水樹の退場劇で、オイシイ所だけを持って行くのを楽しみに、趙北部戦線を観戦できるのではないかと予想します。

― キングダムネタバレそれ最新773話 以上 ―

次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。

皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。

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