( 岳白公の本陣 作画引用:原泰久先生 作 キングダム第681話 )
干斗たち頑張った。
昂君もカッコいいトコロ見せてくれました。
コレから崖上に拠点を作られてしまう趙軍ですが、しかして、それだけでは飛信隊としても決定打に欠けてしまいます。
崖上拠点から攻勢を広げて、崖下で戦っている騎馬部隊主力とも上手く連動したいトコロです。
また、一方で、この点趙軍の対応がどのように機能するかで、飛信隊の動き方も大きく変わってきます。
崖上部隊には羌礼はじめ崇原らの精鋭陣、さらに河了貂絶賛の干斗ら新鋭部隊らが合流している中に、尾平、昂君らのベテラン勢もいる上に、後続の歩兵第二陣を吸い上げるコースとして機能するでしょうから、趙軍としてもこのまま飛信隊の登頂を放置すれば、被害は深刻になっていくでしょう。
ですから、ここから岳白公の武将としての真価が問われます。
モブ側近が余裕ブッこいていたので、次回、開口一番、『フッ、奴らはあの崖を上ってくるぞ、迎撃準備だ、急げ。』などと武将らしい事をいってくれるものか期待したいトコロです。
間違っても、モブ側近と一緒になって驚くんじゃないぞ。
相手を舐めプでぶった切られるデブ趙将なんて、渉孟と一緒になっちまうぞ。
渉孟なつかしい~。
え? あ ブヒww
ではでは来週のキングダムを予想してまいりましょう。
キングダムネタバレ-趙軍油断による崖上拠点構築まで。
桓騎ら本軍の状況が一番気になるトコロではあるのですが、先ずは飛信隊方面の決着がどう見るか?
これに話のオチをさっさとつけてもらいたいものです。
間違っても、ギョウ攻め編みたいに、楊端和の遼陽パートと王翦の朱海平原パート、さらに桓騎のギョウ包囲パートを交互に描いたみたいなやり方されると、今戦も絶対になかなか終わりません。
そんなんされたらコチョさん死ぬの来年になりますよ、絶対。
キングダム読者の時間感覚としても、『え!?もう今年終わったの?』ってなりますから。
さてさて、それでは干斗が頂上に手掛けたであろう、最前線ですが、今のところ趙軍油断しまくりです。
王賁の読み通り、こちらの崖上は部隊を展開するほど、大きく開けておらず、多少なりとも趙軍の迎撃態勢は遅れるでしょう。
しかし、それにしたって限度がありそうなものなのですがね。(笑)
普通に考えて、大部隊が展開できずとも、哨戒部隊程度は配置出来るでしょう。
現に第681話では、落石による妨害部隊程度が攻撃を仕掛けてきていた。
しかしながら、今現在、彼らは飛信隊から攻撃を受けているにも関わらず、緊張感ゼロなのが笑えます。
攻略難地帯とは言っても、全体像から言って、秦軍が王都目前にまで迫ってきている側の兵士の取る態度ではありません。
本来であれば岳白公とその側近的には、『これほどの有利な地形ですら突破されてしまったら、もう俺らに明日はないぞ!』ぐらいの緊張感があってもおかしくはないハズです。
この点、もしかしたら玉鳳軍を上手く迎撃できたことが、彼らの油断に繋がっているのでしょうか?
これは大いに彼らの油断する理由としてはあるかと思います。
例え、岳白公とその側近が、部下の油断を戒めたとしても、自軍の兵の多さが逆に仇となって、責任感も分散して、精神的にユルユルダラダラしていくかもしれません。
今現在、尾平らに石を落とす準備をしている哨戒兵たちも、『いざとなったら後方の連中がなんとかするだろ。』ぐらいに思っている可能性が非常に大です。
上述のとおり、今回の影丘の趙軍兵は、たまたま局地的に自軍有利な戦地を守備しているだけに過ぎません。
しかし、大前提として、趙は鄴と遼陽がすでに陥落していて、さらに李牧もいない状態の風前の灯火国家であるという状況なのに、何故、彼らがその危機感や当事者意識を持っていないのかが非常に謎です。
これは、もしかしたら逆の発想で、趙軍では、実は強大な秦軍を相手にする上で、恐怖心を兵士から無くさせようするための策として…、薬物か何かで、ワザと敵に対して油断する為の教育が施されているのかもしれません。(笑)
恐らく、きっと、多分そうなのだろうと思います。
そうでなければ、彼らがいつも発揮する、油断癖と負け癖の説明が全くつきません。
でなんで、このまま趙軍は、安定した油断パフォーマンスを発揮して、このまま崇原らに、崖上での拠点を作られてしまうでしょう。
しかも、崖上を制覇した飛信隊は、そこからなら逆に、一番の高所を確保したことになりますから、少数でも精鋭部隊が陣列を整えれば、一気に下部に向って攻撃を打ち下ろすことが可能です。
しかも、岳白公の本陣とも、それほど距離が離れていないようにも見えます。
また、崖上には、それなりに森林地帯なども併存している様子が描かれていることからも、通常の地平とは違い、必ずしも全ての地域に、持ち前の大部隊を展開できるワケでもない可能性が読み取れます。
キングダムネタバレ-崖上戦闘と崖下戦闘との連動
崇原らが崖上制圧に乗り出すと同時に、ここからは河了貂の準備配置と指令による、崖下部隊との連動が重要になってきます。
今回、河了貂は、崖上制圧部隊に対して、崖下からの援護攻撃や支援攻撃は特になく、信たち騎馬部隊が、歩兵を崖踏破のスタート地点に誘導するまでに限る、崖下のみの支援に止まるもので終わりました。
もしも、これで作戦配備が終わりなら、正直、飛信隊が彼女を軍師として置いている意味が分かりません。
でなんで、流石にここからは河了貂が仕込んでいた、作戦の次工程フェーズが展開されるでしょう。
崇原や羌礼が踏破する崖上ポイントと岳白公の本陣、さらに、王賁が3っつ確認した騎馬部隊が踏破可能な緩斜地の位置関係、これらは完全には作品上明かされていませんが…、
彼らが崖上制圧をより完全なモノとして完遂するためには、おそらく騎馬部隊とも連動して、崖上の本陣を脅かす為の流れが欲しいトコロです。
そして、河了貂としては、この点で影丘の地形が、逆に敵にとって不利に働くよう差配を執るのが合理的でしょう。
上記の通り、王賁が3っつ確認した騎馬部隊が踏破可能な緩斜地が存在するワケですが、岳白公の本陣は、これらの間に挟まれる形で設置されている可能性が高いです。
理想としては、崇原や羌礼がこれら緩斜地の趙軍迎撃部隊を背後から攻撃し、高速戦闘可能な騎馬隊が、崖上にも参戦してくる形が望ましいと思われます。
さらに、分かりやすいことに、崇原や羌礼が踏破する崖上ポイントは、戦地の最左翼になっています。
この点、秦軍側としては、攻撃のリソースを、必然、左翼側に集中させる必要が伴ってきます。
もちろん、これは防衛数側の趙軍としても、非常に分かりやすい話なのですが…、
今現在、飛信隊の崖登頂部隊を、岳白公以下、本陣連中が完全に舐め切っていることと…、
さらに、影丘の全体の地形が、横一線に防衛網を張らざるを得ない形になっているので、趙軍はほっといてもいいような左翼側(※飛信隊から見たら右翼側)の部隊配備を解く事が出来ません。
更に言うと、飛信隊の本陣や崖下部隊を攻撃したいと思っても、絶対的に有利な崖上から下りて攻撃する必要が出てきます。
もちろん、このまま飛信隊が崖上制圧を完遂することが出来ないまま、岳白公が迅速な判断を下し、崇原や羌礼の奇襲を防ぎつつ、左翼から部隊を下して崖下の飛信隊を先制攻撃し、同時に、崖上からの頭上攻撃を加えれば、飛信隊を玉鳳軍の二の舞にすることも可能です。
ってゆうか、兵力で飛信隊の倍以上いるんだから、それくらい余裕で出来そうです。
しかし…、
あの趙軍が、そんな的確な動きをする可能性は、極めて低いと考えざるを得ません。(笑)
河了貂としては、いまの崖を境に上下で見ている戦場を左右で秦軍と趙軍で分ける状態に持っていけたら上々だと思われます。
もちろん、趙軍は飛信隊の倍以上の兵力を誇っているので、戦場が崖上で等しく左右で秦軍と趙軍に分かれてしまっても、趙軍の優位であることには変わらないのですが…、
ここで互いに展開スピードと地形に対する適応能力が明暗を分けるでしょう。
この点、数で負ける飛信隊は、展開スピードで岳白公に河了貂と信が勝るのは必須条件です。
そして、地形への適応能力という点においては、少し判断が分かれてきます。
シンプルに考えて、趙軍にとってはホームグラウンドなのですから、飛信隊に後れをとるハズがあり得ません。
しかし、この影丘という地形、崖上にも若干の森林地帯があることや、趙軍自身がワザワザ本陣を断崖の際スレスレに展開している等、崖上の地形を左右に広く展開してるだけで、奥行きまでを必ずしも有効に利用しているとも限りません。
これで、岳白公が崖上で、さらに奥地に引きこもってしまえば厄介なのですが、その反面で岳白公としては、絶対的に優位な崖上戦闘の状態を、手放したくないという行動抑制が強く働く可能性が非常に高いです。
また、大軍を擁しているといっても、一度、飛信隊や玉鳳軍を攻撃するために、崖下に下してしまった戦力は、そう簡単に崖上防御に引き戻すことは出来ません。
何気にこの状況、趙軍にとっては、かつての山陽戦で対姜燕戦で頑張った壁さんの状況に似てきているような気がしませんか?
壁さん曰く―、『地に執着しすぎるのも、愚将の条件か―。』(参照:第218話)
でなんで、恐らく地形への適応という意味でも、岳白公は絶対有利な地形と大軍であることが却って仇となり、河了貂の指揮に後れをとることになるものと予想します。
岳白公『え? あ ブヒ…。』(参照:第150話)
河了貂『ンフフフ💗 あんなおバカなマネwをするのは、岳白公だと思っていましたが、ンフ、その通りでしたねェ、番陽さん。』(参照:第150話)
番陽『はっ!豚の発想です。』(参照:第150話)
なにやら最近、番陽も飛信隊と少しは馴染んできたようなので…、そのウチに、こんな王騎将軍&副官騰ゴッコようなオフザケを、やってもらってもやってもらわなくてもどっちでもいいです。
それはそうと、ここで亜花錦が、『玉鳳軍を潰された悲しみを受け止めてもらうギャ~w』(参照:第150話)と被せてきたら、趙軍のデブ将軍にとってはの様式美として葬送法が確立されでしょう。
― キングダムネタバレ最新682話 以上 ―
次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。
皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。