(カイネ 作画引用:原泰久先生 作 キングダム第582話 )
先生、先に結論描いちゃったよ。
『王賁が討たれてしまうのだ…。』
こりゃ全く予想できませんでした。
今回のキングダムを読んで最も大きかった収穫は、神(作者)が新たなる演出手法として、“史実バリアキャンセラー”の開発に成功した点であると言い切れるでしょう。
さて、問題はそこまでの経緯、戦闘の展開です。秦軍右翼はこの時点で、十三日目の戦闘が始まっていることがわかります。
何があったかの詳細は、次週の展開への期待でしょうか。
特に、深く読み込みたいところは、王翦軍の第四将である倉央が登場してからの王翦の思索の部分ですね。
まあ、右翼の展開以外にも王翦が想定し、かつ今話で描かれていない予断の部分も残されてはいるでしょうが。
趙軍側の事情も久々に、描かれましたね。
尭雲の予知夢の内容についてはこれからじっくり考えたいところ。
ただカイネも、マジレスしすぎです、別に尭雲、李牧が死ぬとか一言も言っていないのに。(笑)
そしてフテイ?
君が言うほど信は馬鹿ではないし、むしろ格も実力だって全然上だと思う。上から「アホな信君」呼ばわりして余裕こいてる場合じゃないだろう。
カイネのコト追いかけまわしてる場合じゃなくて、君こそもっと頑張りましょうよ?
キングダムネタバレ-コミュニケーションが取れない尭雲
趙軍左翼の陣幕。
冒頭での会話、次週以降のネタの保全のために、李牧からの伝言の内容自体は、「―以上が、李牧様からの助言です。」と深い内容は伏せられています。
流石、本能型の尭雲。しかもメチャクチャ強い将軍であるがゆえに、ほかの連中と同じ戦場でも見えるものが違う。見る夢まで違う。
キングダム考察-マジレスするカイネ
キングダム583話本編をよくよく読んでみると、別に、尭雲はカイネ自身のコトを言っているわけで、李牧が死ぬとかそういうことは、一言も発言していません。
しかし、何かの思い込みを抱いた為に「李牧さまを失うと言った!」と、マジレスで返すカイネ。(笑)
だいたい、カイネ自身、尭雲や趙峩龍ほど強いわけでもありません、死んだ後の李牧に代わって、秦軍と対峙するなんて実力もないのに考え過ぎです、ある意味自意識過剰でしょう。
剣を抜いてまで激怒するとかキレすぎです。久々のセリフを伴った登場で、開戦前から張り切って飛ばす彼女です。
そのあと馬南慈が「今の話ってどうよ?」とばかりにフォローに入りますが、結局、なんだかんだで本当に李牧の死を予言したコトになってしまっている尭雲。
実力も才能も、それに加えて経験値も格段に高い彼だけに、本人の感じるところや考えも、必ずしも周囲の人間が理解できる範疇を超えるのも仕方がないでしょう。
しかし、まあ、そこは大人の尭雲、よけな発言をしてしまったことの非を認め、目前に控えた戦闘に意識を傾けます。
カイネが去ったあと、モノローグで「全力でいくぞ若き虎達よ」と言って、今度こそ本気出して戦う構えを見せます。
確かに、尭雲の戦いを振り返ってみると、ここ数日間が、兵糧の残数を念頭においた消耗戦だったのと、開戦3日目に初めて信と矛を交えたときは、まだ未熟だった信の様子を伺いながらの戦闘で、自身も本当に今まで実力を出しきっていなかった様子が見て取れます。
まあ、それで結果、羌瘣に主力兵団がボロクソに削減されているので、有体に言えばここから先は趙軍左翼も後がないってだけの話でしかないのですが、あくまで信達に自分たちの「実力を教えてやる」という余裕立場に拘る尭雲。
尭雲、尭雲ばっかりで、少しは趙峩龍にも喋らせてやれよ?と思うのは私だけでしょうか?
趙峩龍自身も、「こいつ、また人の話聴いてねェ」と思っているような気がしてなりません。
キングダムネタバレ-軍容の増す王箭軍
キングダム考察-王箭軍の濃い面々
まあ、倉央の登場に合わせて、玉鳳隊の覚醒状態については半分が賭けであったという条件課題が存在していたことが明かされますが、それにしてもこの倉央さん初登場でグイグイ来ますね。(笑)
なんでしょう?彼の左の前髪?
某護廷十三隊 一番隊隊長の京楽 春水さんを彷彿させます。
ダンディーでどこかミステリアス、普段は洒落者でおちゃらけていても、決めるところは決める的なキャラポジでしょうか。
マイペースな倉央にツッコム田里弥、この時点でもうすでに王翦を取り巻く王道的なキャラ配置が出来上がっています。
ここからは出番を与えるだけ、桓騎ファミリーや騰筆頭の王騎軍残党派に負けない人材集団になっていくでしょう。
まあ、ミステリアス要素に関しては、もう誰よりも王翦自身がてんこ盛りなので、この倉央さんのコテコテのキャラ設定も、王翦自身が「愚問だ倉央」との一言でいきなり一蹴されているようです。
しかし、それでも、いままで名前こそ出てきていたのに、初登場時でこの存在感はデカいです。
まず、後ろの側近からして明らかに只者ではありません。双剣を背中に背負って、馬南慈以上のほうき付きのグリフィスみたいな嘴型兜、しかも片目で唇が厚くて女性とも見てとれます。戦記物、ファンタジー物の多要素満載のこの側近に、通勤電車の中で釘付けになってしまった読者も多数いるでしょう。
Twitter界隈でもグリフィス出てきた!?予想を上回る斜め上からの印象について意見が残されていました。
さて、話を戻すと一気に厚みを増した王翦軍陣営。
何年も前から登場しているのに、さして強いといった存在感が出ていない金毛、フテイ、カイネと比べると、ますます中央陣同士の両陣営の人材の厚みに開きが出てきたように思えます。
キングダムネタバレ-気になるバトルの詳細
信と王賁の目は動き出した尭雲と趙峩龍の本隊をとらえます。
しかし、やっと戦闘が始まったと思ったら、今週のキングダムはもう尺がありませんでした。
再び登場し、今度はフテイとじゃれ合うカイネ。
何気に、フテイが話している、秦軍を兵糧でおびき出して包囲する作戦。ちょっと見てみたい気がします。
李牧の左翼に伝えた作戦も、単純に飛信隊と玉鳳隊のどちらかを先に集中して潰すという話であるコトがここで分かります。
ここでフテイが信狙いと思っている反面で、実は王賁狙いで13日目の趙軍左翼の攻撃が進展していくことまでわかります。
戦地の持ち場としては、亜光軍本隊を挟んで、反対側同士の王賁と信のハズですが、実際に信が、現時点で異変を感じ取っているのは余程大きな衝撃があったからでしょう。
何故、王賁狙いであったのかは気になるところですが、この辺は、明日以降のキングダムネタバレ予想のほうでも考察を進めたいと思います。
キングダムネタバレ最新第583話 十三日目 考察
次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。
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Twitter:しんいち ダム垢(@takikomigohande)