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キングダムネタバレ552予想 壁と楊端和ここでキメる!

投稿日:3月 17, 2018 更新日:

キングダムネタバレ第551話おさらい。

(引用画像: 原泰久先生 作 キングダム)

3/15発売ヤングジャンプ

翦が遠征にたってから久しぶりの咸陽。

敵地に入ってから、伝令が途絶えてしまってから、やっと最新の最前線の情報が届く。

政や昌平君たち秦国首脳には、朱海平原3日目までの戦果が伝わる。

そして、戦勝までに必要な兵糧がどのくらいであるか?

翦が包囲している鄴の城の食料とどちらが先に尽きるのか??

って、あれ??翦はそんな重要な情報も知らないで、博打みたいな攻囲戦するような奴だったっけ???マジで? という感じで、秦本営もかなりザワついています。

であるなら、翦には何か、別の思惑があるのでは・・・。

それも昌平君ですら、翦の手までは見えてこない様子。

そして、壁と楊端和(よう たんわ)が戦っている橑陽(りょうよう)方面軍の食料が夜襲で半分近くが燃やされてしまったことも分かり、コチラの戦線はさらに早く兵糧が無くなってしまうことが分かる。

そこから場面は、開戦8日目の橑陽方面となり、壁軍、楊端和軍の窮状が描かれだす。

壁さんは全く使い物にならない。

楊端和はどうか??

どのみちアト三日ももたない兵糧。

全ての族長を集め、生きるか死ぬかの決戦を趙軍に突き付ける準備に入った。

キングダムネタバレ552予想—王翦の本当の狙い

久々の王宮で政やら、昌文君、昌平君が出てきてよかったけど、兵糧の話で引っ張りすぎだよ。(笑)

一瞬、人気絶頂期のドラゴンボール思い出したわ。

気になっていた、楊端和と壁の戦場が描かれるまで今週の話の半分以上かかっているやんけ。

と思いましたが・・・。

でも実は、この戦場から離れた、派手さもキャラの見せ場もないシーンこそが、伏線でありヒントだったりするのでしょう。

我々、多くの読者が気になっているのは、目に見えている現場。

つまり、戦場の駆引きやら、一騎打ちの結果やら、ほとんどがキャラの活躍ぶりだったりするので、これは気づきにくい部分でもあるのでしょうが。

3/15の第551話で一番重要な点が、

いえ、そもそも今回の『鄴攻略編』のすべてにおいて最も重要な伏線が李斯と昌平君によって我々読者の前に提示されていましたよね。

鄴の城を攻囲して勝つ』という作戦に出た王翦ですが、そもそも王翦は鄴にどれくらいの兵糧の備蓄があったかなど、知った上でこの作戦を決行したのか??

確かに、私自身そんな重要なポイントも抑えてないで、今回の『鄴攻め』読んでいたものです。💦

あと何日兵糧が残っているか、そして、そもそも包囲している鄴にどのくらいの兵糧が残っているのか?? でも、その一番重要な情報について王翦はキチンと掌握しているのか??

という、一連の思考経路をハッキリさせるために、ここまでのコマと時間を割いた事は、

楊端和と壁たちの活躍を見せる前に、

我々読者に対して原先生から『キチンと考えておくべし』との命題が与えられているといっても過言ではないでしょう

では、次にこれまでの情報を整理し、次の話の展開を予想、考察してみたいと思います。

キングダム考察-王翦は鄴にどのくらいの兵糧備蓄があるか分かってたのか




さすがにコレはないでしょう。

まず、読み返してみても、それを指し示す伏線描写がありませんよね。

言ってみれば、テストの問題文に書かれていない指示や条件で解を求めるようなもの。

仮に強引に「実は王翦個人の手にしている情報では、鄴の兵糧は秦軍の兵糧10日分よりも下回る日数でした。」としたのでは、あまりにつまらない。

後付けで、開戦前から「実は鄴にスパイを送り込んでました。」とかだと、確かに現代の情報戦にも近くて一番リアリティーも高いのだけれども・・・。

そんな後付け理由で王翦を勝たせても、「原先生自身がちょっと事前構想が弱いだろう。」となるリスクもあるのでまずないでしょう。

またそうなると、第550話にて会戦3日で、李牧が得た鄴の兵糧が20日分であるという情報の検討条件自体も嘘という事になります。

ここに関しては、一部ネットでも、鄴の城が桓騎に包囲されているため、『の兵糧が20日分である情報は桓騎の虚報』であるという説や論調が流されていますが、

キングダム世界では既に趙でも鳥を使った伝信網が配備されており、自国内という有利さも手伝っているので、現状、趙サイドにおいて王翦よりも情報戦で劣ってしまうという事は絶対にないでしょう。お粗末すぎます。

まあ、原先生自身が、そもそもそんな風に自身のキャラに対して筋を通さないコトをするか??と考えたら、現状、王翦は本当に鄴にどれくらいの兵糧が残っているのかは不明であるコトを前提に作戦をさてているのだろうと私は考えます。

王翦の本当の目論見は何か??

『鄴はお前に任せるぞ・・・。』

ともに、秦国大将軍、モウゴウの元で共に戦の天才であり、副将として活躍した桓騎に対して伝えてたこの言葉・・・。

我々、読者自身ではなくその言葉を託された桓騎本人がこの言葉を額面通り受けてめていたとしたら、どうでしょうか??

「もう殺すのガマンしなくていいよ、ここらはいくらでも好き勝手やっていいから♪」

と受け取ったに間違いありません。

そして既に、戦略規模で、王翦自身が標的とする戦果が鄴なんかではなく、李牧ですら気が付いていない、全く別のモノであると考えたら今回の『鄴攻略編』がどのようなモノになるのか??

私には、前回の第551話を読むまでの考察を重ねた結果。

この時点で、王翦自身が何を企んでいるのか??

それが、だんだんと明確になってきました。

それは、正直言って第552話としての予想に収まりきらないので、別枠の記事を作成して、まとめておきます。

キングダムネタバレ第 552話の予想と考察 — 朱海平原の会戦も橑陽の犬戎との戦いも史実には無い。




こんな事を書いてしまえば身も蓋もないのですが・・・。

原先生ご自身と王翦からの目論見としては、これの二大戦場を描くことがなければ、今後描かれるであろう、桓騎軍の活躍と、現在の鄴攻略編における、兵站のピンチを大きく際立たせることが出来ないからでしょう。

オウセンが、鮮やかに兵站のピンチを打開しつつ、李牧を欺きオウセン自身の本当の目論見を達成し、

かつ、桓騎自身の手によって鄴を陥落させるまでの余興。

カリン風にいうと「お前らはなんも見えちゃいない、全部めくらましなのさ♡」

という位置づけなのでしょう。

しかしそう考えると、特に、楊端和と壁さんにとっては、今回の『鄴攻略編』において捨て石要素がカナリ強くなってくるので、彼らのファンからすれば、激怒モノかもしれません。

しかし、いまだ、キングダムにてその背景や内面が描かれていないのは、今回の大将の中ではオウセンと桓騎の二人なので、今回は楊端和と壁さんが単純な削られ役となるのもある意味いたし方ないでしょう。

ネタバレ予想①-現場レベルでは好き放題に盛れるよ!

逆にそういうハナシになると思います。

まず、壁を楊端和のもとに向かわせたのは王翦自身の人選だった。

かつての対廉頗戦の際において、「あやつはいい囮になる。」と王翦は壁さんの事をそう評していました。

このことからも、かねてより、ある意味で、壁さんは王翦自身から、その他の将軍たちよりも特別な評価をえていることはマチガイありません。

まず、一つの伏線回収として、信とキョウカイもそうですが、ここらでキャラ同士の恋愛伏線についても徐々に回収路線を固めていたなくてはいけない時期にも来ています。

浮ついた話とかではなく、単純にみんないい大人ですかね。

主人公である信とキョウカイでいきなりそれを描いてコケるよりも、

年齢的にも上の壁と楊端和で、キングダムでの恋愛の描写がどのくらいの温度感で書けばよいかは、瀬踏みの上でも、有効かと思うので。

楊端和に女性としての好意を抱いており、それを仕事に持ち込んでしまっている壁さんのそういう部分はダメですが、

王翦としては、屈強な楊端和の山の民軍に比べて、強さの劣る、壁さんの率いる秦軍が敵から見た場合の弱点として映ってしまうという事も計算済みであった事でしょう。

そして、もしも壁が、春水儒に兵糧を焼かれなかったとしても、どのみち、王翦が本来の目的を果たすまで兵糧が持ったかどうかなど、鄴の城を受け持つ桓騎と同じくはなはだ疑問ではあります。

つまり、結局は三軍分散した時点で、王翦自身が本当の目論見を達成するまで、自分で何とかしろという、大将軍レベルの人間同士での責任配分がココにあるわけで、

逆に言えばピンチはチャンスとして、

キングダムのテーマである、「戦は将軍次第」の見せ場が、楊端和を通して、描かれるのではないでしょうか??

そこで、私はこれらの観点から、

以下、二つのパターンに分けて楊端和軍の戦闘が描かれていくのではないかと予想しました。



①絶対的に楊端和自身の武力に裏付けられた作戦、

まだスケールの上で五千将でしかない、信、蒙恬、王奔の三人とも違い、

また、同時に大将軍クラスといっても頭脳型の武将である王翦桓騎とも違い、今回の遠征で、唯一の完全なる武闘派リーダーである楊端和の活躍として描かれるのですから、中途半端に策を用いて勝ったとしても、正直キャラを活かした結果にはなません。

ですから、絶対的に楊端和自身の武力に裏付けられた作戦、

つまり楊端和自身による、敵将ロゾの屈伏をもって、この橑陽戦線を勝ち飾るのではないでしょうか??

そして、敵も楊端和軍がいづれ一点突破を図って来ることは確実に予想しているハズであるために、それを前提とした強者を配置しているはずです。

そして、楊端和軍は、それを踏まえて、いかに楊端和を敵将ロゾものもとに置きり届けるために、バジオウやシュンメン達、メラ族やフィゴ族など、

楊端和に統合された他部族の猛者がその血路をこじ開けるといった、キン肉マンの悪魔騎士編」における方式の戦い方になると私は考えます。

(※キン肉マンを土台に山の民の戦士が描かれているのは、原先生も公認だから。)

(合従軍編においての蒙武とカンメイの決戦までの運びとは少し意味が違う。)

楊端和を嫁に出来るとういう褒美

先ほど、伏線回収として、挙げたキャラ同士の恋愛伏線についての回収路線として、敵将ロゾの首を挙げた者に、楊端和自身が自分を女として褒美に与える、という展開も予想しています。

ばかばかしい??

と思われるかもしれませんが、何気にそれらしき伏線があるのは、壁さんだけでなく、これまでもともと仲の悪かった山民族がここまで統合されていった経緯が、フィゴ族の族長から真面目に語られてしまっっているので、それをエサに味方に犠牲を強いて、狂気に狂気で打ち勝つなんて戦い方が描かれても別に、山の民軍であれば何も違和感はないような気がするからです。

①②の結果

そしていずれの作戦になっても、敵将ロゾ、あるいはロゾが死ん場合には残った犬戎軍がそのまま楊端和に服従することになり、結果的にそれまで趙の治外法権地帯であった、橑陽城がそっくり楊端和が占領するの拠点になってしまうと思います。

正直、犬戎といっても、中原一帯に残って半分は趙の文化圏でたいした戦争実績もなく数百年間、ある意味で檻の中みたいな状態で暮らしていた連中と、

李牧の言う本場、趙の北部台地で匈奴として定着した騎馬民族と一大決戦するまで戦い抜いてきた楊端和軍とが互角とかっていうのは、正直そっちのほうが無理があると思うので。

キングダムネタバレ最新話 第552話の予想と考察 — 以上

次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。

第553話の予想記事⇒【キングダムネタバレ553予想 橑陽方面戦のオチ】

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