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キングダムネタバレ第800話 三つの柱 考察 政治ターンに期待できるか?まァ、実務的に李斯の手腕が非常に心配。

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( 昌平君さん 作画引用元 原泰久先生 作 キングダム800)



キングダム第800話達成おめでとうございます!

話数は800回行って、ここまで連載が続いて、キングダム読者としてもとても嬉しいです。

しかし、はい。

肝心のお話の中では、秦国、ものっそいどんよりしています。

当です。

李牧率いる趙軍に、二度もボロ負けしまくったから。

ここから秦国は、どうやって中華統一の戦いを復活させるのか?

それも大切ですが、戦後処理の方が先では無いのか?

ココから先、敗戦のダメージが大きすぎるだけに、当然、秦国では内部組織でこそ、大枠で国の方針を見直していく必要があります。

それも、改革と云った規模で。

そして―、

これまでの戦略を描いた昌平君が責任を問われるべきと云うのは、ご本人も言っている通り、最もなのですが、斬首で無しに、戦略の責任は戦略で取り返せとは、王道の展開です。

まあ、史実キャラで生存確定なのは分かるのですが、斬首とはいかなくても、更迭とか、領地没収とか、他の責任の取らせ方は在っただろう?というのも置いといて。

前対戦の検証も反省も、戦後処理も、すっ飛ばして、早速、次の戦争準備とは、気が早すぎるだろ、嬴政に昌平君。(笑)

恐らく、しばらくはバトル編はお休み?

昌平君による秦国三大改革が始まった。

あれ?

つーか、そーゆー内部施策方面までもが、昌平君が攫っていくの?

それこそ、嬴政と李斯は、韓非子先生を犠牲にしてまで、一体、何を学んできていたのだ?

李斯に至っては、あれだけヤル気見せていたのに、六国制覇の為の法律作りドコロか、本編では、のっけから、嬴政を差し置いて、降参宣言し始めた挙句…、

後から出てきた新キャラ馮却なる人物に、“時期丞相候補”などと、早々と出世競争を追い抜かされそうになっているじゃないですか。(汗)

いやいやいや?李斯さん、キミ、いつか丞相なって自分の時代を築くんじゃなかったの?(笑)

しかし、ソコは一旦置いといたとしても、昌平君の口からできて来たことが、イキナリ、軍そのモノの編成やら、運用の話などではなくて、それ以前の、国の内部機構の在り方から見直しに取り掛かる事にしたのは、良い事だと思います。

以前から、何度も書いてきた通り、今の秦国は、六大将軍だの、戦略だの作戦以前の、根本的な次元で、取組み仕損じてきたのですから。

ではでは、今週もキングダム本編について、振り却っていきたいと思います。

キングダムネタバレー新キャラ馮却さん

秦国王宮…。

嬴政を前に、昌文君、李斯、介億らを始め、朝廷のモブ重臣たちが、各地域の城から、何名が派遣されるか報告し合っています。

これは一体、何の兵数なのでしょう?

現在、番吾からの逃避行を続けている秦軍の撤退、救援に出動する為の編成等でしょうか?

今から、そんなん編成したトコロで、本当に間に合うのか?

色々、心配しながら読み進めて行くと、一人の重臣から、驚きの言葉が発せられました。

次の趙北部攻略戦に向けて、少しずつ…。』

はァ!?

これには非常に驚きます。

いや、コイツ等、敗戦の検証や、戦後処理すら、何も終わっていない段階で、一体何を“次の趙北部攻略戦”などと抜かしているのでしょうか?

黙って、こんなバカな話を聞いている、嬴政、昌文君、李斯、介億らの秦国首脳も、絶対に、頭がどうかしているとしか思えません。

もしかしたら、桓騎が負けた宜安戦開戦の以前から、この秦国重臣団の中に、モノスゴイ催眠術師がいて、長らく秦国をマインドコントロールしていたとかなのでしょうか?

『もう、その辺にされませぬか?』

で、ここに諫めにでてきたのが、新キャラクターの馮却さん。

馮却さ『むごい現実であろうと、直視して向き合わねば、さらに酷い結末に突き落とされますぞ。』

キャラクター紹介で、“時期丞相候補”の一人とあるのが気になりますね。

今後、昌平君や李斯、大王嬴政を慎重論から牽制して来る事もあるのでしょうか?

というか??

昌平君と昌文君の次のいずれかの丞相には、李斯が就任するべく頑張っていたのではないですかね?

なんか、李斯が新参キャラクターに、イキナリ追い抜かれそうになっている様に見えるのは私だけでしょうか?

この、馮却さん、まあ当然なのですけど、これまでの秦の杜撰な作戦について、やんわりと言葉を選びつつ、三十万人規模の二度の大戦の敗北について語り。

失った資金と人員、食料などリソース損害を失った事実を適示して、さらに、そこから、多くの人員を輩出して失った、秦国北部の住民らへの戦後補償を含めて、更に、大きな戦後処理が控えている事を指摘してくれています。

そして―、ソコに、

『馮却の言う通りだ。』

李斯が被せてきます。

李斯『ここにきて三年の約定であった秦魏同盟が期限が間も無く切れる。』

しかも、同盟を組む条件として、重要拠点の什虎を魏に渡したことで、魏は着実に力を増してしまった。

同時に、楚もまた、北上の構えを見せてくる報告が挙がっている。

となれば。

ココからの秦は、防戦を重ねる時期に差し掛かってきていることが伺えます。

李斯『ココから先は防戦だけでも手一杯となる。』

少し秦国の状況を振り却ってみれば、馮却と李斯の語っていることは、自明の理なのですが、ここで、必然と、どうしても向き合わねばならぬ命題が、秦国首脳である、彼ら重臣団の脳裏に浮かんできます。

“中華統一という巨大な夢を諦めるべきか?”

李斯の言葉に変えていえば…、

『秦の身の丈に合った目標に変える。かつての五覇のような列国の中の盟主を目指す事を目標に掲げるべきか。』と。

それを聞いて、激昂する昌文君。

昌文君『李斯、良くも簡単にそんなことを!』

李斯『俺とて悔しいに決まっている…、』と李斯。

しかし、それと同時に、今、秦が出来る事を出来ぬことを見誤れば、国が取り返しのつかないところまで転がり落ちるとも、警戒を発する李斯。

というかまあ。。

単に、設定上、キングダム秦国が、史実ベースと違い、異常なまでに弱国設定になっているだけの話でしか無いのですが…、

このままキングダムベースの文脈に合わせて振り却ってみたとしても、この反省会の在り方は、かなり異常です。もともと邯鄲の喉元の鄴を占拠して、そこから最短距離で王都を攻略出来たのに…、

史実の秦国と違い、二度の敗戦で、ここまで秦国のリソースが限られてくる事が分かっていながら、何故、秦は、当初の計画に無かった趙北部攻略を、初める必要があったのか?その肝心の部分に関する反省が全くありません。

『敵の王が北部に逃げるかもしれない。』などという、どうとでも捉えられる仮定問題などに30万人と六将の内3人を動員できるんだったら、『李牧が居ないウチに、閼与を落として、ソッコーで邯鄲を全軍で包囲したら余裕で勝てただろ。』という話でしかありません。

そして、そんな自分達の、リソース運用の悪さを棚に上げて…、

『もう中華統一は諦めよう』と宣う李斯ですが…、

彼に関して言えば、忘れてはならない事がもう一つありますよね。。

また、こればかりは、嬴政や昌文君たちも知らず、読者にしかわからない事ですが、そもそも李斯が姚賈の処分をミスらずに、諜報ルートの再構築に尽力したら、またカナリ違った結果を迎えることになったやもしれない事も、李斯は欠片さえ反省していないようにも見受けられます。

うーん?

これは、以前にも増して、かなり李斯のお株が下がった回のようにも見られますね。。

マジに、李斯は、馮却さんに出世レースで追い抜かれそうな気がしてきました。

キングダムネタバレ-昌平君の反撃

で、中華統一を諦めるかどうするか?

大王置いてきぼりで、好き勝手話しまくる重臣たちですが、その中で、皆、昌平君が居ない事に気が付きます。

モブ重臣『そう言えば、なぜ昌平君はいない。ここ数日、顔を見ていないぞ。』

思うトコロのある大王嬴政。

彼自身、振り却って思い起こせば…、

どうやら、こんなモブ重臣共とは別に、昌平君と昌文君を含む、二丞相との三者で、既に、戦の総括を終えていたようです。

その時の昌平君曰く—、

中華統一の道は砕けた。

昌平君『すべて私の責任です。二度の李牧への敗北、斬首に値するかと。』

実は、自ら斬首を申し出る事で、自分の責任を取るべきを進言していた昌平君。

コレに即答で、『ならぬ』と答えた嬴政。

曰く、責任を感じているなら、戦略で応えるべきと、逆に問いかけます。

その“戦略”がないと云う昌平君ですが…、

嬴政『無いトコロに道を作るのが偉業という。500年来誰も無しえなかった事をやるのだ、道などなくて当然ではないか!』

モブ重臣の会話を聞くだけでやり過ごしている、大王の肚は、ヤハリ最初から揺るがぬものでした。

で―、

しばしの沈黙から昌平君。

三日の猶予を希います。

昌平君『三日、猶予を下さい。命を賭けて我らの繋ぐ道を探ります。』

嬴政『昌平君、俺は貴殿が李牧に匹敵するか、それ以上の軍略の天才であると本気で思っている―。』

恐らく、そこから三日。

と云うか。。。

介億が言うには、昌平君が屋敷にこもってから、3日どころか既に6日が経過。

マジに、責任を感じて昌平君が自殺しちまったんじゃねーかと、モブ大臣共が口々に心配を語り出したところで…、

昌平君、その人が王宮に参内しました。

嬴政『!?』

昌平君『ゼェゼェ大王、しばし人払いを…。』

 

昌平君と大王以外は、昌文君のみを残した王座と御前。

この6日、軍略を通じて、中華と戦い続けた、昌平君を大王は労います。

この6日を振り返り…、

昌平君『大王のお言葉、やはり、李牧よりも自分の方が勝っていると思っているようです。』

嬴政『ああ、俺は本気でそう思っている。…、それで?』

端的な言葉を交わし、スグに本題に入る嬴政。

昌平君『は、“三つの柱”を立てる事が出来たら、秦は、再び中華統一の道に戻れるやもしれません。国を挙げて行う三つの戦争改革です。』

嬴政『!?昌平君、その一つ目はなんだ?』

昌平君『一つ目は、この秦国に住まう全員の“戸籍作り”です。』

コレは、カナリ衝撃でしたね。。

あれ?キングダム初期から、秦の戸籍制度は紹介されていたよねと。

そもそも李信が下僕だったのも、秦の戸籍制度が在った故じゃ無かったっんでしたっけ??

もしかしたら、これは、昌平君が“この秦国に住まう全員の”と、前置いている様に、これまでの戸籍制度を前提にして、より精度を上げ、人口と国力把握を詳細にするという意図もあるのかもしれません。

というかですよ。。

いや、それこそ、李斯らを始めとする行政官が頑張らなきゃいけない分野ですね?

昌平君が、こうした“第一の柱”として要望を出したとして、大丈夫ですかね李斯さん?

情報戦でやらかしたヘマだけで無しに、ココで、嬴政と揃って李斯の仕事がポンコツだったら、マジで、李斯は後が無いですよ。

他の二つの“柱”が何かきになりますが、、、王翦更迭を伴う六大将軍解消とかでしょうか?

列国パワーバランスの調整も視野に入れたら、外交政策も欠かせませんよね。

史実の時系列から語ると、対韓陥落優先への戦線変更も挙げられます。

これは、予想するのが楽しみです。

- キングダムネタバレ最新800話 以上 ―

次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。

皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。

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