( 騰 作画引用:原泰久先生 作 キングダム第658話 )
今週のキングダムは面白過ぎっした。(笑)
寿虎王マジで油断しすぎw
玄右ものんびり馬介軍攻めてる場合じゃないっしょww
『あれ、いつの間にか寿虎王死んでる?』 『ファッ、何で?』などと他の三将がびっくらこいて大崩壊な来週が、さ~らに楽しみになってきます。
だ~れが騰軍のコトを残党派とかいったァ~?(蒙恬)
いよっ! あんたら残党どころじゃネエよ。前々からとっくに立派な騰軍団だよ。
そして、今戦の位置づけを決定づけるシーン強烈なシーンもありましたね。
ある意味、今戦はあの読み切りの傑作、“楚子と蒙武”の続編みたいモノといえるでしょう。
いや、マジでごめん満羽。
キミのコトとやかく言っていたけど、マンウーはこの先、蒙武の運命に重要なメッセージをつきつける重要人物になっちゃったね。運命の女神マンウーマンだよ。
ではでは、今週もキングダム詳しく振り返っていきましょう。
キングダムネタバレ-井覧車バトル
什虎城、すっかり井覧車が掛けられてしまっていてイキナリ詰んでます。
さすがに秦軍を相手にしているわけではないので、合従軍編ほどの強烈なインパクトはありませんが、それでも今回の井覧車バトルも細かい描き込みがあって面白いですね。
先ず、今戦では鳳明の井覧車、什虎城の城壁とくらべてカナリ高くなっています。
鳳明が什虎城の高さを計算して建造したのかどうかは分かりませんが、城壁の上部に出てくる井覧車部分が二層になっていて、歩兵の突入層と上部からの弓兵射撃層で構成されています。
単純な構図ですが、普通に考えて自分達よりも高いトコロから矢を射かけられる事を全く想定していない城壁兵から見れば、コレはたまったものではないでしょう。
城壁にいるのに、上空と正面から二層攻撃を喰らって、什虎城守備兵は早くも混乱の様態を現しています。
しかし、什虎城守備兵も全く対応策を見いだせないワケでも無さそうです。
一部の部隊が対処に動き、構造上、かなり細長くなっている井覧車を横倒しにするべく鈎縄を使って城壁の横方向から牽引し始めた連中が出てきました。
ところが、この一見弱点にも見えた井覧車の構造にも鳳明の対処が既に施されていました。
井覧車の地上部分で敵が牽引する反対側に向かって、同じく綱が結んであり、同じだけの力で牽引して、井覧車が倒されぬようにするだけの仕掛けが施されていました。
『ハッハ、鳳明様の井覧車は細工があって面白いわ。』などと袁比なる指揮官が感嘆を吐露します。
同時に、早くも彼の傍らには、城門解放後に突入するための騎馬隊もスタンバイ完了だったりします。
当初から什虎城はたった5千だけの守備兵力で大丈夫なのかよ? なんか仕掛けでもあるんじゃないのか?などと警戒していましたが…、
このままメッチャクチャあっさり陥落しそうやないか~い!?
キングダムネタバレ-寿胡王、ファルファルされつつ満羽がオカシイ?
一方、主戦場に場面が変わると、どうやら騰の部隊がカナリ敵本陣まで迫って来ているようです。
このまま本陣突入と思われた刹那、視覚外から迫る何かを騰は捉えました。
白麗の矢です。
咄嗟に頭部を反らした騰は白麗の遠距離狙撃を回避。
向こうに去った矢は什虎軍兵士の頭部に命中します。
『来ることが分かっていれば当たることはない。』と語る騰、録嗚未のトキと同じセリフを残しているのですが、
何気に騰の場合は録嗚未のトキを違って、回避後に敵兵に矢が命中し、結果的に白麗に味方殺しさせている体になっているのが一枚上のように感じさせます。
『チッ、俺の居場所が分かっているな…。』などと愚痴っぽくこぼす白麗ですが、さらなる追撃に移行する様子はありません。
ってゆうか、白麗の実力は中華十弓に数えられるものの、ある一定の技量の武将が回避に徹すれば、それなりに避けられてしまうような代物なのでしょうか??
ホントならもっと危険なユニットだと思うのですが、騰が強すぎるのかイマイチ白麗の強さもボヤけてしまう勢いです。
そして、そんな白麗が矢が外れても落ち着いているのは…、ここに来て項翼が騰の後方から迫っていることを捕捉していたからです。
『追いついたぞ!カス!!』
相変わらず口の悪い項翼。(笑)
騰の側近たちも『厄介な奴が追い付いてきた!?』と脅威を騰に知らせます。
そして、足止めを役を申し出る部下の進言に耳を傾けつつも、『いや待て』と落ち着きを促す騰。
騰軍が挙動を変えるまでも無く、まるで呼吸を合わせる様に、項翼の側面から乱美伯が援護に登場しました。
「蒙武側の援護に行ったんのでは乱美伯?」と多くの読者が思ったことでしょう。しかし、ここはナイスサポートです。
乱美伯の妨害攻撃にすっかり捕まった項翼が、『邪魔すんなァ!』と喚ていていますが…、
ここから再び騰は項翼の放置プレイに移行。
いよいよ什虎軍本陣を射程に捉えます。
前回の予想編【キングダムネタバレ658予想 白麗と項翼もちゃんと働かそう。】では“項翼と博麗の仕事しドコロ”として揶揄しつつ言及しましたが…、
うん、君らは今回、寿胡王の指示無しにやるだけやったよ…、多分。
そして、寿胡王は―!?
迫る騰軍を見て、本陣側で喚くモブ将校たちを尻目に『…退却する。』と明言しました。
あまりにもアッサリと寿胡王が方針を提示したために、それまで「退却しましょ!退却しましょ!」と叫んでいたモブ将校たちが逆に「ファッ!?」ってなっています。
しかも、この場合、後退立直しでもなく、完全な什虎城撤退という指示だったりします。
寿胡王から見れば、その判断はどうやら騰の接近だけが判断原因ではないようです。
曰く『満羽がおかしい。』とのコト。
いや、すいません寿胡王さん?
読者的には満羽って、おかしいドコロか最初からぶっ壊れていたヤツにしか見えないんですが…。
イキナリ~尻見せ~で登場していた人ですよ?
しかし、ここではそういう話ではないようですね。
寿胡王はこれまでの戦歴と重ね合わせた上で満羽の挙動がおかしいという旨を説明します。
『本来なら千斗雲同様に前線を押し上げるが、今回はそうしなかったために満羽軍は逆に随分と前線を押し込まれた。』
『満羽が見込んでいた戦果の半分も出せずにいる。全く想定外だ…。』
『まさか満羽がああなるとは思わなかった…。』などと感嘆します。
しかし、満羽自身がそうであるように、この時点で寿胡王も戦の勝負を捨てていることが明確になってきます。
捨てているというか…、度外視していると言った方が適切でしょうか?
『敗れると?我ら不敗の什虎軍が…!?』と落胆しかける配下に対して、寿胡王は明確に言い放ちました。
『フッ、不敗かどうかなどどうでもいい。我々は元から守るべきものはない―。』
なんか、本音でちゃった。って感じがします。
そして、その上で、全てを無くして久しい満羽がここに来て何かしらの変化を戦い方に見せているコトに、今戦の勝敗よりも重要な何かを寿胡王は感じ取っているコトも語ります。
同時に、その原因こそが蒙武であるコトも。
満羽は、かつての自分と重ねるだけの本物の“漢”を蒙武に見出しているワケですが―、その先の真意までは如何なるものか??
キングダムネタバレ-楚子と蒙武
激闘継続中―、
徐々にダメージが見え始めた両者。
蒙武の一撃で距離が出来た瞬間、激闘の最中に再び満羽が蒙武に語り掛けます…。
『蒙武、お前が何を背負っているかまでは分からぬ…、』
『それが既に死んだ人間の想いなら永劫に力になろう、だがそうではなく…、』
『生きている者の何かを背負っているとしたら、お前は一つだけ覚悟をしておかねばならぬ―、』
『それに裏切られることがあるやも知れぬということを!!』
蒙武の脳裏に描かれたのは、かつて幼かった頃の自分と昌平君。
はい!満羽、それ、キングダム的にはメッチャクチャ先のネタバレ~~!
そして、、
『フザケタことを…ほざくなァ!!』とマジレスする蒙武!
いや、確かに、今そんなコト言われても蒙武的には“知らんし!”って思うのは仕方がありません。
今度は自分がやったみたいに、不意打ちとかではなく、真っ向から打ち合って落馬させられた満羽。
満羽は満羽で君主に裏切られて亡国の憂き目にあったんでしょうかね…?
まあ、それは今はいいや、そのうち勝手に喋り出すだろう。
ってゆうか満羽の過去とか、もうどうでもよくて、歴史ネタバレ知っている人からみたら、もう、先々の秦楚戦争のソコ突いてくるか!?と悶えますよ。
果たしてそこまでキングダムの連載がつづいているのか?
このペースで進んだとして、神(作者)の寿命は足りるのか??とか、おかげでもう心配事は完全にあさっての方向だよォォ!?
キングダムネタバレ-騰、口は笑っているが目は笑ってない。
寿胡王は満羽の状態についての解説に浸っていて良かったのでしょうか?
指揮台から降りた寿胡王は、退却の銅鑼ならすべく指示を出して、乗馬します。
寿胡王が自認する誤算は満羽の異変だったワケですが…、ここでもう一つの誤算というか、呉鳳明との心算の差が明確に顕現化し始めます。
鳳明が認める騰の突破力です。
寿胡王が横を振り向いたら、目が合っちゃった…。
口は口角が上がっていて笑っているけど…、
目が笑ってません。
今回の神(作者)の画力…、
まるで、騰が純粋なサイコパスに見えてきます。
背後から迫る今回の騰の恐怖は、是非是非、飲酒運転するヤツや煽り運転するバカに味あわせてやりたい位の勢いです。
そして、次週。
寿胡王が覚醒して、騰の剣を素手で白刃取り!?
さすがにそんなワケはないよね…。
― キングダムネタバレ最新658話 以上 ―
次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。
皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。