( 若き日の岳雷:原泰久先生 作 キングダム第720話)
岳雷さんとの思い出を振り返る冒頭。
今は無きヒョウ公軍、岳雷さんの想いも胸にたたえるのは我呂一人。
ここは彼にリベンジを決めさせたいトコロですが、まだまだ秦軍のターンは巡ってこないようです。
楽彰、上和龍本人が強くだけでなく…、
まだまだ出てくる青歌の精鋭たちが強い強い…。
しかし、強い駒の数では楽華軍と飛信隊も負けてはいない。
とは言え、愛閃と羌瘣だけで包囲を抜けてもどうなる事やら??
まずは、今の窮地を楽華軍と飛信隊がどう凌ぐか??
ではでは、今週もキングダム本編を振り返って参りましょう!
キングダムネタバレ-信・我呂VS上和龍
冒頭、若き頃の岳雷さん。
『新入りだ、お前のトコロで面倒見ろ。口の利き方も知らないバカガキで、他の組のたらい回しだ、お前がちゃんとしつけとけ!』
新兵になったばかりの我呂がいますね。
我呂『チッ』
どうやら我呂は最初からブスくれた顔つきたっだようです。(笑)
岳雷さんの隊に案内された我呂。
岳雷さん『お前、名前は?』
我呂『我呂』
岳雷さん『…。』
『我呂です。だろアホ!!』
ボゴッ!!
我呂『いでェ!!』
なんだか初期の信と昌文君を思い出しますねェ。(笑)
で、そこから各地を転戦する岳雷隊。
初期は歩兵だったのも新鮮です。
岳雷さん『側面から当たるぞ、我呂、お前は俺の後ろに…。あッ!?』
我呂『皆殺しにしてやる!』
退却時、ボコボコにやられて岳雷さんに背負われて、命拾いした我呂。
始めてヒョウ公将軍を目にして、『誰だ、あの厳ついオッサン?』と語る我呂ですが、ここでも岳雷さんに諭されます。
我呂『えッ!?ここってあの悪名高いヒョウ公軍なのか!?』
知らんと戦っとったんかい!?(笑)
千人将に昇格した岳雷さんに、同じタイミングで五百将に上がった我呂。
ヒョウ公将軍の逝去。
離散し始める岳雷隊。
岳雷さん『飛信隊、信の下に行こうと思う。』
我呂『ギャハハ、半分になっちまったな…。』
それからも、岳雷と行動を共にした我呂。
彼にとっては、岳雷さんだけが、親身になって世話してくれたたった一人の家族でした。
…、
……。
我呂『岳雷ッ!?』
信『てめェよくも!!』
信と矛撃を繰り広げる上和龍に、我呂もまた矛を重ねてきます。
上和龍の顔を刃が掠めた、我呂の一撃。
信『そのまま抑えてろ、我呂!!』
好機に信が合わせて決ます。
しかし―、
横合いから、上和龍を援けた側近の強襲。
信も我呂も不意に倒され、後退させられます。
上和龍の両腕である、雲玄、雲慶なる武将です。
朱鬼・麻鬼から、近年の趙ガ龍軍にいた徐林・徐硝を思い出します。
キングダムの敵の双子コンビは死ぬ傾向が高いので、出て来ても、あまり脅威に感じないのは他の読者も同じでしょうか?
とは言え、今現在で彼らが引き連れて来た周囲の兵も精鋭部隊なのでしょう。
さらに新手の青歌勢も出て来て、信の前に立ちはだかり、しばらく苦戦は続きます。
一方—、
楽華軍でもどうでしょうか?
モブ楽華兵『もっ、蒙恬様ッ!!』
登場するなりイキナリ手傷を負わされた蒙恬。
眼前には楽彰がいます。
蒙恬の周囲でも、楽華兵は非常に苦戦している様子です。
本陣より様子を伺う李牧。
秦軍左翼の動きが止まったことを見て取ります。
そして、このまま静観を決め込むことができるのか?
モブ趙将たちが、青歌軍の精強さに感嘆を上げています。
キングダムネタバレ-羌瘣の対応
岳雷さん討死の報告を耳にする河了貂。
同時に、軍の中央が完全に足止めを喰らった状態を確認します。
河了貂『しっかりしろ!今しっかりしないとみんな死ぬ!!』
先頭の信の下に軍力の再結集を促そうとする部下の進言を阻み、ここから力点を中郡の羌瘣に託す選択をする河了貂…。
やはり、当初から初めての行軍に際して、バックアップのポジショニングを選択していた彼女の動きが重要になってきました。
ただですよ??
当初、本編では楽華軍と飛信隊としては錐型陣形とか言っていましたが、今回公開された彼女の位置を見てみると、単に右翼側に配置されているように見えます。
いつの間にか、普通の横陣に戻っているのがなんともです?
これは最初から、錐型になっていなかったのか??
だったとしたら、信も蒙恬も、随分と中途半端な錐型陣形で、敵軍に突っ込んだものかと些か心配に思います。
そりゃ、こんなんだったら楽彰と上和龍が強い強くないの関係なく、普通に突撃は失敗するでしょ…?
といった感じです。
ともあれ、河了貂の意図のとおり、ここは信たちを助けに行かず、自分の持ち場からの全面突破を優先する羌瘣。
羌礼が『でも?私らが抜いても、体調らが死んだらマズいんじゃないのか?』と危惧を呈するも…、
羌瘣『今は信じるしかない…、それに、河了貂からの指示は前進のままだ。』
『錐の形はもういい、羌瘣隊!全力で突破して正面の敵を突き抜けるぞ!!』
まあ、ここはなんと言うか??
羌瘣らが中郡といっても、信や蒙恬の後方にいるのではなく、実際は信の右側に居る形の横陣であったのが幸いする形になりそうです。
いや?ってゆーか??
羌瘣さん…、『錐型はもういい!』とか言っていますが、今週見る限り、キミたち最初から錐の形してないじゃん??
これは少し、信も蒙恬も先週まで何していたのかよく分からなくなってきました…。
まあ、ともあれ羌瘣が自分の意図のとおり動いてくれた事で、河了貂は次善の策が打てたことに、喜びを吐露します。
今はどこかの友軍が包囲の外に出て、李牧の策戦に狂いを生じさせることが先決だからです。
この点でも、楽華軍の方はどうでしょうか?
河了貂の記憶でも、楽華の強将である愛閃が先頭に出ていなかった事を記憶しており、彼が中郡に居れば、どこかで趙軍を抜く動きをしてくれることを期待します。
キングダムネタバレ-愛閃の判断
羌瘣とは真逆、もう殆ど左翼と云ってもいいくらいの左に愛閃はいました。
むしろ、現時点で、羌瘣もそうですが、両翼ポジションにて、中央にいる信と蒙恬よりも、敵群の中に先行しているくらいです。
その愛閃から見た結果、同じく中央先頭の蒙恬の動きが止まっていることが見て取れます。
同じ楽華の兵達からは、蒙恬の救援を優先する声が上がります。
しかしながら、指揮官として蒙恬の示した指示旗は絶対。
依然、前進を指し示した指示旗。
ややもすれば、蒙恬に何かがあって生きた指示ではない恐れもあるのですが、ここで友軍が逡巡を示す前に、再び前進を示す指示旗が上がります。
蒙恬は健在。
その上で前進せよと云っている。
意を決した愛閃。
ココから一点突破を果たし、自らが大局を動かす一石になることを決意します。
しかし―、
その反面で、蒙恬の危機はどのくらいの状況なのか?
楽彰を前にした蒙恬の一団は、既に厳しい包囲を喰らっています。
陸仙隊はどうでしょうか?
蒙恬に援護が必要なのは誰よりも陸仙本人が分かってはいるのですが、彼の眼前には、青歌軍五千将のフーオンが対峙します。
陸仙『分かっている…、分かっているが、こいつが!!』
涼しげな表情のままリズムよく湾刀を振り回し、陸仙の槍突を交わしつつ後の先でダメージを重ねるフーオン…。
軽快な動きで敵を交わすのはフテイににた戦法ですが、無駄口がゼロなだけにフテイよりも全然強く見えてきます。
徐々に包囲が狭まる蒙恬の周囲。
救助に向かう陸仙の動きにも、焦りが見え始めます。
陸仙『邪魔だ!どけェ!』
渾身で放った突撃も、旋回運動で躱すフーオン。
陸仙の槍が頬を刻みながらも、彼の右手を縦に切り裂くフーオンの剣。
今一番の死線にあるのは、信でも蒙恬でもなく、陸仙です。
いやマジで。
信も蒙恬も史実バリアで死ぬわけがないので、読者は誰も心配などしていません。
神(作者)様頼んますよ…。
陸仙の右手、後で何事もなかったかのように治してやってくだせェ…。
出来ますよね?それくらい…。
いつも地形とか陣形をシレっと直しているくらいなんですから、人体部位の一つや二つ余裕で引っ付いているとか簡単ですよね?(´;ω;`)
しかし―、
頃合いと見たのか楽彰さん?
ここでついに、狭まり切った包囲で身動きの取れない蒙恬に、自ら矛撃を打ち込み出ました。
正面から強撃を喰らった蒙恬。
このまま早々と、地に伏すことになります。
― キングダムネタバレ最新720話 以上 ―
次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。
皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。