( 信 作画引用:原泰久先生 作 キングダム第629話 )
今週、泣くだけか…!?
率直に感想だけ言い残すならそんなキングダム629話だったような気がします。
いやほらさ?神様(作者)??
俺たち読者は三週間ンも待ったんだからもっとこう何かあるじゃん?
あと、田永は落ち着け、スウゲンが殴られ損だぞ!?
絶対に後で我に返ったスウゲンにボコられると思うけれど知らないからな。
信が死んだことで飛信隊が機能停止するってのは分かっていたので、驚きません。
亜花錦頼みになるのも分かっていたので、これも別段驚くに値するような話ではないと思います。
むしろ、それら以上に印象的だったのはスウゲンが信の脈と体温で身体状態をチェックして、宣言の形で死亡確定判断を下したトコロです。
この点に関しては、原先生も随分と明確に死亡判定出しちゃったなと思いました。
たぶん、当時から脈とか体温をはかるぐらいの医学的な判断基準はあったのだと思います。知らんけど。
まだ明確な意味でのバイタル測定には触れないでおいて、死んだような感じで描いているだけだったら、復活に振り戻すだけの余白も十分だったと思うのですが、思った以上に信は死んでたって感じの今回のキングダム。
医学的にリアルな意味での死の判定を出しちゃったワケです。
これは三週間経ってだいぶ回復したように見えますが、来週の羌瘣は何をするにしてもめちゃめちゃ大変ですよね。
また、先週まで、龐煖が瀕死でヒーラー覚醒するとか予想していたのですが、ここで立ち上がった羌瘣を遮ってまで、「我、回復役也…!」とか言ってちぎれかけた上半身を引きずって起き上がって来こられても、既に信瘣路線で期待値が上昇してしまった読者群にとってみればいい迷惑でしかありません。
この点は、合併と休載の三週間もの間で、ネットでも一方的に読者サイドで、龐煖の復活ヒーラー路線の予想で盛り上がり過ぎたために、神(作者)が龐煖による信復活ネタを放棄してしまったというのも無いでは無いかもしれません。
また、同時にあの世から王騎たちに蹴り戻されるのがベタすぎるというのも、前回のネタバレ予想で記述しましたが、
ここから羌瘣が起き上がってきたというコトは、例えば彼女が信の深層意識に滑り込んで引き戻すとかそういう感じなんでしょうか?
え?そんなんどうやって?というと多分ですよ…?
魄領の域に象姉が落ちたトキに似てるからー…、、んで羌瘣自身は一度そこから戻ってきているから、とかなんとかそういった感じで、いつも見たくフワッとした説明でクローズされたりするんじゃないかなぁ。などと私は考えてしまうワケです。
まぁしかし、これならこれで信と羌瘣が好きな読者はカナリ多いので、納得する読者さんも多いのではないかな?などとも予想できます。
それでも今週の飛信隊、泣くだけだったけど…。
いや、飛信隊の生え抜きは分かるよ。
楚水さんやカクビ隊の連中もまあコレはあると思います。
しかしながら我呂や岳雷のダンナ、那貴までが同じく思考停止してるのはチョット残念だった気がします。
特段、今回は李牧を逃がすための演出という部分も理解できるのですがね。
もし、別の状況でホントに信が死んだら、そこは大将軍ロストのショックで16巻ロクオミみたく、全員が発狂モードで李牧に襲い掛かかり、彼と一緒にいるカイネなどはソッコーで服をビリビリに破かれて飛信隊全員に蹂躙プーレイされて惨殺される運命になったでしょう。
そうなれば堯雲の謎の予知夢ってコレだったのか!!ってオチにもつながるのですが、多分そんなことにはならないでしょうね。私もそんなキングダムは読みたくない。
されでは、詳しく本編の考察を進めていきたいと思います。
キングダムネタバレ‐王翦と田里弥、右翼フォロー
もう、バナージとフテイは王翦追撃をあきらめて帰っていったのでしょうか?
おそらく帰宅したか、それとも奇襲が失敗して、援護に向かった田里弥兵にボコられて身ぐるみ剥がされている頃だと思います。
それだけにすでに本陣では余裕の様子の王翦と蒙恬たち。
田里弥も李牧本陣への総攻撃だけでなく、複数小隊を敵の裏側に派遣して李牧捕獲の為の次工程に取り掛かっている様子が描かれています。
しかし、それら本陣の決め手をさらに大枠から、李牧を絡めとる立ち位置にいるハズの飛信隊…。
田里弥の説明に従って蒙恬たちが、目線を彼らの方向に移してみたところ、明らかに異変を呈した様子を映しています。
蒙恬「飛信隊が動いてない…!?」
王翦が田里弥に一言発する否や、即座に右翼への増援を派遣する田里弥ですが、この距離では信が倒れてしまったことまでは把握できるハズもありません。
キングダムネタバレ‐飛信隊機能停止
まあ、飛信隊こうなるよね…。とはわかっていたものの、
普段は軍師として冷静な河了貂までが茫然と立ち尽くしています。
いや?連載開始から読んでいた読者には分かると思うのですが、本来、河了は気性の上ではクールとは言い難い部分が大きいので、ホントに素の状態に戻ってしまえば、やはり軍師どころではいられないのが彼女なのかもしれません。
尾平が信を起こそうと激しく揺らします。
楚水さんがそれを制止しつつ、逆に田永が信を気づけに殴って起こそうとします。
田有「バカ!やめろ田永!」
田永「離せ!こいつが、信が死ぬわけないだろうがっ!」
と、怒号を交わす彼らですが、その目下にある信の体は完全に脱力しきっており、顔相も半眼半口になって完全に魂が抜けたような状態になっています。
尾平の体のカゲから倒れ落ちた信のその顔を見た一同は、その瞬間、絶望的な状況に至っていることに絶句します。
現実を拒否し続ける田永。
おもむろにスウゲンが信の手首の脈を、首筋の体温を調べ始めます。
飛信隊の中でも、松左ともにいつも冷静さと落ち着きを見せた彼にふさわしく、一番認めたくない現実の把握に乗り出したのはスウゲン。
そして彼は、その一番認めなくない現実を吐露しないわけにはいきませんでした。
「信は、死んだんだ!!」
そのセリフを聞いたトコロ、でまかせだとスウゲンを殴る田永も田永ですが、僕は今回のキングダムでホントに一番まともな反応を示したのは、このように激高するばかりの田永や、落胆するばかりの河了貂でもなく、このスウゲンだったと思います。
彼らの中で一番認めたくない現実を、先ずは一旦きちんと認識するための嫌な役目を買って出てくれたからです。
まあ、キングダム世界のような古代社会で、心臓マッサージとか人口呼吸みたいな心肺蘇生法があったとも思えないので、この点でマジレスしても仕方がないのですが、これから先の飛信隊を考えると、このように部隊が絶望的な状況下に陥っても、他の隊員と感情的な差を作ってでも現実認識に従って動ける人材を育てなければならないのは明確な課題といえるでしょう。
信も羌瘣も河了貂も戦の中で生きているならば、再びいつかこのような最悪の事態が来ることも覚悟しなければならないからです。
スウゲンだけでなく、普段から冷静ポジションを獲得している楚水さん、さらには比較的に参入履歴の短い我呂や岳雷と那貴も、今回の話の中では絶句するか悲哀に打ちひしがれるかしかできません。
結果的に、その飛信隊の様子を比較的近くから見ることが出来た亜花錦だけが、彼らの機能停止する様子を見て取っていました。
亜花錦「信が倒れたらあの隊は動けぬ、飛信隊は良くも悪くもそういう部隊だ。」
「動けぬものを頼りとするな、我らで李牧を獲って最大武功を上げるぞ!ギギ!!」と言って、その場を後にする亜花錦。
さすがというか、武将としては当然の反応を示して李牧の追跡に取り掛かります。
キングダムネタバレ‐羌瘣立ち上がる
嗚咽、絶望、慟哭。
それらがひしめく中で、静かに河了貂が信に近寄って話かけます。
「全部、終わっちゃうよ…。」
「だから起きないと…。」
「だって、まだ天下の大将軍になってないじゃん…!!」
あの、河了貂ダメです!?
すっかり信の目が真っ黒になってます。
↓ ↓ ↓
( 信 作画引用:原泰久先生 作 キングダム第629話 )
いや?彼女が悪いワケじゃないんだけれど…、
余計にお別れの挨拶みたいになってしまったように感じるのは私だけでしょうか!?
黒卑村で生きるために色々学んできたんだろ?羌瘣と多少は仲悪くなってもいいからお前が信に人工呼吸してやれよ!(羌瘣派の方すいません。)などと思ってしまいました。
そこから、再び泣くだけだった飛信隊一同。
連載三週間の待機時間を経て、羌瘣がようやく立ち上がれるまで回復したのか?
羌瘣「どけ河了貂。」
瀕死のヒーラー龐煖が廃案ならば、やはり信を救うのは彼女しかいません。
― キングダムネタバレ最新629話 考察 以上 ―
次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。
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