(ニセ沢太 作画引用:原泰久先生 作 キングダム第588話 )
いきなりですが、謝罪させてください。
まず私自身、『王翦または桓騎の手の者のよる偽装難民による潜入工作は無い!』などと過去の記事で断言していたのですが、とうとう今回のキングダムで本当にネタバレ化してしまいました。(泣)
何人かの読者様からも、当ブログへのコメントにて、『王翦か桓騎の手下による鄴への潜入潜入工作アリはだって!』と助言等も頂いていたわけですが、後述する第516話での描写に完全に釣られた結果になってしまいました。
この論点は、鄴陥落へのネタバレ予想筋の一手として、多くの読者の間でも浮上してた話題であったところ、当キングダムネタバレ予想の論考では、過去の記事【キングダムネタバレ578李牧の攻撃、信と王賁粘る】にて、わざわざ<キングダム考察-桓騎軍と難民潜入説の限界>などという項目を作ってまで、皆様の予想とは逆張りの消極主張を展開していまいました。
この点はもう一度、本編を深く読み返して、ニセ沢太こと王翦の手下がどのように潜入を果たしたのか反省の意味を込めて考察を進めたいと思います。
飛び石連続の休載と合併号でキングダムが読めないのでキツイなどと文句言ってましたが、待っただけあってか、作品はメッチャクチャ面白かったです。
現状の範囲で、飛信隊と玉鳳隊がどのように連動されるか?という視点ばかりを検証していましたが、作中描写のように、予想をはるかに上回る勢いで玉鳳隊副長の番陽がキレましたね。
まさかの、亜光本軍を呼び込んでの飛信隊中心構成を提案、実質、信の右翼大将扱い。
そして、上記の通り、一番ショックだったのは、私としては一度は予想しておきながらも、その予想筋を完全に放棄してしまった秦軍側の作戦である、桓騎軍もしくは王翦軍によるスリーパー(潜入)工作が完了していたことです。
第575話で桓騎が呟いていた、「王翦の手下共、もたついてんなー、ノロマども。」ってセリフが指すのは、この潜入工作員のコトだったのでしょうか。
それら全てを含め、鄴攻めも終わりがみえてきた?と考えるのはまだ早いのだろうか。
キンググダムネタバレ-兵糧戦の小ネタ
飛信隊の皆さん。ほとんどお湯の干豆スープを口にします。
そこら辺に乗り捨てられた軍馬の肉、趙兵が毒粉を振りかけた結果、恐ろしい毒物に変性してしまっているようです。
この点、自分自身に置き換えても、命をかけてまで試し食いする気にもなれないので、確かに有効な嫌がらせかもしれません。
それ以上に、切実さを感じさせたのは、既に死んでしまった仲間が残した豆干を食料に投入しても、全然少ないというコト。
あの王賁も討たれたみたいだと、口にするコウ君。そのコウ君に八つ当たりする尾平が描かれます。
キンググダムネタバレ-右翼大将の信
「四番、ピッチャー、信。」
「右翼、大将、信。」
口に出してみると、どちらも何となく言い方が似ている。
そして、今日のキングダムは本当に熱かった。
キングダム考察-段茶さん、番陽、
ただし、いくらなんでも次週は覚醒した段茶さんが大暴れ…、というワケでもなさそうです。
信の所在を尾平に聞きます。信の居場所を聞かれたから素直に答えただけなのですが、怒られてしまった尾平。答えなくてもやはり怒鳴られたのだと思います。
出迎えにでてきた渕さんにより、信隊を中心に何が起こっているのかの説明が施されます。
番陽に関していえば、恐らく休載を挟んだこの二週間、泣き続けたおかげでさすがに正気に戻ったのでしょうか。
また、それだけなく、番陽が信のコトを急速にリスペクトし出していたコトを考えると、決して無理な展開でもありません。
キングダム考察-亜花錦の説得力
番陽も、「不本意だが」などと言っていた段茶将軍も、ほとんど亜花錦に喰われていますね。(笑)
何気に本編を読んで、王賁を将軍にしようとするトキは、王翦にワザワザ伺いを立てていいたのは何だったのか?と突っ込みを入れたくなる読者様もいるとは思います。
しかしながら、秦軍右翼としても、当時より追い込まれ具合が各段に深刻化しているコトを考えれば、それほどおかしくも無いと思われます。
しかも実際に、この直後登場する王翦も、これを黙示承認する様が描かれている通りです。
因みに、今回の飛信隊中心の軍議で羌瘣が出てこれないのは、彼女が王賁を修復中であること。
そして、もう一人の飛信隊の主要サブキャラであった河了貂にやっとスポットを当てる導線をも含んでいたことが考えられます。
キングダム考察-殺る気満々の王翦の手下
さて、結果的に無事に鄴城内に潜入を果たした、王翦の手下の皆さん。
今回のキングダム本編にて、赤城の住民であった沢太さんの成り済ましに成功した兵士、名前も無い脇役であるハズですが、彼を見てみると、もう目ツキがヤバいですね。
黒目がホントに真っ黒、まさしく王翦が壁(囮役)を見るトキのような冷酷な目つきです。(キングダム218話参照)
ハッキリ言って、それまで一緒に過ごしていた周囲の住民たちを、コレから一気に虐殺する気満々と言えば言い過ぎでしょうか?
そして何気に王翦、最初の吾多を陥落させたトキに、『住民は殺さない。傷付けた奴は斬首』とまで言っていたわけですが、本物の沢太さんは一体どうなったというのでしょう?
恐らく描かれるコトはないでしょうが、闇から闇に葬られたことを推して知るべしということだと思います。
ただその反面で、王翦が、鄴攻めが全て終わったトキに「本物の住民の皆さんには、安全な場所で無事に待機してもらっていた。」などと言い出すオチも、単行本巻末のオマケ漫画ならアリでしょう。
いろんな意味で、今回のキングダム強烈でした。
鄴陥落の一番大事な決め手のネタバレを、何度も核心に迫っていながら自分で予想筋を閉じる分析を立ててしまったのがホントに悔しいです。
反省しつつ気持ちを入れ替えて、改めてこれからのキングダムに向き合いたいと思います。
キングダムネタバレ第588話右翼の本営 考察 以上
次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。
皆さんのキングダムネタバレ予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。
Twitter:しんいち ダム垢(@takikomigohande)