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キングダムネタバレ第790話 考察 省かれる李牧、青歌が手に入れる“何か”って何なんだろう?

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( 司馬尚 作画引用元 原泰久先生 作 キングダム790話)



はい、今週のキングダム。

多くの読者が気になっていた、青歌軍が李牧主導の秦趙戦争に参入した理由が、ようやく開示されました。。

 

司馬尚曰く―、、、

 

『青歌が“他人の戦争”の加わったのは、我々、青歌が、“青歌の青歌”が“何か”を手にするため、そして、それを内外に示すためだ。険しい道を選択した青歌の人間を…、当主として誇りに思う。』と—。

 

いや? あの、司馬尚さん??

 

読者の皆さんも、当然、青歌の為に戦って下さっている、青歌兵の皆さんも…、

貴方が、その青歌として手に入れたいとおっしゃる、“何か”こそが、何であるかを明確に語っていただきたいトコロなのですが…、

結局、それが一体何なのかは、どうやら語って頂けなかったようです。。

 

うーーーーーん??

 

せめて、単純な理由でもいいので、例えば、秦の暴威が青歌にまで及ばないように、邯鄲、延いては趙国を青歌の緩衝地帯として活かしておくために、青歌も戦う事にしたとか…、

邯鄲に青歌の独立自治を認めさせるために、戦う事にしたとか…。

司馬尚の立場なら、もっと明確なことが言えたはずなのですが…、一体コレは何なんでしょう?

 

どうして青歌兵は、“何か”とか、そんなフワフワとした理由で、命を賭けてまで戦う事を決意することができたのでしょう?? ちょっと意味が分かりません。

 

この点、青歌に招き入れ垂れた李牧が、何かしら青歌の民衆の前で演説した事には、なっているようですが、李牧の働きかけが在った事は分かるモノの…、

 

肝心の司馬尚自身が、何か能動的かつ主体的に参戦を検討している様子や、参戦を決定する判断に至るまでの描写が完全に端折られていて、結局、司馬尚も青歌民も何がやりたくて、命を賭けているのか、ますます分からなくなってしまった回でした。

 

しかもコレ…、

 

青歌民に語り掛けている回想場面の李牧についても、情景描写のみで、彼が何を語ったのか演説内容が一切、触れられておりません。

趙朝廷に追われてまでいて、絶対絶命であった、あの当時の李牧にとって、マジに起死回生の名場面になったであろうにも関わらず、コレです。

まァ、コレは、、、

言ってしまえば身も蓋もありませんが、秦王嬴政が残した名場面である、サイ攻防戦開始前の演説(参照:第 話)みたく、セリフが残っていないのは、正直、神(作者)様としても、アレを超える名場面を李牧に課すのは、酷であろうという判断が在ったのだと思います…。

しかし、結局のところ、今回の話で、李牧が青歌の疫病神であることが深まって…、

司馬尚自身も大した目的も決断も無く、李牧に唆されて、参戦を決定したというのが有体の事実であることが、より明確になってきました。

いや?本当に司馬尚さん、ホントにこれでいいんですか??

アンタ、民衆に戦争を決起させる一番肝心な場面で、アンタ自身が民衆に語り掛けて決意させるでもなしに、何、李牧と領民を直接接触させて、扇動活動に巻き込んでんだよ??

参戦を決断して、それを領民に伝えるのは、絶対にアンタの役目だよ。

どう見ても、司馬尚の責任不在(責任回避)と、李牧に焚きつけられた純粋で哀れな青歌民にしか見えないよな。。

青歌の民にとって、そんなに李牧の存在は司馬尚よりも大きいのか?

それだったら、いっその事、青歌軍は李牧本人が指揮して、司馬尚はジ・アガ同然に、部隊ユニットとして戦闘に集中したほうが、楽に王翦を討てただろうに。。

ありゃりゃ、また冒頭が長くなってしまいました。

今回もキングダム本編を振り却って参ります。

キングダムネタバレ-責任不在の司馬尚

亜光と倉央がやって来て、王翦本陣の前で、再度の激闘。

司馬尚周囲の青歌兵が、どんどん狩られだして、青歌の旗までへし折られていきます。

今度は、司馬尚が孤立を深める事に…。

 

その刹那—、

司馬尚の脳裏には、李牧を青歌に迎え入れた際の回想が思い起こされます。。

 

カン・サロ『反対です。』

当時—、

青歌の第一武将カン・サロが採った意見は、李牧の受け入れを拒否するもの。

当然、理由としては、朝廷に追われている李牧を匿えば、邯鄲との対立を深めることにもつながり、延いては、その後で、秦と趙の戦争に、青歌までが巻き込まれる事を予見しての事でした。

上和龍とジ・アガは、青歌の立場上の見解で口論していますが…、

この二人、もっとレベルの低い内容で、喧嘩している様を見てみたい気がします。(笑)

それこそ、どっちが早く給食を食べれるとか、そんなレベルのヤツを。

楽彰が『二人ともその辺に』とケンカ止めています。

カン・サロも楽彰も、青歌が秦趙戦争に巻き込まれれば引き返せぬ事態になることは、当然に予見。

他人の戦争に青歌人の血が流れることを懸念します。

 

で、李牧との会見に臨む司馬尚—。

 

読者としては、ここでようやく司馬尚本人の心情や決意、李牧とどのような会見があったのか?

駆け引きなのか?

互いの大義なのか?

 

読者として、かなり前のめりなって、次のページを開いた私なのですが…、

 

其処に在ったのは驚愕の事実でした。。

 

①李牧と司馬尚の会談は会話無しのスルー描写。

②司馬尚にとって、最も大事なハズの青歌領民に対しては、李牧からの説明で丸投げ。

そして―、

③領民にとって、初対面であるハズの李牧の演説によって、一瞬で国を乗っ取られる青歌。

どうした青歌?(汗)

カン・サロもソコは、李牧にそれなり議論を仕掛けて、話を盛り上げるとかできたでしょう??

今回は、ここ最近、一番気になっていた懸案が、見事に未回収扱いになってしまった事に、落胆を覚えました。。

まァ、、もしかしたら。。

後日、司馬尚と李牧の間で何が語れたのか?

反対していたカン・サロもが、納得するに足る、決断材料が、彼らの中で、どの様に共有されたのか??

読者も忘れてしまったタイミング等で、後日、語られる日がくるかもしれません。

とりあえず、今は合戦内容に注目していくことにいたしましょう。

キングダムネタバレ-いや、だからさ?その“何か”が何なのか知りたいんだよ。

李牧との出会いの回想から我に返った司馬尚さん。

ここで、亜光と倉央の参戦で、劣勢を強いられることになった味方に語り掛け始めます。。

 

司馬尚『聞け、青歌兵—、』

 

で—、冒頭のとおり、自分達が今回の戦争に参加した動機を語り出し、目的に立ち返って、青歌軍の士気を再度取り戻す事に繋がっていくのですが…、

ソコで語られた動機付けが、、冒頭でも紹介した通りの以下の台詞。。

 

『青歌が“他人の戦争”の加わったのは、我々、青歌が、“青歌の青歌”が“何か”を手にするため、そして、それを内外に示すためだ。険しい道を選択した青歌の人間を…、当主として誇りに思う。』

いや?

その“何か”とかって、めちゃクチャ曖昧に言っている部分が一番重要じゃないですか?司馬尚さん??

司馬尚さんも青歌兵の皆さんも、自分達が手に入れたいものが、一体何なのか、自分達が分かっていないまま、戦争することになったのか??

もしかしたら、青歌以外の人間にしか理解できない、最早“何か”としか説明の出来ない、貴重な概念を賭けて戦っているという事なのか?

いや、しかし、それだったら、司馬尚じゃ無しに、青歌外の人間である李牧の演説などで、どうして青歌民が戦争参加を選択したのか、青歌という集団の属性がますます、分からなくなってしまいました。。

まあ分からなくなってしまった。とは書いたものの。

一応、最後に司馬尚さん…、

『侵略者に示せ!青歌の刃は決して砕けぬ事を!!』とかっていっているので、結局、遠回しで謎の描写で悩まされましたが、普通に“秦から青歌を守るため”とか言えば済む話なのにと思ってしまいます。。

 

んで―、

結果、元気出た青歌兵。。

 

再び奮戦し始めます。

そして、王翦軍にとって間の悪い事に、、。

亜光の前に楽彰が追いついてきました。

倉央『くッ、こいつら再び士気が、、亜光!?』

亜光相手に、片目の失っても奮戦する楽彰。

頼みの亜光さんの手が塞がった今、早めに司馬尚を相手取る事に狙いを変える倉央ですが、、。

ここで、更にカン・サロが本陣前に登場参戦!!

倉央『糸凌は…!?』

あの?倉央さん、お気持ちは分かるのですが、田里弥の事も心配してやってくだせえ!!(泣)

こうして、再度、防戦に回る事になった王翦軍。

亜光と倉央は、それぞれ楽彰とカン・サロに抑えられて、司馬尚の抑えは誰がやるのか??

つーか、流石に次は王賁来るでしょう?

こないと、これじゃあ影丘からの冷や飯食わされ続けている立場に終止符うてないですよ?王賁さん。

いくらなんでも流石に、彼らのかませ期間が長すぎるような気が、、。

李牧は一瞬で本陣に戻ってんのに、、

飛信隊の右翼帰陣は、何でこんなにモタモタしているのだろう??

亜花錦も共に要撃体制入っているモノと予想します。

王賁が司馬尚の相手する事になるのなら、フテイがこの後取り掛かる仕事も、別の武将相手となる可能性が高いので危険が減り、ヤツは今回も死ななさそうです。

- キングダムネタバレ最新790話 以上 ―

次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。

皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。

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