( ズッコケコンビ(左)と優秀親子(右) 作画引用元 原泰久先生 作 キングダム788話)
王翦も何もセンですが、李牧さんも、今回、何もしてません。
雁門馬のスピードに任せて、李信から逃げまくった彼ですが、本当に状況が有利だと思ってんなら、司馬尚本軍にもうひと押しの援軍出すなり、すればいいのにと思います。
フテイ軍とカイネ軍で合計4万も兵を保持して遊ばせているだけの状態ですからね。
楽彰もカン・サロも、前線の倉央軍、亜光軍を無力化せんまま中途半端な戦果で、司馬尚本軍を先行させた結果、まんまと挟撃を喰らっている訳なので、本軍激突を急ぐなら急ぐで抑えに、自分がフテイやらと出てやって司馬尚を後方支援してやれば、本当に王翦詰んだと思うんですよ。。
思い返してみれば、ボロ砦で釣って、更に飛信隊を狩る為に、フテイ軍3万は使う余地があって、フテイが具申して来たのを却下した李牧ですが…、
その理由は、『李信はめちゃクチャ強いけど、云うてまだ普通の将軍だから兵を損耗するリスクを考えたら割に合わない。』という話でした。
だったら、その余剰兵力を、討取りの最大目標である、総大将王翦を討つ最大のチャンスを迎えた、司馬尚本軍の接敵に乗じて、中央軍方面に回せばヨカッタだけの話なのですが、その3万なり4万の兵力は、今使わなくて、いつ使うの??
この事実から分かる事は一体何なのか?
多分、李牧さん…。
節約とか、投資がめちゃクチャ下手な人物なのでしょう。
お金や資源の使いどころを、全然、判断出来ない方と言いますか。。
例えば、冬のめちゃクチャ寒い、老人がバタバタ死ぬような大寒波が来ていていても。。
カイネ『うー寒い。あれ?李牧さま、暖房付けないんですか?』
李牧『カイネ、いけません!ストーブを焚くと灯油が減ります。春が来るまで節約しましょう!!』
…などと抜かすに違いないでしょう。
他にもどうでしょう?
フテイ『あ、鉛筆が折れた。。李牧様~? 鉛筆削り貸してください。』
李牧『何ですってフテイ!? 何てバカな事を!そんなコトをしたら鉛筆が短くなるじゃありませんか!!』
李牧だったら、こんな感じの事、言いそうじゃないですか??
カイネ・フテイ『今使わなくて、いつ使うんだ~~~!!(怒)』
王翦が五分五分とも評価する戦局に、全く、自軍の兵力を動かさずに温存する、異様なまで節約好きな李牧さん。
せっかく、王賁も動けないと分かっているのに、勝ちたくないのでしょうか??
こんなに節約好きの李牧さんの事ですから。。
そのウチに…、
李牧さん『パンツは裏返して洗濯せず2度履きましょう、これで水道代を節約できます。』
バフージ君『臭すぎるー!』
李牧さん『任意保険など勿体無いです、車の運転は自賠責保険だけで十分です。』
馬南慈『最低か!金が無いなら車乗るなよ!!』
李牧さん『世界の食糧問題を解決する為です、ウンコは洗ってもう一度食べましょう♡』
遊牧王(幽繆王)『ほう李牧、これは何という料理だ??』
などなどと―、
節約好きが昂じて、周囲の皆さんに多大な迷惑を掛けないか、私は非常に心配です。
自軍の兵が減るかもしれないから、兵を出さない。。
いや?人命が掛かっているので、その気持ちは大いに結構なのですが、それで好機に兵力を出し惜しみにして、決め手を逃したら、元も子もなくなる訳じゃないですか??
勝てる戦でも、自ら泥沼化を招く、李牧さんと青歌連中。
ではでは、今回も次週のキングダム本編の予想を進めて参りましょう。
キングダムネタバレ-何もしない李牧、フテイ遊撃軍の使い度ドコロ。
フテイ遊撃軍には3万の兵力があるので、使いドコロによっては、極めて大きな圧力を発揮して、秦軍の不利に働きます。
現状、冒頭のとおり、李牧にとっての最大の戦果目標が王翦の首であるなら、今こそ、戦況が五分五分と云われる状況で、フテイを後詰で投入するべきと思うのですが…、
そういった素振りは、李牧さん全く見せません。。
ならば―、
それには、何か別の目的でフテイ遊撃軍を温存せねばならぬ理由が在るのかもしれません。
この点、単純に考えたら…、
防御目的である番吾城の防衛力担保や、余剰兵力を多く割いたはずの袁環さんらが危機に陥った際等の、防御目的への温存等は、スグに予想出来る事ではあります。
まァ、しかし。。
普通に考えて、城に全くの予備兵力も存置せずに野戦場に全員で出てくるなんてことは、先ず在りませんでしょうし。。
袁環さんも、馬南慈も、防衛ラインを複数に分けて敵の侵入ルートに対して、リスク管理を施す等の工夫などもしていて然るべきなので…、
どちらかというと、遊撃軍は、攻撃の決め手に温存して置きなのではないかと思えてきます。
そもそもからして、今回の李牧さんの戦いは、単純に番吾を防衛するだけの話では無くて、番吾の誘い込んでの王翦討が目的なので…、、
番吾の城を秦軍という危険に晒すのは、李牧さん取っては、防衛という目的の半分以上に、手段で在って、王翦さえ打てたら、番吾の住民らが多少どうなっても知ったこっちゃないってのが、李牧取る態度になってくるハズです。
勿論、番吾が陥落されてしまい、さらに占領までされて、他地域の補給線まで繋がれたら、誘い込み作戦とか以前の問題で、元も子もなくなるのですが…、
その観点から見れば、李牧サイドと王翦サイドで見てみれば、戦略目的上のゴール難易度が全然違って、圧倒的に李牧のハードルの方が低いことがよく分かります。
(※李牧は王翦を討てなくても撃退さえすれば、目標の半分である拠点防衛は達成されるため。)
ただし、これは—、
別段、王翦に勝つことを後回しにして良いという事にはならない点である事に、強く留意する必要があります。
何故なら、王翦本人が云うように、、。
青歌軍が負けて、野戦に出ている李牧が討たれてしまえば。。
その後は、如何に馬南慈達が頑張っても、王翦本軍からの本格攻撃に、番吾城守るモノが居なくなってしまい、城の防衛も王翦撃破も、李牧にとっての全ての戦略目的が果たせなくなってしまうからです。
でなんで、猶更の事。。
李牧としては、城が多少の損害を出そうが…、
飛信隊が帰陣して、王賁・玉鳳ひいては王翦軍が体制を取り戻す前に、フテイ軍を前線投入して、司馬尚優位の確度を上げるべきだと私は考えます。
キングダムネタバレ-李牧が青歌軍のフォローに動いていれば、もう趙軍勝利は確定していた。
逆に言えば、戦闘の大枠は、抜群の強度を誇る司馬尚らの青歌軍に任せておいて、、李牧が直属のフテイとカイネに細部を指示を出しながら、細部を補っていけば、逆に王翦の方が詰んでいたハズです。
どういった点を、李牧がフォローすればヨカッタのかと言えば…、、。
そう、上述の、司馬尚軍優位の確度の向上と維持、この点、特に司馬尚軍、彼ら自身がかなりのポンコツだからです。
今まで亜光や田里弥、糸凌等、、秦軍の有力武将を確実に殺害できる機会が在りながら、第1武将のカン・サロや総大将の司馬尚までもが、それらの全てをスルーしており、王翦のカードを減らすこともせずに、自分から厭戦を呼び込んでいるので…、
この点、李牧とフテイが自ら前に出てでも、要所要所で、彼らのミスをフォローすべきであったと考えられるからです。
この点の青歌軍は、ハッキリ言ってバカもいいトコロです。
司馬尚に至っては、ジ・アガのトコロに寄り道した際に、先ず王翦軍の優秀な戦術指揮官である田里弥を真っ先に始末出来ましたし…、
カン・サロに至っては、私情に囚われずに糸凌にトドメさえ刺していたら、最前線には誰も秦軍の上級武官はいなくなり、ジ・アガ軍の精鋭共々、戦力を最大化させた上で、倉央軍背後に襲い掛かることも可能になりました。
(また、カン・サロがバカなのは、『ジ・アガのダメージで糸凌が死ぬのがスジ』などと云ったばかりに、自分の部下やジ・アガの配下に、糸凌を討つ事まで、実質禁じてしまったのは大きな問題です。)
楽彰に至っては、亜光兵まで王翦本軍に流し込むという状況まで作り出し、完全に司馬尚の足を引っ張る事しかやって無いですからね。(汗)
(さらに、楽彰の最大のミスは、自分から亜光登場を王翦軍に宣伝してしまい、親切にも①後続する亜光兵-②亜光-③王翦本軍兵の三者を即応で現場一体化させてしまった事。司馬尚は、この人、将軍を辞めさせた方が絶対いいよ。)
勿論—、
これらの状況判断は、読者目線でこそ、司馬尚らが最前線でどうやって戦っているかは分かるモノの。。
本陣で待機している李牧が、上記の通りに、各場面ごとで司馬尚とカン・サロが、殺せるはずの秦軍武将を見逃しまくっている等の行動を、見通せるハズも無いという問題もあるので…、
李牧からしてみれば、まさか、青歌軍の連中がそこまで雑に戦っているなどまでは、流石に予想するのは無理だったとも言えるかもしれません。
しかし―、
李牧としては、別にそこまで再目的な情報が分かっておらずとも、最初から作戦の大枠で、司馬尚は敵の前衛など放置して、王翦本軍に突っ込む事が確定していたのですから、、。
その反応で、亜光、倉央、田里弥が、咄嗟に、王翦の保護に動き出した隙を狙って、カン・サロらと確実に敵の武将格を仕留めに掛かるように、並列作戦を展開することは全く可能だったハズです。
出すべき時に、何故か全軍を投入しなかった李牧さん。。
やはり、ココがスゴク惜しいと感じてしまいます。
しかし、そんな李牧さん。。
ここまでの状況が報告で分かっていながら、、、。
来週になっても、あと少しダメ押しすれば勝てる戦でも、結局、自分でフォローに向う事は絶対にやらんのが私の予想です。
序盤で、亜光や李信を誘い出す等、明らかに成功確率が低くて無理がある作戦では、何故か張り切って前に躍り出る李牧さんなのに…、
その反面で、勝利の確度が高い行動なのに、ここ一番の作戦の大詰めで、何故か全く動かない李牧さん。。。
どう見ても、リスク配分が完全にバグっているのですが、これは、桓騎に頭を割られたショックがまだ残っているのでしょうか?
うん、きっと多分そうに違いない。
キングダムネタバレ-番吾城の罠
上記の通り…、
李牧さんとしましては、まさか司馬尚軍が、あんなに雑い戦いをしてていて、王翦を討つ決め手が出なかったなどとは予想も出来なかったことでしょう。
言い換えれば、相当のお人好しなのかもしれません。
しかしそんな、いくらお人好しの李牧さんでも、絶対に信用できない人物が、今の趙軍に紛れ込んでいます。
それが、骨珉伯さんです。
この骨珉伯さん。
少し振り返ってみれば分かる通り、宜安戦でも楽彰・上和龍を抜いた飛信隊・楽華軍の監視を李牧から命じられていた武将なのですが。。
飛信隊・楽華軍が闇夜に乗じたとは言え、自軍のテリトリーで、丸々万単位の敵軍をロストした挙句、あまつさえ宜安城を陥落させるまでの失態をしでかした人物で、そんな奴が何の降格も無しに相変わらず将軍やっているのが、趙軍の目出度い部分でもあったりします。
これは恐らく、地方分権上、地元宜安方面の地盤の強力を得るためにも、こんな馬鹿な将軍であっても、それなりの待遇を与えて接してやらねばならない李牧の実情が隠されていたり居なかったりするのではないかと、個人的には脳内補完をするところで。。
李牧としては、宜安の兵を動員させてもらえる反面で、少しでもこの骨珉伯がどんなミスを仕出かしても、軍にとって実害の乏しいポジションを与えるという形で対応しているのが、彼らの関係なのではないかと予想しました。。
して…、事実、馬南慈軍と戦たことの在る、王翦だからこそ、馬南慈が筆頭で指揮する番吾城方面軍を、“李牧直下の強軍”と評価しているのですが…、
骨珉伯と舜水樹のポンコツ振りを目の当たりにした事がない王翦が…、
そうとは知らずに、馬南慈&バフージ親子と同列に評価してしまっているこの画像には、私は笑いを禁じ得ません。
骨珉伯と舜水樹、王翦にそれほど知られていなくてヨカッタじゃねーか?
"李牧側近の強軍“だとよ!!
ギャハハハハーーーー!!
そして―、
ココからが本題なのですが、王翦からの評価は別にして、流石に李牧までが、骨珉伯をそこまで評価しているとは思えません。
間違いなく、彼がミスをやらかして抜かれるという前提の下、作戦を構築しているに違いないです。
そして、それだけでなく、、。
元より、番吾城に接近したのは、楊端和軍の中でも、極一部の小部隊。
エンポ爺たちも含まれているので、壁さん救出程度の戦果には繋がるとは思いますが…、
流石に、番吾城を陥落させて制圧するとなれば、幾ら屈強な山の民の戦力でも、これだけでは足りません。
楊端和とエンポ爺が、城への到達が『早すぎる。』と疑念を抱いているように、、。
壁さんが牢屋の中で語っていた、番吾城の罠が、ここでこそキタリ達に牙を剥くでしょう。
その罠とは何なのか?
罠と言えば何でしょう?
例えば、予想するに、この番吾戦が開幕した2023年後半には、映画スーパーマリオブラザーズが大ヒットしていましたので…、
それをご覧になられた神(作者)様が影響を受けられ、番吾城から壁さん至るまでの道に、マリオ仕様のアクションゲームステージが用意されている等の可能性が極めて高いでしょう。
キタリの城内に侵入後、李牧が予想してないところで、壁さん達が呼応して、奴隷軍団で内応し始めるとアツい展開が待っているかもしれん。
頑張れキタリ。
頑張れ壁さん。
でもまだ早い、合体するのはアトにするんだぞ。
- キングダムネタバレ最新789話 以上 ―
次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。
皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。