( 李斯、韓非子、ヨウカ:作画引用元 原泰久先生 作 キングダム)
なんか、李斯としては非常に難しい局面に追い込まれているような体になっていますが、よくよく考えたらそうでもないです。
韓非子が諜報団の長だと分かった以上、もう法家ではなく、そっくり諜報機関アドバイザーとして再雇用すればいいじゃないですか。
韓に対しても、表向き、法家として登用した、もしくは自殺したことにでもしとけばいいと思います。
姚賈に関して言えば、前々から、当ブログでも書いている通り、対趙方面の上級諜報員が姚賈一人だけなのがマズイのであって、当面、姚賈は泳がせておくでいいと思います。
まあ、姚賈に関してもう少し言えば、原作を振り返ってみれば分かるように、実は、諜報員として、実際はそんなに役に立っている訳ではありません。でなんで李斯的には別にソッコーで切ってしまっても全く問題ないでしょう。
鄴攻め編以降で、特に顕著だったのは、対趙戦線的には、ほぼ王宮経由ではBなく、王翦自前の情報網で活動していたのが事実なのではないでしょうか?
王騎軍時代から引き継ぐ騰もまた、独自の諜報部隊を保有しているのも有名な設定なので、寧ろ、秦軍の諜報活動の重点は各郡の保有する情報部隊にあるべきなのではないかと考えます。
実は、コレ六大将軍制度との整合性でも重要です。
嬴政と昌平君が六大将軍に戦争の自由を与えるってんだったら、それは即ち、『六大将軍が自由に意思決定できるように、情報機関も六大将軍がそれぞれ自ら持ち合わせなければ、全然、機能しないよね』って話でもあります。
将軍に即断即決の戦争の自由が在って、意思判断のスピードで他国に勝るというコンセプト自体は悪くは無いのですが、問題はその実務性ですよ。
結局、本営由来の諜報機関に意思決定のリソースを頼らざるを得ないなら、六大将軍制度は完全に意味を成しません。
そして―、
各軍団ごとの諜報部隊という意味に於いては、、。
今こそ、重厚極大チンポを保有する(※であろう)昂クンを、敵国の各後宮、将軍たちの妻の下に送り込み、ロウアイ方式で敵国を混乱に貶める可能性を有する飛信隊こそ、情報の収集と攪乱の意味において、最大のポテンシャルを有する部隊で在ることとが良く分かります。
飛信隊諜報団:-珍保昂-(チンポコ)
来るべきキングダムの新時代。
彼らの暗躍により、飛信隊が中華全土に羽ばたく日がくる事を願って、こ、今週も、ぼ、僕らの、し、神聖に、して、お、犯す、べ、べからずな、キ、キングダムに、ついて、予想を、す、進めます。
キングダムネタバレ-李牧と韓非子の思惑に驚く李斯
韓非子から、姚賈が既に李牧に寝返っていると告げられ、非常にショックを隠せない李斯ですが…、
冒頭で書いた通り、別段そんなに驚く話ではありません。
キングダム作中に於いても、何処の国も諜報活動やってるワケですから、秦も秦で最初から、『二重スパイぐらい発生するなんてあり得る話だよね。』という方針で、淡々と必要な施策を打てばいいだけだと思います。
これも冒頭で書いたとおり、しばし姚賈を泳がせておいて、対立軸になる姚賈以外の情報ルートを複数構築すればいいだけの話です。
なので、李斯を有能設定にしておきたいたいなら、壁さんみたく、大袈裟に驚かせている場合じゃありません。
というか、李斯も大王も是非落ち着いてもらいたいものです。
冒頭の六大将軍制度の話、然り、今は将軍たちに戦争の自由を与えている訳なんですから、本営が、諜報機関の元締を握ってどうこう言っている場合じゃないんですよ。
それに、李斯と昌平君??
アナタ達、別に、本営に優秀な諜報部隊が本当に在ったとしても、絶対にソレ、活かしきれないでしょうよ??
特に昌平君の方。
何度も当ブログに書いていますが、そもそも論、宜安戦の失敗と桓騎の喪失は、情報の有無とか精度以前の話で、目的自体が無用で無駄だったという話です。
ワザワザ邯鄲目前まで迫った局面で、“捕らぬ狸の皮算用”の発想で、言わば『そうだ、京都行こう。』的な、思い付きレベルの発案で宜安を攻めるという目的自体がどうかしています。
さて、宜安戦の話は済んだ事なので、話を戻すとして、予想をすべきは李斯の対応です。
上記には李斯のやるべきことを提示してみましたが…、
まぁ、キングダムは劇作なので、いつもの王宮内での戦況報告のトキと同じように、しばしの間、李斯は驚くおじさんの役に徹する他無いでしょう。
李斯は李斯で、姚賈に何か大きな信頼を寄せている様なので、ショックは受けるでしょうが、重要なのは、そこから李斯がどう具体的対応を見せるかなのですがね。
しかし―、キングダム的にはソコは後の話だと思います。
作品としては韓非子の言の裏どりのトコロから、話が再開するんじゃないでしょうか??
そして―、
情報分析者として、韓非子から、下記の3点の重要事項の申し送りが為されるものと予想します。
①李牧がどのタイミングで姚賈を掌握していたのか?
②李牧は姚賈を通じて、秦から何の情報を得たいのか?
③韓の間者としての目的
①と②は、韓非子側の裏取りとして、姚賈が裏切っている事の状況証拠として李斯を説得するために必要。
③は既に自分が身バレてしまった以上、手の内を明かして、信用を得るたに必要な事項と考えます。
①については李牧の青歌亡命後の話だと予想します。
そうでないと李牧が無能過ぎる。
②については、既に姚賈が語っていますね。
『秦の次の標的は韓か秦か?』についてでしょう。
まあ、③については何でしょう??
宝朱さんの家聞いて、本当に宝朱さんの家で逢引するだけで終わった紀月さんの姿を見ていると、『ホント、何がしたいのコイツらww』で片付けてしまいそうになるのですが…、
多分、コレは②と近いでしょう。
趙を攻めあぐねた秦が、次に韓に襲ってくるのを防ぐための妨害工作の為の情報収集&攪乱といったところなのでは無いかと予想します。
キングダムネタバレ-李牧が凄いんじゃなくて、秦の設定がテキトー過ぎるだけ。。
毎度毎度の話だが、今回の話も、別に李牧が情報戦方面に於いて、もの凄い実力を有しているって訳じゃないんですよ。
秦の設定がテキトーすぎて緩過ぎるだけなんです。
冒頭で書いた通り、六大将軍制度を実行してるんだから、そもそも本営で諜報機関を掌握しようという発送自体がどうかしているし、根本的な部分で組織作りに秦が失敗しているだけの話です。
この点、旧六大将軍制度って、情報の制御という意味に於いても、本当に上手く設定できていたと私は思う。
これは何度か書いた話だが、本編でも大大である昭王も最前線に出て、一緒にユニットとして戦っていたわけだし。
大本営中枢といってもいい、軍師胡傷自身が六大将軍だったので、情報の総括元も本国ではなく戦場その場にあったわけなので、そりゃ作戦展開も状況対応も今の六大将軍設定と段違いレベル違いに有能だったわけだ。
でなんで、今更、情報機関を誰に任せるとかヨウカが裏切っているとか、裏切ってないとかそんなレベルで大王も昌平君も悩んでるんじゃなくて、いろいろ再出発したほうがいいと思う。。
神(作者)様、どうか秦国の新規情報機関創設のために、飛信隊諜報師団:-珍保昂-(チンポコ)の採用お願いします。
― キングダムネタバレそれ最新764話 以上 ―
次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。
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