(李牧:作画引用元 原泰久先生 作 キングダム第738話)
毒トラップ発動で、赤麗城の憂いが無くなったと興奮する趙軍の皆さん。
李牧も、桓騎を指して、『袋の鼠』と豪語していますが…、
コレってまたまた桓騎を取り逃がす前振りですかね??
桓騎であれば、河了貂や蒙恬の予想の範囲を超えて、まだまだ李牧の想像の外で、なーにか仕手かしてくれそうな気がします。
例えば、鹵獲した宜安城の趙兵の装束に身を包んで、フツーに、李牧の背後に回って“ブスッ”とか!!
まァ、流石にそれは無いにしても、既に作中で“肥下”の地名も出てきているので、しぶとく桓騎が肥下城にまで逃げ込んで、自信満々だった李牧の作戦も泥試合にまでもつれ込むくらいの事なら、造作もなくやってくれると予想します。
ただし、最終、桓騎が肥下で戦死するか、もしくは敗戦して燕に逃げるかするのは、予想が簡単である反面で、李信と蒙恬たちがどうやって秦に帰還するのかは、考えるのが難しいです。
何が事情が働いて、李牧軍が包囲を緩めるなり、解除するなりでもない限り、地力で秦国の国境までたどり着くのは不可能でしょう。
毎回のことながら、李牧の油断も大概ですが、秦軍も今回は開戦前から非常にグダグダなので、この点で、後で大きな帳尻が合わせが描かれるのかもしれません。
ではでは、今回もキングダムネタバレ予想を進めていきます。
キングダムネタバレ-ビビッてマジレスする河了貂と摩論
河了貂…。
前々回までは、“李牧が戦力を集中して、イキナリ宜安城を攻めて來るハズが無い。”と予想していましたが、いくら何でもムシが良過ぎたようです。
考えてみれば、そもそも論、籠城って救援をアテにしてこそ成立する作戦なのに、宜安は完全な敵地な訳ですし…、
・桓騎が生きているかどうか?
・味方がある程度生きのこってくれているかどうか?
・赤麗城が落とされていないか?
蒙恬も、宜安城を攻める前から、わきまえていたように、殆どが他力本願の運頼みの状況から、宜安城籠城作戦は始まりました。
普通に考えて、赤麗城が健在であろうがなかろうが、31万人もの規模を誇る李牧軍が、半分でも結集して宜安城に向ってくれば、それで終わりだと思います。
なのでこの点、李牧も李牧で、31万人も動員しておきながら、赤麗城が残ってて憂いになるとか、何の為の大動員なのか、本人もイマイチ自分が何をやっているのか、よく分かっていない様子なのが伺えます。
とは言えですよ?
結果的に、毒トラップで赤麗城の無力化に成功した李牧は、全軍を宜安城包囲に差し向ける事に成功しました。
普通に考えると、いくら何でも31万人の全員が、宜安城の総攻撃に参加しようと思っても、物理的、空間的に無理だろうという人数規模になると思うので…、
攻撃に参加できない人員は、外に重もの包囲を何重ねて、秦軍が逃げられないようにする為の役割になるのではないかと予想します。
恐らく、次回のキングダム…、
ビッシリと敷き詰められつつある敵の全軍包囲を察知して、先ずは、河了貂と摩論の驚き役軍師の二人が、報告を聞いて、慌ててマジレスを飛ばしまくると云ったあたりから始まるのではないでしょうか?
摩論も今回、普段から紳士とか軍師とか言っているものの、何も作戦考えていませんし…、
河了貂も、李信が会戦で“火を起こす”とか言い出してから、解説役に徹するばかりの状況がつづいています。
間違いなく、次回も二人して分かり切った事を囃し立てながら、大いにピエロとしての役割を演じてくれるでしょう。
で、問題はその先です。
桓騎軍としても、今更、後戻りも出来ないし、軍力が突然回復するなんて事も無いでしょうから、ここから出来る事をやるしかありません。
それと同時に、李牧も李牧で、状況に合わせて、必ず親切なミスを積み重ねてくれることでしょう。
でなんで、この観点から、いまの桓騎軍に出来る事と、それに合わせて李牧軍サイドがどんな落度を展開してくれるかについて、予想を進めることが可能です。
キングダムネタバレ-肥下を狙う桓騎軍
先ず、間違いなく、桓騎は肥下を射程に定めるでしょう。
で、ここから想定可能な作戦としては、宜安城を囮にして、若干名の部隊で桓騎が肥下を落としてしまうまでの流れです。
李牧も李牧ですが、桓騎も桓騎でどうかしているオメデタイ武将です。
今回、宜安城の城を砂鬼一家と氾善一家だけで落とせると思ったのか??
前々回の375話の会話では、宜安城の陥落について、明らかに飛信隊と楽華軍の協力までは想定していない前提で、李信と話をしていました。
この点を鑑みれば―、
神(作者)様的には、実際の城の陥落という事案の難易度をさて置きつつ…、
桓騎率いる手勢に加え、砂鬼一家と氾善一家の組だけで、宜安城住民の疎開先である肥下城を占領しようとする無茶な作戦などが普通に描かれそうな気がします。
この場合、飛信隊ですら怪力3人衆が死にかけになってまで、宜安城を落とせたのに何でそんな簡単に肥下が落とせるとか思うんだよ!?とか、読者の総ツッコミが入るやもしれません。
しかし、まァ、桓騎が肥下を占領できた理由付けは、神(作者)様であれば、なんでも後付け可能でしょう。
“流石に李牧も疎開先の肥下までは兵員を厚くできていない“とか、そんな程度の話で収拾をつけるのは可能だと思われます。
しかし―、
そうなったら、そうなったで、その間、必死こいて、飛信隊と楽華軍は、僅かな味方だけで、宜安の城壁を活かして、防御戦闘を頑張るしかありません。
どうやら、飛信隊と楽華軍は併せて1万人程度の兵力が稼働可能の状態らしいので、たったそれだけで来るかどうかも分からない援軍を頼みに頑張ることになるでしょう。
うん、大変だと思います。
しかし、当初、河了貂が計画していたみたく、仮に赤麗城が健在で、攻めてくる李牧軍が10万人程度であろうが、そうでは無しに、現状の31万人の兵力全振りだろうが、コレって今更、戦闘の難易度に違いが出るのか?
冒頭にも書いた通り、正直言って、10万だろうが31万だろうが、今更、桓騎軍にとって、もうそんなの殆ど関係ない段階だと思います。
もう殆ど出来ることも、手詰まりである状況も変わりがないので、とにかく神(作者)様の気が変わるまで頑張るしかないでしょう。
李信、河了貂や蒙恬の想定していた以上の李牧軍展開が、予想を上回るスピードと規模で展開されて、桓騎軍一同はビビる。
とりあえず次回の738話の顛末としては、先ずは李牧軍が到着して、迎撃の準備も不十分な状態で、不意打ちに近い状態で戦闘がスタートするくらいまでが描かれるぐらいじゃないでしょうか。
まあ、それプラス、宜安城には、李牧が備えをしてあったといっても、多少なりとも人質に等しい、趙の住民と捕虜兵がいるので…、
李牧的には、圧倒的兵力差を語って、降伏の選択肢を与えるといった局面も描かれるのではないかと予想します。
或いは、もう少し踏み込むと、河了貂や蒙恬がここで、李牧の語り掛けに対して、もう一工夫を凝らして…、
城の住民を解放するまで、総攻撃を待つように李牧に返答して、時間稼ぎをする程度の足掻きをする等の派生的な状況も生まれるかもしれません。
もちろん、神(作者)様がここまで飛信隊と楽華軍を追い込んでおいて、どうやって生き残させるかも問題になってきます。
それはそれで、また、次回以降の予想で進めて行きたいと思います。
キングダムネタバレ-生存説か死亡説か?
李牧軍約31万人 対 桓騎軍約1万(飛信隊と楽華軍、桓騎本隊数百名)。
数字で語るとコレです。
もう、なんか神(作者)様も投げ遣りに、今のキングダムを描いているような気がします。
この先の、予想を展開するうえで、重要なのは、これから先の桓騎の運命について、後世に解説されているトコロの死亡説(戦国策)と生存説(史記)のどちらを神(作者)様が採用するかです。
まぁ、肥下の戦いで李牧に負けてからは、歴史的の舞台に登場しなくなるという意味では同じなので、どっちでもいいと言えばそれまでなのですが…、
ストーリー漫画として、盛り上がりとして考えてみれば、これはどうなるか重要です。
個人的な予想として、先に結論を書いてしまいますが、私は“死亡説”の方で描かれるのではないかと予想します。
理由は単純で、いくら何でも、これで桓騎を仕留められなかったら、李牧がアホ過ぎて、何でこんなヤツに王騎とヒョウ公がヤラれてしまったのか意味不明にまで墜ちてしまうからです。
まぁ、例えば“呂不韋方式”で、実は死んでなくて、コッソリと東の燕に亡命してみて~…、とかも、確かに無くはないですが、これはもっと酷いと思います。
それだとなんか、桓騎も普段偉そうに語っているクセに、結局、自分自身の死だけはちゃんと恐れているだけの普通の人間で終わってしまうからです。
また、宜安城の抵抗から、桓騎が肥下城に狙いをつけて行動を展開するのも予想できるのですが、逆に言えば、この程度の行動選択については、流石に李牧も予想するでしょう。
そうじゃなくて、ホントに桓騎が住民の疎開先を狙うという発想についての視野を李牧が持てないなら、黒羊戦で、李牧は一体何を検証していたんだよ?と、アホ過ぎて、絶対に慶舎が浮かばれません。
結果として、桓騎が肥下【何もしない中間の奴ら】に矛先を向けて行動を開始したその先に、李牧の待ち伏せにあって、ゼノウが最後のひと暴れ、一部、リン玉さんや黒桜辺りは、那貴が要撃に現れて助かるものの、桓騎自身は討ち死にする形になるのではないかと予想します。
― キングダムネタバレ最新738話 以上 ―
次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。
皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。