(蒙恬:原泰久先生 作 キングダム第732話)
田有、中鉄、竜川の三名。
生きててよかった~~~~~!!!
まさか、砂鬼一団が回復系ユニットだったとは。
今は懐かしい京令医師団もビックリですww
いや、しかし前半はマジでビックリしましたよ。(汗)
田有、意識不明。
竜川、中鉄も体温低下。
信も完全に失意を見せて、崇原が不可抗力と弁明する始末…。
開門後の戦闘描写は無く、あっという間に宜安城を全面制圧した模様が描かれていましたが、飛信隊の重量級三人が一気に犠牲になんてどーいうこった!?
と、思った直後、砂鬼一家が再登場。
見事に、三人の一命を取り留めてくれました。
なんとなんと、いくら何でもステキすぎます。
ただ何となく、“死ぬ―”と見せかけて、田有たちは死にませんでしたより。
砂鬼一家の手が加わって、助かりましたなら、まだ復活に理由があるのと意外な彼らの見せ場を楽しめたので良かったです。
もう、砂鬼さん好きですww
まあ、でもしかし―、
その反面で、信の戦闘指揮がヘボで、田有たちにとって余計な災難であったのは間違いない。
もう、信はしばらく喋んなと言いたい。
そう、今週も信、ダメな隊長なダケでなく、余計な一言や二言が多すぎるんですよ。
壁さんあたりが、戻ってきて殴ってやらなきゃダメでしょう。
ではでは、今週もキングダム本編を振り返っていきましょう。
いや~、それにしても田有たちが活きてて良かった~。
キングダムネタバレ-ブラックジャック砂鬼
宜安城陥落。
カナリ広い城なのですが、楚水さんたちが突入した後、飛信隊と楽華軍が全面展開。
恐らく、城主とその側近を捕虜として、制圧完了したことから、それなりに居たはずの守備兵もアッサリと投降した模様です。
さて、城中に騎馬部隊として参入した田永。
開城の発端となった城門付近まで来たところで、歩兵団指揮をとっていた信たちと合流、ですが…、
何か様子がオカシイです。
彼が見たのは…、
呆然自失した信と、その足元で倒れて動かない田有。
田永『!?』
どうした!?と駆け寄る田永ですが、泣きわめく干斗ら兵卒に…、
城壁からは尾平が、意識不明で体温喪失が進みゆく竜川を発見。
その近くでも仲間の呼びかけに反応の無い中鉄が、同様に倒れています。
古参の三人が一度に!?
田永が『ふざけんな!!!』と読者の気持ちを代弁するように、叫び声を上げます。
同時期、河了貂にも、三人の容態の報告が入ります。
蒙恬と共に、宜安城の占領計画の細部確認を進めていたと思しき彼女ですが、急ぎ、この場を蒙恬に任せて伝令係の求める持ち場に移動することになります。
実は、今回のキングダム。
後述しますが、田永たちの元に、この河了貂が、駆け付けてくれた事が今回の話の最大の幸運だったりします。
モブ飛信隊兵A『田有さん、竜川さん、中鉄さん三人を一気に失ったら飛信隊はこれから…。』
モブ飛信隊兵B『オイ!?』
信『俺のせいだ…。俺が三人に無理をさせ過ぎた…。』
崇原『違う、それぞれが死力を尽くした結果だ。誰の責でもない! しっかりしろ!! ここでお前が下を向いたら俺たちは…!? 信!』
項垂れる李信。
そこに河了貂が到着します。
うん。
確かに、怪力三人衆に対する支援攻撃が足りていなかったのは、間違いないように思う。
そして、これまでの飛信隊の実力を鑑みれば、本当に田有らをロストするような戦闘か!?と問われれば違和感しか感じない。
崇原は励ましてくれているけれど…、
将軍に昇格して、注意してくれる隆国や騰みたいな上位監督者が周りにほぼ居なくて、隊長としての己を反省する機会が少なくなっているのは、個人的には心配しているのだよ。
マジで。
いや、しかし、今はそんな事より、田有たちの安否が気に掛かります。
信に再び語り掛ける崇原。
その前に突如、砂鬼の一団が登場します。
ドンッ!!
河了貂『砂鬼一家!?』
信『何だ、今は手前らに構っている気分じゃねェんだよ!!』
はい、ここまでは、まだ、信の気持ちも分かります。(1回目)
砂鬼『その男、まだ息はあるか!?』
河了貂『?』
信『ああッ!?』
砂鬼『どうなのだ?』
干斗『息は、辛うじてあるけれど…。(汗)』
砂鬼『だったら、その男を我らに渡せ。』
飛信隊一同『え?な、なんだと!?お前ら田有さんに何をするつもりだ?』
信『ふざけたこと言っていると、マジで真っ二つにすんぞ手前ら!』
まあ、ここでも、話を聞く前なので、一応はまだ、信の気持ちは分かります。(2回目)
砂鬼『ふざけた事ではない、宜安に入場した礼に、その男を砂鬼一家が治療してやると言っているのだ。』
信『なッ?』
河了貂『ち、治療?』
田永『さ、砂鬼一家が!?』
信『ふざけんな!死体を弄ぶだけのお前らが何が治療だ!失せろ!!』
トン兄弟『田有さんに近づくな!!』
砂鬼『…。』
ちょちょちょちょッ!?李信将軍!?
流石にコレは落ち着いて~~~~~~!!!
つーかさ!?
別に李信個人は尾平から、『桓騎軍で拷問の専門部隊だったのが、砂鬼一家って聞いてる。』と伝聞を得ただけで、桓騎本人とは違って直接何かトラブルがあった訳でもなく…。
出陣前の那貴との仲介を経た会話でも、他の桓騎軍のヒャッハー!な連中と違い、事実、一貫して落ち着いた話のできる連中であったのを見ているハズなのですが…、
ここでイチイチ激高してたら流石にマズいッショ!?
それこそ本当にお前の責任で田有たち死んじゃうよ!?
将軍だったら戦闘だけじゃなくてさ!?
出会った相手を吟味するとか観察するとか普通に必要だと思うのだが…、相も変わらず、集団の中での李信の気質が、リーダー的というよりかは、精々、特攻隊長程度のメンタリティしか持ち合わせていないのは完全に問題だと思います。
強いて言えばどうでしょう?
那貴が将軍で⇒元ヒョウ公軍隊長が我呂⇒その内部の特攻隊長:李信(主要任務:干斗たち若手の取りまとめ)と云ったように…。
最早、彼のリーダー能力って、実質的にこの程度じゃないでしょうか!?
で、地味~ですが、ここで今回、飛信隊で最大の働きをしたのが河了貂です。
河了貂『待って、治せるの??』
砂鬼『さアな。既に手遅れかもしれんがそうではないかも知れぬ。』
『ただハッキリ言えるのは、長年死体を切り刻んできた我々は、骨、臓物、人の体について誰よりも詳しくその扱いに精通しているという事だ。』
崇原『…確かに。』
信『….…!』
砂鬼『助けたいなら急げ、いかに我らとて死人を生き返らせる事は叶わぬぞ。』
河了貂『信!』
信『死なせやがったら許さねえぞ。』
いや、頼む側がその言い方はないでしょ!?
砂鬼『別にお前の赦しなどどうでもいい。最善は尽くしてやる。』
ホラ、砂鬼の方が100倍大人対応やん!?
で、砂鬼の指示に従い、手術の準備が整い執刀開始。
現代医療ドラマと同じシーン展開で、術室の前で、信と干斗たちが三人の無事を祈りながら、待機を始めます。
三人の想いに耽る信。
田有『お前の部隊で戦ってみてえと思っている奴はキット俺だけじゃねェぜ。』
うんうん。
竜川『行こう隊長、オイラ達の手でまず一つ勝をつかみ取ろう。』
懐かしいセリフだね。
中鉄『テェエエツ。』
え?
確かに、中鉄さんの台詞はこれだけだけど…、
はァァ!?
中鉄さん!?
こんな時にもネタ扱いですか!?
こんな扱いじゃ、絶ェ~対に死ねませんよねェ!!
いっそ中鉄さん、こうなったら死ぬまでに、ピンチの時になったらキュピーンと覚醒して、いつもの脳筋キャラからもの凄く知性的な口調で仲間に指示を出して、かつ、倍速の運動性能を発揮するユニットに変貌する等の追加機能が欲しいくらいです。
強いて例えるなら、ユニコーンガンダムのNT-D発動や、ガンダムヴァ―チェの外装パージ化(ナドレ化)に類する強化プランと言えるかもしれません。
キングダムネタバレ-蒙恬の語る二つの望み
飛信隊が怪力三人衆の回復を祈る頃。
中心となって宜安城占領施策をすすめるのが蒙恬です。
物見を発した蒙恬ですが、ここで陸仙が、そういえば?と質問。
宜安城陥落後の、飛信隊と楽華軍の助かる道として、“他力ながら二つの要因が必要”と語っていたことが思い出されました。
陸仙『なんです?二つの事って。』
蒙恬曰く―、
一つは赤麗城の残存。
二つは桓騎将軍の存命。
というのが今作の結論でした。
うーん、桓騎が生きのこるが前提って部分だけは当たったのですがね。
しかし、この蒙恬の回答にも、しょっぱい反応を示す、陸仙と愛閃の副官二人。
まず、蒙恬が赤麗を頼みとしているのは、生き残った桓騎軍の残党が入場して、それなりの戦力として復活することを願ったものです。
愛閃『我らの北部侵攻が読まれてたなら、既に赤麗は我らが出陣したあと、奪い返されているやも。』
蒙恬『ああ、その通りだ。だから他力頼みを言っている。』
で、そこに二つの目の桓騎将軍生存という観点が加わります。
桓騎が生きていれば士気が吹き返すからとのことです。
これに、赤麗城という二拠点残存の状況が加われば、李牧軍が戦力を二分せざるを得ないので、一日でも籠城を続けることができる可能性が高まるのが蒙恬の狙いです。
あとは、本国からの援軍待ちで。
愛閃『本当に他力ですね。』
蒙恬『ああ。』
しかし、この他力本願、個人的には叶うような気がしてなりません。
何故なら、李牧が油断してミスればいいだけなのですから。
1000%叶うような気がするのは私だけでしょうか!?
蒙恬は二つの要因と語っていますが、これも強いて言い換えると…、
『いつも通り李牧が油断してくれればいい。』という、たった一つの要因に絞れるのではないでしょうか?(笑)
油断専門の職人集団 CYO-(趙)。
油断(YUDAN)―、それは趙国の伝統芸能。
日本にTUNAMIがあれば、趙にはYUDANという特有災害が存在。
他力というか、もうキングダムの見せ場芸の一つとして確立している趙の油断なので、何か蒙恬に焦らされているような気がして、否応にも期待が膨らんでしまいます。
そして、その頃-。
砂鬼と望楼で待機している那貴。
そこにやってきた信。
沈痛な表情を浮かべながらも、先ずは信が一言…。
信『砂鬼一家、てめェらはクソだ。』
先にその台詞かよ!?
信『だが、今回はお前たちの術に助けられた…、隊長として礼を言う!!』
いやいやいやいやいやいや、礼になってないでしょ!?
信『砂鬼一家、てめェらはクソだ。』⇦今、コレ言ったらアカンやろ。
もう、さっきから、口の利き方がチンピラそのものでしかありません。
どんだけ立場を弁えていないんだよ、将軍李信!?
勿論、直接、砂鬼の手に拠る被害に遭った方々がいることに対して、申し訳ない事実があるのは確かでしょう。
しかし―、
軍属で同じ作戦に参画している信が、今の時点で是を云うのは違うと思います。
事実として、始めて会った人間相手(砂鬼)にこんな事を言うなんて、人として李信の方が劣っていると思うのですが、信の暴言はまだ続きます。
那貴『三人とも…、助かったのか!?』
信『ああ、三人ともだ、しばらくもう動けないだろうが、三人は命を取り留めた。悔しいが砂鬼一家のお陰だ。』
いやいやいやいやいやいや!?
助けてもらって於いて、何が“悔しい”ですか!?
それ、明らかに砂鬼一家の皆さんを下に見ていますよね?
絶対に口にしてはいけない言葉だと思うのですが、今戦の信は、指揮官としてどうかしているだけでなく、一人の人間として自分を見失っているのではないでしょうか?
彼も、もともと下僕の一員で『国とか王とか知ったこっちゃねー!』とか吠えていたトキの気持ちをスッカリ忘れていませんかね!?
強いて言うなら何でしょう?
クラスで自分より成績が低いと思っていた奴に、テストの点数を抜かれたトキの気持ちと言えばいいのでしょうか??
なんにしても信の態度は良くないです。
しかし、砂鬼姉さんは一貫して大人対応。
砂鬼『そうか、助かったか良かったな。ならば、我らが死体を弄んで得た知識と術に感謝せねばな。そうであろう飛信隊 信。』
信『クッ!?』
少し言い返されただけで、砂鬼さんを睨む信。
こういう些細な反応ほど、否応なしに信の小物感が際立ってしまいます。
那貴『まさか、そういう目的でやっていたとも?』
砂鬼『さあな、だが桓騎は無意味なことはしない男だ。あいつがやるコトは行くにも意味がある。』
『あいつが砂鬼を今の姿に作り替えたのも、大きな意味があった。』
律儀にも、宜安城陥落を成したいま、約束とおり、自ら桓騎との出会いの続きを話始めた信。
また来週も、信が小物感丸出しでギャンギャン嚙みついてきそうですが、砂鬼の話の続きに期待。
― キングダムネタバレそれ最新732話 以上 ―
次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。
皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。