( 曹波広 作画引用:原泰久先生 作 キングダム第709話)
戦争なんて漫画の中だけで十分ですよね。
あ、突然すんません。
実際、ウクライナでボンボン爆撃やらなんやら食らっている映像など見た日にゃ、俺たちゃこんな平和ボケな国の、戦争ゴッコ漫画を読んでられてホントになんだかな…。
などと、妙な気持ちにさせられてしまいます。
ロシアはウクライナ全土…?
最低でも首都を掌握するまで攻撃を止めないのでしょうか?
日本は?
日本人はどうすりゃよかったんでしょうね??
俺はアホなので、具体的なことはスグには思い浮かびません。
いや、まじでキングダムの感想とか思い浮かばないほど、ちょっと今回は気持ち萎んで書けないかも。
まあでも、キングダムからも少しは学べることもあるはある?
ごっちゃにしてはいけませんよね。
ホントすいません。
ではでは、今週も本編を振り返っていきましょう。
キングダムネタバレ-練兵ナシの突然招集
秦東北部軍の皆さん。
先週、昌平君号令の下、20万人規模の太原結集および出立がなされた秦軍援軍。
率いうる武将は急造半モブ将軍で、今週さらにフタを開けてみれば、麾下の雑兵の皆さんの様子が描かれだされています。
実際に、前回の描写でも、秦東北部の各城邑から、百人、数百人規模ずつ、急遽多数の人員が集められてきた様子が描かれてきましたが…、
なんでしょう?
今週は冒頭から、いつもにも増してイヤに牧歌的な雰囲気が漂っています。
前回のラストで、狼孟のカン・サロさんとジ・アガさんが突撃スタンバイの状態で登場していたいので、彼らがこの後、すぐさま惨劇に見舞われるのは明白なのですが…、
ヨソの部隊の緊張ぶりを見て笑う奴ら。
東北部軍の出番も久しく、少なくとも三年前の鄴攻め以降は実践の体験も乏しい状態であることがセリフから読み取れます。
そんな兵卒の皆さんの士気を上げるべく、馬上から朱角なる隊長さんが声を掛けるのですが…、
ここで六将王翦やら桓騎の名を挙げ、皆さんに元気が出てきたと思った矢先、とうとう敵襲です。
はい、今週も見事に神(作者)様、秦兵を持ち上げてから落としにかかります。(苦笑)
先を行く曹波広将軍。
この後方の騒ぎに気が付きますが…、同時に自分達も狙われていることを察知します。
左方、断崖の上に騎影。
はい、曹波広将軍のいいトコロは…、これで終わり?
既に、後方ではジ・アガさんが存分に軍の中央を食い荒らしまくっています。
秦軍はまともな陣形もなく、ただ歩いているトコロに突撃されたのですから、ここしばらくは好き放題蹂躙されまくるしかありません。
曹波広将軍は、行軍中に索敵すら放っていなかったのか?
まずは、この点が気になってきます。
敵に行軍が読まれているとか、読まれていない以前に、警戒態勢を取りながら進軍するのは当たり前の話だと思うのですが、どうだったのでしょう??
索敵部隊を放っていながら安心していたのは、カン・サロたちが丁寧に始末しながら準備を進めていたのか?
それだったら、索敵部隊との連絡が途絶えた時点で、曹波広将軍の早期に警戒態勢を敷くことが出来たハズなので、やはり、曹波広さんは本当に無警戒に趙領内を素通りするつもりだった可能性が高いです。
曹波広将軍『コッチにも来るぞ!』と、臨戦態勢を味方に促しますが、もう遅いって…。
しかし―、
やれ『北からという事は狼孟か!』とか…、
やれ『この20万の我らに奇襲とはいい度胸だ!返り討ちにしてやるからさっさと下りて来い!』とか…、
ぐあああああああああああ!!
しっかり仕事しているよ…。
堂々と見事に…、
咬ませの仕事に迷いがないよッ…!?
咬ませっつーか、もう完全にピエロじゃねェか。泣(´;ω;`)ブワッ
しかも、カン・サロにとってもこれは異例の好条件です。
何で20万規模の総大将が、ワザワザ敵に分かりやすいように先頭切って進んでんだよ!?
余りにも動きが雑過ぎますよ…、太原援軍の皆さん。(泣)
キングダムネタバレ-荘関で進捗管理
この時、李牧は、どうやら荘関とよばれる邯鄲と宜安までの中間地点に居たようです。
李牧の予言とおりに、王翦軍が出陣できずに秦軍が半減した様子を確認。
しかし李牧的にはどうなんでしょう?
これだけの状況が予言できるんだったら、同時に、当ブログで散々王翦本人の事を指摘してきたように…、
当の王翦本人が、相当のバカに成り下がっていることまで明白に見抜いていてもオカシクないハズです。
それだったら、王翦が閼与を掌握する前に、捕虜に紛れさせた暗殺部隊の侵入&全軍で急襲して仕留めてしまった方が、遥かに楽な作戦展開になるのではないでしょうか??
秦軍的にみれば、王翦が、閼与の対処で適切な作戦変更を下さなかったことが悔やまれます。
さて、李牧の予想はもう一つ。
太原からの秦軍の援軍が発進されることについてです。
しかし、これは予想というよりかは、当然、秦と国境を接している地域なワケですから、想起して当然の話です。
この点、冒頭のとおり、秦軍のあまりに無警戒な進軍であったことが趙軍にとって功を奏した形で、カン・サロのインターセプトが成功しています。
ここでは、狼孟軍を率いるジ・アガとカン・サロについて語る李牧陣営一同。
まず一人はジ・アガさんについて。
青歌軍の上和龍さん曰く―、
『ジ・アガは大猿と人がまぐわって生まれた男だ。』
いや?
タダの悪口やんけ。(笑)
楽彰さんが、酷い嘘はやめなさい!とたしなめます。
ジ・アガさんは見た目通りの剛将タイプなのは、読者の予想を裏切りませんでした。
しかし、彼をさて置いても、信頼度という点で、最も頼りになる男が、ほかならぬカン・サロさんです。
曰く―、
司馬尚以下に於ける、青歌最強の武将が彼です。
キングダムネタバレ-平和ボケ過ぎる秦軍
狼孟軍の強さに圧倒される曹波広将軍。
何でこんなに敵が強い?などと狼狽していますが…、
逆に、こんな奇襲を食らっておいて、どうにかできると考えていることの方に、読者としては驚きます。
そんな曹波広将軍を、カン・サロが問答無用に一気にバッサリ!!
…とはなりませんでした。
『迂闊だったな、太原の将よ。』と、
ワザワザ親切に、カン・サロさんが姿を現します。
もうすっかり、カン・サロ軍に包囲されている曹波広将軍。
自分達はただの寄せ集めの軍で、一方、狼孟軍はこの半年間もの間、今回の奇襲の為にじっくりと錬成されてきた軍であると、カン・サロに明されます。
いや?
まあ、実際にキングダムでは初期からも、信や尾平らが急造の招集兵に過ぎないパターンというのは多々あったわけですので…、そこは個人的には何も驚いちゃいないんですが、問題は進軍のやり方よ!やり方!!(汗)
そりゃ、20万もの大軍を常日頃から練兵しとくのは確かに難しいでしょうが…、
昌平君も王翦も、通常はあくまでも、そうした一般動員兵の練度がどの程度なのか、計算に入れた上で、進軍を計画するハズで、それこそ、いままでのキングダムでは秦軍、それをキチンとやっていた訳ですよね?
王賁も『兵の大部分は“蟻”であることww』などと飛信隊を嘲笑っていたのに…。
カン・サロさん?
ゴメン、キミが曹波広将軍を相手に『李牧様が事前に秦軍の行動を読んでいたスゲー』的な話をしてくれるのはイイんだけど…。
やっぱり、ゴメン。
李牧が凄かったと説明されるより、秦軍のテキトーさの方が気になって全然話が入ってこねーよ。(汗)
これ一体どういう事よ?
ややもすれば、王翦と昌平君は、それなりにシッカリ準備していたけど、曹波広将軍がアホすぎて、援軍が失敗したという話なのではないだろうか?
つまり、言い方を悪くすれば、神(作者)様的にはですよ?
王翦と昌平君のキャラ下げを最小限にするために、曹波広将軍一人に全部アホな部分を擦り付けて生贄にしたようなもんじゃないですかね??
三大天李牧の名を聞いた曹波広将軍。
曹波広将軍『狙われてた?半年も前から、李牧はこの軍を狙っていたとでも言うのか?』
『世界が違い過ぎる、見ている軍略の世界が違い過ぎる!!』
いやいや曹波広さん?
軍略の世界とかじゃなくて普通に考えて!?
もともと国境を接している地帯で、ただでさえ趙軍は劣勢なんだから、そりゃ攻められた時の準備くらいしてて当然だって!
そして、目下戦争中の敵国の人間が20万人もの集団で動いてきたら、誰だって気が付くのは当たり前だって!
カン・サロ『身をもって知ったであろう、宜安は李牧殿が作ったお前たちを葬る闇の穴だ。趙北部の戦いで秦将たちは全員死ぬ!』
まあ、今回は曹波広さんが予想通りに…、
否!
予想以上に犠牲キャラの仕事したよ。( ;∀;)
― キングダムネタバレ最新710話 以上 ―
次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。
皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。