( 田里弥 作画引用:原泰久先生 作 キングダム第709話)
なんかもう全部が全部、李牧にとって都合の良すぎる展開が続きすぎです。
もしかしたら実はコレって全部、李牧の見ている夢だったとか…!?
そのようなオチを予期してしまうぐらいに秦軍がダメダメです。(笑)
王翦も桓騎の趙国北部の情報をあまり持っていない。
ならば何故、北上軍を企画した??
それまでの準備期間はなんだったのか??
東北軍に20万人もいる!
いや?鄴攻め編でこそ、彼らを動員していたらもっと楽に勝てたのでは??
閼与には一定数の兵を置いておく必要がある!
そんなん最初から分かっていることやん??
閼与攻めに三倍の期間がかかったので三倍の犠牲が出た!
単なる王翦と田里弥ら君たち自身が無策が招いた結果でしょう??
はい、予想通りに…、
否!!ぜーんぶ予想以上に秦軍本営の大ミス連発の大暴投wwW
しかも、こんなミス連発の極めつけに、毎度おなじみキングダム恒例の、一発半モブ将軍 曹波広将軍のお出ましだ。
この局面で『えッ、誰??』みたいな将軍投入するのは、完全に神(作者)は秦軍の勝負を投げた証拠。(笑)
つーか、何で六大将軍でもない普通の将軍が単独で20万動員が可能なんだ??
鄴攻め編ではなくとも、最初から王翦、桓騎、楊端和に預けときゃ、それこそ平陽戦などどうにでもできただろう。(汗)
ではでは、今週も皆様と一緒にキングダムを振り返っていきましょう。
キングダムネタバレ- 全員ピエロの作戦会議
閼与を陥落させた秦軍諸将の皆さん、キングダム休載明けということで、改めてここからの作戦会議を開催です。
信、蒙恬らが緊急会議に呼び出されています。
閼与を中心として地盤図を前に、全員集合の諸将。
先ずはこれまでのおさらいとして、閼与攻めに三倍の期間がかかったので三倍の犠牲が出た。という経緯が田里弥から説明されます。
そして、当然、閼与の維持の為には一定数の兵を置いておく必要がある為に、予想以上に発生した王翦軍の損害を考慮すると、このまま王翦軍が北上を果たすにしても規模が大きく縮小されて万全ではないことが解説されてます。
先週の考察でも、“あの王翦”が、長期間の間に攻める敵の脅威を目の当たりにしていながら、最後まで何の工夫も加えずダラダラ戦い続けていたのが、あまりに不自然な姿で描かれていたことに触れましたが…、
逆に言うと、予定の三倍もの期間戦っていた間、味方の存在を全くカウントしていなかったということなのでしょうか?
閼与を陥落させた後で、初めて損害が予想の三倍だったと気が付いたという話だったら、王翦も田里弥も、ハッキリ言ってアホすぎます。
李牧の作戦が凄かったんじゃなくて、君たちがモノ凄く馬鹿だっただけだよ。
で、そのためにここから彼らがどうすべきか、吟味を重ねるために集合している訳なのですが…、
今ここで問題になっているのは、王翦軍が復旧を遂げるまで閼与で全軍待機するべきか?
それとも、王翦軍以外の連中が先んじて北進して、その後を復活した王翦軍が追いかけるべきか??
が議論されています。
前者の王翦軍が復旧を遂げるまで閼与で全軍待機する場合は、太原に結集させている秦国東北部軍も、太原に待機することになるようです。
後者の作戦をとって、王翦軍のみ復旧を待って出陣する場合だと、北上軍の規模は、予定のそれの半分になってしまいます。
はい、704話での李牧の読み通りですね。
これだけで十分に李牧アゲ・秦軍サゲ補正凄すぎやろ…。苦笑
河了貂が、田里弥に対して『これじゃこの軍は予定の半分くらいになってしまうよ!』などと勢いで食ってかかっていきます。
田里弥『聞いていなかったのか?王翦軍も回復次第後を追う。それと―、飛信隊には口の利き方を知るものはいないのか!?』
とまあ、ここは。
怒ると怖い田里弥の姿が描かれます。
河了貂『え、いや…、スミマセン。』
信だけは『あ〃?』と睨みかえしてますがね。(笑)
しかし、ここは蒙恬が仕切りなおして、二択の作戦の違いに“時間”の要因の影響が大きいことが示され、田里弥もそれに応対して答えます。
当然、太原の駐留軍が大軍になり、その様子が趙に知られれば李牧に対策を練られるからです。
というか…、
これでは蒙恬まで、少し馬鹿にみたいに見えてくるので非常に微妙です。
王翦も田里弥の閼与であれだけ苦戦させられたのに、何故今の時点で李牧が何も気づいていない前提で作戦を進めていられるのでしょう?
王翦と田里弥からしたら、閼与を攻略している最中に妙に戦意の高い、扈輒軍リベンジ部隊が居たり、平陽戦の遺族軍が構成されていたり…、
それが、しかも趙軍にとっての最重要の邯鄲地域の防衛でもない城に配備されていて、比較すると支城に過ぎない閼与の攻略に三倍の期間を掛けさせられたその結果を見みれば、現場目線で0も、現時点で李牧が何かの作戦意図が介在しているのは明白です…。
こういった、何気ない作戦会議の会話ですら、王翦らの脳内が完全にお花畑になっていることが伺えます。
どうせなら蒙恬あたりが、『王翦将軍…、これはおそらく我らの北上の意図が、李牧に読まれているようですね。』とでもスッっと言ってくれた方がキャラ下げになるのは避けられます。
そして、せめてストーリー上、秦軍が北上をするのは避けられないにしても…、
王翦も桓騎としても、この北上が李牧に悟られていることを想定しつつ、再戦すら期しての緊張感を漂わせながら、描かれる方が王翦と桓騎の格を下げる形も回避できたのではないでしょうか??
キングダムネタバレ-焦点は太原の援軍
進行速度と趙軍側の対策の問題はさておき。
ここで河了貂が視点を切り替えて、太原で待機する援軍規模がどの程度か田里弥に確認します。
田里弥曰く―、その規模20万。
みんな驚いていますが…、
いや?そんな規模だったら最初からその半分でもいいので、鄴方面から王翦と桓騎に持たせとけよ?と、どうしても思ってしまいます。
何でワザワザ、地域特性上、河川や領土分断がある中で、兵力を分離した状態で待機させているのでしょう?
しかも、何で本軍である王翦軍・桓騎軍の方が少ないのでしょう??
タイミング合わせて挟撃するプランがあったならともかく、平陽戦以前から戦力を出し惜しみしていたのでしょうか??
というか、何で六大将軍なのに、後述する一般将軍よりも乏しい動員力で彼らは戦わなければならないのでしょう???
最早完全に、六大将軍制度を再設した意味すら分かりません。
動員力のスピードと判断能力のスピードはどこに行ったのですか!?
こんな滅茶苦茶なっ!!
もう、いい加減にしてください!!!!
そうじゃないと笑いますよwwwwWWWWW
衛星(嬴政)『ホレ、戦争の事由だ!でも数万ぽっちで戦え!!』
…もう重なりつづける追加設定が、次から次へと新たな謎を呼びこみ続けていきます。
いや??
もしかしたら、前項でも考察してみたとおり、今の王翦は完全に以前の王翦と違って、明らかに判断力、洞察力、準備力劣化してしまっております。
もしかしたら、衛星(嬴政)と昌平君は、この精彩を欠く現在の王翦の見抜いていていたのかもしれません。
衛星(嬴政)『なあ昌平君? 鄴攻め終わって六大将軍にしたはいいけどよ? やっぱりなんかヤバそうだし、たくさん兵隊持たすのは止めとこうぜ。』
ボードゲームの天才(昌平君)『ハ! おっしゃる通りでございます!!』
こんなやり取りが咸陽で行われていたかどうかは分かりませんが…、
ともかく、閼与に滞在する王翦軍を除く北上軍の面々は、桓騎を筆頭に、この20万の援軍をアテにして、先んじて北上することを選びます。
しかしながら、この北上をけん引する桓騎。
そして、北上軍の言い出しっぺである王翦。
この重要な局面で、極めて驚くべき言葉を吐露して、読者を驚かせてくれます。
曰く―、
王翦『慎重に行け桓騎、我らは趙北部の情報をあまり持っていない。』
桓騎『そんなもんは行けばわかるだろう。』
…、
いやなんか? 他のセリフがどうでもよくなるレベルのダメダメセリフが連発されました。
情報軽視ですよ。
ならば王翦は一体何を手掛かりに北上軍を企画したのでしょう?
平陽戦後の準備期間は一体なんだったのか??
昌平君らの本営側も、フリーハンドで描いた青写真だけで数十万の動員を決定したのでしょうか???
もう、読めば読むほど今のキングダムの戦争はワケが分かりません!!!
神(作者)様の画力は非常に高いだけに、ものスゴくカッコいいキャラクターが、物凄く馬鹿なことをカッコつけて言っている漫画になってしまっています。
桓騎に至っては『行けばわかる』って…、
これはもう論外です。
二人とも、例えば呂不韋みたく民間や通商から情報仕入れるとかあるやん!?
キングダムだって、前は普通に各国にスパイ送りあっているとか、そういう設定あったやん!?
なんで昔は普通に出来ていたことが、今になって出来なくなっているんだよ!?
そりゃ、もう王翦は史実通り一旦引退して、桓騎もサッサと討たれて、若手に新六将軍の地位を早めに譲ったほうが全然いいわ。
で、なんやかんやで太原に集合した二十万の大軍。
それは率いるのは、影丘での負傷によって体を休めていた王賁…、ではなく、曹波広将軍。
誰だ??
もうこの時点で、死臭が漂ってくるようなのですが…、
この20万の大軍があれば、朱海平原戦での動員で空っぽになった閼与を北方から簡単に占領できたのではないか?という考えが、どうしても頭の中をよぎっていきます。
どこか、東北軍の連中の見た目が戎テキ公に似てる彼ら。
この曹波広将軍、宜安攻略戦が上手くいったら『最後の六大将軍になれるかも~。』と、仲間たちの会話で楽しそうですが…、
危険だ、
そーゆーのは、やめた方が…、
ホントに止めろって、期待に胸を膨らますな。
原先生はなんてモブ将軍に残酷なんだ…。(泣)
そして、『ん?』
と崖上の何かに気が付く素振りの曹波広さん。
気にはなったものの、何でもないこととして行軍を進める彼ですが…、
はい、なーんにも無いわけありません。
当然に、狼孟から要撃部隊の出動です。
って、曹波広将軍は何でこんな見通しの悪い崖下を行軍させているのか!?
趙の北部騎馬軍がどんな強みをもっているか忘れたの?
その趙の北部騎馬軍に王騎将軍さえやられたの忘れたの!!?
カン・サロ『秦め、半年近く待ったぞこの時を。』
ジ・アガ『行くぞ』
モブ兵『まだです、カン・サロ様の合図が…、』
ジ・アガ『まだか』
ちょっと、ジ・アガさんの天然さがじわじわとキますねw
― キングダムネタバレ最新709話 以上 ―
次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。
皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。