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キングダムネタバレ最新第705話予想 閼与、狼孟の局地戦開始

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(  閼与 作画引用:原泰久先生 作 キングダム第704話)



今年も最後のキングダム終わりました。

神(作者)様、キャラクター総勢はじめ、全国のキングダム読者の皆さんもお疲れ様です。

鄴攻め編が終わったものの、キングダム本篇が描かれたこの一年…。

対汁粉とか、羌礼加入とか、謎の影丘戦とか、基本的に局地戦の積み重ねで過ごしたこの一年。

最大の史実バトルのはずの対平陽戦は、謎に部下の雰囲気に流されて、右往左往するだけのジジイ扈輒が、読者の期待を完全に台無しにてくれたことも、いろんな意味で非常に印象深い一年でした。

さて、本編の展開は、すでに導入部分の始まった趙国北方戦線編。

昌平君『鄴さえ落とせば3年で邯鄲を攻略できます。』(参照:495話)

オイオイ、既に鄴を落として1年以上経っているんだから、後2年で作戦完結すんのに、それを放棄すんのかよ?

という、壮大な朝令暮改が描かれるワケです。

私も忘れていたけど、汁粉編で秦魏同盟が成立して、昌平君も気が大きくなっちゃったか??

多分そんな気がする。

ではでは、来年も気になるキングダム。

今週も、次回からの予想も進めて参りましょう。

皆様、来年もよいお年を~。(笑)

キングダムネタバレ-閼与の維持に反芻が持ってかれる王翦・桓騎軍

先ずは秦軍の攻略先は閼与ってことで、彼らの行軍が始まりました。

前回最終場面でも、李牧は遊牧王に聞かれて、閼与での防衛戦について既に抜かりなく対策を施していることを語っています。

曰く―、『まずは、この閼与で王翦軍・桓騎軍を半分にします。』

少し考えてみれば、秦軍がこの閼与をすんなり陥落させたところで、先の宜安までの攻略を考えたら、武城・平陽との連絡線を維持するためにも、相当数を拠点確保に残地して、守備に当たらせる必要が出てきます。

李牧が言っていることは、大げさでもなんでもなく、秦軍が飛び地の宜安まで攻めるなら、そこまで防衛線を薄く広げる必要があるという意味で考えることが可能です。

これなら彼が、至極マトモなことを言っていると考えていいでしょう。

武城・平陽を楊端和軍が守備。

攻略後の閼与に王翦軍を残置。

あとは、狼孟&宜安攻略のために、桓騎軍が単独で頑張るという単純分断の構図が既に出来上がっています。

しかし、さすがに昌平君もそこまでアホではないとおもうので、この点をカバーする意味で、太原からの追加派兵で桓騎軍をアシストする準備も進めています。

ただ、この点、現場の王翦サイドでは攻略スピードを優先したのか?

邯鄲からの出城とも言うべき形で、防御長城からも西に突出した武安を攻略することなく、閼与を先に攻める流れに出ています。

李牧が、今回、王都軍も自由に指揮できるとしたら、武安を中間地として、秦軍が制圧した、閼与~武城・平陽間の連絡を脅かすことも可能です。

そのために、王翦としては、ここから閼与を楽に陥落させたところで、猶更、中継地確保の意味で、閼与残存軍を大きくせざるを得ません。

説明していて、ますます心配になってきて来ます。

キングダムネタバレ‐趙の王家を捕らえるって意味あるのか??

そもそも論、趙の王族が北に逃げて延戦になるということと、先に北方を攻めて後から邯鄲を攻めるって、実施している戦争の数の上では同じじゃないですかね??

敵の首都である邯鄲を占領して、『国力の源である最大人口と生産基盤を奪取する。』という目的と…、『王族を捕らえて、国家の血脈を断つ。』という目的は、最初から分けて考えるべきなのですが、この点、王翦も昌平君も、基礎プランの設計がグダグダです。

ここでも、“そもそも”と繰り返しますが、秦国のような中央集権制の国家と違い、バリバリ封建制を建前とする趙国であれば、最初から王都邯鄲以外にも、王族、公族の類が地方にも自領をもって散在しているワケです。

でなんで、最初から邯鄲以外の地域にも、次の旗印になる可能性のある諸侯が存在しているのが自然です。

だから、“先に宜安まで先回りして、王都を封鎖して、遊牧王たちが逃げれないようにする。”というコンセプト自体がほぼ無意味です。

そんなこと言ったら、秦が趙のトップに立たれて一番心配な嘉太子などは、今現在、既に自ら邯鄲を脱出しており、秦国側からすれば所在不明…。

今更、昌平君たちが、趙王族の北限と見限っている宜安を占領したところで、それ以外の場所で、嘉太子が旗揚げしたら同じでしょ?って話じゃないですか。

まあ、実際にそうなるわけだし。(笑)

また、これで李牧が、“昌平君と王翦たちが北上してくる。”と読んでいたなら、なんで、趙の宰相やってた李牧が、自国の統治形態を理解してないんだよ?とツッコミたくなります。

キングダムネタバレ‐閼与と狼孟の位置関係

さて、話を本編の秦軍の攻略ルートに戻すと、北上することで、先細りするハズの進軍ルートに加え、李牧率いる趙軍サイドとしても、タダで秦軍に閼与を陥落させてやる心算のハズもありません。

ただ、遊牧王相手に話していた李牧の言質を鑑みると、『まずは、この閼与で王翦軍・桓騎軍を半分にします。』と語っていることからも…、

“少なくとも王翦であれば、閼与までは、陥落させるまではやってのけるだろう。”という意味で、既に自軍の損害として計算に入れていることの反証とも取れます。

しかしながら、李牧としては、当然、秦軍に無傷のまま閼与をくれてやるつもりなどはないハズです。

恐らく残りの旧三大天エピソードとして、『趙奢が胡傷を撃破した。』という事実に、『閼与は自然の要害』であるというポイントが加味されて演出される可能性が非常に高いです。

今のところ李牧が自分で出向いて王翦を迎撃する流れにはなっていませんが、これはこれで李牧もカナリ、リスクがある訳なんですよね。

なぜなら、秦軍としては、今から宜安を攻めるメリットはないにしても、閼与ならば、史実に遅らせながも十分に秦軍が占領する価値があるからです。

前回の記事でも書きましたが、閼与さえ押さえれば、そのまんま邯鄲総攻撃の拠点にできるからです。

また、対宜安戦闘に関して言っても、秦軍が閼与を抑えれば、狼孟に対して渡河を強いられる太原派兵も、一気に楽になります。

王翦軍が閼与を制圧した後は、対狼孟軍の抑えとして、趙国側の渡河ポイントを押さえてつつ、十分に趙国領土に太原派兵を引き込んでから、ゆっくりと狼孟と宜安を攻略すればいいからです。

秦軍としては、楊端和軍をノンビリ武城・平陽に駐屯させるでなく、趙軍が長城で南下できないなら、さっさと西の武安を攻めて、趙王都軍が閼与防衛に兵力を回せないほど疲弊させたらいいのですが…、まぁ、それは本編では絶対にやらないでしょう。(笑)

また、趙軍としては狼孟に入城した、カン・サロとジ・アガの二人の将軍の動きが重要になるのは当然です。

太原と河川で隔てた狼孟であれば、閼与に援軍に向かうことも可能ですし、対太原にむけて河川水際で防衛ラインを築くことも可能です。

恐らくどちらの戦線でも、この二人の将軍が秦軍を苦しめるでしょう。

まず、太原ルートの派兵を率いるのが、昌平君直下の介億先生であると仮定して、恐らく渡河作戦で、苦戦を強いられるのが容易に想像できます。

なんか、鄴攻め編終末でも、輸送部隊の囮にさせられるとか、損な役回りを定着させるようで、介億先生には恐縮です。

キングダムネタバレ‐無かった事になる秦魏同盟の効果

昌平君的に『総力戦!必殺の大戦略!!』などと喧伝しているくらいなのですから、『秦魏同盟で戦線余力が生まれた騰軍&録嗚未軍を召喚して、一気に宜安撃破でも可能じゃないか。』とも言いたくなります。

そうでなければ、一体何の為の秦魏同盟で、何の為の同盟期間なのでしょう?

対楚には蒙武軍と魏軍がいるんだから、対趙に騰まで使えるワケでしょう。

それこそ、武辺者に見せたジ・アガさんなんか、録嗚未の腕慣らしに丁度良さそうですからね。

しかし、まあ、当然それも無いとは思います。

何故なら、連載の予想のポイントとしては、絶対に勝てる箇所で、秦軍に出し惜しみさせることで、趙軍を有利にさせるのが、神(作者)様のやり方だからです。

でなんで、秦軍が要所要所で出し惜しみしてくるので、李牧の戦略全体像としては、必然と“のんびり”したものになってきます。

キングダムネタバレ‐ノンビリとした待ち受け作戦がずっと続く

秦軍に閼与までは陥落させて、深縦戦略で、先伸びした進軍の先端を宜安まで誘い込んで、討ち果たす構造であるのは間違いないようです。

つまり、あくまでも“受け”の作戦なのですが、もちろんコレって、秦軍閼与を陥落させた後、途中で正気に戻って、宜安攻略を辞めてしまえば、完全に李牧の自殺行為になります。

例えば、王翦クラスの武将であれば、閼与を攻めた手ごたえで李牧の意図を読み取ることが可能だからです。

王翦『李牧の奴どういうつもりだ? 閼与で直接迎撃してこなかったってことは、ヤツも最終迎撃として宜安で秦軍を待つつもりか? ならば貴様の居ない邯鄲を攻めるまでだ。』

などと、閼与陥落後は状況に応じた秦軍の軌道修正も可能だからです。

しかし、もちろん、当然これも本編では発生しないでしょう。

終始、何故か李牧都合で、あの王翦が、全く全体像を見ずに北方のみを“ガン見”し続けるという、謎の状況が発生し続けることが確実です。

ただし、逆に李牧が閼与に関して、序盤から秦軍に対して徹底的にダメージを与えるなど、キチンと閼与陥落を阻止するつもりで行動するなら、大きく展開は変わります。

狼孟の二将のどちらかを積極的に閼与援軍に用いて、朱海平原戦での損耗も忘れるくらい、しれっと満員御礼レベルにまで回復した閼与軍と合流させて、李牧自身が総大将として現地入りして、閼与の地形効果とも、王都軍とも連動させれば…、

秦軍に相応のダメージを与え、王翦・桓騎軍を撃退することも可能です。

しか~し、あくまでも李牧の目的は、秦軍の撃退ではなく、北に彼らを誘い込んで逃がさない目的なので、これも絶対にあり得ませんね。

逆に言うと秦軍からすれば、李牧が実際にできる作戦って、もう既に、こうした領土を切売りするような、誘い込み作戦しか無いのも明白なワケで…、

実際に、李牧が秦国咸陽に乗り込んできて、大王政と昌平君に啖呵を切ってきたときも、ワザワザ丁寧に、『相打ちでも構わないので秦軍を内地に誘い込んで迎撃する。』と自分から説明して来てたのですから…、

秦軍は、有難いことに、そんな風に、事前に敵に手打ちを明かしてくれている李牧という、親切な武将がいることを、事前に知っているのですから、そんな李牧を放置プレイにすれば、損害なく趙国を攻略できそうな気がします。

こちらもワザワザ馬鹿丁寧に、李牧の紹介した戦略に沿って趙を攻略しようとするのは、李牧が親切だから、秦軍も親切な戦争をしなければならないと、王翦や昌平君が勘違いしているからなのかもしれません。

なんか、もう、全員イイ奴しかいないじゃないか。

もう、なんで彼らみたいなピュアな奴らが戦争なんかしているのか、分からくなってきた。

十分、キングダムの世界は平和だよ。

うん、これならきっと、来年もいい年になる。

 ― キングダムネタバレ最新705話 以上 ―

次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。

皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。

 

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