( 桓騎と摩論 作画引用:原泰久先生 作 キングダム第680話 )
はい、前回はようやく恒騎軍の現場がどーなってんのか詳しく描かれ出しましたね。
摩論『よし、私も仲良しだけ連れて逃げよう。』
“仲良し”って何だよ!?そんな女子中学生の登下校のみたいに言われても。(笑)
もうグッダグダです。(笑)
しかし、それでいて恒騎軍は見たまんまクズの集まりというのは事実なんですが、リン玉さんに、雷土、そしてオギコを中心に、なんだかモノスゴク純粋な連中がいるコトも確かです。
こういう悪人なんだけど悪人と言い切れない部分が、非常に恒騎軍メンバーのいい印象に残るキングダムのがキングダムのいいトコロだったりします。
全開の記事では、スルーしてしまいましたが、『土論一家が何処にもいない…。』ここか土論一家がドロンしたに掛かっていたのがジワジワときます。
飛信隊が崖踏破に踏み出しましたが、崇原が活躍してほしいトコロです。
しかし、今はそれ以上に気になってくるのが、オギコが雷土に伝えた桓騎の目論見の部分です。
ではでは、次週のキングダムの予想に進んでいきましょう。
キングダムネタバレ‐崇原軍団の躍進
崇原軍団という書き方をすると大門軍団みたいな響きに聞こえてきます。
いや、文字数と軍団しか合ってないやんけって話なんですが、そろそろ崇原にも大門部長のように、精強で個性豊かな配下が名を連ねるとカッコいいななんて思っただけです。
なんとなく、飛信隊の歩兵大隊は、崇原を筆頭に、現在の副長が沛浪というとで、軽装かつ剣の手練れを中心に構成された精鋭部隊を崇原が直下で率いて、そのほかに標準兵装として全身鎧と盾、武器に槍を備えた通常歩兵員を崇原以下、尾平などの各部隊長が率いているような描かれ方をしていることが多いです。
この点、カントなどの兵歴の短い若手などは、前掛けだけでさらに軽装ですね。
今回の680話のラスト、平地での混戦を切り抜けてきたためか、歩兵団は特に整列された様子はありありません。
崇原以下、崖のふもとに到達したモノから順次、踏破に駆けだしたような様子になっています。
ネタバレ予想‐どうやって踏破する?やはり弓矢兄弟がカギ。
最初、当ブログでは、崖上の趙軍占領状態が軽微である前提に、一番身軽な羌礼あたりが少数部隊を伴い先陣を切って踏破して崖上を占領。
その後、縄梯子を落として順次、崇原らが上がってきて、本格的に崖上で彼らが主力戦を展開する流れを予想していました。
現状、趙軍の旗が立ってはいるものの、崖上の部隊の規模がいか程かは明らかになってはいません。
普通に考えたら、多少は敵兵がいるのはおかしくありません。
崖を上るというよりも、いっそのこと城壁を攻めるような状態と考えたほうがいいかもしれません。
そのことは、王賁や河了貂だったら現場を視察した際に、スグに想起するでしょうが、何かしらの攻略ツールなどは準備されていないのでしょうか?
王賁も河了貂も、現場に到着する以前から、影丘がどの様な難地であるかは、把握していたようなので、ここは下の者から見れば地形をフォローするだけの機材などの準備を期待したいトコロなのですが…、
原作の描画を見る限り、どうやら崇原らは自分の手足のみで踏破するしかなさそうです。
崇原らとしては、上部からの落石、弓矢、投擲兵器、などからの防御を考えながら進みたいトコロですが、どうするつもりでしょうか?
せめてキャンプで使う“ペグ”のような、くさび型の足場ツールを壁面に差し込みながら進みつつ、先頭部隊の兵員が自身を防御しながら、後続が上りやすくするなど、現場なりの工夫が欲しいトコロです。
また、後方からの弓矢兄弟による援護射撃は絶対に欲しいです。
むしろ、これは何の準備は無くても、今の飛信隊のリソースでも絶対に実施可能でしょう。
矢の数十本も用意が無かったなんてあり得ません。
ってゆうか、敵崖上部隊の敵撃破なんて、彼らにとってみればボーナスステージもいいトコロじゃないでしょうか!?
崇原らの上に岩を落とそうとしている奴や崖上の部隊長を標的に、あるいは尾平らの上に熱湯や糞尿を落とそうとしている奴を狙って…、
人撃恐怖症を乗り越えた淡が『ウヒャヒャヒャハァ~。』などと、鄴攻め編とは思いっきりキャラ変してドスドス敵兵を殺しまくっていたら嗤えます。
我呂あたりが純朴な淡にソッと…、『ククク、お前の矢で崖上の敵殺しまくってくれたら、河了貂が後でパンツ見せてやってもいいって言ってたぜ。』とでも囁いてやれば…、
淡『えっ、ホントですか!?』などと勝手にマジレスした挙句、見事に完全燃焼し尽してくれるかもしれません。
きっと、現場の味方や後輩に対してもキャラ変しても…、『オイッ!早く次の矢ァ持ってこいやダボがァ!? 遅っせェんだよクズが!』…というような感じで奮戦するでしょう。
河了貂が弓矢兄弟の使いドコロとして戦場を正確に認識していたら、ここはどうにもなりそうなんですがね。
しかし、神(作者)はキャラクターが努力と根性で登りきるトコロを描きたいと思われますので、おそらく弓矢兄弟の出番はないでしょう…、
がんばれ崇原と尾平たち。
キングダムネタバレ‐桓騎の真の狙い
今回描かれた第680話の冒頭で、咸陽王宮での報告場面が描かれました。
この時、モブ文官が読者的には違和感を覚えるような発言をしていたのが印象的です。
モブ文官曰く―、『すでに平陽の地に入ってはいるようですが、城にまでは至らず、手前の平野と森林地で趙 コチョウ軍とぶつかり劣勢のままと…。』
前回の考察編も書いたのですが、恒騎軍、極めて劣勢などと言われて非常に苦戦しているワリには、モノ凄くいいポジション確保していませんか!?
いや、“城の手前”って…、何故か知らん間に扈輒将軍のほうが追い詰められてます。
桓騎軍って正直、軍ってゆうよりかはテロ組織って言ったほうが正確だと思うんですよ。
まあ、テロ組織っつったら何かしら政治的名目を持った集団なんで、桓騎一味がそれに該当するかっつったら違いますが、少なくとも軍というよりも犯罪集団であるのが本来の姿であることは確かです。
でなんで…、上記の第680話の冒頭でのモブ文官からの報告状況と現状を加味させると…、桓騎とその中核構成員はあっさりと戦場も自軍も摩論一人に任せてあっさりと放棄。
んで、突龍白公の子供を人質に利用しながらあっさりと平陽城に侵入して城主を制圧。
王都圏の住民と貴族を人質にした後は、どんだけコチョウさんが優秀でも、平陽の貴族がクズ過ぎて、上位命令であっさりと降伏させられて後は桓騎の好き放題とかいう流れなのではないかと予想しました。
正直いってカナリ粗い予想の流れであることは分かります。
平陽の手前には李白などが軍容を固めて迎撃してくる可能性が非常に高いです。
しかし、ここ近年のキングダムなら、そこら辺の考えられる諸事情も完全に端折って、いきなり桓騎らがなんやかんやで平陽城に辿りつた体から、強引に話を進めるくらい平気でやりそうな気がします。
特にオギコから恒騎の真意を聞かされて、何らかの得心を持った後で、龍白公の倅を捕虜にしたことで『ほ―?』と、何か利用方法を思いついた雷土のリアクションを見ると、100%の確率でこの龍白公の倅とやらがロクな目にしか遭わないであろうというコトは容易に想像できます。
まあ、基本、黒羊戦となんら変わらないんですが、李牧が見抜いた恒騎の弱点が、結局正攻法に弱いとか、軍に結束が乏しいとか、およそ本来的に軍としての統率や訓練を施された軍団だったら持っていて当然のモノを持っていないという点を挙げているのだったら、今回も桓騎は正直、河了貂が言うように“策とは呼べない策”で平陽の攻略に王手をかけるのではないかと考えられます。
また、桓騎は六代将軍に任命されたとはいえ、多分、中身は合従軍編でアレだけ張唐さんからいろいろ学んだにも拘らず、実際に、人間的には何にも成長していないと思うんですよ。
張唐さんに合掌。
実際に…、
桓騎は今でも国なんて糞くらえw
中華統一えを目指す信と政もクソ偽善者どもwW
くらいにしか思ってなくて、大将軍になっても弱いモノを虐めるのは当然との考えは、相変わらず持っていると思うんですよ。
多分に原先生は、桓騎が政を始め秦が何で中華統一を目指しているのか?それが分かってなくて、根本的な部分で全く思想や意見の違う武将が六大将軍になったがために、結果的に“大暴走を許してしまい趙で大量の人死にが出てしまった。”という部分を描きたいのではないか?と考えられます。
また、桓騎が自ら自軍を好き放題にコチョウ軍に喰らわせてやっているのも、ある種の秦という国家や、雷土や摩論のような出世を喜ぶ連中に対する意趣返し的な部分含んでいて…、軍隊や大将軍なんて地位なんぞ関係なく、“俺はいつでもその将軍とかいう連中も国家もぶっ殺せるし、ぶっ壊せる。”というアンチテーゼみたいなものが含まれているのではないかと考えらえます。
強いて言うなら、『どんな鍛えた巨漢が相手であっても鉛玉一発の銃弾さえ当てれば誰でも殺せる。』みたいな冷笑主義と言えばいいのでしょうか。
間違いなく殆ど戦そのものを舐め切った態度でコチョウさんの首を獲る事でしょう。
桓騎の狙いが平陽城そのものではなかった場合はどうでしょうか?
軍を丸投げして摩論にいっそ恒騎軍全軍に降伏でもさせる心算なのかもしれません。
一度戦が終わって必ず和睦…。という蒙豪と廉頗がやっていた最低限のマナーようなコトでも、桓騎ならあっさり反故にして、コチョウさんの寝首を掻くとか平然とやりそうです。
摩論に対して『ちょっと話がある。』などとワザワザ個別に話を持ち掛けてきた事も、摩論ごとコチョウ軍を嵌めることが目的だと考えられます。
例えば、キングダムでは今まで“火攻め”みたいな計略は無かったので、今現在、桓騎が本陣として構えている森林地帯にコチョウ軍中央軍をスッポリ引き入れて、やはり味方ごと焼き殺すなどといった顛末はどうでしょう?
まあ、どんな顛末になるにしても、繰り返し言うように今の物語の基本部分の展開はで、王翦軍は何も行動を起こさないし、楊端和軍が存在してすらいないようなブレブレの状況です。
そもそも論である作戦の根幹を成す、六大将軍制度特有の即断即決スピード戦もなければ、鄴攻め攻略時からの三軍連合による前提としての強みが全く活かされていない戦いなので、今更何か整合性のある展開がもたらされる事が期待できません。
ワープや何もないトコロからの兵員復活など、おそらくどんな荒唐無稽な展開が再現されても、『まあ、今のキングダムだったらこうなるよな。』で済むと思われます。
― キングダムネタバレ最新681話 以上 ―
次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。
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