( 玄鳥の聖衣(クロス) 作画引用:原泰久先生 作 キングダム第673話表紙 )
ゴメン羌瘣。
君は、これから何が起こるか?胸騒ぎの下に、よくない出来事の発生を危惧しているケド…、
ゴメン羌瘣。
お頭が好きで、その“よくない出来事”の発生を心待ちにしている不届きなキングダム読者です、僕は。
そりゃ、どのキングダム読者が予想しても、王翦&桓騎の二人が揃った戦線で、何も波乱が起きないワケが無いでしょう。(笑)
しかも、ここからのメインはお頭です
懸念されたいた六大将軍の暴走?
ホントにゴメンやけど、その暴走、羌瘣のように予感していたというよりかは、キングダム読者的にはみんな期待していた感じだろう。
ではでは、今週もキングダム本編、振り返っていきましょう。
目次【本記事の内容】
1.キングダムネタバレ-六国の反応
今週の物語の前半は、ほとんど列国のリアクションが描かれだされた感じです。
魏、楚、趙、斉は既存のキャラクターが出てきましたが、韓と燕などのこれまで明らかにされてこなかった列国の主要人物も描き出されたことは印象深かったですね。
1-1.ネタバレ考察-魏と韓のリアクション
さて、現在、絶賛戦闘継続中の趙と楚の反応はひとまず置いといて、真っ先に秦国六大将軍復活の報に反応したのは、やはり国境を接している魏と韓ですね。
魏の王都大梁では、汁粉編でも登場した軍師ハリーと、宰相月華広、大将軍呉鳳明この報告を受け取っています。
月華広『やれやれ最悪じゃ。』
ハリ・ポッター『ですねー、同盟しているとはいえ、二年半でまたぶつかりますからね。呉鳳明さん。』
などと呑気に語っています。
呉鳳明としては、それまでに版図を広げておけばよい、とのことで、再び汁粉城に入場するべく、大梁から三万の動員を決定します。
とりあえず、秦とは戦えないので、韓・楚方面への侵略作戦を練っているのでしょうか?
この重要な会議の中で、最高権力者である景品王(景ビン王)が『…』とかって、何も発言していません。
本心では、『儂、もう降伏したいんやけど。』などと思っているかもしれませんが、そんな中で、勝手に呉鳳明がやる気満々なのが笑えてきます。
で、とうとう出てきました。
いままで最弱国で、特に注目されてこなかった韓の王朝です。
モブ廷臣たちが、騒いでいる中の1人が『白起らのときでさえ、この韓は揺らいでおらぬ!』などとやり取りしているヤツがいますが、単に相手にされていなかったダケだろうと思わせてくれます。
そんな中、洛亜完なる将軍が、楚との同盟強化を王に進言しています。
副官にヨコヨコなる、神(作者)様がテキトーに作り上げた感がバリバリの急造将軍がいますが、これだけでも洛亜完が軍師よりの将軍で、ヨコヨコがランビーに近い扱いの武将であることが読み取れますね。
逆だったら、面白いけど。
いや、いっそのこと、予想を裏切ってくれるならば、幽遊白書の戸愚呂兄弟みたいに、洛亜完がヨコヨコの武器になって、戦場で棍棒みたく振り回されるでもいいでしょう。
韓の王は王安王で、その宰相は、壁からも名宰相と名高いと呼ばれていた張宰相。
まだ詳しく調べていなんですが、後年劉邦の下の大軍師になる、あの張良のお爺ちゃんとかそんなんでしょうか?
まさか、半モブとはいえ、そんな大物人物の可能性をもった人物から、おいしいネタが炸裂するとは思いませんでした。
張宰相『楚をうまく後ろ盾につけることが出来れば、秦とて容易には手は出せなくなるでしょう―、大丈夫だ、使者には張印将軍に行ってもらう。将軍は合唱軍(合従軍)のとき、大将代理としてあの禍燐と席を並べて接している。』
いやいや張宰相?
それ、張印将軍にとっては黒歴史ですから~。(笑)
めっちゃクチャ嫌そうな顔してしますね。
そして、この張宰相と張印将軍仕込み、今回の話でソッコーで回収されているのが、これまた受けます。
1-2.ネタバレ考察-様子見の斉と燕
王建王としては、様子見を貫くしかありません。
むしろ、自国のことよりも秦王としての政自身に心配をしている様子です。
『中華の熱が上がっているな、秦王よ。』
とのことですが、王建王ほどの方であれば、政が本気で列国統一を悲願としているのを知っている以上、遠かれ遅かれ、六大将軍制度が復活するのは予見していたのではないでしょうか。
ここにきて、新しくて描かれだされたのは燕です。
今王喜なる王が、この事態にオルドの召喚を指示、同時に太子である燕丹の召喚も指示します。
その意図としては、かつて、秦国の王である政が、人質として趙に在ったころ、燕の太子である燕丹も同時期に趙で人質として暮らしていたが故に、政について情報を確かめるとの意図でした。
まあ、秦と国境を接していないとはいえ、政について深く調査をするにしても、遅いくらいでしょう。
秦を警戒するなら、燕としては趙と一旦仲良くして、一度は滅亡寸前にまで追い詰めた斉に矛先を向けるなどの目論見もあるのでしょうか?
しかしながら、今の燕王って、あのTHE・大将軍であった楽毅を追放した王族の末であることを考えたら、ホント、THE・没落って感じがしてくるのが否めません。
太子の燕丹って奴も、最終的に、今は姿をくらましている樊於期を利用して、秦王政の暗殺計画を練ったヤツじゃなかったでしたっけ?
後年、キングダムの主人公である信に追っかけ回される運命にある人だったハズなので、対主人公キャラという補正が入り、それなりの人物として登場するかもしれませんね。
1-3.ネタバレ考察-静観する禍燐と李牧
現在、秦と交戦状態にある楚と趙ですが、その中でも禍燐と李牧の反応は冷静です。
楚の禍燐はどうでしょうか?
バミュウに足揉みさせてリラクゼーションしてます。
バミュウはアホに見えて非常に優秀な士官なのですが、ここでも暗に楚の廷臣どもを指して『騒ぎすぎでしょう、六将制度といえど、その武将が急に変われるワケでもない―。』と比較的冷静な態度を禍燐に示してきます。
禍燐は、これに補足するように、『武将は変わらなくても戦い方が変わるんだよ―、より早く、より自由に。』と答えます。
そんなさなか、韓から早速、張印将軍がご到着。
禍燐『知らねー、待たせとけ!』と、もうヤッパリな。というぞんざいな扱いでご対応。
覚えてすらいませんでしたね。(笑)
そして、ここで禍燐と同じ宰相にあるリエンが六将制度の自由度が秦にとっては危険な制度である点も指摘してきます。
禍燐も当然とばかりに、秦軍が内部崩壊する危険性があることに言及します。
その狙いは、当面、趙に矛先が向けられることも明らかにして。
そして、
ぶん投げられるバミュウ。
一方、秦の矛先である趙、王都邯鄲では、豚宰相のカクカイとそのモブ大臣どもが、びっくらこいてやがります。(笑)
カクカイ『と、とにかく武城と平陽を…!?』と指示を出したところで、部下に『それもうやってます、今はもっと…』などとダメ出しされています。
王に着いた遷こと、幽繆王…、何も反応できていません。アホすぎてこの時代の王にもかかわらず、『六大将軍って何?それ美味しいの?』の状態なのかもしれません。
李牧が予想していた通り、秦軍進行にはカクカイ達では何も対処できない状態が、早くも顕著化してきました。
カクカイのことですから、『李牧を呼び戻すぞ!エエイ、李牧と太子嘉を襲ったのは部下の〇〇の仕業にして、儂は土下座したら大丈夫じゃ!!』などと愚にもつかないことを言い出しかねません。
大丈夫w
その前に桓騎が迫って、お前ら全員糞ションベン漏らして泣く羽目になるからwwW
宮廷では公孫龍だけが、真面目な冷静な反応をしてしています。
あ、話は逸れますが、宮城谷昌光先生が、彼を主人公として描いた“公孫龍 青龍編”を今年一月に発売されましたよね。
キングダムとは直接関係ないけれど、おめでとう~公孫龍~!!
そして、その公孫龍の知らせを青歌で受け取ったのが李牧です。
カイネが六大将軍復活の伝令に関して李牧に話しかけます。
珍しい、というか初めてじゃないでしょうか?
カイネが女の子の恰好しています!?
これはカイネファンにとっては堪らないのではないでしょうか。
しかし、六大将軍復活の報を知っても、今の彼らには出来ることがありません。
自分たちが戦線復帰するまでは、現趙軍総司令であるコチョウ大将軍の力を信じて託すしかありません。
2.キングダムネタバレ-再び対趙戦線
大将軍になった王翦、楊端和、桓騎を迎えた秦軍の戦線。
彼らの王都からの帰還は、変わらぬ配置と言えども、明らかに違う空気をもたらしました。
そんな中、飛信隊はというと?
ただならぬ雰囲気の戦場、野営地の羌瘣は、寝られない夜に起きだして天幕を出ます。
しばらく歩くと、尾平たちと飲んでいた信と出くわしました。
信から声を掛けられて座る羌瘣。
しばらく、沈黙が続きます。
信が何か語りかけたと同時に、羌瘣もまた、『何か感じないか?』と語りだします。
王翦らの三将が戻った以降の戦地の雰囲気、趙側にも高まる緊張感。
読者らは、これから歴史的に始まる出来事を知っていても、当事者である羌瘣らは、ここから何が起こるか当然未知数の戦いです。
羌瘣『これから、よくないことが起こる。』
彼女が胸騒ぎを吐露しますが、信はどうでしょう?
信『俺たちは強いだろ、ずっと。』とブレずに答えます。
しかし―、
信が再び『羌瘣…、』と、
問いかけようとした矢先に覚醒する男―、
尾平!!(笑)
THE・邪魔者『あーーー羌瘣がいる~♪久々に、初陣の話で飲も~ww』
その騒がしさに、次々と覚醒する昂君に渕さん。
そのまま飲み会がなし崩し的に再開されていきます。(笑)
今回は、このように、どことなくホンワカした雰囲気で収束していった、キングダム673話でしたが…、
戦列としては、新六将になった王翦らが再び趙王都軍に攻撃を再開したことが、ここで明らかになっていきました。
すでに、趙軍の本隊であるコチョウ軍とも衝突しだした様子もナレーションで語られています。
そして、ここで早くも、懸念されていた六大将軍の“暴走”が起きてしまうことも。
ってことは!?
アレ?描かれるまでもなく、もうコチョウ将軍は桓騎に負けちゃったの!?
もう占領地で、雷土さんや桓騎軍の皆さんたちが、既にヒャッハーしちゃっている後なのか!?
― キングダムネタバレ最新673話 以上 ―
次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。
皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。