(蒙恬 作画引用:原泰久先生 作 キングダム第615話 )
※お礼とお知らせ
私事ではありますが、この度、当キングダムネタバレ予想考察ブログの管理人であるシンイチにつきまして、この度、運良くヤングジャンプ第32号、34号から応募させて頂きましたヤンジャン文化祭 キングダム知識王決定戦に出場させていただくことが決まりました。
個人運営の小さなブログですが、いつもご覧いただいている皆様には大変感謝いたしております。
通常、月曜日に過去連載の王都奪還編、木曜の夜に当日の考察記事、そして土曜日の明け方までに次週の予想記事をという順番にて更新を進めていたのですが、私としてましては、キングダム知識王決定戦の当日を迎えるまでは、一旦は週一回の頻度に落して運営を進めてみたいと考えました。
形式としては、記事の更新頻度を考察と予想を兼ねて記載を進め、金曜日に更新することにしようと思います。
その分、空いた時間を利用しまして、再度、キングダム全編の精読を進めまして、ヤンジャン文化祭に参加できる以上は優勝を目指して取り組んでみたいと思います。
この様に更新頻度は今年の10月19日(土)までの三週間にわたり、週1回と期間的に下げますが、これからも皆さんとキングダムについて考察と予想を楽しむ時間を共有したいので、これらも当ブログへの訪問、コメントの投稿などで楽しんで頂けたら幸いでございます。
キングダムネタバレ-616話 王翦の退路 考察
第616話の予想⇒【キングダムネタバレ最新616話予想 王賁中心に本陣混戦】
今週のキングダムの第一印象は、まず、安定の軽さ!安定の弱さ!を誇る我らの趙軍が誇る若きエリート騎馬戦士 傅抵でした!!
不意打ちされたワケでもないのに、殆ど心臓停止で死にかけの王賁に真っ向から力負けて…。
いや~、流石に安定してるわ、普段の口先以上に軽いこの攻撃力。名実共の薄っぺら感が。(笑)
そして長らく、戦場での活躍が殆ど描かれて行かなかった蒙恬ですが、先週の615話で中央軍へ流れ込んできたシーンが描かれるや否や、今回、速攻で全てイイとこをさらっていく見事な活躍です。
紀彗が馬呈を余計に派遣してしまったのが、裏目にでそうなのは予想していましたが、まさか導入部無しで間髪も入れずに、王翦救援に向うことまでは予想できませんでした。
馬南慈も何気にメチャクチャ痛そうです。
ってゆうか、これはほぼ右目失明確実ではないでしょうか?
とは言え、この場に引き連れてきた馬南慈兵の多くは健在なので、ここからのバナージの粘り具合がどうなるかも、予想し甲斐のある論点になります。
それに引き換え…、いままで個人的には高く評価していた王翦ですが、ここに来ての、この凡将っぷりにはどうしたコトでしょう。
そりゃ王賁に、冷たいのは分かるのですが、息子に八つ当たりしている場合か!?と言いたくなります。
本陣捨てたのはいいけど、何、傅抵の真ん前までおびき出されているのでしょう?馬南慈だけでなく、そのほかのモブ兵にまで肉薄されているのでしょう?
本陣の左側面にも2千近くの兵がいたのに、何故、まんまと江東とかいう半モブの傅抵兵に包囲退路遮断されているのでしょう?
いくら何でも、5千も親衛隊ともいえる側近兵が居たのに、全ての行動が後手過ぎませんか?
王賁もあそこまで王翦に言われたら、いっそ言い返してやれば良かったと思います。
「テメェが弱弱だから仕方なく助けに来てやってんだろうが! このダボッ!」とか…。
キングダム考察-親衛隊とかではないのか?王翦本軍
信が趙峩龍や慶舎に迫ったときは、彼らに接近すればするほど、強力な側近が控えていたわけですが…、やはりというか今回の王翦の場合はそんな感じではなさそうです。
616話の冒頭では、いくら馬南慈軍が突然出現したとは言え、本陣の衛兵のほとんどが狼狽しているだけではなく、ワザワザご丁寧に王翦ご本人である自らまでが、傅抵と馬南慈の前にまで肉薄しに来てくれました。
本陣だけとは言え、周囲に5千から成る本陣兵がいるんだから、ここから小部隊単位でもなにか緊急プランに基づいた想定対処も何も無かったのか?
おそらく、脳内補完としては王翦としても流石に本陣まで敵が接近してきたコトを想定した訓練なども側近兵にしていたのだけれども、突如ワープアウトしてきた馬南慈軍と途中から本気を出してきた傅抵軍が、王翦自らの予想を上回る強さだったので、何か対処を進めようにも、それを上回る強さで侵攻が進んできたと捉えるしか無いようです。
とは言え、亜光が居たにせよ「よいか亜光…。」「心ゆくまで。」などと言い合って(参照:512話)、敵地のど真ん中で座り込んで僅かな供廻りに過ぎない仲間に防戦させながら、
不動のままじっくりと鄴攻めの作戦構築を鄴周辺の守備隊に攻撃されながら立案した王翦の姿を知るだけに、
この直属の本陣兵の弱さと右往左往する王翦の姿には、どうしても残念感を引き立てずにはいられません。
個人的には、亜光クラスとは言いませんが、王翦だったら親衛隊に選ぶ部隊兵などは、これも王翦軍内でもおよそ最強クラスに部類される兵を配置しておいてそうなものではないか?などと想定してしまうのですがね。
で、ここで王翦、もう傅抵どころか彼が率いるモブ兵にまで肉薄されており、かれらの槍の射程圏内まで接近しています。
そして、ここで早くも王賁が救出に登場します。
番陽とさらに、関常も一緒にきているあたり、非常に心強い…!
という話ではないですよね…。
あの?関常?君って残りの玉鳳騎馬隊呼びに行ったんじゃなかったのかい!?
なんで彼までここに居るのかが、カナリ気になった部分です。
確かに間に合わないかもしれないのは分かるけど、そこは誰かが呼びに行くべきじゃなかったの?と思わざるを得ません。
後述するとおり、ここからは蒙恬が登場して全てオイシイところを持って行ってしまうので、もう残りの玉鳳隊はどうでもいいのは分かるのですが、いや?関常や番陽達にとって見れば蒙恬が来るどうかなんて分からないハズなんだから呼びに行けよ?とでも思ってしまいます。
ただ、これは神(作者)が端折っているだけの話で、あくまで脳内補完ですが、もしかしたら、メインキャラ以外の誰かが右翼方面に残った仲間をちゃんと呼びに行っているのかもしれません。
キングダム考察-もう只の毒親に過ぎない王翦
上述の状況判断の弱さに加えて第616話の王翦。
今回ばかりは急激に小物感がハンパ無いダサいオッサンに成り下がっています。
王賁も王賁で、アホな君主に忠誠心を見せ続ける日本企業の社畜じゃあるまいし、今さらこの人に何を期待しているのか?
総大将だから守るだけでは無しに、それとなく何か言い返してやってもいいんじゃないか?とも思えてくるくらいに哀れな親子に見えてきます。
話は逸れますが、昭王や六将などの表社会から認められなかった王翦の気持ちや立場も分からんでも無いですが、結局のところ自分が世間から受けた仕打ちをそのまま息子にしてしまっているダメ親父にしか見えません。
もうハッキリ言って、ただの毒親です。
現実社会でも、虐待を受けて育った人間は、自分の子供に虐待をしていまうという話がありますが、もうほとんどソレと全く同じレベルの話に成り下がっているように見えます。
もしも、王賁が承認欲求などから卒業した自立した大人の男だったらどうでしょう?
王翦が、今回のように投槍に「その数で入ってきても、この死地は変わらぬ、愚か者が。」と言ってきても、正論で返したコトでしょう。
実際に、前回までの考察を振り返っても、今の戦況は李牧と馬南慈が凄いという以上に、多分に王翦自身の重過失が無ければ現在の状況は発生しようが無いからです。
例えば、「お言葉ですが総大将? 田里弥、倉央の部隊から離れすぎです。彼らと補完位置も確保できないほど、本陣を孤立させるなど何を浮足立っておられるのか? 」
「本陣の兵よ! 間もなく右翼から残りの玉鳳が到着する! そこまで粘れば我らの勝ちだ! 」とか言い出したら、もう完全に王賁の方が立派な大人対応ができる人間になってしまいます。
有体に言えば、王賁に毒ついたところで、ここから王翦一人で何が出来るというのでしょう?
身も蓋も無い言い方すれば、総大将がバカだからこうして助けに来てやってんだろうが!って話なのは、王賁が言い返そうが返すまいが、変わりが無い状況なのではないかと思うのです。
場面は既に、傅抵と馬南慈が揃って王翦に向かってトドメ宣言してくるぐらいまで進んでいます。
そして、この状況まで追い込まれてなお「総大将には指一本触れさせねぬ」と槍を広げて傅抵と馬南慈の前に立ちふさがる王賁が居ます。
キングダム考察-神速の蒙恬とフワフワ傅抵
王翦に襲い掛かろうとしていた傅抵ですが、瞬間的に何か部隊が接近する音が聞こえます。
江東なる傅抵の部隊長が待機する王翦本軍左側面に蒙恬とその小部隊が到着。馬呈を追ってきたものの、即座に王翦救出の戦況判断を下した蒙恬が流石です。
ただ、コレはコレで蒙恬までワープかよ!?と受け取る読者もいるカモしれないのがツライところかもしれません。
なので、多少の脳内補完を加えると、傅抵も馬南慈も王翦に注目していた上に、蒙恬の侵入経路に対して背中を向けていたから単純に気が付かなったで良いと言えるでしょう。
実際に蒙恬に最初にブッ潰された江東隊などは、全員完全に真後ろから急襲されているワケなので。
楽華隊の兵力規模は不明ですが、はたして王賁に向かって吐きつけた言葉のように、これでもまだ「少数で助けに来てくれても無駄。」とか言えますかねェ~www 王翦総大将軍様よォ~??
蒙恬は即座に、王賁の様子も見て取って、重度の消耗にあるコトに気が付きます。
その状況に重ねて傅抵が王翦に向かってトドメに動き出し、救援が間に合わないかと危惧しますが…。
ここに来て、さらに底ヂカラを示したのが王賁です!
満身創痍ながら、真っ向からの彼の槍は、殆どベストコンディションであるはずの傅抵を落馬寸前まで吹き飛ばします。
傅抵…、ここまで来てフワフワだなんて、ほんとにフェザーみたいに軽いヤツです。(笑)
我ながら、フワフワフテイとは語呂勘がしっくりくるようです。
蕞攻防戦から変わらない安定の軽さで、ほんとうに安心しました。
「さすがは王賁!」と改めて戦友の底チカラを認めた蒙恬は、その場は王賁に任せることに決めて、ここから自らの標的を定めます。
「あっちは俺がやる」と言って向かったのは馬南慈の方向です。
キングダム考察-イキナリ重傷のバナージ
こりゃ誰だってビビるでしょう。
イキナリ出てきて目ん玉ぶっ潰された日にゃあ。
瞬時の状況判断と、そこからの間髪入れぬ即座行動の速さは流石の蒙恬です。
もう、馬南慈を止めないことには王翦が助からないコトの覚悟を決めた蒙恬は、自身と馬南慈の実力差を認めた上で、唯一の強みが馬南慈が自分のコトを知らないコトに勝機を見出し、最初の一太刀に全てを賭けた勝負に挑みます。
刹那、目をとじて神経を集中させる蒙恬。
馬南慈が動いた瞬間、今は亡き胡漸副長へ「力を貸して」と願って馬南慈の矛を“受け流し”にかける蒙恬。
周囲の仲間には首が飛ばされたように見えるほどの紙一重の動きですが、馬南慈も一瞬の間、蒙恬の姿をロストしたやもしれません。
そして、次の瞬間で蒙恬と馬南慈の目が合ったトキ、正面から最小面積で接近する蒙恬の剣による刺突が、馬南慈の右目、さらにはその目の虹彩の輪を真っ二つに突き裂きました。
馬南慈にとっては思わぬタイミングでの目の異物混入…、と~っても痛いうえに、恐らく結膜炎ていどでは済まないでしょう。
ほぼ失明確実です。
上手くいっているときに限っての思わぬアクシデントが大発生。
キングダムネタバレ-馬南慈と傅抵を撃退
ここから、右目がめっちゃくちゃ痛くてブチ切れた馬南慈が、「痛てェ~!! 絶対、テメェぶっ殺してヤル!」とか蒙恬相手にマジギレしてくれたら占めたものです。
逃げんなコラァ!?とか言って王翦の事なんか忘れて右目の視力と距離感をロストした馬南慈が、蒙恬を標的に追いかけてきてくれたら幸いです。
実際にそうでなくても、右目を失って目測も狂った馬南慈であれば、蒙恬もここからは尚のコト馬南慈の矛を躱しつつ、彼を牽制するなど造作もないやもしれません。
問題は他の兵と傅抵ですが、正直、馬南慈軍の兵は武将である馬南慈の武力と勢いがそのまま兵の勢いに繋がっていたような部隊だと思われるので、武将が殆ど戦闘不能になり、かつ劣勢から好転するやもしれない雰囲気で士気が盛り返してきた王翦軍兵が足並みを揃えだすと、あとは地力で正面から跳ね返されるかもしれません。
そうなると傅抵とその部隊は、さらにヤバいです。
分離した江東隊は恐らく、既に背後から蒙恬の部隊によって全滅しており、さらに、もともと数百に過ぎなかった本体も傅抵自身が王賁に抑止され続けるでしょう。
そうなれば、さらに王賁の登場で士気が回復しだしている王翦軍兵が強気になれば、徐々に傅抵兵は狩られだす可能性が高いです。
また、王翦が王賁のコトをどのようにみているか?という意味では、途中で、弱っている王賁が胸に手を当てながら「うっ!?」などと言って苦しみだしたところを、逆にパパ王翦が助けるとか有ってもいいのかな?なども考えてしまいます。
そうでなかったとしても、このまま王翦がホントに息子のコトを邪険に扱っているだけの話で終わってしまうのかどうかが、一番の気になる所です。
もしも、単純に親子間のコミュニケーションに問題があったというだけの話であれば、いかにも人間関係の潤滑油的な蒙恬が傍にいるのですから、親子揃って彼にダメ出しでもしてもらえばいいのです。
そして、ここからの馬南慈軍と傅抵隊の部隊への対処も、ポイントとなるのは両武将がそれぞれ蒙恬と王賁の個人武力によって抑止され、そこからは数と士気で勝る王翦軍が盛り返すというコトでしょうか。
そして、もう半分どうでもいいのですが、いまや右翼で指示の待ちぼうけを喰らっている玉鳳隊が到着すれば王翦本陣も、もうどうにでも救われるのではないかと思われます。
キングダムネタバレ-紀彗のお陰で早期決着。
ここに来て、やっと残りのイベントが信VS龐煖になって来れば、いよいよ段茶さんも右翼から出てこなくていいし、亜光ももう眠ったまんまでよくない?って気もしてきます。
いや、まだ先の展開があって、ここで殆ど余剰人員になった段茶と亜光が、一時、予想ネタでファンの中で語られていた閼与占領策として復帰するのかもしれません。
そうなると、どの道、朱海平原の決着の後の話にしかならないコトにはなりますがね。
ただし、別の問題ですが、蒙恬の行動妨害にはひっからずに、まっすぐ李牧の防衛に向かった馬呈が、行った先で飛信隊に絡むとなったら面倒くさそうです。
彼も飛信隊には因縁を持つ人物であるので、合流した先で李牧がどの様な指示を与えるかにもよりますが、劉冬を仕留めた羌瘣などに、ここに来て因縁ネタを吹っ掛けられるとしたら、信VS龐煖の勝負がまたお預けになんてコトになりそうだからです。
ただし、前回のキングダムネタバレでも記述したとおり、ここに来て馬呈派遣からの蒙恬中央軍乱入の流れを作り出した紀彗には、秦軍へのナイスアシストとして拍手を送らなくてはならなのは確かな話です。
そう考えると、ここでの蒙恬乱入は、結果的に田里弥と倉央が攻撃兵力を減らさぬコトがそのまま正解であったという状況に繋がります。
また、このまま共伯が糸凌+倉央に屠られたと仮定すると、位置的に馬呈が補強として、共伯のポジションでカイネととも倉央軍に対抗する武将として李牧の指示を受けるかもしれません。
そうなると、結果的に残る攻め手としての飛信隊に再び注目が集められて、対龐煖のバトルに接近する流れに繋がるとも考えられます。
― キングダムネタバレ最新617話予想 以上 ―
次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。
皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。
Twitter:しんいち ダム垢(@takikomigohande)
第616話の予想⇒【キングダムネタバレ最新616話予想 王賁中心に本陣混戦】
第618話の予想⇒【キングダムネタバレ最新618話予想 淡が河了貂救う、金毛イイ的。】