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キングダムネタバレ658予想 白麗と項翼もちゃんと働かそう。

投稿日:10月 18, 2020 更新日:

(  寿胡王 作画引用:原泰久先生 作 キングダム第657話 )



予想の大筋も決まってきたし、今戦に関して書くべきことは前回の考察までで殆ど書いてしまったので、もう今さら追加で書くことがあまり無いんですが…、

戦局では大方の予想どおり、騰が寿胡王本陣に近接してきて、千斗雲が包囲孤立して、満羽と蒙武の一騎打ちが佳境に迫ってという展開になってきているので、もう少し細部に迫った予想を進めていきたいと思います。

また、野戦の決着が付く前に城郭を包囲された什虎城ですが、寿胡王がコレを見越した対応策を残しているのでしょうか?

何気に、こんな局面ですが白麗と項翼がまったく仕事している様子が無くない?といった面からもネタバレ予想を進めていきたいと思います。

キングダムネタバレ-蒙武の精神的成長のために?

呉鳳明曰く、『王翦、桓騎、蒙武など、秦軍は化け物揃いにみえるが弱点も多い…。』と過去に分析していたことは多くの読者の記憶にも確かなセリフであったかと思います。

ただし、知略で戦闘をすすめる王翦と桓騎にかんしては、その弱点というか“強い癖”みたいな部分が本人の強みだったりするので単に“それ“を直せばいいのか?といえばそうとも言い切れなかったりします。

で、この点、蒙武に関して何ですが、彼について言えば、王騎が存命していた馬陽戦から露呈している欠点のとおり“強敵の挑発に簡単に乗ってしまう”という点が、今戦でも明確に露呈されてしまいました。

まぁ、満羽は総大将なのでキングダム的にはコイツを討てば戦が終了するだろうという利点もある行動選択ではあるのですが…、

問題となるのは満羽と戦ったという結果の部分ではありません。

蒙武本人が合理的行動選択の結果として満羽と戦い始めたのではなく、単に武人としての血が騒いだから満羽と戦ったであろうという動機の部分に問題があったのではないかと考えるワケです。

例えば、王騎将軍などを例に挙げると、ご本人は当然として一騎打ちの腕に自信があったとしても、ガイモウなどとは正面衝突を避けました。

その実情は、多くの読者も知ってのとおり、『割にあわないんですよね~、ぶつけ合うモノができたらそのとき殺ってあげますよォ』(参照:398話)という過去の顛末でした。

この点、今戦でも蒙武、どっちかっつーと『あいつなんか睨んできてムカつくからぶっ殺してやる。』程度の動機でしか、最初の時点で満羽と戦っていませんでしたよね。

中学生のケンカじゃあるまいし…。

だから満羽が指摘するように、背負うものを再自覚するまで真の実力が発揮出来ないんだと思います。

まぁ、有体に言えばムラっ気があるってダケの話なのですが…、この点は信とけっこう似ていたりするワケです。

しかし、信はまだ将軍になりたての若手もいいトコロなのですが、その信と同格の蒙恬の父親である蒙武と考えますと…、

自分の子供の同僚と同じ精神レベルの秦軍大将軍っていかがなものでしょうか??

それこそ、蒙武はあの神回の172話で王騎将軍から直々に薫陶を授かったワケなのに、これじゃ王騎将軍も苦笑するよ…。

『成長しませんせんねェ~、ココココ。』

172話で王騎将軍は『あなたの課題は明白です、それはイチイチ私が言うまでもないでしょう。』と、最期の時間がないなか蒙武にお言葉を残してくださいましたが…、

いやいや将軍、もう蒙武にイチイチ言うたって下さい!!と今戦の蒙武を見て、そう感じた読者のそれなりに多かったのではないでしょうか??

いやさ蒙武?最初は王騎将軍にも『蒙武は軍の理解が非常に深い、独りよがりに暴走すると噂されていましたが、実像は異なるようですね…。』(参照:133話)とか、冷静な面も評価されていたんだけど、なんで大将軍になってから幼児退行みたいな状態になってんだよ。

でなんで、そういった蒙武の精神的成長という意味でも、満羽という急造キャラクターの存在は、ある意味、無駄ではなかったのかもしれません。

ここから先、蒙武までもが信がやって来ているみたいに、敵を理解してやって堂々と倒すという“敵の想いまで内包”して強くなる武将としての側面が強く描かれるとまでは言いませんが…、(※役目が被るので。)

再び、合従軍編開始の頃に昌平君が評価していた頃の様に、闘志を内面に閉じ込めて落ち着きだした蒙武の方がコレからは頼りになるかと思われます。

キングダムネタバレ-撤退か抗戦か??

寿胡王のミスは魏軍がここまで秦軍の為に助攻に徹するとまで予想出来なかったコト。

それはある程度仕方がない部分があるとも考えられますが、問題はここからの次善策をどう講じるかです。

寿胡王部下から城への撤退を進言する者が出てきましたが、657話のラストの場面ですでに魏軍の井覧車軍団が近接してきて、既に撤退するにも遅きに失した観の描写で幕を閉じています。

しかし、仮に魏軍の井覧車軍団が近接してきていなかったとしても、城への撤退の判断は慎重を極めます。

まず、寿胡王本陣としては、鳳明軍、龍范軍、録嗚未軍に包囲された千斗雲軍は見捨てるの一択しかないでしょう。

満羽軍も既に、総大将同士の一騎打ちが始まり、来輝さんが本軍を率いて、軍の中核に食い込んでいる以上、下手に後退し始めたらそれこそ背後を討たれまくりで大損害が発生するでしょう。

最悪、捨石覚悟の殿に総大将である満羽を置いて撤退することになるのではないでしょうか?

寿胡王本陣もまた、玄右に足止めを頼むでもしなければ、騰の追撃から逃れる事も不可能ではないでしょうか。

ではでは、あれ? このまま撤退戦を予想してみると…、

自軍の主攻3人を置き去りにして寿胡王だけが城に撤退する可能性が高いのですが、そうなると一体何ができるというのでしょうか?

そうでなくても、既に魏軍の別動隊に城が包囲されているんだから、降伏したほうが良くない?マジで。

実際に什虎城の住民からしてみれば、鄴攻めのトキみたく内部から降伏したがるヤツが出ててもおかしくないっスよね、コレ。

よしんば寿胡王だけが生きて、城に撤退を成功させたとして、ソコからは僅か五千の守備兵とどうやって、鳳明軍と防戦を繰り広げるのだろうか?

もしかして、魏軍名物の井覧車軍団に対抗できるだけのギミックが什虎城に仕込まれていて、発明バトルが繰り広げられるのかもしれません。

鳳明軍が井覧車をかければ、『そりゃ!火炎放射じゃ!!』などと言って什虎城が火を噴き…。

城の内部に投石機がセットされていて、井覧車がバキバキにダメージを受けるくらいのハプニングは想像できなくもありません。

しかし、それいったらキングダムの呉鳳明軍としたら…、

それならそうと凧やハングライダー、パラシュートを使って上空侵入してくる魏軍特殊部隊とか平気で創作されてそうだし…、

『有名では無かったが既に火薬はあった…。』というコトにされて、井覧車が変形してキャノン砲で什虎城を陥落させるでも今の神(作者)ならやってのけそうな気がする…。

ダメだ、寿胡王が城に戻ったという想定で予想してみても、ロクな予想が思いつかない。

でなんで、寿胡王たちは、今さら中途半端なタイミングで撤退しても無駄であるコトを覚悟して、野戦で秦軍を退ける事を目的に戦えばいいと思う。

繰り返して書くが、少なくとも楚軍としては秦軍よりも戦果のハードルが低いことは確かなのだから。

秦軍は什虎城の陥落が戦の目的であって、楚軍は敵を撤退させれば勝利である。

楚軍は今の状況でも、項翼と白麗を持て余してしているのだから、連中にキッチリ仕事させようよ。

特に白麗に至っては自分で中華十弓のベスト3に入っていると自称している割には、今戦誰一人射抜いていません…。

いや、前回書いたみたいに、もう神(作者)がコイツ等の出番まで描くのメンドイとか思っていたら楚軍は詰みなんだけど…、

逆に白麗が騰軍を側面からドヒュドヒュ狙って、突撃の勢いを鈍らせるでもいいですし、それこそ本陣に迫っているなら来輝さんとかヤバくないですか??

項翼に至っては今戦噛ませ犬にすらなれていません。

せめて騰に追い付くくらいの努力ができれば、白麗も弓の狙いを魏軍の龍范や荀詠に定めて武将狩りに徹することも可能になります。

合従軍編で持ってきていた遠距離射撃用の高台付きの馬車は持ってきていないのでしょうか? 忘れちゃったのかな?

援軍に来たけど項翼・白麗の二人共、準備不足でしたとかだったら、あの世で臨武君泣いてるぞ…。

今戦、死んでしまった先達たちが誰かしら泣いてそうな展開ばかりだな…。

で、什虎4将にとってみれば、野戦で出来る限り戦ってみて、振り返ったら城が知らん間に陥落していたとかでいいかと思う。
【※この井覧車の別動隊は荀早が仕切っていたら、激熱!!】

これなら什虎4将にとってみれば、同じ失敗の繰り返しになるであろう顛末になるからだ。

『武将としての強さは示してみたが、守るべき城やそこに住む民はまたもや守れませんでした。』で、今度こそ歴史から退場…。

ここら辺が彼らの引き際になるのではなかろうか??

― キングダムネタバレ最新658話 以上 ―

次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。

皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。

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